東宝のエントリーシートの対策法を徹底解説

東宝のエントリーシートの対策法を徹底解説

2024/4/20更新

はじめに

この記事では、東宝志望で就職活動をしているものの、エントリーシートの内容やエントリーシート対策に悩みを抱えている方へ向けて、東宝のエントリーシートに関する就職活動対策について解説しています。

東宝の社風やエントリーシートの出題傾向を解説しつつ、エントリーシートを書くうえで重要になるポイントを紹介していきます。

また東宝の求める人物像の内容の解説もしますので、就職活動で東宝を志望しようと考えている方はぜひ最後までご覧ください。

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東宝の概要

東宝株式会社 企業ロゴ

出典元:

東宝株式会社

 

初めに、東宝とはどんな企業であるか簡単に紹介します。

東宝とは

東宝は、映画、アニメ、演劇、不動産の4つの事業を柱とする企業で、芸能、映画、音楽業界に属しています。

日本でも代表的なエンタメ部門に特化した企業であり、それぞれの事業活動の活躍は日本だけにとどまらず、世界的にも多大なムーブメントを引き起こしています。

東宝は創業者である小林一三が掲げた以下の経営理念を元に、事業展開を行っています。

  • パーパス:健全な娯楽を広く大衆に提供すること
  • バリュー:我々の享くる幸福はお客様の賜物なり
  • モットー:朗らかに、清く正しく美しく

特にモットーである「朗らかに、清く正しく美しく」は社風にも影響しています。

企業理念のモットーを土台として、社員の柔軟な発想やチャレンジを後押しする労働環境が整っていると言えるでしょう。

東宝の映画事業は企画・製作から配給、宣伝まで映画に関わるあらゆる業務を行うサービス展開を行っています。

映画調整部や映画企画部、宣伝部など複数の事業部に分かれており、「シンゴジラ」や「鬼滅の刃 無限列車編」を大ヒットさせるなど、日本の映画界の中心的な企業として、業界内で強い影響力を持っています。

東宝のアニメ事業は、2022年の10月に「TOHO animation」としてレーベルから部門に変化し、企業内では社内ベンチャーとしての立ち位置となりました。

アニメ事業とゲーム事業の2つの事業部に分かれており、企画・製作から宣伝まで行い、「呪術廻戦」や「僕のヒーローアカデミア」など日本だけでなく、世界をも熱狂させたエンタメコンテンツを展開しています。

東宝の演劇事業は演劇本部を中心に、演劇の企画・製作から宣伝まで、日本全国に演劇のエンタメコンテンツを流通させることを目的に活動しています。

さらに東宝は、「帝国劇場」と「シアタークリエ」の2つの直営劇場を有し、チケットの販売戦略やリピーター施策など、劇場運営の運営サービスも行っています。

東宝の不動産事業はアニメや映画などのエンターテインメントと連携し、街づくりができるという独自の強みを持っています。

建物の建設から販売・運営まで不動産に関する幅広い業務を行っているのです。

東宝の不動産が中心となって建設した「新宿東宝ビル」は海外向けの観光スポットにもなっており、「日比谷シャンテ」の改装リニューアルも行うなど、活発に活動しています。

 

参照ページ

東宝株式会社 採用ページ 事業紹介

東宝株式会社 採用ページ 経営理念

東宝の採用難易度

東宝の採用難易度は高いです。

就活偏差値ランキングによると、東宝の就職偏差値は60とされています。

この偏差値は、他の人気のある企業と同等であり、アニメや映画などのエンタメ業界の人気が今後も上昇すると予想されるため、志望者の数は非常に多いと推測されます。

慶応義塾大学や青山学院大学のようなトップクラスの大学からも採用実績があるので、内定を獲得するにはしっかりと企業研究をする必要があるでしょう。

 

参考ページ

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

東宝の採用大学

東宝の採用大学の実績は以下の通りです。

高い偏差値の大学から標準レベルの偏差値の大学まで、幅広い採用実績があるため、学歴フィルターはないと推測できるでしょう。

<大学院>

慶應義塾大学、京都大学、大阪大学

<大学>

青山学院大学、大阪大学、関西学院大学、学習院大学、京都大学、慶應義塾大学、甲南大学、東京外国語大学、東京芸術大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、日本大学

 

選考プロセスは、グループディスカッションから一対一の個人面接など、主に面接に重点が置かれています。

そのため、企業研究をしっかり行い、志望理由を明確にすることで、内定を獲得する可能性が高まるでしょう。

以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。

【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法

東宝が求める人材とは?

腕を組んで立つ笑顔の男性

結論から言うと、東宝が求める人材とは、採用ホームページに書いてある求める人材像の条件を満たしている人です。

東宝が掲げる経営理念や使命に共感し、行動できる人を求めています。

東宝の採用ホームページでは、以下の項目で求める人材の条件を公開しています。

  1. プロフェッショナル志向
  2. 引き出しとアンテナ
  3. プロデュース能力
  4. 自分を磨く力

 

上記の条件を満たし、東宝の事業フィールドで「自分自身を高め、成長する」人材であることが重要になるでしょう。

そのためにはまず東宝の企業研究を行い、経営理念や使命・社風の理解を深めた上で、「4つの項目に当てはまる自分の長所やエピソードは何か」を考えてみることをおすすめします。

特に4つめの条件である「自分を磨く力」は、東宝が新入社員に求める最も重要なポイントです。

向上心の強い方は選考フローにおいて優位に立ち回れるでしょう。

 

参照ページ

東宝株式会社 採用ページ 求める人材像

東宝各事業の採用方向性の違いは?

笑顔で歩く就活生たち

東宝は映画、アニメ、演劇、不動産経営の4つの事業を展開しており、映画事業は映画調整部や映画企画部、宣伝部などの事業部所があるなど、各事業で復習の事業部所に分かれています。

しかし、募集職種は総合職しかありません。

入社してから2年間で2部署移動する新人育成制度「GYUTT」を経て、個人の適性や希望に応じて、配属する部署が決まります。

そのため、東宝の事業ごとの採用方向性の違いはないと言えるでしょう。

ただし、志望理由を明確にする上で希望する部署を決めておくことはとても大切です。

具体的なキャリアプランを考えるためにも、ホームページや説明会、展開している商品やコンテンツを実際に利用し、希望する部署を決めておきましょう。

どんな学歴でも待遇は共通ですので、マイナビのページなどを確認して、必ず事前に把握しておいてください。

 

参照ページ

マイナビ2025 東宝(株)

エントリーシートで企業がチェックしているポイント

ポイントの概要

東宝の選考フローでは、まずエントリーシートの選考が行われます。

エントリーシートとWebテストの選考を行った後に、グループディスカッションと3度の個人面接が行われ、それらの個人面接を行った後に最終面接があります。

面接に非常に重きを置かれている企業であることがわかるでしょう。

選考対策を行う際はつい面接対策に力を過剰に入れてしまいがちですが、それではエントリーシートの準備が不十分になってしまいます。

最初にエントリーシートの選考を突破しないと、その後の面接の選考に挑戦できなくなるため、面接の対策と同時並行でエントリーシートの準備をすると良いでしょう。

エントリーシートを書く際には、以下のポイントを意識して記載することで、第三者目線でもわかりやすい文章を書くことができます。

  • 結論を先に述べることを意識する:エントリーシートにエピソードや意見を書く際は、まず結論を明確に書き出しまそう。その理由については具体的な例を交えて説明してください。最後に結論を再度強調することが大切です。結論から書くことで文章を論理的に書けるので、第三者目線でもわかりやすくなります。
  • 複数回に渡って文章を丁寧に校正する:誤字や脱字の確認は基本です。ビジネス文書にふさわしい言葉遣いやルールもしっかり守りましょう。誤字脱字や不適切な言葉遣いをしてしまうと、面接官に悪い印象を与えるきっかけになってしまいます。

 

文章の正確さは、仕事への姿勢を示す重要な要素です。そのため、校正作業を入念に行うことが重要です。自分だけでなく、第三者にもエントリーシートをチェックしてもらうことで、より確実な校正が可能になるでしょう。

  • エピソード作成における例文の活用:自己紹介文や志望動機を書く前に、志望する企業のエントリーシート例をインターネットで探してみましょう。特に内定を得た就活生の例文を参考にすることで、企業が何を評価しているか把握する手がかりになります。ただし、公開されている文例をそのままコピーするのは避けてください。自分の言葉で表現することが重要です。オリジナリティを保ちつつ、企業の求める要素を取り入れることができます。
  • 設問の背後にある意図を理解する:エントリーシートに答える際は、ただ正確に回答するだけでなく、企業がその質問を通じて就活生のどのような側面を評価したいのか理解することが重要です。たとえば、「自分の短所について述べてください」という質問に対しては、単に短所を挙げるだけでなく、その短所にどのように対処して改善してきたかを示しましょう。質問の背後にある意図を読み取ることが重要です。問題解決能力を評価するための質問である可能性があります。企業に対して、自己の成長過程や対応力をアピールできるでしょう。

上記のポイントは、他の企業のエントリーシートを書く際にも活用できる内容なので、ぜひ就職活動で積極的に活用してみてください。

選考を通過しやすいエントリーシートの書き方

ここでは選考を通過しやすいエントリーシートの書き方を紹介します。

選考を通過しやすいエントリーシートを書く際は、以下の順番を意識すると良いでしょう。

 

  • 結論は最初に述べる
  • 結論に説得力を持たせる根拠を書く
  • 根拠には具体的な数値を用いる
  • 再び結論を書き、意見を強調する

 

この方法で書けば、どの部分が一番重要かを分かりやすく提示できるでしょう。

以下の文章は、上記のポイントを実践した具体例になります。

結論:映像会社を志望する理由は、私の長所である相手目線になって考える力を活かせると考えているからです。

理由:私は大学在学中に映像研究サークルに所属しており、大学祭の宣伝映像を製作いたしました。

具体例:来場者目線になって考え映像を作成した結果、大学祭の来場者数を1.2倍にまで増やすことができ、その経験をきっかけに、相手目線になって考える力を養うために、多くの映像作品を製作いたしました。

結び:だからこそ、御社の映像事業でプロフィールムービーの製作を行い、私の長所である相手の目線になって考える力をより向上させたいと考えています。

東宝の価値観やカルチャーを文章に取り入れる

東宝のエントリーシートを書く際は、東宝の社風や経営理念を文章に取り入れる必要があります。

東宝は非常に有名で、多くの就活生に人気がある企業です。

そのため、東宝の経営理念や個性をしっかり理解し、自分のキャリアプランや将来のビジョンと組み合わせることが重要です。

そうしなければ、他の就活生との差別化が難しくなるでしょう。

また、東宝の独自の特徴を反映させない場合、エントリーシートに東宝への入社理由を十分に表現するのは難しいでしょう。

そのため、東宝の経営理念であるバリュー・パーパス・モットーの概要や、独自の若手育成制度である「GYUTT」の内容などを理解することが重要です。

これにより、東宝の社風や理念を把握してください。

そして、エントリーシートにこれらの要素を取り入れ、志望理由を説得力のあるものにすることを意識しましょう。

エントリーシートの位置づけ、及び対策方法

企業におけるエントリーシートの位置づけは、就活生が持つスキル、経験、志望動機を事前に把握し、選考過程での面接対象者の選定に役立てることにあります。

企業はエントリーシートを通じて、就活生の背景や適性が企業の求める人材像と合致するか否かを効率的に評価できます。

また、エントリーシートの質問への回答を通じて、就活生のコミュニケーション能力や論理的思考力も見極めることができるのです。

エントリーシート対策では、以下の項目を意識して取り組みましょう。

  • 第三者にも分かりやすく、論理的に記述する
  • 企業の社風や経営理念を取り入れ、根拠に説得力を持たせる
  • 文章の校正をきちんと行う
  • 面接時のことを想定して内容を記述する

エントリーシートは面接を行う上で、重要な判断材料になります。

エントリーシートの内容と面接の受け答えがずれてしまうと、根拠に説得力を持たせることが難しくなってしまうので、注意しましょう。

対策をする上で必要な情報が以下のエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。

ジョーカツ エントリーシート

過去のエントリーシートの質問内容と記載例

東宝の選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。

自己PR

・自己PR(人生のターニングポイントについてご記入ください)(400文字)

「大学3年生の時に参加した国際ボランティアが、私にとっての人生の大きなターニングポイントとなりました。

途上国での教育支援活動を通じて、異文化理解の重要性と自己の成長ポテンシャルを実感しました。

特に言語の壁を乗り越え、現地の子どもたちに数学を教える体験は、私のコミュニケーション能力や問題解決スキルを格段に向上させました。

この経験から、どのような状況下でも柔軟に対応し、効果的に人とコミュニケーションを取ることのできる力を身につけました。

また困難な環境でも、ポジティブな影響を与えることができるという自信を持つようになりました。

この力を営業活動や宣伝を構想する際に活かすことで、貴社に貢献できると確信しています。

だからこそ、私にとっての人生のターニングポイントは、大学3年生の時に参加した国際ボランティアです。」

 

ポイント:論理的に記述するために、結論→根拠→結論という形式で文章をまとめており、意見を簡潔に述べることに成功しています。

また、ターニングポイントを通じて得た経験や長所を活かす場面も述べているので、他の就活生との差別点を上手く作ることに成功しています。

 

・自己PR(映画関連以外の趣味・特技を具体的にご記入ください)(400字)

「私の特技はピアノの演奏で、趣味は登山です。

私の最大の特技であるピアノ演奏は幼少期から続けており、大学に在学している時も定期的に演奏を行っていました。

ピアノの演奏は私に忍耐力と集中力を養うことを教えてくれました。

高校時代にはコンクールでの入賞経験もあったことから、一つのことに打ち込む情熱と努力が結果につながることを学びました。

また大学のサークル活動を通じて趣味になった登山では、計画性とリーダーシップのスキルも磨かれました。

山を登る際には、事前の準備とチームでの協力が必要不可欠です。

この経験から、困難な状況でも目標に向かって進む力を身につけ、どのようなプロジェクトにおいても最適な戦略を立てる能力を発揮できるようになりました。

これらの特技や趣味で培ったスキルは業務においても大いに役立てることができると自負しています。

貴社の一員としてこれらの経験を生かし、さらに成長を続けたいと考えております。」

 

ポイント:このエントリ―シートでは、質問の意図を把握し、趣味や特技を通して自身の長所や学びを得たポイントについて記述しています。

質問の回答をする際には、出題された内容に分かりやすく答えるだけでなく、質問を通して企業が何を知りたいか理解することが重要です。

まとめ

この記事では、東宝の会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。

東宝は映画・アニメ・演劇・不動産の事業を展開している企業であり、国内だけでなく世界にも影響力を持っている、日本の代表的な企業です。

選考ではグループディスカッションから個人面接まで行っているため、様々な形態の面接対策を講じる必要があります。

エントリーシートを書く際には、企業理念や求める人材像を取り入れ、面接のシーンも想定しながらエピソードを考えるように心がけましょう。

この記事を参考にして、東宝のエントリーシートの対策を考えてみてくださいね。

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