就活に適した革靴の選び方!色やデザイン,価格帯,手入れ方法について解説

就活に適した革靴の選び方!色やデザイン,価格帯,手入れ方法について解説

2020年5月29日更新

1.就活に適した革靴の色・デザイン6つのポイント

就活をしていくうえで欠かせないものといえばスーツですが、それとセットで必要になるものが革靴です。

 

あまり目立ちませんが、靴が相手に与える印象は意外と大きいもの。

 

いざ選ぶとなると色やデザインなどさまざまな種類があって

迷う人もいるのではないでしょうか。

 

今回は、

そんな革靴を選ぶ際の色やデザイン、

 

・色:黒色

・履き口:レースアップ

・靴紐:内羽根

・つま先:ストレートチップ

・素材:天然皮革

・ソール:ラバーソールまたはレザーソール

 

これら6つのポイントについて解説します。

 

 

1-1.色:黒色

 

革靴は大まかに分けて黒と茶色の2種類の色がありますが、

就活においては最もフォーマルな色である黒を選んでおくのが無難でしょう。

ビジネスマンで茶色の革靴をはいている人もいますが、

就活におけるファッションは目立たずに無難なものにするのがベターです。

 

しかし、近年このような画一的な就活スタイルではなく、

もっと自由度を持たせて個性や多様性を重視すべきという考え方も広まっています。

 

そのため、あえて茶色の革靴でほかの人との差別化を

はかる攻めのファッションをするのも面白いのではないでしょうか。

 

 

1-2.履き口:レースアップ

 

就活の革靴として適切な形は、

紐で結ぶタイプの「レースアップ」が良いでしょう。

 

金具(バックル)で留める「モンクストラップ」や

「ダブルモンクストラップ」というデザインもありますが、

レースアップよりもカジュアルな印象になってしまうため、

就活では避けた方が無難でしょう。

 

 

1-3.靴紐:内羽根

 

靴ひものデザインは

 

・内羽根

・外羽根

・ひもなし

 

の3種類があり、内羽根が最もフォーマルで、ひもなしが最もカジュアルです。

 

内羽根とは、靴ひも部分の革が、足の甲部分の革に縫い付けられて一体になっているものをいいます。

これにより、履き口が必要以上に開かず、靴ひも部分の革も外に飛び出ていないので、かっちりとした印象を相手に与えます。

 

そのため、就活では内羽根式の革靴を選ぶのが無難と言えます。

 

↓内羽根式の革靴

 

(出典:楽天)

 

 

外羽根とは靴ひも部分の革が、足の甲部分の革に縫い付けられておらず、

別々になっているものをいいます。

ひもを緩めることで履き口が大きく開き、着脱しやすくなります。

 

内羽根式と比べてフォーマルさはやや劣りますが、

就活においては外羽根式でも問題はないです。 

 

↓外羽根式の革靴

 

(出典:楽天

 

ひもなしの革靴は最もカジュアルな形で、就活の場面ではあまり見られません。

 

しかし、重要なのはスーツとのマッチ度なので、

実際にスーツと合わせてみて、マッチするようでしたらチャレンジするのもいいのではないでしょうか。

 

 

1-4.つま先:ストレートチップ

次に、つま先部分の形についてですが、

上からフォーマル順に5種類あります。

 

・ストレートチップ

・プレーントゥ

・スワロートゥ

・Uチップ

・ウイングチップ

 

最もフォーマルなストレートチップは、つま先部分に横にまっすぐな刺しゅうが施されています。

就活ではストレートチップの靴が無難な選択肢といえます。

 

↓ストレートチップ

 

(出典:楽天

 

プレーントゥは、つま先にデザインがない革靴です。

ストレートチップに次いでフォーマルなため、この形を選択しても

問題ありません。

 

↓プレーントゥ

(出典:楽天

 

スワロートゥは2本の縦ラインの刺しゅうが施されたものです。

フォーマルさには欠けるデザインです。

 

↓スワロートゥ

(出典:楽天

 

Uチップはつま先部分の形に沿って刺しゅうが施されたデザインです。

本来は就活には不向きなカジュアルなデザインですが、日本では許容されています。

 

↓Uチップ

(出典:楽天

 

最後は最もカジュアルなウィングチップです。

W型の刺しゅうと小さな穴がつま先部分に施されています。

パーティなどの華やかな場面に適しているので、就活には向いていないです。

 

↓ウィングチップ

 

(出典:楽天

 

繰り返しになりますが、革靴の形は最もフォーマルな「内羽根、ストレートチップ」を選んでおくのが無難になります。

しかし、先述したように個性や多様性を重視した就活スタイルも広まっています。

 

そのため、スーツとのマッチ度も吟味して、総合的に選ぶことも重要かもしれませんね。

 

 

1-5.素材:天然皮革

 

革靴と一口に言っても、

・合成皮革

・天然皮革(牛革など)

・スエード

・エナメル

と、様々な種類があります。

 

この中で、就活に適した素材は「天然皮革」となります。

天然素材なので、手入れをすればするほど光沢とツヤが増しますし、

使っていくにつれて柔らかく、足の形に馴染んでいきますので、

合成皮革と比較するとより長く使用することができます。

 

また、合成皮革は磨いてもツヤは出ないため、

天然皮革と比べると安物に見えてしまいますし、

通気性も悪く、夏場の就活では不快な思いをしてしまうかもしれません。

 

第一印象を決めるアイテムとして、

足元は意外とよく見られていますので、

足元から第一印象を良くしていきたいですね。

 

 

1-6.ソール:ラバーソールまたはレザーソール

就活中は、スケジュールが非常に多忙になり、

一日中歩き回ることも少なくありません。

 

どうせなら、

少しでも歩きやすい革靴を選びたいですよね。

 

就活では、

「ラバーソール(ゴム底)」または「レザーソール(革底)」を選びましょう。

 

ラバーソールの場合、

軽量で柔らかく、弾力性があるため、

長時間履いても疲れにくいのが特徴です。

雨にも強いため、

梅雨の時期にも心強い味方となってくれるでしょう。

 

レザーソールの場合、

やはり何といっても高級感が魅力です。

ラバーソールと比較し、滑りやすいのが玉に瑕ですが、

最終面接や、志望度の高い企業の場合に履いていくと良いでしょう。

 

 

2.就活にはNGな革靴の例

ここまで、就活に適した革靴のポイントを見てきましたが、

続いて、「これはNG」という革靴の例についても、念のため押さえておきましょう。

 

2-1.金具で留めるタイプのデザイン

 

繰り返しにはなりますが、

金具で留めるタイプのデザインは避けましょう。

 

個性のアピールには繋がりますが、

やはり就活という場面では、

最もシンプルなレースアップタイプが無難と言えます。

 

 

2-2.紐がないタイプのデザイン

 

革靴の中には、紐がそもそも無く、

着脱が楽なデザインも存在します。

 

ローファーやスリッポン、

モカシンなどのデザインが該当しますね。

 

持っている方もいるかもしれませんが、

やはりカジュアルな印象になってしまいますので、

就活では使用を避けましょう。

 

 

2-3.スエードやエナメル素材

 

スエードやエナメルといった素材は、

やはりカジュアルな印象になってしまいます。

 

特にエナメルは、その光沢が魅力なのですが、

光りすぎてしまい、

面接官の注意が足元ばかりにいってしまいかねません。

 

ファッション性が高いので、そのような業界の場合はありかもしれませんが、

やはり避けた方が良いでしょう。

 

3.就活の革靴を買う際のポイント:場所と価格帯

革靴の選び方のポイントがわかったところで、

続いて買う場所と適切な価格帯について見ていきましょう。

 

3-1.就活の革靴はどこで買ったら良い?

 

就活中の移動を支えてくれる、大事な一足。

長時間歩き回ることを考慮すると、やはり試し履きしてから購入することがおすすめです。

 

スーツショップやデパート、ブランド直営店など、

実際にサイズ感や履き心地を試せる場所で購入するようにしましょう。

 

ネット通販の場合

手軽に買えることが魅力ではありますが、

意外と足に合わなかったりすると、返品の手間が生じます。

 

やはり、面倒でも実際に店舗へ足を運び、

店員さんと相談しながら買うと良いでしょう。

 

 

3-2.就活の革靴の価格帯はどのくらいがベスト?

 

最もフォーマルな「内羽根、ストレートチップ」を購入するとして、

価格はいくらくらいのものを買ったらいいのでしょうか。

 

革靴は就活後も長く使うことを見越して買ったほうがいいです。

安価なものは、合成皮革が使われていることが多く、値段が安い反面、耐久性に優れません。

 

一方、値段が1万円以上になると本革が使われているものが多くなります。

本革は耐久性に優れ、クリームやブラシで磨くことで独特の光沢を出すことができるため、

手入れ次第では、10年近く使用することも可能です。

 

就活では履きつぶすくらい使用する場合もあるので、あまり安いものだと、買い替える必要がでる場合があります。

 

以上を踏まえると、1万〜2万の革靴がオススメです。

大手スーツショップでは、この価格帯で良質なものなものが揃っているので、スーツの購入と一緒に革靴も選ぶのが良いでしょう。

 

下記に、

販売場所別の値段目安を記載しておきます。

 

・スーツショップ:1〜2万円(手頃な値段で良質な革靴が購入可能)

・デパート:3万円以上(予算に余裕のある時にオススメ)

・ブランド直営店:2万円以上(種類は多くないが、アフターサポートが充実)

・量販店:1万円以下(安価だが、合成皮革がメイン。耐久性の面では劣る)

 

 

しかし、

「どうしても1万円以下で抑えたい!」

という人もいるのではないでしょうか。

 

そのような方には、

・テクシーリュクス

・ハイドロテックウルトラライ

等のブランドをお勧めします。

 

両ブランドとも、1万円以下で本革使用の靴のラインナップが豊富にあります。

 

さらに、軽くて歩きやすいことで若い人を中心に支持されているので、

予算を抑えたいに方はお勧めのブランドです

 

 

[テクシーリュクス] ビジネスシューズ 本革 スニーカービズ TU-7758 メンズ

(参考:amazon

 

 

[ハイドロテック] ビジネスシューズ ウルトラライト HD1319 メンズ

(参考:amazon

4.革靴の手入れはどうすればいい?

せっかくいい革靴を買っても、手入れがされなければ長持ちしません。

就活中は、連日一日中履き続ける可能性があるため、

きちんと手入れしないと痛んでしまします。

 

定期的に手入れをして、革本来の光沢を維持していきましょう。

 

革靴の手入れに必要な道具は、

 

・ブラシ

・クロス(綿100%のシャツで代用可)

・靴用クリーム

・防水スプレー

 

の4つです。

 

以下の手順で1~2週間に1回程度手入れしてください。

 

①ブラシで靴の表面の汚れやホコリを取り除く。

②クロスでさらに乾拭きする。

③靴用のクリームを塗って靴に栄養を与える

④防水スプレーをかけて雨水から守る(革は水濡れに弱いため防水加工が施されていても、念のため施しておくのがお勧め)

 

最近は、ブラシやクリーム類がひとまとめになったメンテナンスセットも販売されているので、初めての方はそれを買うのがいいでしょう。

5.革靴で面接官の評価が変わる?

革靴を含む就活のファッションは、学生がビジネスマナーを知っているかどうかを測る指標となります。

 

面接官が、

就活向きのフォーマルな革靴を履いている学生と、

就活に不向きなカジュアルな革靴を履いている学生のどちらを通すかで悩んでいたら、

前者の学生が面接に通る可能性が高いでしょう。

 

なぜなら、前者の学生のほうがビジネスマナーを知っていると思われるため、一からビジネスマナーを教える手間が省けるからです。

 

しかし、すべての企業が、就活生にフォーマルさを求めているわけではありません。

個性を重視する業界では、後者の学生のほうがいい印象を持たれる可能性が高いでしょう。

 

そのため、自分の選択する業界や企業でどんな人間が働いているのか、あるいは個性を革靴で出すべきなのかどうなのかを判断するのも必要になってきます。

 

たかが革靴、されど革靴。革靴選択も就活における戦略の一つです。

まとめ

就活中は新しい出会いがあったり、思い通りにいかなかったり、本当にさまざまな経験をします。

そんな苦楽を共にするのが革靴です。自分が後悔しないようなチョイスをしましょう。

 

また、志望業界にあった適切な革靴を選ぶことも重要です。

 

就活は人生における大事な選択をする期間。

ぜひ足元にも注意を向けてみてください!

 

 

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