就活に適した革靴の選び方と手入れ方法について解説

就活に適した革靴の選び方と手入れ方法について解説

2024/8/21更新

はじめに

就活に適した革靴の選び方と手入れ方法

「就活に適した革靴の選び方を知りたい」

「高い革靴にしないといけない?」

「革靴の手入れ方法を教えてほしい」

上記の悩みを抱えた就活生は多いでしょう。

就活において革靴は、印象を良くするためのアイテムの1つです。

本記事では、就活に適した革靴や選び方、デザインについて解説しています。

この記事の対象
  • 就活を始めるため適した革靴が欲しい
  • 就活用の革靴がボロボロになった
  • 身だしなみを面接官に指摘された就活生

革靴は、就活を通して常に必要なアイテムです。

履き心地を考慮して快適に使用しつつ、面接官に好印象をもってもらうために参考にしてください。

 

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就活に適した革靴を選ぶ際のポイント

就活に適した革靴を選ぶ際のポイント

就活に適した革靴を選ぶ際のポイントは、以下の6つです。

革靴を選ぶ際のポイント
  • 履き口
  • 靴紐
  • つま先
  • 素材
  • ソール

就活をしていくうえで欠かせないものといえばスーツです。

さらに、セットで必要になるものが革靴になります。

あまり目立ちませんが、ビジネスに適した靴は相手に与える影響は大きくなるでしょう。

選ぶ際には色やデザインなど、さまざまな種類があるので迷う人もいます。

就活に向けて革靴の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

革靴は大まかに分けて黒と茶色の2種類の色がありますが、就活においては最もフォーマルな色である黒を選んでおくのが無難です。

ビジネスマンで茶色の革靴をはいている人もいますが、就活におけるファッションは目立たずに無難なものにしましょう。

しかし、近年このような画一的な就活スタイルではなく、もっと自由度を持たせて個性や多様性を重視すべきという考え方も広まっています。

そのため、服装や身だしなみが自由な業種や企業であれば、あえてカジュアルな茶色の革靴で、ほかの就活生との差別化をはかれるファッションができるでしょう。

ただし、就活中は1日に何社にもまたがって複数回面接を受ける日もあります。

銀行など身だしなみに厳しい業界では、茶色の革靴が使用できません。

革靴を2種類持ち運ぶ手間が増えてしまうため、面接が複数ある日は、どのような企業にも対応できる黒色がおすすめです。

履き口

就活の革靴として適切な形は、紐で結ぶタイプの「レースアップ」が良いでしょう。

金具(バックル)で留める「モンクストラップ」や「ダブルモンクストラップ」というデザインもありますが、レースアップよりもカジュアルな印象になってしまいます。

これらのタイプは、就活では避けた方が無難でしょう。 

靴紐

靴ひものデザインは、以下の3種類です。

靴ひもの種類
  • 内羽根
  • 外羽根
  • ひもなし

この中では内羽根が最もフォーマルで、ひもなしがカジュアルな印象を与えます。

それぞれのデザインが相手に与える印象について理解しておきましょう。

内羽根

内羽根とは、靴ひも部分の革が、足の甲部分の革に縫い付けられて一体になっているものをいいます。

この構造により、履き口が必要以上に開かず、靴ひも部分の革も外に飛び出ていないので、かっちりとした印象を面接官に与えます。

そのため、就活では内羽根式の革靴を選ぶのが無難です。

↓内羽根式の革靴

内羽根式の革靴

(出典:楽天)

外羽根

外羽根とは靴ひも部分の革が、足の甲部分の革に縫い付けられておらず、別々になっているものをいいます。

ひもを緩めることで履き口が大きく開き、着脱しやすいのが特徴です。

内羽根式と比べるとフォーマルさはやや劣りますが、就活においては外羽根式を使用しても問題はありません。 

↓外羽根式の革靴

外羽根式の革靴

(出典:楽天

ひもなし

ひもなしの革靴はカジュアルな印象を与えるため、就活の場面では使用を避けましょう。

構造的には、ひもがないことで履きやすさが向上します。

しかし、スーツには合わないデザインが多いため、就活においてはひもなしはおすすめできません。

つま先

次に、つま先部分の形についてですが、上からフォーマルな順に5種類紹介します。

つま先部分の形
  • ストレートチップ
  • プレーントゥ
  • スワロートゥ
  • Uチップ
  • ウイングチップ

ストレートチップ

1番フォーマルなストレートチップは、つま先部分に横にまっすぐな刺しゅうが施されています。

就活ではストレートチップの靴が無難な選択肢でしょう。

↓ストレートチップ

ストレートチップ

(出典:楽天

プレーントゥ

プレーントゥは、つま先にデザインがない革靴です。

ストレートチップに次いでフォーマルなため、この形を選択しても問題ありません。

↓プレーントゥ

プレーントゥ

(出典:楽天

スワロートゥ

スワロートゥは2本の縦ラインの刺しゅうが施されたものです。

フォーマルさには欠けるデザインです。

↓スワロートゥ

スワロートゥ

(出典:楽天

Uチップ

Uチップはつま先部分の形に沿って刺しゅうが施されたデザインです。

本来は就活には不向きなカジュアルなデザインですが、日本では許容されています。

↓Uチップ

Uチップ

(出典:楽天

ウイングチップ

最後は最もカジュアルなウィングチップです。

W型の刺しゅうと小さな穴がつま先部分に施されています。

パーティなどの華やかな場面に適しているので、就活にはあまり向いていません。

↓ウィングチップ

ウィングチップ

(出典:楽天

まとめると、就活で使用する革靴の形は、最もフォーマルな印象を持つ「内羽根、ストレートチップ」を選んでおくのが無難です。

しかし、先述したように個性や多様性を重視した就活スタイルも広まっています。

そのため志望企業によっては、スーツとのマッチ度も吟味して、総合的に選ぶことも重要かもしれません。

素材

革靴の素材は、以下の4種類です。

革靴の素材
  • 合成皮革
  • 天然皮革(牛革など)
  • スエード
  • エナメル

就活に適した素材は「天然皮革」となります。

天然素材なので、手入れをすればするほど光沢とツヤが増し、使っていくにつれて柔らかく、足の形になじんでいきます。

合成皮革と比較すると、より長く使用できる素材です。

また、合成皮革は磨いてもツヤが出ないため、天然皮革と比べると安物に見えてしまうのが欠点です。

さらに通気性も悪いので、夏場の就活では不快な思いをするでしょう。

面接官の第一印象を決めるアイテムとして、足元は意外とよく見られています。

大事な就活の場では、足元から第一印象を良くしていきましょう。

ソール

就活中は、スケジュールが多忙になり、一日中歩き回ることも少なくありません。

面接までに体力を残すために、少しでも歩きやすい革靴を選ぶことが重要です。

就活で使用するなら、「ラバーソール(ゴム底)」または「レザーソール(革底)」を選びましょう。

ラバーソールの場合、軽量で柔らかく、弾力性があるため、長時間履いても疲れにくいのが特徴です。

雨にも強いため、梅雨の時期にも心強い味方となってくれるでしょう。

レザーソールに関しては、やはり何といっても見た目の高級感が魅力です。

ラバーソールと比較し、滑りやすいのが欠点ですが、最終面接や、志望度の高い企業の場合に履いていくと良いでしょう。

就活に不適切な革靴

就活に不適切な革靴

就活に不適切な革靴は、以下の3点です。

就活に不適切な革靴
  • 金具で留めるタイプのデザイン
  • 紐がないタイプのデザイン
  • スエードやエナメル素材

革靴はビジネス用からカジュアルなものまで多岐にわたります。

無意識にカジュアルなものを購入しないように、上記3点の就活には向かないデザインを参考にしてください。

業界によっては、私服OKの企業もあります。

その場合は、カジュアルなデザインの革靴でも問題ありません。

本章では、面接でスーツを着用する必要があることを想定して解説します。

金具で留めるタイプのデザイン

金具で留めるタイプのデザインは避けましょう。

個性のアピールにはつながりますが、やはり就活という場面では、シンプルなレースアップタイプを選んだほうが無難です。

紐がないタイプのデザイン

革靴の中には、紐がそもそもなく、着脱が楽なデザインも存在します。

ローファーやスリッポン、モカシンなどが当てはまります。

これらの靴を持っている方もいるかもしれませんが、やはりカジュアルな印象になってしまいますので、就活の場では使用を避けましょう。

スエードやエナメル素材

スエードやエナメルといった素材は、やはりカジュアルな印象になってしまいます。

とくにエナメルは、その光沢が魅力なのですが、光りすぎてしまい、面接官の注意が足元ばかりにいってしまいかねません。

ファッション性が高いので、アパレル業界の場合は許容されるかもしれませんが、やはり就活では避けたほうが良いでしょう。

就活用革靴を買う際のポイント

就活用革靴を買う際のポイント

就活用の革靴を買う際のポイントを、購入場所と価格帯の2点から解説します。

革靴は購入場所によって手に入るタイプが大きく異なり、価格も変化するためです。

それぞれのポイントを理解して、就活の場面で効果的な革靴を購入してください。

就活用の革靴が買えるお店

スーツショップやデパート、ブランド直営店など、実際にサイズ感や履き心地を試せる場所で購入するようにしましょう。

革靴は就活中の移動を支えてくれる、大事なアイテムといえます。

長時間歩き回ることを考慮すると、履き心地を確かめるために、試し履きをしてからの購入がおすすめです。

ネット通販の利用は、自宅にいながら手軽に買えることが魅力ですが、購入した革靴が足に合わないことがあるという欠点もあります。

せっかく購入した靴が足に合わないとなると、返品の手間が生じてしまいます。

やはり、面倒でも実際に店舗へ足を運び、店員さんと相談しながら買うと良いでしょう。

就活用革靴の価格帯

フォーマルな印象を与える「内羽根、ストレートチップ」を購入するとして、価格はいくらくらいのものを買ったらいいのでしょうか。

革靴は就活時だけでなく、その後も長く使うことを見越して買うべきです。

安価なものは、合成皮革が使われていることが多く、値段が安い反面、耐久性に優れていません。

一方、値段が1万円以上になると本革が使われているものが多いです。

本革は耐久性に優れ、クリームやブラシで磨くことで独特の光沢を出すことができます。

手入れ次第では、10年近くもの長い期間使用することも可能です。

就活期間中は履きつぶすくらい使用する場合もあるので、あまり安いものだと、買い替える必要があります。

以上を踏まえると、1〜2万の価格帯の革靴がおすすめです。

大手スーツショップでは、この価格帯で良質ものが多くそろっているので、スーツの購入と一緒に革靴も選んでおくのが良いでしょう。

下記に、販売場所別の値段目安を記載しておきます。

「どうしても1万円以下で抑えたい!」という人もいるでしょう。

そのような方には、以下のブランドがおすすめです。

おすすめのブランド
  • テクシーリュクス
  • ハイドロテックウルトラライト

両ブランドとも、1万円以下で本革仕様の靴のラインアップが豊富にあります。

さらに、軽くて歩きやすいことから若い人を中心に支持されているので、予算を抑えたい方におすすめのブランドです。

[テクシーリュクス] ビジネスシューズ 本革 スニーカービズ TU-7758 メンズ

[テクシーリュクス] ビジネスシューズ 本革 スニーカービズ TU-7758 メンズ

(参考:amazon

[ハイドロテック] ビジネスシューズ ウルトラライト HD1319 メンズ

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(参考:amazon

革靴の手入れはどうすればいい?

革靴の手入れはどうすればいい?

せっかくいい革靴を買っても、手入れがされなければ長持ちしません。

就活中は、連日履き続ける可能性があるため、きちんと手入れしないと痛んでしまいます。

定期的に手入れをして、革本来の光沢を維持しておきましょう。

革靴の手入れに必要な道具は、以下の4つです。

革靴の手入れに必要な道具
  • ブラシ
  • クロス(綿100%のシャツで代用可)
  • 靴用クリーム
  • 防水スプレー

以下の手順で、1〜2週間に1回程度手入れしてください。

①ブラシで靴の表面の汚れやホコリを取り除く。
②クロスでさらに乾拭きする。
③靴用のクリームを塗って靴に栄養を与える。
④防水スプレーをかけて雨水から守る。(革は水ぬれに弱いため、防水加工が施されていても、念のため施しておくのがお勧め)

 

最近は、ブラシやクリーム類がひとまとめになったメンテナンスセットも販売されているので、初めての方はセット商品を買うといいでしょう。

ほかには手入れ方法として、靴磨きの専門店に持ち込むことで、購入時のような輝きを復活させることもできます。

就活は人生を左右する大きなターニングポイントです。

そのため、プロの力を借りて入念に準備するという選択肢も視野に入れましょう。

専門店に手入れを頼んだ場合、店舗や仕上げ方によって料金は変動しますが、おおよそ2,000〜3,000円で利用可能です。

自分での手入れに自信がない方や、めんどくさいと感じる方は、ぜひ検討してみてください。

革靴で面接官の評価が変わる?

革靴で面接官の評価が変わる?

革靴を含む就活ファッションは、就活生がビジネスマナーを知っているかどうかを測る指標です。

面接官が、就活向きのフォーマルな革靴を履いている就活生と、就活に不向きなカジュアルな革靴を履いている就活生のどちらを通すかで悩んでいたら、前者の就活生を面接で通す可能性が高いでしょう。

なぜなら、前者の就活生の方がビジネスマナーを知っていると思い、入社後に一からビジネスマナーを教える手間が省けると判断するためです。

さらに、会社に入って仕事をしていくと、お客様や取引先の企業など、多くの人と関わることになるでしょう。

その際、相手を不快にさせない気遣いが必要です。

就活生であれば、就活向きの革靴を履いて面接に臨むことで、面接官に気遣いができる人間だと判断してもらえます。

しかし、すべての企業が、就活生にフォーマルさを求めているわけではありません。

個性を重視する業界では、フォーマルな革靴を履いている就活生でも問題ない場合もあります。

そのため、自分の選択する業界や企業ではどんな人間が働いているのか、あるいは個性を革靴で出すべきなのかどうなのかを判断するのも必要です。

フォーマルかカジュアルか、革靴の選択も就活における戦略の1つになります。

まとめ

就活に適した革靴の選び方と手入れ方法のまとめ

就活に適した革靴は、以下の要素を持ち合わせたものです。

就活に適した革靴
  • 色は黒色
  • 履口はレースアップ
  • 靴紐は内羽根
  • つま先はストレートチップ
  • 素材は天然皮革
  • ソールはラバーソール/レザーソール

どの靴を買えばいいかわからない方は、上記の要素を店員さんに伝えてください。

スーツとの相性などをもとに、就活シーンに合った革靴を提案してくれるでしょう。

また、店舗にある就活コーナーから購入すると間違いないでしょう。

革靴は、就活生にとって高額な品物です。

必要最低限の要素があればいいのか、自分のモチベーションを上げるアイテムになるのかは人それぞれでしょう。

自分の財布と相談し、購入してください。

また、志望業界にあった適切な革靴を選ぶことも重要です。

業界によっては、カジュアルな革靴を履いていても問題ない場合があります。

事前に面接の雰囲気などを調査をしておくことで、焦って準備する必要がなくなるでしょう。

就活は人生における大事な選択をする時期です。

ぜひ、足元にも注意を向けてみてください。

ほかにも、就活に必要なマナーやネクタイについて解説しています。

マナーや身だしなみは第一印象を決める重要な要素です。

興味のある方は、以下の記事を参考にしてください。

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