住友商事が行っているインターン内容とは？参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/4/18更新
はじめに
本記事では住友商事のインターンシップや、選考の対策ポイントなどについて詳細に解説しています。
住友商事のインターンシップの選考は本選考とは内容が異なりますが、住友商事自体が人気大手企業のため応募する学生の数も多く、インターンの倍率も高くなる傾向です。
そのため対策なしでインターン選考を通過するのは難しいと言えるでしょう。
確実にインターンに参加したいと考えている場合、対策は欠かせません。
住友商事のインターンに参加したけど、どのような対策をすればいいか分からないという方や、住友商事のインターンの概要を知りたいという方に向けて本記事で紹介します。
ゆくゆくは住友商事の内定を獲得しようと考えている方も、ぜひ最後までご覧ください。
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住友商事株式会社の基本情報
| 社名 | 住友商事株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区大手町 |
| 主な事業内容 | グローバルネットワーク及び様々な産業分野と提携し、多用な商品・サービスの販売、輸出入と三国間取引、国内外における事業投資など |
| 主要取引先 | 製造、鉄鋼、食品、建築、海運、デジタル、エネルギー資源、金融などの各種大手企業及び中小企業 |
1919年に創業し、現在は国内外に128の拠点を持つグローバルな企業として活動をしています。
本社の社員数は5,196人、連結企業も含めると649社の子会社と79,513人の大規模な人員で構成され、総合商社として国内だけでなく世界に商品やサービスを提供。
鉄鋼や輸送機・建機、資源、都市開発など9つの事業を手掛けており、産業に捉われない取り組みを続けているのが特徴です。
近年では化粧品素材の開発や販売に力を入れており、世界各国に事業展開をしています。
商社と言いつつ、多岐に渡る事業や業務に携われるため、自分の能力や熱意を活かしたい学生にとって、魅力のある企業と言えるでしょう。
住友商事に必要とされる人材像
住友商事の公式ページでは、採用に関する基本方針が掲載されています。
そこでは住友商事のビジネスや理念に共感し、高い志を持ち、自律的な成長を続け、進取の精神で、グローバルフィールドで新たな価値創造に挑戦する人材を求めている旨が記載。
まとめると以下の人材が好まれるようです。
- 企業理念に共感できる方
- 現状に満足せず、常に成長できる方
- グローバルに活躍できる方
- 新しいことに挑戦するチャレンジ精神のある方
- アイデアを創造できる方
常に向上心や上昇志向にある人材が求められることが分かります。
自分の中に当てはまるものがないか確認してみてください。
一方で就活サイトにある住友商事のページには、「Diversity & Inclusion ～多様な力を競争力の源泉に～」というコンセプトが掲げてられており、採用活動において求める人材像や選考基準を設けていない旨が書かれています。
学生一人一人の個性や強みを見て採用をしていこうとしているのも特徴です。
就活サイトでは求める人物像が設けられてないですが、企業の公式ページを参考にした方が良いでしょう。
人物像にこだわらないとしても、公式ページに掲載されている人物像を意識してアピールするのに損することはありません。
ただし、自分の強みやアピールポイントが他にある場合は、無理して企業の人材像に当てはめず、自分の強みをアピールしていきましょう。
そして次に、住友商事がこれから求めている人物像を予測してください。
公式ページにはその時その時に応じた経営戦略に応じた人材を求めていることが記載されているため、状況によって必要とされる人物像が変わる可能性があります。
求める人物像を調べる際は、住友商事の新中期経営計画書などを読んで参考にするのがおすすめです。
また、住友商事が今後力を入れていくと予想される事業分野や配属比重からキーワードになりそうなものを書き出して、自分が能力を発揮できる分野があるか確認してみましょう。
こちらで調べたものを一部抜粋しましたので、下記に提示します。
- 化粧品ODM事業
- 構造改革
- DX
- イニシアチブ
- 気候変動問題
- グローバル
ここで挙げたものは一例に過ぎず、他にも調べれば出てくると考えられますので、自分なりに調べてピックアップしてみてください。
自分が企業の一員になることで企業の未来に変化を与えるイメージを持たせられると、企業側の印象にも残りやすくなるでしょう。
面接では、この学生と一緒に仕事がしたいと同時に、「この学生は今後の企業の成長に必要だ」と思わせることも重要です。
企業の未来を担える人材を意識して選考にも臨んでいきましょう。
住友商事のインターンに参加するメリット
五大商社と呼ばれる住友商事はインターンの選考も難しいと言われています。
選考対策も大変ですが、それでも住友商事のインターンに参加したい学生は多いです。
それにはインターンに参加するメリットがあるからに他なりません。
ここでは住友商事のインターンに参加するメリットを4点紹介します。
内定獲得に有利になる
住友商事のインターンシップに参加すると内定を得やすくなります。
理由は本選考において、一部免除が入るためです。
過去のインターン参加者には優遇される内容が2つありました。
1つが3月の特別選考が受けられるか、6月の選考が二次面接から開始になることです。
早期選考が受けられるため、早めに内定を獲得できる可能性があります。
企業側としても一般の学生より優先して優秀な学生を確保したい意図があり、通常の選考より採用に力を入れてくるでしょう。
6月の選考でも一次面接が免除になるのは大きな魅力です。
本選考が楽になるのは間違いないので、内定を獲得したいのであればインターンの参加は極力目指しましょう。
もう1つ優遇される点はインターン参加者にはメンターがつきます。
ただし、メンターがつくのは参加者全員ではなく、インターンで優秀な成績を収めた学生だけです。
メンターがつくことで本選考前に就職活動に関する面談が可能になります。
面談では本選考対策や企業のことについても知れるため、選考を有利に進められる可能性が高くなるでしょう。
仮にメンターの特典は得られなくても、選考に有利に働く特典は受けられます。
それだけでも通常の学生に比べたら内定獲得に有利となるため、インターンに参加するメリットとなるでしょう。
本選考前に選考の経験ができる
住友商事のインターンシップは筆記試験や自己PR動画の提出で構成されています。
筆記試験は住友商事がオリジナルで作成した試験問題であったり、小論文であったり様々です。
オリジナル問題といってもSPIに近い問題が多いため、ここでテストを受けておくと本選考のテストの対策にも繋がります。
自己PR動画は任意となっていますが、インターン選考を突破しようとする学生であれば提出する方が多いでしょう。
自己PRをインターン選考のうちに徹底して作成し、発表に慣れておくことで本選考でもスムーズに自分の強みや自己PRを伝えられるようになります。
インターン選考を受けることで本選考の予行演習になるのはメリットと言えるでしょう。
総合商社についての概要や業務内容を学べる
日本で総合商社と呼ばれる企業は数えるほどしかありません。
総合商社の仕事内容を体験できる機会は貴重なため、参加することで学べる内容は多いでしょう。
新規事業の立案方法について学んだり、総合商社についてのイロハを学んだり様々な体験が可能です。
総合商社や業界のこと、住友商事の詳細も学べるため、業界・企業研究の参考にもなります。
志望動機を書く参考にできる他、社風や会社内の雰囲気も知れる良い機会になるでしょう。
レベルの高いインターンに参加することで成長できる
住友商事のインターンに参加する学生は、最難関レベルの大学に在籍する学生が多いことで知られています。
住友商事の採用大学実績でも東京大学や京都大学といった最難関レベルの大学や、早慶レベルの難関私立大学が多数占めているのも特徴です。
インターンでも同様にレベルの高い大学の学生が多く応募しているため、自然とレベルの高い学生たちとワークショップを進めることになるでしょう。
周りの学生たちから刺激を受けたり、アドバイスを貰ったりすることでインターンを通して自身の成長に繋げられます。
また、社員のレベルも高く、インターンのフィードバックを貰うことで自分に足りない部分を見つけて修正してもらえるかもしれません。
インターンを通して就職活動を共に頑張る仲間ができることもあり、就職活動期間中にモチベーションを高め合ったり、相談をし合ったりすることで就職活動を乗り越えることも可能です。
普段は関わることのない人たちと関わる機会を得られるため、インターンは自分の大きな糧になることでしょう。
参照ページ：【26卒】住友商事のインターン優遇/早期選考/倍率のまとめ – 就活の名人マガジン (vinc.co.jp)
住友商事が行っているインターン内容
住友商事が開催しているインターンについて、過去に実施していたものも含めて概要を紹介します。
- Sumisho Summer Program
- Sumisho Autumn Internship～デザイン～
- Sumisho Winter Internship
- 住友商事 東日本再生ユースチャレンジ・プログラムーインターンシップ推奨プログラムー
一つずつ見ていきましょう。
Sumisho Summer Program
住友商事のインターンシップは、3つのインターンシップで構成。
夏、秋、冬の3シーズンでそれぞれインターンを設けており、インターンの総称はSumisho Internship Programと呼ばれています。
年間で3テーマ出していますが、すべてに応募することが可能です。
まずは夏に行われるインターンの概要を紹介します。
| 開催時期 | 2023年8月29日～8月31日 |
| 開催時間 | 13:00～18:30 |
| 場所 | オンライン、東京本社 |
| 人数 | 50名 |
| 報酬 | 支給なし |
| 交通費・宿泊費 | 全額支給、オンラインはなし |
応募締切日は7月10日まで。
大学3年の7月上旬に締切なことを考えると、インターン選考に向けた対策は大学3年の5月には始めたいところです。
年によりオンラインか東京の本社で実施するか決まります。
参加人数は他のインターンより少ないため、倍率が高いことが予想されるでしょう。
Sumisho Autumn Internship～Design Thinking Program～
秋に開催されるデザイン型のインターンです。
デザイン思考を取り入れながら新規事業の立案を行います。
デザイン思考とは課題発見力、問題解決能力を問う能力のことです。
従来の解き方ではなく、異なる視点から問題に向き合い、創造性を重視しています。
概要は以下の通りです。
| 開催時期 | 第一日程：2023年11月8日～11月10日 第二日程：2023年11月28日～11月30日 |
| 開催時間 | 不明 |
| 場所 | 東京本社、オンライン |
| 人数 | 100名 |
| 報酬 | 支給なし |
| 交通費・宿泊費 | 支給あり、オンラインの場合はなし |
応募締切日は第一日程が8月28日18:00まで、第二日程が9月7日18:00までです。
応募自体は夏の期間中までのため、選考対策は6月頃には始めるのをおすすめします。
夏のインターンに参加している場合は、応募のし忘れや対策を怠らないよう注意しましょう。
秋のデザインインターンに似たインターンシップで、過去にはデザインインターンというのも実施。
デザイン思考を用いるインターンに変わりはなく、開催時期が1月〜2月になっていました。
Sumisho Winter Internship
冬に開催されるインターンです。
前述した住友商事が現在、注力している化粧品事業を題材に取り上げたワークショップを行います。
住友商事が実際に手掛ける事業をテーマに、実際の業務に触れる体験が可能です。
| 開催時期 | 第一日程：12月11日～12月13日 第二日程：1月29日～1月31日 |
| 開催時間 | 午後～夕方まで |
| 場所 | 東京本社 |
| 人数 | 100名 |
| 報酬 | 支給なし |
| 交通費・宿泊費 | 支給あり |
応募締切日は第一日程が10月11日、第二日程が11月21日です。
こちらは8月には選考対策を始めた方が良いでしょう。
夏から秋と参加している場合、日程としても忙しい頃だと思いますが、選考過程の流れも掴めてくると考えられるため、対策もしやすくなります。
住友商事 東日本再生ユースチャレンジ・プログラム－インターンシップ推奨プログラム－
2016年に行われた東日本大震災による被災地の地域再生と被災者の生活再建を目的としたインターンです。
インターンシップ推奨プログラムでは被災地で活動しているNPOを活動現場とし、インターンシップ活動を支援するものとして開催されました。
震災の影響で開催された特殊なインターンですが、住友商事では時折、このような地域貢献を目的としたインターンも開催するようです。
| 開催時期 | 2016年7月1日～2017年3月31日 |
| 開催時間 | 開催期間中の9か月間で200～300時間ほど |
| 場所 | 宮城県、福島県、岩手県（受け入れ先団体による） |
| 人数 | 各受け入れ団体につき1～2名 |
| 報酬 | 時給800円（上限300時間） |
| 交通費・宿泊費 | 片道上限1,000円 |
応募締切日は2016年4月23日〜5月16日まででした。
通常のインターンと異なる点が多いですが、参加することで貴重な経験ができるのは間違いないでしょう。
今後も通常のインターンとは違ったインターンが出る可能性もあるため、こまめに情報は確認しておきましょう。
参照ページ：インターンシップ情報 ｜ イベント・セミナー情報 ｜ 採用情報 ｜ 住友商事株式会社 新卒キャリア採用 (sumitomocorp-recruiting.com)
住友商事のインターン選考対策
住友商事のインターン内容を紹介したところで、選考対策について解説します。
概要
住友商事はインターンが本選考に有利に働く可能性があるため、各インターンまでにある程度対策の準備を進めておくことも重要です。
通常のインターンと比べ、大手人気企業のインターンかつ選考に有利ということもあり、確実に選考を突破しようと対策を万全にしてくる学生も多数います。
企業研究・業界研究を実施した上で、選考を通過できるようアピールすることが大事です。
インターンの選考対策を始める時期は人それぞれですが、余裕を見るなら大学2年の冬〜大学3年の春には始められるとゆとりを持って対策できるでしょう。
また、秋のデザインインターンでは選考にデザイン思考テストが実施されます。
SPIといった通常の適性検査とは異なるため、一から対策することを考えると早め早めの対策を意識した方が良いでしょう。
選考フローごとの選考対策
インターンの選考フローごとに対策方法を解説します。
自己PR動画
エントリーシートではなく、動画を撮影して自己PRや強みなどを回答し、企業に送信する形式の選考フローです。
エントリーシートのように文章を書くわけではないため、口頭で説明する能力が求められます。
いきなり撮影しても途中で回答に詰まったり、上手く説明できなかったりすることが多いので練習を重ねてから動画を撮るようにしてください。
動画であっても、話す内容はエントリーシートと変わりません。
自分が経験してきたことを具体性を持って話し、どんなことに取り組んだのか、そこから何を学んだのか、どんな力が発揮されたのかなど詳細に伝えると企業に伝わりやすいです。
自己分析をしたら話す内容を原文に書くなどして、落とし込んでいきましょう。
また、自己PR動画では自分の姿が写ることになります。
身だしなみや服装にも気を付けてください。
スーツを着て、清潔感のある姿で撮影し、企業からの第一印象が悪くならないようにしましょう。
撮影場所についても同様で、明るすぎる場所や暗すぎる場所だと学生の姿が見えづらく、評価を落とす可能性があります。
自分の姿がはっきりと見える場所で撮影するよう心掛けてください。
口調や声のトーン、表情も重要です。
笑顔、はっきりと話す、抑揚をつける、大きな声で伝えるなど相手が伝わりやすいように話しましょう。
伝え方
自己PRでは結論から伝えるようにしましょう。
エピソードから話しても何を伝えたいのか分からず、企業側も評価できなくなります。
まずは聞かれたことに答えてから、詳細な理由やエピソードを話すことで論理的思考力のある学生だと思わせることが可能です。
筆記試験
インターンの筆記試験では、前述したように住友商事のオリジナルテストが出題されます。
過去には30分で30問を解くIQテストと、30分の小論文が出題されました。
IQテストとありますが、中身はSPIに近い問題で構成されており、問題集を繰り返し解くことで対策できるでしょう。
出題範囲は言語、非言語、英語、性格検査の4つになります。
また、通常のC-GAB形式で出題されることもあり、C-GABの問題集を解くことで対策が可能です。
筆記試験で足切りされる就活生も多いため、余裕を持って対策を進めていきましょう。
デザイン思考テスト
デザイン思考テストは決まった答えがなく、学生が回答した創造力を特許技術で測定するものです。
答えがない分、自分のアイデアを考える能力、思考力が重要となります。
対策としては、専用の対策ツールを活用しましょう。
デザイン思考テストには公式サイトがあり、そこでテストについての詳細や実際にテストを受けることも可能です。
デザイン思考テストに慣れることから始めていきましょう。
自分の考えを記述する問題もあり、長い文章を書くこともあります。
タイピングスピードを上げるために練習すると良いでしょう。
また、インターネット上で他の人のアイデアを参考にして、アイデアの出し方などを学んでいきましょう。
予選会
筆記試験や自己PR動画を通過した場合、オンライン上で行われる1day予選会に参加することになります。
予選会ではグループディスカッションが実施され、企業から出題されたテーマを複数人で議論します。
自分の意見を言うのはもちろん、相手の主張も聞く必要があるでしょう。
グループディスカッションは様々な意見をまとめる能力やタイムスケジュール、疑問点に気付くなど様々な能力のアピールができる場です。
自分一人の意見を無理に通すようなことはせず、話し合いを意識して問題解決を進めていきましょう。
住友商事のインターン選考の流れ
住友商事のインターン選考の流れは以下の通りです。
選ぶコースによって選考フローが変更されたり、受けるテスト内容が変わったりします。
自分の参加したいコースの選考フローはあらかじめ確認しておきましょう。
- エントリー
- 筆記試験（デザイン思考テスト）
- 顔写真登録
- 自己PR動画提出（任意）
- 予選会（グループディスカッション、デザインの場合のみ筆記試験が出題される可能性あり）
- インターンシップ合格通知
さいごに
住友商事のインターンシップは毎年夏、秋、冬に開催されます。
すべてのインターンに参加しても良いですし、一つに絞ることも可能です。
インターン選考は他社と異なる形式が多く、専用の対策をしていかなければ突破するのは難しいでしょう。
ここで解説した対策法などを参考に、選考対策を進めていきましょう。
住友商事のインターンは本選考に有利になるため、多くの就活生が応募します。
厳しい競争を勝ち抜くには早めの対策準備が必要ですので、対策の計画をしっかり立ててインターンを勝ち取ってください。
