【企業分析】メッセの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/31更新
はじめに
株式会社メッセは、東京を中心にパチンコホール「メッセ」を運営している会社です。
パチンコホール以外にも、サウナ事業やコワーキングスペース事業、人の居場所を作る”複合居場所事業”を展開しています。
同社は、従業員エンゲージメントが3年連続で日本一に輝くなどの実績も持っています。
そのため、高いモチベーションで働きたいと考えている人は、同社に興味を持つこともあるでしょう。
今回は、そんな株式会社メッセの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
株式会社メッセの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- メッセの仕事内容が気になる
- メッセの就職難易度を知りたい
- メッセの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、アミューズメント業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、メッセの就職難易度は平均的と言えます。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。
従業員エンゲージメントで日本一という実績のある同社は、独自の面談やメンター制度、研修制度が充実しており人材育成に力を入れています。
採用選考のフローにおいても特別なものはありませんが、プロセスの中にインターンシップへの参加が含まれるのが特徴的です。
募集職種は事業人財・組織人財の2つとなっており、同社が目指す「居場所事業」に従事することになります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社メッセについて
出典元:株式会社メッセ-メッセージ
会社概要
株式会社メッセは、首都圏を中心にパチンコホール「メッセ」を運営している企業です。
創業当初、中古車販売を行っていましたが廃業し、その失敗を糧にしたパチンコ業は新小岩に1号店をオープンするところからスタートしました。
その後、本庄・佐野・桐生・高崎などの北関東へ進出しており、2008年には売上高が500億円まで成長するものの、地方の衰退によって現在の東京を立地戦略とし2020年には13店舗で売上高600億円となりました。
同社は「新しい居場所の創造」を掲げており、パチンコホールの運営以外にサウナ事業やコワーキングカフェ事業も展開しています。
リモートワークの浸透など働き方・時間の過ごし方の変化に合わせて、一人ひとりにベストな居場所を提案できるような環境・サービス設計を行うなど、時流にマッチした事業を展開しており、複合居場所事業の発展にも期待が持てます。
参照ページ
各事業別の売上規模
メッセの2023年の売上高は940億円です。過去の売上高は公開されていませんが、公式サイトに掲載されている企業の沿革によると、2020年には600億円の売上高があることがわかります。
また、メッセには「株式会社メッセ ホールディングス」「株式会社メッセ・ゴー」「株式会社メッセアソシエイツ」「株式会社メッセインベストメント関連会社」という4つの関連会社があります。
しかし、それぞれの売上高についても非公開となっているため、インターネット上では確認できません。
売上高や業績の推移について確認したい人は、インターンシップ参加時に質問してみると良いでしょう。
参照ページ
各事業セグメントの解説
株式会社メッセの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
エンターテイメント事業 | パチンコホール「メッセ」の運営。 |
コワーキングカフェ事業 | コワーキングカフェ「LifeWork Cafe」「MONSTER WORK & SAUNA」の運営。 |
サウナ事業 | サウナ施設「ROOFTOP Sauna」「MONSTER WORK & SAUNA」の運営。 |
社名であるメッセ(messe)とは、ドイツ語でミサを指す言葉であり「たくさんの人々が集う楽しい場所を目指したい」という思いが込められています。
メッセは「居場所」をキーワードに、創業当初から続くパチンコホールの運営のほかに、ベントハウススタイルの本格的フィンランド式サウナ「ROOFTOP」、リモートワークの浸透など働き方・時間の過ごし方の変化に合わせたコワーキングカフェ「Life Work Cafe」「LifeWork Room」も運営しています。
また「複合居場所事業」として、一つのビルにパチンコやサウナなど複数の施設が集まった事業も展開していることにも注目です。
参照ページ:
メッセで働いている社員は?
平均勤続年数は?
株式会社メッセの平均勤続年数は公開されていません。
アミューズメント企業の平均勤続年数は11年、不動産業界は7.4年といわれています。
同社は従業員エンゲージメントの高さに強みを持っている会社であるため、勤続年数も長いことが予想されます。
平均年収は?
メッセの平均年収は公開されていませんが、大手口コミサイトによると平均年収は440万円、年収範囲は350万~750万円です。
全国平均の年収である458万円をわずかに下回っていますが、こちらはあくまで口コミ投稿者の回答によるものであり、中には年収750万円という回答もあります。
したがって、キャリアアップを目指すことで年収を向上させることは可能です。
また、同社は家賃補助(約7割会社負担)があるため、こちらを年収に換算すると高水準の待遇となるでしょう。
平均残業時間は?
メッセの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり0.6時間です。
厚生労働省の調査による月平均残業時間は10.2時間、パチンコホールスタッフの平均残業時間においても10時間程度であることから、メッセの残業時間は非常に少ないです。
もちろん繁忙期や担当する業務によって変動はありますが、ワークライフバランスが十分に考慮された労務管理がされているため、健康やプライベートを充実させられるでしょう。
平均ボーナス額は?
年2回(6月・12月)支給されます。
具体的な金額についての情報は公開されていませんが、口コミサイトへ投稿されている内容を見ると90万~120万円と回答している人が多く見受けられました。
「業績・個人評価により変動あり」とされていますが、基準を確認したい人はインターンシップで質問してみましょう。
どんな文化なの?
メッセでは、人として成長して幸せに生きるために「新しいチャレンジ=成長の機会」を大切にしています。
等級制度が設けられており、個人レベルではジョブローテーションとして「店舗間」「本部と店舗間」「事業間」を行き来して、新しい経験に挑戦できる体制です。
会社レベルでは新規事業に取り組み、新しい価値に挑戦できる体制となっており、その結果、社員一人ひとりの視座を高め、ものごとを考える際の主語が変わっていく「考え方」を持つ人間として育成しています。
また、株式会社リンクアンドモチベーションのエンゲージメントサーベイにて、ベストモチベーションカンパニーアワード2023 中堅・成長ベンチャー企業部門第1位で、日本一を3連覇となり殿堂入りを果たした実績があります。
社員のモチベーションを保つべく独自の面談やメンター制度が設けられている点にも注目です。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競争が激しいアミューズメント業界の中での、メッセの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し、他社と比較してみても、メッセはトップクラスの企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- 時流にマッチした事業展開:パチンコホールの運営以外に、コワーキングカフェやサウナなど時流にマッチした事業を展開しており収益化できています。
- 社員のモチベーションが高い:独自の面談やメンター制度、社員に合わせた研修を実施しており、モチベーションやスキルアップを図っています。その結果、質の高いパフォーマンスが発揮できていることで、事業が拡大できていると考えられます。
- 短期間で新規事業を仕掛ける:短期間で新規事業を仕掛けることができた秘訣は組織戦略にあり、社歴の長いベテラン社員と入社3年未満の若手スタッフがチームを組んで、迅速にプロジェクト推進を行う体制となっています。若手の活躍は組織の活性化にも役立っていると考えられます。
以上の要素により、メッセは全国展開していないにもかかわらず、アミューズメント業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
NEXUS | 3,072億4,600万円 | 431万円 | 50 | 若い力で一緒にチャレンジ |
メッセ | 940億円 | 440万円 | 50 | 新しいチャレンジ(成長の機会)を大切にする社風 |
ニラク | 1,198億3,700万円 | 436万円 | 52 | 社員同士の距離が近くフランクな社風 |
安田屋 | 1,226億円 | 440万円 | 52 | 誠実・堅実な社風 |
メッセの新卒募集要項について
以下にメッセの新卒募集要項についてまとめました。
新卒の待遇としては、月給24万円となっており、若干ではありますが新卒の平均月収を上回る水準となっています。
また、固定残業制はないため、時間外労働を行った場合には残業代が別途支給されます。
そのほか、福利厚生には寮・社宅制度があるため新卒はスムーズな新生活が可能です。
職種 | 事業人財・組織人財 |
給与 | 院卒・大卒・短卒・専門卒初任給 (2023年4月初任給) 月給固定 24万円+残業手当 ▼年収モデル ①新卒入社1年目1等級:年収380万円 ②新卒入社2年目3等級:年収500万円 ③新卒入社6年目5等級:年収780万円 |
賞与 | 年2回(6月・12月)※業績・個人評価により変動あり |
研修制度 | ・階層別研修 ・経営体験研修 |
福利厚生 | 寮・社宅制度(本人負担3割)、有給取得奨励制度(取得率79% 2022年実績)、懇親会費用援助(月1回)、部活動費用援助(各部月1回) 、各種慶弔見舞金、エンゲージメント調査、社内コミュニケーションツール導入(ありがとうコイン)、スポーツイベント、友達紹介制度 、社内公募制度 、社員登用制度 、永年勤続表彰 、資格取得応援制度 、営業表彰、禁煙促進(社内分煙化) 、健康診断 、各種社会保険完備 、インフルエンザ予防接種補助金 、労働組合加入 など |
求める人材
株式会社メッセでは、人材に対する考え方として下記のものを公表しています。
「 メッセでは、成長は「考え方」「熱意」「能力」それぞれの向上によってなされると定義しています。「考え方」を最重要視し「個性」を引き上げ「熱意」を爆発させる事で世界一の人が育つ会社を目指します。個人に紐づく「考え方」と「能力」の育成を促進する環境を設け、その環境によって「熱意」を育む。等級制度と育成環境により、従業員と会社が共に成長し合うことを目的としています。」
上記をはじめ、メッセの公式サイトでは多くのメッセージが発信されています。
採用選考を受ける際には、こちらを熟読して考え方を理解した上で臨むと成功率を高められるでしょう。
参照ページ
新卒採用のフロー
株式会社メッセの新卒採用は、下記の通りの選考フローです。
選考プロセスには特別なものはないため、事前の企業研究や面接対策を行うことで十分に内定を狙えるでしょう。
①新卒エントリー
メッセの採用情報に掲載されているQRコードを読み込み、公式採用LINEを友達追加します。
エントリーはそこから初回登録フォームに入力することで完了します。
②インターンシップへの参加
メッセでは、選考を受けるためには企業への理解を深めることを目的としたインターンシップに参加しなければなりません。
1日また2日のインターンを通じて、世の中の時流を学び、ネット・バーチャルが台頭する中で、人がリアルな場に求めるものは何なのかを考えます。
③一次選考・エントリーシート
インターンシップ参加者に一次選考の開催日について案内が届きます。
また、合わせてエントリーシートの提出も行うため、事前にある程度整理しておきましょう。
以下に参考になる記事を紹介します。
【就活】自分史とは?書き方・ポイント・3つの作成メリットを解説
④複数回面接
具体的な面接回数は公表されていませんが、複数回面接が実施されます。
選考は人物重視で行われるため、公式サイトに記載されている採用に関するメッセージを熟読し、求められている人物であることをアピールできるよう準備しておきましょう。
⑤内定
複数の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
株式会社メッセの採用大学の実績を以下に掲載しますが、難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用しており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
【大学】 千葉大学、東京大学、静岡大学、三重大学、横浜市立大学、青山学院大学、亜細亜大学、桜美林大学、大妻女子大学、慶應義塾大学、國學院大學、駒澤大学、専修大学、大東文化大学、中央大学、東海大学、東洋大学、日本大学、日本女子大学、法政大学、東京都市大学、明治大学、立教大学、立正大学、早稲田大学、神奈川大学 ほか |
上記には偏差値が高い大学も含まれていますが、株式会社メッセは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
採用大学の実績を示しましたが、採用情報の募集要項にもあるように、短卒・専門卒も応募資格があります。
このことから、学歴が理由で不採用になることは考えにくいでしょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、株式会社メッセの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的と言えます。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 選考フローとして特別なステップがないから
- 全学部全学科を対象としているから
- 筆記、適正検査が実施されないから
特別なステップはありませんが、選考フローにインターンシップへの参加が含まれているため、スケジュールに余裕をもって行動しましょう。
エントリーにおいても、メールやWEBサイト上ではなく、LINEで友達追加を行って進めていく形式であるため、使用するアイコンやプロフィールには注意を払いましょう。
また、筆記・適性検査、グループディスカッションなどは選考に含まれていないため、インターンシップへの参加や発信されているメッセージへの理解を深めることで内定獲得を目指せるでしょう。
参照ページ
まとめ
株式会社メッセは、東京を中心にパチンコホール「メッセ」を運営している会社です。
社名にも込められた「たくさんの人々が集う楽しい場所を目指したい」という思いの通り、パチンコホールの運営以外にサウナ運営やコワーキングカフェ運営など時流にマッチした「居場所事業」も展開しています。
同社は従業員エンゲージメントが日本一を3連覇するといった実績もあり、独自の面談やメンター制度、社員に合わせた研修をはじめとする人材育成の体制が充実しているのが魅力的です。
新卒採用のフローとして特徴的なのが、プロセスにインターンシップが含まれている点にあり、参加することでメッセへの理解や考え方を深めることができます。
選考フローには、筆記・適性検査、グループワーク・グループディスカッションは実施されず、人物重視の面接で行われるため学歴フィルターはないと考えられます。
株式会社メッセへの就職を検討している人は、社風や求められる人物像について十分に理解した上で対策し、内定獲得を目指しましょう。