【企業分析】ベンチャーリパブリックの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/22更新
はじめに
株式会社ベンチャーリパブリックは東京都千代田区に本社を置く旅行業界に属するベンチャー企業です。
2001年1月創業、2013年8月に設立し、旅行など消費者による購買活動の支援を目的としたメディアを運営している事業に取り組んでいるベンチャー企業です。
今回はそんなベンチャーリパブリックの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などを紹介していきます。
この記事では株式会社ベンチャーリパブリックへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- ベンチャーリパブリックの仕事内容が気になる
- ベンチャーリパブリックの就職難易度を知りたい
- ベンチャーリパブリックの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、旅行業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ベンチャーリパブリックの就職難易度は、特段高い難易度ではないと考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
選考対策として、基本的な対策を行なっておけば問題ないですが、自己分析には力を入れて行いましょう。ベンチャーリパブリックでは、応募者のコダワリや得意分野、専門性を高く評価する傾向があるからです。
また職種としてはWEBサービスやWebメディアとなっており、業務内容としては主にWebサイトの運営になります。
旅行業界で働きたい、ITに関わる仕事をしたいと考えている方にはおすすめの企業になります。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社ベンチャーリパブリックについて
出典元:Facebook 公式アカウント
会社概要
株式会社ベンチャーリパブリックは、旅行など消費者による購買活動の支援を目的としたメディアを運営している事業に取り組んでいるベンチャー企業です。
東京都千代田区に本社を置き、2022年4月現在従業員は41名が所属しています。
事業内容は「トラベルjp」や「Trip101」など国内最大級の旅行情報サイトの運営や世界中の旅のエキスパートによる旅行ガイドメディアを運営しています。
これらの事業は、月間利用者は2019年8月には2,600万人が利用しており、旅の専門家が300人もいるから実現しています。
独自の福利厚生である旅行休暇が魅力的です。最大1ヶ月間休暇をとった社員も存在し、趣味として旅行に行くことができますし、アメリカをはじめとする海外へ社会人留学も可能です。自身のキャリアを見直し、さらにアップさせる機会もあります。
また、海外の大学から長期インターンで来ている学生もいるため、興味があれば応募し企業の雰囲気や業務内容を経験することも可能です。
ベンチャーリパブリックは社員旅行や交流を目的としたランチ会が行われていて、縦と横の繋がりを大切にしています。おでんパーティーや映画を鑑賞したり、フラットな人間関係を築き、和気あいあいとした雰囲気で働くことができます。
参照ページ
各事業別の売上規模
残念ながら各事業別の売上規模はネット上では公表されていませんでした。
メイン事業は旅行運営メディアである「トラベルjp」です。
株式会社ベンチャーリパブリックの2008年に上場を果たし、その4年後にMBOにより2012年に上場を廃止しました。そのため、2012年12月では売上を12億3342万円をあげていますが、その後の2024年には売上金額は分かりません。
2022年時点では総資産4億7237万円を残しています。
運営しているサービスは「トラベルjp」「トラベルjp for Business」「Allstay」「Trip101」の4つになります。特に「トラベルjp」は国内最大級の旅行情報サイトになります。
参照ページ
各事業セグメントの解説
株式会社ベンチャーリパブリックの主な事業セグメントは以下の通りです。
サービス名 | サービス内容 |
トラベルjp | 編集部が厳選した旅の専門家によるおすすめ記事の提供、250社の旅行商品の提供と最安値のプランを検索できる |
トラベルjp for Business | LINE WORKSとアプリを連携し、無料で航空券や宿泊施設のお見積りを作成し予約ができる。その後、コンシェルジュが確定した内容を手配してくれる |
Allstay | 韓国に特化した宿泊予約比較サイト |
Trip101 | 世界中の旅のエキスパートによる旅行ガイドメディア。 |
現在、4つのサービスを展開しています。
特にTrip101はコロナ禍にもかかわらずGWV(サイトを通じた旅行の予約総額)が年率87%成長、営業利益は90%成長しました。
要因としては、アメリカでのマーケットシェアが全体のユーザー数の約65%を占めることができたことが挙げられます。
ベンチャーリパブリックで働いている社員は?
平均勤続年数は?
インターネット上には明記されていませんでした。
口コミには平均3〜5年ぐらいかと見受けられます。
平均年収は?
2022年度のベンチャーリパブリックの平均年収は、550万円でした。
全国平均の年収が540万円であることを考えると、全国平均とほぼ同じ水準になります。
平均残業時間は?
ベンチャーリパブリックの従業員の平均残業時間は、少し古いですが2009年6月当時では1ヵ月あたり19時間58分であり、平均30時間未満になっています。
旅行代理店では残業時間が高い傾向にあり平均月約50時間、繁忙期は100時間ほどになることもあります。
平均ボーナス額は?
インターネット上の情報だけでは分かりませんでした。
しかし、口コミサイト情報から見ると平均ボーナス額は年間100万円前後かと推測できます。
あくまで参考程度にしておいてください。
国内最大大手の旅行会社JTBのボーナスは130万円ほどですので、あまり差がないように見受けられます。
どんな文化なの?
発想豊かで各分野に特化した強みを持っている社員が多いです。原則、真面目で責任感を持ち最後までやり遂げる誠実さが企業文化に根付いています。
また、個性を尊重してはいますがチームワークを大切にし、社員が一人ひとりが効率良く仕事に集中することを推奨している企業文化です。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
競合他社の旅行予約サイトが数多く存在する中での旅行業界の立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみると、ベンチャーリパブリックの売上は14億円ほどのため、大手会社と比較すると差があります。
しかし、2022年にはツアー比較サイトで1位に選ばれることができました。
その要因としては、以下が挙げられます。
- サイトが使いやすい
- 検索がしやすい
- 検索結果に満足している
- 比較のしやすさ
ユーザーからは「検索をかけるといろいろなツアーがヒットし、比較ができるのがいい」「LINEポイントを重視して貯めているので、LINEポイントが使えるのがとても嬉しい」など高評価をもらっています。
参考までに競合4社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ベンチャーリパブリック | 14億円 | 550万円 | 50 | |
エイチ・アイ・エス | 2,518億 | 392万円 | 50 | 常に挑戦を推奨している社風 |
JTB | 5,100億円 | 446万円 | 57 | 年功序列の伝統的な社風 |
リゾートトラスト | 1,698億 | 485万円 | 53 | トップのリーダーシップが強く発揮されている社風 |
ベンチャーリパブリックの新卒募集要項について
以下にベンチャーリパブリックの募集要項についてまとめました。残念ながら、新卒での募集要項を見つけることはできませんでした。しかし、中途社員の応募ページは存在したので、そちらを参考に記載させていただきます。
特徴としては、旅行休暇が存在することです。これは、有給休暇以外に最大1ヶ月間取得できる社内制度であり、ベンチャーリパブリックが運営しているインスタグラムで社員が旅行休暇中にどこへ旅行をしたのか、投稿を通じて旅行先の魅力などが紹介されています。
また、社員同士の交流も盛んで、映画部やフットサル部のような部活動が存在したり、社員旅行やランチ会などが挙げられます。
社内の人と交流を深めながら、仕事を進めたい人にはぴったりの職場です。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | ECサイト、在宅ナビゲーター 業務内容:ECサイトの運営、外部ナビゲーター採用・応募管理 |
給与(2023年4月入社、初任給実績) | 大学:年俸制300〜450万円 備考:残業手当、交通費、各種役職手当等別途支給 |
賞与 | 年2回評価に応じて |
研修制度 | 入社時研修、ビジネススキルなどの外部公開セミナーを参加可能 |
福利厚生 | 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、社内部活動、旅行休暇 |
求める人材
株式会社ベンチャーリパブリックでは以下の人材が求められている傾向があります。
1. トラベルjpなどのサイトを過去に使用していた人
勤務していた人は過去にトラベルjpを使用し、サービスをもっと良くしたい、使用していたサイトで働いてみたいと思っている人が多いようです。
2. 旅行が好きな人
旅行が好きで旅先に訪れた場所や食事、風景の魅力を伝えたい人が向いています
3. 1つは得意分野があること
他社のサービスと差別化を図るために、コダワリを持って得意を伸ばすことができる人が求められています。
4. 協調性が高い人
社内のイベントや部活動を通して働くメンバーを理解し、チームワークを重視しているからです。
5. 裁量権をもち自由に働きたい人
他のベンチャー企業よりも安定した環境かつ大企業のようなしきたりがないので、自由に働きたい人に向いています。
ベンチャーリパブリックの公式ホームページの「Who We Are」に記載されている以下のメッセージからきています。
- A “Venture” Spirit
得意分野へのこだわりとベンチャースピリットから良いサービスが生まれる
- Team Player
ひとつのチームがあるからこそ個々を尊重しながらオープンに議論ができる
- Expertise
専門性の追求、得意分野へのこだわり
メッセージに共感し、熱意を伝えることが重要です。
また、旅行業界で活かせる資格も記載させていただきます。
入社するために絶対に必要という訳ではありませんが、取得しておくと選考に有利に働く可能性が高くなるのと、熱意をアピールするのに役立ちます。
ここでは簡単な紹介だけに留めさせていただきます。
- 旅行業務取扱管理者資格
ツアーの企画・販売など旅行業務に関する取引の管理・監督者として取得が求められる国家資格で、3種類存在します。
- 旅行地理検定資格
旅先の観光情報や地理の知識を得ることができます。初級から上級までが存在し、2023年6月現在では合格率が20%以上です。
- 旅程管理主任者資格
ツアー旅行などで添乗業務を行う場合、取得が必須になる準国家資格です。国内と海外の2種類があり、合格率は最低70%と取得難易度は低いです。
新卒採用のフロー
ベンチャーリパブリックの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
基本的な流れは変わりませんが、インターンを受けておくと面接の回数を減らすことができる可能性があります。
①書類選考
ベンチャーリパブリックでは、「Wantedly」や「doda」などのサイトから求人が出ているので、そこから応募しましょう。2024年現在では、応募されていませんが履歴書に指定はないので、厚生労働省から出ている履歴書のフォーマットを使用して提出しましょう。
特に強く書いておきたい部分としましては、
- 志望動機
- 学生のときに力を入れたこと
以上、2つはベンチャーリパブリックの理念と合うように熱意を持って書くと次の選考へ進みやすくなります。
また、ベンチャーリパブリックの事業内容は店頭販売や代理店業を営んでいる訳ではなく、HISや日本旅行のようなビジネスモデルではないため、注意しましょう。
②部門面接
ベンチャーリパブリックの面接では、最初に採用担当者と面接を行います。
基本的に聞かれる内容はどこの企業とも変わりません。
過去の公式のインタビュー記事から、応募者の得意分野や専門性、コダワリをアピールすることが重要です。
例えば、日本酒について詳しいことやITが好きですでにアフィリエイトで稼いでいることなどを伝えられると、採用される可能性が高くなります。
以下内容です。
- 志望動機
- 自己PR
- ベンチャーリパブリックに興味を持ったところ
- なぜ旅行業界なのか
- 旅行が好きか
といったように、基本的なことを聞かれるようです。
また、旅行業界ならではのよくある質問にも対策をたてましょう。
よくある質問は以下の通りです。
- あなたにとってのサービスとはなんですか
- おすすめの観光地とそこの食べ物は
- あなたが住んでいる街をアピールしてください
- インターネットでの旅行ビジネスの強みを教えてください
エントリーシートやSPIの対策が必要不可欠なため、詳細は下記に記載した参照ページを確認してください。
③役員面接
ベンチャーリパブリックでは代表取締役と役員の2人、学生1人で面接が行われます。内容は基本的な面接と変わりませんが、どうして旅行業界を選んだのか、どういう仕事をしていきたいのか、自社のサービスをどう思っているのかなどを話せるようにしましょう。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- 英語を話せるのか?使えるのか?
- 自社のイメージについて
注意点として、内容が1次面接と矛盾しないようにすることです。
最終面接では経営陣の方が面接をするため、企業理念や長期的な目線で将来どうなっていたいのか、どう貢献してくれるのかを熱意を持って伝えましょう。
ベンチャーリパブリックの企業理念から読み取ると、何か1つ得意分野を持ち、より深く追求していき、メンバーと協力して仕事ができることが重要です。
そのためには、具体的な体験談を用意しましょう。旅行を通して学べたことや経験などを伝えられると良いです。
例えば、観光事業を通して現地の人やその旅先でしか見られない景色や経験、地域の食事や文化を知ることで視野が広がったことや知見を得られたことなどをアピールしましょう。
そして、その経験を通してどのようにベンチャーリパブリックに貢献していくのかを具体的に伝えられると内定の確率がグッと高くなります。
また、就活や面接の基本的なことを学び、対策をたてておきましょう。
以下のページもぜひ参考にしてください!
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
ベンチャーリパブリックの採用大学は非公開となっています。
<大学院・大学> 非公開 |
採用大学の実績は分かりませんが、特に大学フィルターはありません。その人がどんなスキルや経験を持っているのかが重視されています。
旅行が好きでIT関係の仕事をしたい人におすすめです。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、ベンチャーリパブリックの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえるでしょう。その理由として以下の4点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学は非公開ですが、学歴を重視している訳ではない
- 独自の福利厚生は魅力ですが、給与は特段良いわけではない
- 求められる学歴も高くない
基本的な企業の面接対策を行なっておけば問題ないです。
特になぜ旅行業界で働きたいのか、応募者しか持っていないこだわりや専門性や得意分野をアピールしましょう。
なぜなら、ベンチャーリパブリックはこれからも他にない分野の開拓や専門性の追求を行い、より良いサービスの開発を目指しているからです。
また、就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
ベンチャーリパブリックは、旅行業界に属する企業です。
300名の旅の専門家が執筆した記事や250社の旅行プランを比較・検索することができるトラベルjpという旅行サイトでは、2022年にオリコン顧客満足度 ツアー比較サイトで1位をとった実績があります。
働き方としては、ベンチャー企業らしく自由な裁量で働くことができ、大企業のようなしがらみもなく、安定して環境で業務に取り組めます。
旅行が好きな人はぜひ選考に挑戦してみてください。
ぜひこの記事を参考にして、内定を勝ち取ってください。