【企業分析】株式会社ウエディングパークの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】株式会社ウエディングパークの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024年3月21日更新

はじめに

株式会社ウエディングパーク(以下、ウエディングパーク)は、東京都に本社を置くブライダル関連事業を手掛ける企業です。

ウエディングパークはインターネットメディアを活用し、ブライダル業界ではあり得ないとされていた「ブライダル×デジタル」を実現しました。

2004年にウェディングの口コミサイト「Wedding Park」を立ち上げ、現在は利用者のニーズ別に5つのメディアを運営しています。

また、メディア運営とは別に、ブライダル業界におけるDX化の支援や専門のマーケティングチームによるSNS広告、動画広告の作成、提案などの事業も展開しています。

「結婚式を挙げる予定だけどなにからしていいかわからない。」「先輩カップルが経験した生の口コミや評価を知りたい。」といった潜在的なニーズに応えるメディアとして、顧客満足度を高めています。

そんなウエディングパークの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などを紹介していきます。

ウエディングパークやウェディング関連業界への就職を考えている方、メディア運営やベンチャー企業への就職に興味のある以下のような就活生を対象に、紹介していきます。

  • ウエディングパークの業務内容が知りたい。
  • ウエディングパークの就職難易度が知りたい。
  • ウエディングパークの選考対策について、何をしたらいいかわからない。

その他の業界については以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください。

 【業界研究ガイド】業界一覧 | 就活ハンドブック

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この記事の結論

ウエディングパークの就職難易度は標準よりも高いです。

その理由として、以下の点が挙げられます。

  • 就活生に人気のブライダル関連事業を手掛ける企業だから
  • 大量採用ではなく、少数精鋭だから
  • サイバーエージェントの子会社で知名度が高いから
  • エンジニア、デザイナー職はスキルの高い学生が集まるから

上記の内容から多くの就活生のエントリーが予想されるでしょう。

また、就活生のポテンシャルも高い傾向にあります。

ウエディングパークは、国内最大級のウェディング口コミサイト「Weddig Park」を運営している企業です。

「Wedding Park」は、6,000以上の結婚式会場の情報を収集できるコンテンツとして高い人気を誇っています。

検索機能が非常に充実していることが特徴で、こだわりのポイントに合わせて検索できて非常に便利です。

また、先輩カップルの実例レポートや結婚式準備ガイドなどのコンテンツがあり、これから結婚式を検討しているカップルの「こんな情報あったらいいのになぁ」という要望に応えてくれます。

ウエディングパークは学歴重視ではなく、幅広い大学から採用しています。

入社したいという強い気持ちと、明確な志望動機をアピールして選考対策を充実させれば、学歴を問わず、内定を獲得できるチャンスがあるでしょう。

ウェディング関連業界を志望する学生やベンチャー企業を志望する学生からも、多くのエントリーが予想されます。

そのため、自己分析や企業分析をしっかりと行い、対策しておきましょう。

ウエディングパークの募集職種は以下のとおりです。

  • アカウントプランナー(企画提案型広告営業職)
  • メディアディレクター(コンテンツ企画開発)
  • システムエンジニア
  • デザイナー

企業説明会への参加やOB訪問を行い、希望する仕事を明確にしておきましょう。

なお、システムエンジニアを希望される場合は、プログラミング経験が必須となりますので注意してください。

次の章からは、各事業内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

【参照ページ】

新卒 採用情報

株式会社ウエディングパークについて

ウェディングパークロゴ
出典元:新卒採用(2025年卒)アカウントプランナー(営業)職【会社説明会】

 

会社概要

ウエディングパークは、ウエディングの口コミを閲覧できる「Weddig Park」を運営する企業として、2004年に東京都に設立されました。

ウエディングパークは、「結婚をもっと幸せにしよう」という想いのもと、人生の節目の行事であるウエディングシーンにイノベーションを起こしました。

結婚式は高額な費用が必要となる人生の一大イベントです。

一生に一度のことなので、式場やプランの決定には多くの判断材料が必要でしょう。

そのような重大な選択をする必要があるにも関わらず、判断材料としては、結婚式場が公開している良い情報しかありませんでした。

そこでウエディングパークは口コミサイトを立ち上げ、実際に結婚式を経験したカップルの生の声を届けるコンテンツを作成しました。

口コミの内容はポジティブな視点だけではなく、ネガティブなものも含まれているため、利用者は正確な情報が得られるようになり、信憑性が高まったのです。

今では結婚式場だけでなく、「ウエディングパーク海外」、「ウエディングパークドレス」、「Photorait(フォトレイト)」、「Ringraph(リングラフ)」などのWEBメディアを立ち上げ、結婚を考えている多くのカップルのニーズに応えています。

ウエディングパークの主な事業は以下のとおりです。

  • 各種WEBメディアの企画・運営事業
  • デジタルマーケティング支援事業
  • DX支援事業
  • オンライン教育サービス事業

上記の事業内容については後ほど詳しく解説いたします。

ウエディングパークの強みは、会社設立当初から事業の柱となっている「各種WEBメディア」の質の高さです。

インターネット広告事業を展開し、急成長を遂げたサイバーエージェントを親会社としており、その手法や技術力はウエディングパークにも受け継がれています。

WEBページは、SEO最適化がなされた見やすいランディングページで非常に魅力的です。

サイト内のリンクから式場の公式ホームページに誘導する手法も採用しており、他の情報サイトと差別化を図っています。

次に、ウエディングパークの業界内での立ち位置について紹介いたします。

ウエディングパークは、ブライダル関連の「WEBメディア」市場で活動しています。

この市場では、口コミサイト「みんなのウェディング」を運営する「エニマリ」や、「ゼクシィ」を運営する「リクルートゼクシィなび」などが競合他社として挙げられます。

各企業は差別化を図るために独自コンテンツを展開し、特色を出しているので、しっかりと業界分析や企業分析を行い、トレンドを押さえておきましょう。

 

【参照ページ】

会社概要 | 株式会社ウエディングパーク

各事業別の売上規模

純利益の推移グラフ
ウエディングパークは非上場企業のため、売上のデータはわかりませんでした。

しかし、純利益についてデータならあったので紹介いたします。

ウエディングパークの2023年の純利益は6億200万円です。

2018年の純利益は1億7100万円だったことから、順調に事業規模を拡大していることがわかるでしょう。

事業の収益性の高さの指標として参考にしてください。

 

【参照ページ】

株式会社ウエディングパークの情報 | 官報決算データベース

各事業セグメントの解説

ウエディングパークには事業の柱が2つあります。

それぞれの分野が非常に重要な役割を担っているので、事業内容について解説いたします。

事業部門事業内容
各種WEBメディアの企画・運営事業ウエディングパーク国内ウエディングの口コミ情報サイトの運営

全国6,000軒のデータベースを保有。

ウエディングパーク海外海外挙式の口コミ・フォトサイトの運営
ウエディングパークドレスドレスショップショップ、ウェディングドレス、カラードレスの検索サービス。
Photorait(フォトレイト)フォトウェディング、前撮りなどの撮影サロン、スタジオの検索サービス。
Ringraph(リングラフ)ブランド、デザイン、素材別に結婚指輪が探せる検索サービス。

写真付き口コミ情報を提供している。

DX支援事業デジタル広告商品の販売、DX推進支援
オンライン教育サービス事業ウエディング業界志望者向け
デジタルスキル、クリエイティブスキルの提供

 

上記のように、サービス利用者の様々なニーズに対応するコンテンツを作成、展開しています。

コンテンツを細分化していることにより、利用者は必要な情報だけを得られるため高い支持を得ています。

結婚式を考えている人だけでなく、ブライダル関連企業にもサービスを提供し、クライアントとカップルの最適なマッチングを実現しています。

 

【参照ページ】

サービス | 株式会社ウエディングパーク

ウエディングパークで働いている社員は?

平均勤続年数は?

ウエディングパークの平均勤続年数は非公表でした。

しかし、1999年に創立された比較的新しい会社であることや、社員の平均年齢が28歳という点から、日本国内の民間企業の平均勤続年数が11. 8年より短い勤続年数になると予想できます。

また、親会社であるサイバーエージェントは社員の独立支援や、新規事業の創出支援を積極的に行っていることから、独立志向を持った社員が一定数いると考えられるでしょう。

挑戦したい社員を後押しする環境である一方で、勤続年数に応じて特別手当を支給する制度があり、社員の考え方やライフプランを尊重してくれます。

平均年収は?

ウエディングパークの平均年収は約547万円です。

全国平均の年収が433万円であることから、全国平均よりも高い水準です。

半期に一回の昇給があり、業績や個人の成績によって給与は上がっていきます。

平均残業時間は?

ウエディングパークの平均残業時間は、求人情報によると毎月平均25時間です。

厚生労働省が発表している「毎月勤労統計調査」によると、一般労働者の平均残業時間は13.8時間なので、ウエディングパークの残業時間は平均よりも多いでしょう。

なお、有給休暇は取得しやすい雰囲気です。

さらに、リフレッシュ休暇など独自の休暇制度を導入しており、ワークライフバランスを大切にしています。

平均ボーナス額は?

ウエディングパークは年俸制を導入しているため、ボーナスはありません。

また、残業代もみなし残業という形で給与に含まれているので、注意が必要です。

詳しく知りたい方は、企業説明会などで質問することをおすすめします。

どんな文化なの?

ウエディングパークは個人の裁量が大きく、成長しやすい環境と言えます。

年齢や経験関係なく、良い意見はどんどん取り入れてコンテンツに反映してくれるため、やりがいを感じるでしょう。

また、社員同士の横のつながりが強く、社内の雰囲気が良いことも特徴です。

就活の際は自己分析をしっかりと行い、自分が求める働き方や労働環境を明確にし、選考に臨みましょう。

 

【参照ページ】

毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

業界での立ち位置グラフ
ブライダル関連の情報サイトを運営している企業と比較し、ウエディングパークの立ち位置を紹介します。

売上高や就職偏差値などを参照し、競合他社と比較してみましょう。

まずは、以下の表をご覧ください。

会社名売上高平均年収就職偏差値社風
ウエディングパーク非公表547万円58個人の裁量が大きく、成長できる社風
エニマリ15億6,800万円549万円55社員の意見が尊重される社風
リクルートゼクシィなび非公表345万円55良い意見は積極的に取り入れる挑戦的な社風

 

どの企業もIT企業らしく新しい事業にどんどん挑戦していく社風です。

企業や社員が成長するために、社員の意見を積極的に取り入れる文化が見られるでしょう。

若手から仕事を任せてくれるので、スキルアップやキャリアアップを目指す就活生におすすめです。

就職活動で選考に臨む際は業界研究をしっかりと行い、なぜブライダル業界を志望したのか明確にしておきましょう。

また、ブライダル業界の中でもIT分野や広告宣伝事業に興味を持った理由を、論理的に話せるように準備してください。

 

【参照ページ】

【最新版】25卒就活偏差値・難易度ランキング | 就活ハンドブック

【2024最新版】エニマリの平均年収は549万円! | 年収マスター – 転職に役立つ年収データの分析サイト

ウエディングパークの新卒募集要項について

以下にウエディングパークの新卒募集要項についてまとめました。

ウエディングパークは年俸制を導入しており、一般的な月給制とは異なるので比較の際には注意が必要です。

2024年度の募集要項によると、初任給は408万円(年俸制)です。(クリエイト職に限りスキルに応じて年俸アップの可能性があります。)

厚生労働省の賃金構造基本統計調査(初任給)によると、新入社員(大卒)の平均年収は210万円ですので、平均を大きく上回っています。

昇給や評価制度について詳しく知りたい方は、OB訪問などを活用しましょう。

各項目詳細
応募資格学卒/院卒/高専卒/専門卒・文理不問
職種(1)アカウントプランナー
(2)メディアディレクター
(3)システムエンジニア
(4)デザイナー
基本給年俸制408万円
昇給年2回(半期ごと)
賞与なし
福利厚生慶弔見舞金制度、介護制度、育児制度、各種休暇制度、家賃補助制度 など
勤務時間9:00〜18:00
勤務地東京
募集人数非公表

 

【参照ページ】

1 学歴別にみた初任給|厚生労働省

求める人材

桜を背景に微笑む女性
ウエディングパークが求める人材像は、以下のとおりです。

  • 会社のビジョンや経営方針へ共感できる人物
  • インターネット広告、インターネットメディアへの興味、関心がある人物
  • ブライダル業界への興味、関心がある人物
  • データ分析や検証、コンサルティング業への興味、関心がある人物

希望職種に関わらず、これから働こうとする分野に対して興味や関心がある人物を求めています。

ウエディングパークの新卒採用のフロー

ウエディングパークの選考フローについては非公表であり、正式な情報は得られませんでした。

エントリーした学生に対しては、企業説明会や選考フローについて案内があるようです。

リサーチした内容を下記にまとめていくので、参考までご覧ください。

①エントリーシートの提出

サイバーエージェントの関連企業ということで、エントリー数は膨大になる可能性があります。

高倍率な中でエントリーシートを通過させるためにも、なぜ「ウエディングパーク」を志望したかを明確にしておきましょう。

②複数回面接(1回〜3回)

ウエディングパークでは人物重視の採用を行っており、就活生との対話を重要視しています。

最終面接では、企業と就活生の意識や価値観のすり合わせのような質問もあるでしょう。

入社後のギャップを解消するためにも、自分の思いをありのまま伝えてください。

下記のような質問が多いです。

  • 自己PR
  • 学生時代に注力したこと
  • なぜこの業界を選んだのか?
  • なぜこの会社を選んだのか?
  • 将来の夢は?

基本的な内容の質問が多いので、自己分析と企業分析を徹底しておきましょう。

また、企業説明会への参加やOB訪問などを行い、業務の内容をイメージしておくと回答しやすくなります。

③内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

採用大学

ウエディングパークの過去の採用実績を見ると、学歴を問わず幅広く採用していることがわかります。

採用実績は以下のとおりです。

【採用実績】

<大学>

青山学院大、大阪大、大阪工業大、学習院大、金沢工業大、関西大、関西学院大、九州大、九州工業大、京都大、慶應義塾大、駒澤大、静岡大、芝浦工業大、島根大、上智大、専修大、高崎経済大、中央大、筑波大、東海大、東京大、東京外国語大、東京電機大、東京都市大、東京農工大、東京理科大、東邦大、東北大、豊橋技術科学大、同志社大、長岡造形大、日本大、はこだて未来大、一橋大、法政大、北海道大、武蔵野美術大、明治大、明治学院大、立教大、立正大、立命館大、流通経済大、横浜国立大、横浜市立大、早稲田大、他

 

採用大学のランクに関しては、以下の記事を参考にしてください。

 

【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法 | 就活ハンドブック

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえて、ウエディングパークの就職偏差値・難易度を見ていきましょう。

結論として、ウエディングパークの就職偏差値・難易度はやや高いと言えます。

その理由としては以下の3点が挙げられます。

  • サイバーエージェントの関連企業で人気が高いから
  • 就活生に人気のブライダル関連企業だから
  • 若手がどんどん挑戦できる職場環境だから

ブライダル業界は就活生に非常に人気のある業界の1つなので、応募人数が非常に多くなる傾向があるでしょう。

数多くの学生と差別化を図るためにも企業分析を充実させ、面接などの準備を整えてください。

まとめ

企業研究として、ウエディングパークの就職難易度・採用大学・選考対策などについてご説明しました。

ウエディングパークはブライダル業界に属する企業で、ブライダル関係のWEBメディアを運営しています。

サイバーエージェントの関連企業ということもあり、高倍率になる可能性が高いでしょう。

とはいっても、学歴を重視する企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。

選考を突破するためにも、自己分析と企業分析は入念に行ってください。

ぜひこの記事を参考にし、内定を獲得できるように頑張ってくださいね。

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