就活のお金はどうしてる?必要経費の平均や節約方法を教えます
2024/8/21更新
はじめに:就活はお金がかかる
就活は意外とお金がかかるものです。
就活での費用の平均はどのくらいなのでしょうか。
就活にはさまざまな費用が必要で、上京を目指している地方の人ほどかさむ傾向にあります。
就活にはある程度お金が必要となってくるため、あらかじめ費用の準備が必要です。
この記事は以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。
- 就活ではどれくらいお金がかかるか知りたい
- 就活でのお金の節約方法について知りたい
- 就活のお金の貯め方について知りたい
就活のお金について興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
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就活費用は平均8万円ほど
就活にかかる費用の平均は、8万円ほどです。
「就職みらい研究所」の調べでは、24年卒の平均就活費用は82,905円というデータが出ています。
これは、昨今のコロナウイルスの影響やオンラインでの面接が多くなっている影響で交通費が削減され、平均費用がここ数年で下がっています。
コロナ禍中の22年度卒の平均費用が一番低く、72,034円です。
オンラインでの面接が中心となり、対面での面接がほとんどなかったからでしょう。
20年度卒の平均就活費用は、12万8,890円と10万円を超えています。
この頃は、オンラインでの面接がなく、対面での面接が中心でした。
そのためか交通費や宿泊費用がかかり、平均費用が高くなっています。
24年度は少しコロナが落ち着いてきて、オンライン面接も多いですが、対面での面接も行っているところが増えてきたということがあります。
このように、就活での費用は平均8万円とまとまったお金が必要です。
また、受ける件数が増えて、就活が長引くほど費用は多くなる傾向があります。
そのため、就活を行う大学生の方はある程度、貯金するなど費用の準備が必要です。
就活に必要な費用は?
就活に必要な費用を紹介します。
交通費
就活には交通費がかかります。
近くの会社でしたら、まだ安く済みますが、遠くの企業の場合、交通費は多くかかることが多いです。
また、地方から東京に面接に行く場合は、余計に交通費がかかります。
地方から東京に面接に行き、受かったら上京を考えているという方も多いのではないでしょうか。
交通手段としては、電車・新幹線・バス・高速バス・飛行機・自転車・徒歩などがあります。
地方などで遠い場合は、飛行機や新幹線を利用する場合も多くなってきます。
近い会社でしたら、自転車や徒歩などでも面接に行くことが可能です。
就活では、数社受けるだけでは決まらない場合も多く、何十社と受ける人も多いです。
そのため、交通費はかさみ、別日に行くとなると1回ごとに費用がかかります。
あらかじめそれを予想し、お金を準備しておきましょう。
衣服費など
就活時はおもにスーツを着用するでしょう。
それにも費用がかかります。
スーツはお店にもよりますが、ある程度良いものを買いたいとなると、一式そろえるのに2万円以上するといってよいでしょう。
また、就活用スーツは毎日着る場合もあるので、替えのものを一着買って備える就活生もいます。
また、スーツのみではなく、白シャツやかばん・靴・冬場ならコートが必要です。
そのほか、必要に応じてネクタイ・ストッキング・髪留めなどがあるでしょう。
そのため、すべてそろえるのに5万円以上は用意が必要です。
スーツは就活において必要経費ですが、節約できる部分でもあります。
宿泊費
遠方の就活生は、宿泊費も必要になります。
例えば北海道から面接に来ている人が、1日1社づつ行い、そのたびに帰っていたら、飛行機代の数往復だけでも費用が高額になってしまいます。
そのため、宿泊して、数社まとめて受けるということが有効です。
宿泊代も高いところが多いため、安いビジネスホテルやカプセルホテル、シェアハウスなども検討してみてください。
宿泊費は1泊1万円ほどです。
証明写真や文房具代
証明写真や文房具代もかかってきます。
証明写真は受ける企業の数だけ用意が必要です。
数十社受けるとしても、かなりの出費となります。
写真は、3カ月以内に撮ったものを求められ、同じ写真を焼き増しすることも可能です。
よくある証明写真の機械で撮るとして、1枚700円ほどで6回分あるとしても、5,000円ほどは見ておきましょう。
また、写真の専門店で撮ってもらうと印象が上がるといわれています。
専門店で撮ってもらう場合、費用がかさむ場合があります。
筆記用具は、エントリーシートに記載の際のペンや、郵送する際のファイル代、セミナーなどに使うメモ用紙などです。
使うペンによっても、文字の雰囲気が違い、良いものを使うと印象が良くなる場合があります。
しかし、ファイルやセミナーなどに使うメモ用紙は100円ショップのものでも良いでしょう。
飲食代
就活には飲食代もかかります。
面接先の企業が遠い場合は、早めに出てお昼休憩を挟み、面接という場合もあります。
また、1日で2~3社受けて、1日がかりということもあるでしょう。
そのためお昼代や、水分をとるための飲料代が必要になります。
外食ならそれなりの費用がかかりますが、お弁当やマイボトルを持参すれば費用は抑えられます。
外食の場合、平均1回600円前後、飲み物は1本150円ほどかかります。
外食のときは、1日1,200円程度を見ておくと良いでしょう。
そのほか諸費用
そのほか、郵送代や教材費などもかかります。
郵送代は、企業に必要書類や手書きのエントリーシートを送るときに必要です。
郵送は、1通200円ほどです。
教材費は、エントリーシートの書き方や面接についての本など就活に必要なものを買う場合に発生します。
1冊1,600円ほどです。
多めにお金を用意しておくと良いでしょう。
地域によって就活費用に差があるのも事実
地域によって就活費用に差があるのも特徴です。
例えば、地方から東京などの首都に面接を受けに来ている人は、費用が高くなるでしょう。
2024年卒の地域別の就活費用について紹介しますので、参考にしてください。
地域 | 費用 |
北海道・東北 | 88,332円 |
関東 | 75,726円 |
中部 | 76,991円 |
近畿 | 87,297円 |
中国・四国 | 115,165円 |
九州 | 94,751円 |
一番平均費用が高いのは、中国と四国です。
その土地の物価や物にかける価値観、交通の便による交通費によるものではないかと推測されます。
一番、平均費用が低いのは関東です。
大手企業が集まっており、また企業数も多いため、他県に行く人が少数なのが要因でしょう。
就活での節約術6選
就活費用がいくらくらいかかるのか分かったところで、実際にどのようにして節約することができるのか、交通費・スケジュール管理・宿泊費という3つの観点から見ていきましょう。
交通費支給の企業を受ける
先ほども申し上げたように、就活にかかる費用の中で大きく占められているのが「交通費」です。
特に地方学生の交通費負担は関東学生に比べて金額が多く、負担も大きなものとなってしまっているので、少しでも交通費を抑えるため「交通費支給」の企業を受けるのは一つの手です。
企業の中には、学生が移動にかかった交通費の全額、もしくは一部支給してくれるところがあります。
検索エンジンで検索すると、「交通費支給」と書かれた企業がたくさん出てきますので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
このほかの節約方法はこちらで解説しています。
カプセルホテルやシェアハウスなどを使う
交通費に加えて、コスパをあげるために考えなければならないのは「滞在費の工面」です。
選考で1日中動き回った体をしっかりと休める場所を、安価かつ確実に確保する必要があります。
しかし、ホテルを自分で探すには、お金がかかりすぎてしまう場合も。
こういった悩みに対しての解決策を少し紹介します。
滞在場所については、受ける企業だけでなく就活サービスを提供している会社が用意してくれるものもあり便利です。
もちろんそれらのサービスは、企業の協賛金などで成立していることが多く、就活生に、無料あるいは安価で宿泊先を提供してくれます。
ホテル1泊(東京なら5,000円〜)することを考えれば、かなりのコスパで就活を進めることが可能です。
その上、シェアハウス(個室or相部屋)・ドミトリー式など、好みに合わせて選べるので節約しつつ、自分に合った環境でリラックスしての滞在が可能になります。
またシェアハウスですと、就活仲間もできたりするので、人脈も広がるという特典付きです。
1日複数社受ける
就活生にとって大事なものとしてスケジュールの管理があります。
自分の受けたい会社や、興味のある会社へいかにして日程を合わせるかは重要ですよね。
しかし、日程を変えてそれぞれ面接を受けていたら、時間もお金もかかってしまいます。
コスパを重視するのであれば、短期間で選考を進める方法を模索しましょう。
例えば、企業がエントリーシートなどを提出させる際、選考日程などを記載している場合があります。
自分の受けたい企業のものは真っ先にチェックして、1日に3社くらい詰められそうなときは一気に調整してしまい、無駄な交通費等を減らしてコスパを上げましょう
(ただし、詰めすぎて体を壊すことがないようにしてください)。
内定までの最短プロセスを経るためには、早めの仕掛けが大切です。
選考を受けるかまだ迷っているけど、もしかしたら受けるかもしれない企業の面接日程や説明会日程は、早めにスケジュール帳に書き込み、日程を確保しておくようにしましょう。
まだ予定が何も分からなければ、どこに予定を入れるべきか判断がつきづらいですが、予定が立ちそうなものがあれば、何となくスケジュールが把握できるはず。
あらかじめ、その前後に予定を固めることができますので、可能性のあるものからどんどん書き込んでいくようにしましょう。
Web面接を使う
昨今では、Web面接も多いです。
対面とWeb面接が選べる際は、積極的にWeb面接を選びましょう。
そうすることにより、交通費を節約できます。
また、コロナ禍が収まってきた現在は一次面接でWeb面接、二次面接で対面での面接になるという企業もあります。
あまりWeb面接は選べないかもしれませんが、Web面接があるところを優先的に受けるなどして、交通費を節約しましょう。
格安航空や高速バスを使う
地方の就活生は、格安航空や高速バスの利用も視野にいれましょう。
一般的な航空より格安航空で、また新幹線より高速バスのほうが安いです。
いろいろ調べてみて、安かったり、学割があったりする交通機関を使いましょう。
スーツやかばんは学割があるところで買う
スーツやかばんは学割があるところで買うのも一つの手です。
意外と学割があるところがあるので、スーツやかばんは比較的節約しやすい項目なのではないでしょうか。
機能にこだわりをもたなければ、予算より低い値段でそろえることができそうです。
外食の場合も検索して安くて美味しいところを探すということがおすすめです。
下記の記事では、東京駅での安くて美味しい朝ご飯のお店を紹介しています。
就活代を捻出する方法
ここでは、就活代を捻出する方法を紹介します。
就活代はどうしても費用がかかるため、時期になる前にあらかじめ就活代を捻出すると良いでしょう。
アルバイトをする
アルバイトをするという方法も良い方法です。
アルバイトですとまとまったお金を稼ぐことが可能です。
1日3時間でも良いので、アルバイトをしてお金をためておくということがおすすめです。
節約をして貯める
節約して貯めるという方法もあります。
普段の生活を節約して、就活の時期までにはお金を貯めるようにしましょう。
食事は自炊するなど工夫して、お金を貯めるという方法があります。
仕送りなどで生活している人も多いと思いますが、仕送りのお金を毎月1万円づつ貯めるなどして就活代に充てるのも良い方法です。
仕送りや毎月の生活費を少しづつ貯金していきましょう。
借りる
最終手段としてお金を借りるという方法があります。
お金を借りて、就活が終わり、実際に働いてから余裕が出てから返しましょう。
両親に借りるという方法が一般的です。
ほか、親族に借りられそうな人がいたら借りましょう。
また、カードローンなどを使うという方法がありますが、定職がないと借りにくいためおすすめしません。
また、定期的に一定額を返済しないといけません。
そのため、大学生がカードローンでお金を借りるということは難しい場合があります。
就活中の金欠に悩んでいる方は、ぜひ次の記事もご覧ください!
おすすめの就活支援サービス
おすすめの就活支援サービスを紹介します。
交通費支給のあるサービスがある
地方学生にとっては痛い出費である交通費の一部を支給してくれるサービスもあります。
それらのサイトには、さまざまな企業の選考情報が日程別に掲示されているので、登録した説明会や選考会に行き、企業の説明を受けると支援金がもらえるようになっています。
受けることができる回数に上限がないので、都合がよければ1日に複数社の選考に参加することも可能です。
また、支給額は在住地域によって異なり、遠方に住んでいる就活生ほど支給されるようになっています。
もちろん、お金ほしさにむやみやたらと受けることは良くありませんが、志望度が高い企業の選考にはどんどん参加しましょう!
宿泊費免除になるサービスがある
地方学生にとっては交通費に次いで大きな負担となりがちな、宿泊費を免除してくれるサービスもあります。
シェアハウスを無料で提供している企業があり、就活の際に利用が可能です。
サービス利用にあたっては、就活イベント等に参加する必要がありますが、これらのイベントではさまざまな企業と巡り合える場が提供されています。
そのため、就活で有利になる情報を得られるかもしれません。
さらに、宿泊費が無料になるだけではなく、次のようなサービスを受けられるところもあります。
- キャリアアドバイザー
- 交通費支給
宿泊費のコスパが上がるだけでなく、就活生にとってもかなりありがたいサービスもたくさん提供されています。
これらのサービスも上手に活用し、賢く利用するようにしましょう。
就活生の方はぜひ企業が提供している、宿泊費無料のサービスを使ってみてください。
スケジュールを調整しやすいサービス
「突然面接が入った…」
「選考の日程が急に変更になった」
みたいなことって、よくありますよね。
難しいとは分かっていながらも、できれば選考日程はあとで柔軟に調節できるほうが便利なはずです。
面接日程など、基本的に調整が難しいものもありますが、例えば先ほど紹介した宿泊費が無料になるサービスでは、キャリアアドバイザーも使えるところがあります。そのうえ、学生の都合もできる限り優先してくれるところも。
また、イベントの日程がホームページに掲載されているので、早い段階からスケジュールがわかりやすいというところもあります。
一方、学生であれば誰もが利用する超大手就活サービスは利用者数も多いため、日程調整は難しい場合があります。アドバイザーに相談しようと考えている方は、一度さまざまなサービスを利用してみて、自分にしっくりくるものを探してみるのもありかもしれませんね。
東京にあるシェアハウスが気になるという人は次の記事もおすすめです!
さいごに
就活にかかるお金について解説しました。就活は意外とお金がかかります。
具体的には次のようなことを紹介してきました。
- 就活にかかる平均費用
- 就活のお金の節約方法
- 就活のお金を貯める方法
- 就活支援サービス
就活にはお金がかかりますが、節約方法や就活支援サービスをうまく使って乗り越えましょう。
節約方法や就活支援サービスを使うことで、就活にかかる費用を確実に下げることが可能です。
就活支援サービスの宿泊費無料などは大きいため、使える方はぜひ使っていくと良いでしょう。
この記事が、就活のお金について考えている人のお役に立てば幸いです。