26卒の人気業界は?各ランキングからみる傾向

26卒の人気業界は?各ランキングからみる傾向

2024年2月22日更新

はじめに

就職活動が本格化すると、多くの学生が自身の進路について考え、同級生たちがどの業界に興味を持っているのか、また社会にはどのような多様な業界が存在するのかについて興味を抱くことでしょう。

この記事では、2026年卒業の学生たちが特に注目している業界をランキング形式で詳しく紹介し、その背後にある動向や傾向についても掘り下げていきます。

これにより、就職活動を控える学生たちにとって、将来の選択肢を考える一助となる情報を提供します。

どの業界がトレンドとなっているのか、どの分野が求められているのか、理解を深めていくことで、より賢明なキャリアの選択が可能になるでしょう。

この記事は以下のような点を知りたい就活生が対象です。

  • 2026卒に人気の業界って何?
  • 就活難易度が高い業界が気になる
  • 各業界の選考対策

2026卒の間で人気のある業界について興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

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26卒に人気の業界ランキング

26卒 人気業界

2026卒に人気の業界を分析するにあたって、2023年から2025年卒の学生がどのような業界を志望していたかを見ることが大切です。

過去のデータを確認することで、今後の動向を予想したり傾向を掴んだりすることができるでしょう。

株式会社インタツアーのランキング

まずは、株式会社インタツアー(代表:作馬 誠大、本社:東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービル南館)が発表したランキングについて見ていきましょう。これは、23卒~26卒学生を対象とした調査『業界別志望度・関心度調査』の結果です。

人気の業界

26卒 人気業界

2026年卒業の学生たちの志望度が最も高かったのは、「IT・ソフトウェア・情報処理業界」であり、全体の30.3%がこの分野に興味を持っていました。

これに次いで、「広告・出版・マスコミ」が25.3%であり、その後に「食品メーカー」が21.8%、「商社(総合)」が20.1%と続いています。

このデータから分かるように、現代社会において情報技術が急速に進化していることが反映されています。

IT・ソフトウェア・情報処理業界は特に高い志望度を誇り、新たな技術やサービスの開発、デジタル領域でのキャリア構築への興味が広がっていることが伺えます。

IT・ソフトウェア・情報処理業界に対する学生の興味は非常に高く、その志望度が最も多かったことから、業界に対する関心度も非常に高いことが明らかです。

また、無関心度も17番目と低く、学生たちが注目する業界であることが示唆されます。

この業界を志望する学生たちの主な理由として、「将来性がある」と考える割合が54.9%で最も多く、次いで「スキルが身につく」が41.5%でした。

これにより、多くの学生がIT・ソフトウェア・情報処理業界が今後伸びる可能性があり、また、そこで得た経験が将来のキャリアにプラスになると捉えていることが分かります。

一方で、志望しない理由では「自分に合っていない」が40.6%、「今までの経験が活かせない」が37.2%となっており、IT業界への適性や経験の重要性を示唆しています。

さらに、「精神的に大変」などの回答も31.0%であり、ストレスや負荷が高いという印象を持つ学生も多いことがうかがえます。

これらのデータから、IT業界が求める人材に対する認識や、業界全体のイメージについて深く考察することが重要です。

また一方で、広告・出版・マスコミ、食品メーカー、商社(総合)なども依然として学生たちにとって魅力的な選択肢となっていることがわかります。

不人気の業界

26卒 不人気業界

学生の間で不人気業界になっているものも見ていきましょう。

最も志望度が低かった業界は「介護・福祉」であり、全体の46.1%がこの分野に対して興味を抱いていませんでした。

これに続いて、「建設・建築」が26.1%であり、その他にも「機械メーカー」が23.8%、「官公庁・公社・団体」が19.1%となっています。

このデータから見て取れるように、介護・福祉分野が学生たちの間であまり選ばれていないことが窺えます。

これは、これらの職種が社会的な需要が高まっている一方で、まだまだ認知度が低い可能性があることを示唆しています。

建設・建築、機械メーカー、官公庁・公社・団体も学生たちの中であまり注目されていないようですが、これらの分野には将来的に需要が拡大する可能性もあります。

理解度について

学生たちが志望する業界とそうでない業界に対する理解度を探るため、10段階評価での調査が行われました。

その結果、志望度の高い業界においては、理解度が比較的高いことが示されました。

具体的には、10段階評価で「8」と回答した学生が最も多く、その割合は20.9%に達し、平均値も「6.65」となりました。

このことから、志望度が高い業界では学生たちが一定の理解を持っており、また、設問3の「志望する理由」においても具体的なイメージに基づいた回答が見受けられることが示唆されます。

一方で、志望度の低い業界においては、理解度が低い傾向が見られました。

10段階評価で「3」と回答した学生が最も多く16.6%を占め、平均値は「4.17」となりました。

この結果から、志望度の低い業界においては学生たちの理解度が低いことが浮き彫りになります。

具体的には、設問7の「志望しない理由」においては漠然とした印象で回答された可能性が高いと考えられます。

これらの結果から読み取れることは、業界の理解度を上げる必要があることです。理解度が高ければ、志望度が上がるかもしれません。また、自分の適性と照らし合わせた時に、その業界が自分に向いているのかどうかを判断できるかもしれません。

参照ページ

【23〜26卒業界別志望度・関心度調査】

株式会社マイナビのランキング

つづいて、マイナビが、2024年3月卒業予定の全国大学4年生及び院2年生向けに行った調査に基づくランキングの結果を見ていきましょう。

最終的な志望業界ランキング

順位業界名昨年
1ソフトウェア・情報処理・ネット関連1
2食品・農林・水産2
3官公庁・公社・団体4
4薬品・化粧品3
5繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック5
6電子・電気機器6
7医療・調剤薬局7
8通信12
9銀行・証券9
10自動車・輸送用機器8

 

最終的な志望業界のランキングの1位はソフトウェア・情報処理・ネット関連、2位は食品・農林・水産、3位は官公庁・公社・団体でした。

上位にランクインした業界は、就職活動を始めた初期段階から学生たちが志望していた業界とほぼ変わらず、着実に人気を維持しています。

一方で注目すべきは、8位の通信と10位の自動車・輸送用機器が順位を上げてきたことです。

この結果から、学生たちは就職活動を通して多様な業界や企業について情報を収集し、志望業界に対する魅力を再確認したり、逆に予想外の側面を発見したりして、志望業界の優先順位に変化が生じていることがうかがえます。

初めて聞く業界や企業の話に触れる中で、自分のキャリアや志望動機を再評価するプロセスがあることが示唆されます。

イメージが良い方向に変わったランキング

順位業界名昨年
1ソフトウェア・情報処理・ネット関連1
2食品・農林・水産2
3官公庁・公社・団体3
4精密・医療機器10
5通信9
6銀行・証券13
7繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック4
8電子・電気機器5
9鉄道・航空16
10自動車・輸送用機器8

 

イメージが良い方向に変わったランキングも見ていきましょう。

前年に続き、1位はソフトウェア・情報処理・ネット関連となりました。

この業界はデジタルトランスフォーメーション(DX)における人材の需要が急増しており、市場価値や将来性を強く意識する学生たちから高い人気を集めています。

また、在宅勤務や働き方改革の進展が、この業界に対する好印象を一層高めている要因と言えるでしょう。

2位の食品・農林・水産は、社会貢献や環境への取り組みが注目を集め、3位の官公庁・公社・団体はその安定性が支持されました。

さらに4位の精密・医療機器は、将来性や高い技術力・商品企画力が好印象の要因として挙げられています。

5位の通信業界は、将来性だけでなく、5Gの導入などの変革的な要素もポイントとされています。

これらのランキングからも分かるように、就職活動を通じて学生たちは新たな業界の魅力や強みを発見し、自身の志望業界に対する理解を深めているようです。

志望業界がまだ定まっていない場合や、既に志望がある場合でも、気になる業界に関する情報を積極的に収集し、セミナーやイベントに参加することが有益であると言えます。

参照ページ

2024年卒の大学生が選んだ人気業界は?ランキングや志望業界の傾向を紹介

株式会社学情のランキング

最後に、株式会社学情が発表した、2025年卒学生対象「就職人気企業ランキング」を見ていきましょう。

順位業界名企業名昨年
1商社(総合・専門)伊藤忠商事1
2マスコミ講談社3
3マスコミ集英社5
4スポーツ・ゲーム・その他メーカー任天堂2
5食品アサヒ飲料6
6印刷・紙・パルプ・事務用品大日本印刷7
7マスコミKADOKAWA12
8レジャー・アミューズメントオリエンタルランド9
9マスコミ小学館14
10食品味の素4

 

伊藤忠商事が6年連続でトップを維持し、講談社が2位、集英社が3位にランクインしました。

さらに、KADOKAWAが7位、小学館が9位に入り、出版社が4社もトップ10にランクインしたのは、2001年卒ランキング以来の快挙です。

これには、電子コミックや動画、ゲームなど、コンテンツを提供する企業がデジタルネイティブな学生から支持を集めている影響が大きいと言えます。

一方で、大日本印刷が6位に入り、TOPPANが23位にランクインするなど、業務の多角化を進めながら業績を拡大している企業も注目されています。

これらの企業はBtoB分野においても上位に食い込んでおり、多岐にわたる事業展開が好評を博しています。

また、コロナ禍を抜け、レジャーや旅行、ホテル業界、航空会社なども新卒採用活動が復活し、拡大していることから、これらの業界も再び学生たちの人気を取り戻していると言えるでしょう。

参照ページ

2025年卒「就職人気企業ランキング」を発表!トップは6年連続のあの企業!

26卒に人気の業界の傾向と動向

横断歩道を渡る就活生 女性

ここまで、様々なランキングを見てきました。これらのデータから読み取れる、人気業界の傾向と動向について探っていきましょう。

傾向

まずは人気業界について、学生の理解度が高い傾向が挙げられます。親しみ馴染んだ業界への志望度が高いと言えるでしょう。

また、IT・ソフトウェア・情報処理業界について、複数のランキングに上がってきたことから、人気度が高いと言えます。

この業界はデジタルトランスフォーメーション(DX)における人材の需要が急増しており、市場価値や将来性を強く意識する学生たちから高い人気を集めています。

動向

データから推測すると、2024年卒の学生たちの特徴として、技術革新のスピードが速く、人材需要が高まっている分野に対する関心が高まっていることが挙げられます。

特にITや通信などがその代表であり、この分野への注目度は昨年に比べて増加しています。

マイナビの調査において最終的な志望業界で1位になったソフトウェア・情報処理・ネット関連は、エントリーした業界や選考を受けた業界でも1位となるだけでなく、その割合も昨年より増加しています。

この傾向には、生成AIの急成長や5G・6Gの登場などが学生たちの就職観に与えた影響が大きいと考えられます。

IT業界については、以下の記事で詳しく述べています。ぜひ参考にしてください。

IT業界とは?分類5つと業界動向、職種、向いている人

一方で、社会情勢の変化も影響を与えており、例えば2021年卒で6位だった鉄道・航空は、コロナ禍の影響で2023年卒では順位を大きく下げましたが、2024年卒では持ち直しています。

同様に、旅行・ホテル・航空なども回復の兆しを見せており、各業界の社会情勢への対応が大きな焦点となっています。

航空業界については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

【業界研究】航空業界とは?志望動機・ビジネスモデル・職種・就職偏差値を徹底解説

26卒の人気業界の難易度は?

ここでは、IT業界の大手である、富士通の採用大学について見ていきます。

青山学院大学 / 大阪大学 / 関西大学 / 関西学院大学 / 九州大学 / 京都大学 / 慶應義塾大学 / 神戸大学 / 上智大学 / 中央大学 / 筑波大学 / 電気通信大学 / 東京工業大学 東京大学 / 東京理科大学 / 同志社大学 / 東北大学 / 名古屋大学 / 法政大学 / 北海道大学 / 明治大学 / 横浜国立大学 / 立命館大学 / 早稲田大学

 

富士通では、多くの大学での採用実績があります。

また、採用実績から学歴フィルターが存在すると想定されます。

ただし、地方大学からの実績もあり、フィルタリングは、そこまで強くはないと考えることができます。

また、広い視野での人材採用に力を入れているため、今後の地方大学からの採用枠拡大の可能性もあります。

以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。

【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法

富士通に関しては、以下の記事に詳しく解説があります。ぜひ参考にしてください。

【企業研究】「富士通」の選考対策・就職偏差値/難易度・社風・求める人物像を徹底解説

以上のように、企業にもよりますが、IT業界では大手の入社難易度は高いと言えるでしょう。

26卒の人気業界への就活対策

就活スーツの男性 会社訪問イメージ

2026卒の人気業界へ就職を目指す場合、どのような対策をすべきでしょうか。以下に解説していきます。

視野を広げる

志望業界に対する解像度を上げるため、また志望先を増やすために、視野を広げることが重要です。

限られた時間のなかで効率よく就職活動を進めようとすると視野が狭くなってしまう恐れもあります。

ここでは、視野の広げ方として、情報収集を徹底すること、インターンシップに参加することの2点を挙げて説明していきます。

業界に関する情報を集める

書籍やインターネットを利用し、業界に関する情報を集めましょう。業界研究を行うことで、業界全体を見る力や業界同士のつながりを意識する力が育ちます。

インターンシップに参加する

インターンシップに参加することによって、より仕事について具体的な体験をすることが可能です。

インターンシップに参加した後、「イメージと違った」と感じる学生も少なくありません。

このような場合、まずどの点がイメージと異なったのかを具体的に思い出すことが重要です。

その上で、その気づきが将来の方向性や譲れない条件にどのように影響を与えたかをじっくりと考えることが役立ちます。

イメージとのギャップを見つけることは、自分自身の価値観や嗜好、キャリアの方向性を再評価する契機となります。

このプロセスは自己分析を深め、新たな軸を見出す手助けとなります。

志望業界を再検討する中で、過去のインターンシップで得た経験や新しい興味を持った業界を挙げ、それをもとに近しい業界を提案することも一つの手段です。

また、「自分がどの業界に向いているのかわからない」という学生は、「志望業界は就職活動を通じて変わるもの」であることを意識しましょう。

就職活動は変化のプロセスであり、最終的な志望業界が変わることは自然なことです。

まとめ

この記事では、2026年卒の学生に向けて、人気業界ランキングを解説しました。

IT業界をはじめとした様々な業界が人気です。

人気の背景には、学生の理解度が高いことや社会情勢の変化があることが伺えます。

業界研究を進めたり、インターンシップに参加したりすることで、業界の理解度を高めることができるでしょう。

この記事が少しでも役に立てば幸いです。

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