【企業分析】BIG DAISHOWAグループの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月2日更新
はじめに
BIG DAISHOWAグループは、精密機器・機械業界に属するグループです。
グループは以下の7企業で構成されています。
- BIG DAISHOWAホールディングス株式会社
- BIG DAISHOWA株式会社
- BIG DAISHOWA Japan 株式会社
- BIG DAISHOWA International 株式会社
- 大昭和精機株式会社
- ビッグサポートシステムズ株式会社
- ビッグ精工株式会社
BIG DAISHOWA株式会社とBIG DAISHOWA Japan 株式会社以外の5社は、本社が大阪府東大阪市にあります。
上記の2社については、東京都豊島区の東京本社と大阪府東大阪市の大阪本社があります。
BIG DAISHOWAグループでは、機械加工に欠かせない工具である「ツーリング」の製造・販売において国内トップシェアを誇っています。
この記事では、そんなBIG DAISHOWAグループの企業研究を行うために役立つ知識をご紹介します。
次のような方へ向けて、事業内容や社風、就職難易度、さらに選考対策のポイントなどを解説します。
- BIG DAISHOWAグループの業務内容が気になる
- BIG DAISHOWAグループの就職難易度について知りたい
- BIG DAISHOWAグループの選考対策のポイントを知りたい
また、精密機器・機械業界以外の業界については、こちらの記事で概観しています。
ほかの業界のことが知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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この記事の結論
結論から述べると、BIG DAISHOWAグループの就職難易度は標準レベルだと考えられます。
採用フローが一般的な形式で、なおかつ学歴フィルターと呼ばれるものがほとんどないと推測できる企業だからです。
そのため、エントリーシートや面接に関してしっかりと対策していれば、だれにでもチャンスがあると言えるでしょう。
採用において特徴的なのは、職種別採用を行っている点です。
応募する段階で希望職種を伝えられるため、入社後のミスマッチが起こりづらいのが魅力です。
募集職種は、国内営業、海外営業、設計・開発、社内向けSE、社外向けSE、製造、物流業務、品質管理の8職種です。
この記事では、就職難易度や事業内容の詳細のほか、選考対策のポイントもお伝えします。
ぜひ最後までご一読ください。
BIG DAISHOWAグループについて
出典元
会社概要
BIG DAISHOWAグループは、精密機器・機械・工具の製造・販売を主力事業としています。
BIG DAISHOWAグループが主に作っているのは、「ツーリング」と呼ばれる機械工具です。
ツーリングは機械加工をするために欠かせない工具で、自動車、航空機、スマートフォン、時計などあらゆる精密機器の製造過程で使用されています。
BIG DAISHOWAグループは、そんなツーリングの製造・販売において国内トップシェアを誇っています。
そのほかにも切削工具や測定・計測機器、一般ツールなど幅広い工具を製造しており、日本のメーカーを支えています。
海外にも事業拠点があり、今後ますます事業規模を拡大していくと予想されます。
参照ページ
各事業セグメントの解説
BIG DAISHOWAグループの主な事業セグメントは、次のとおりです。
事業部門 | 活動内容 |
工具保持具の開発、製造および販売 | チャック、CKボーリング、タッパ、一般ツール、アングルヘッド、エアタービン、切削工具、複合加工機・旋盤用ツール、周辺機器の製造・販売 |
精密測定機器の開発、製造および販売 | 測定・計測機器の製造・販売 |
システム開発および販売 | FA工場内管理ソフトやRF-ID(非接触自動認識装置)システムの開発および販売 |
BIG DAISHOWAグループは工具のほか、精密測定機器の開発・製造・販売を行っています。
測定・計測機器の中で特に注目したいのが、「ダイナゼロビジョン」という機器です。
ダイナゼロビジョンは、ストロボ効果を応用した工具位置測定器で、第48回発明大賞日刊工業新聞社賞を受賞した製品です。
ほかにも「スマートダンパー」や「ハイドロチャック」など特色ある製品を多数製造しています。
参照ページ
BIG DAISHOWAグループで働いている社員は?
平均勤続年数は?
BIG DAISHOWAグループの平均勤続年数は、「14.8年」(2022年度実績)です。
全職種での平均勤続年数は12.1年、精密機器メーカーでの平均勤続年数は12.4年です。
そのため、平均よりやや社員が定着しやすい企業だと言えるでしょう。
平均年収は?
BIG DAISHOWAグループの平均年収は、情報が見つかりませんでした。
2,000万円程度という情報や700万円程度という情報がありましたが、どちらも真偽不明です。
平均残業時間は?
BIG DAISHOWAグループの平均残業時間については、正確な情報が見つかりませんでした。
平均ボーナス額は?
BIG DAISHOWAグループ平均ボーナス額は、情報が見つかりませんでした。
ただ、一般的には年収の16%がボーナス額となることが多いです。
そのため、平均年収が2,000万円程度の場合は320万円程度、平均年収が700万円程度の場合は110万円程度が平均ボーナス額となるでしょう。
どんな文化なの?
BIG DAISHOWAグループの企業理念は「お客様に本当に喜んでいただける品質のよい製品を」です。
BIG DAISHOWAグループでは、長年のノウハウを生かし、「高精度・高品質」な製品作りを心がけています。
主力商品であるツーリングだけでなく、幅広い製品を製造している企業ですが、1つ1つの製品に対して誠実に向き合い、顧客のニーズに応えます。
また、BIG DAISHOWAグループには「素直で謙虚、飽くなき成長を目指す人へ」という社風もあります。
日進月歩の精密機器業界を生き抜くためには、新しい知識を素直に受け入れ、謙虚な態度で成長していくことが必要不可欠だからです。
ここでは、ものづくりに対して真摯に向き合える環境が整っているため、誠実さを重んじたい方やものづくりに強い関心がある方には向いていると言えるでしょう。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
精密機器メーカーにおけるBIG DAISHOWAグループの立ち位置についてご紹介します。
BIG DAISHOWAグループは、精密機器メーカーの中でも唯一無二の企業であると考えられます。
その理由は、ツーリングという機械加工に不可欠な製品において、国内トップシェアを誇っているからです。
そして、BIG DAISHOWAグループはそれ以外にもさまざまな製品を製造しており、精密機器メーカーの中でも存在感を放っていると言えるでしょう。
BIG DAISHOWAグループは、「高精度・高品質」なものづくりにこだわっています。
そのため、BIG DAISHOWAグループ製品のブランド価値は今後ますます高まっていくことが予想できます。
BIG DAISHOWAグループの新卒募集要項について
BIG DAISHOWAグループでは、職種別の採用を行っています。
入社後に配属先がわかるのではなく、応募時点で自ら希望職種へ応募できるため、入社後にミスマッチが起こりにくいのが魅力です。
国内営業は全国転勤の可能性があり、海外営業は将来的に海外勤務となる可能性がありますが、それ以外の職種は大阪または淡路島での勤務となります。
また、設計・開発のみ、理系大学または理系大学院卒業(卒業見込み)の方のみを募集していますので、注意が必要です。
なお、応募時点で製品に詳しい必要はありません。
ものづくりに興味がある方はぜひ挑戦してみてください。
各項目 | 詳細 |
職種 |
|
給与 |
(2023年4月実績/月給) |
賞与 | 年2回(7月、12月) 業績に応じて決算賞与支給(9月) |
研修制度 | 新入社員研修、マナー研修、商品研修、OJT研修など |
福利厚生 | 各種社会保険完備、従業員持株会、寮、リゾートホテル、スポーツ施設、資格取得支援制度、キャリアアップ調査など |
参照ページ
求める人材
引用ページ
BIG DAISHOWAグループは、求める人材として下記の内容を公表しています。
- 海外拠点を持つ会社でグローバルに活躍したい方
- 若手が中心になって活躍できる会社で働きたい方
- 世界初の製品を開発して世の中に革新をもたらしたい方
- 取引先の担当者と深い関係性を築ける営業がしたい方
- 自由に意見が発言できる風通しのいい職場で働きたい方
- 理系の知識を活用してモノづくりを支える設計・開発がしたい方
- とにかくモノづくりに興味がある!という方
求める人材像を概観すると、自主性やものづくりへの意欲をもった人材が求められていることがわかります。
また、それにくわえて、「お客様に本当に喜んでいただける品質のよい製品を」「高精度・高品質」「素直で謙虚、飽くなき成長を目指す人へ」といった企業理念も忘れないようにしましょう。
エントリーシートや面接の中で、企業理念や求める人材像のすべてに触れることは現実的に困難なため、企業理念を中心に、2~3つ程度の内容に触れられるとよいでしょう。
以下に、エントリーシートや面談へ活かしやすい具体的な触れ方をいくつかご紹介します。
- 理系学部で学んできた内容
- ものづくりに興味をもったきっかけ
- グローバルな働き方に関心がある理由
- 素直さや謙虚さを重んじてきたエピソード
- 自主性や主体性があることがわかるエピソード
- 人に喜んでもらうことにやりがいを感じたエピソード
- コミュニケーション能力が高いことがわかるエピソード
企業理念や求める人材像の中から、触れやすい項目を抜粋して、自分の強みやエピソードに絡めるのがポイントです。
エントリーシートや面接対策の際にぜひ参考にしてください。
新卒採用のフロー
BIG DAISHOWAグループの新卒採用フローは次のとおりです。
BIG DAISHOWAグループでは、一般的なフローで採用活動が行われています。
素直さや謙虚さ、意欲を重視している企業のため、これらに当てはまる人柄をアピールできるよう意識しましょう。
①エントリー・説明会・書類選考
まず、各リクルートサイトやBIG DAISHOWAグループ新卒採用サイトからエントリーします。
BIG DAISHOWAグループでは企業説明会を随時行っています。
企業について詳しく知るチャンスですので、ぜひ参加してみてください。
特に、BIG DAISHOWAグループでは専門的な製品を取り扱っているため、説明会参加は大変有意義なものとなるでしょう。
エントリーシートには、志望動機や入社後にしたいことなどの基本的な質問項目があるようです。
エントリーシートの書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
②一次面接(オンライン)
書類選考を通過すると、一次面接が行われます。
一次面接はオンライン面接です。
自宅から参加できるため気軽だと感じる人も多いですが、気が抜けやすいというデメリットもあります。
そのため、オンライン面接では、身だしなみやマナーにいっそう気を配る必要があります。
面接について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご確認ください。
③二次面接(オンラインor対面)・SPI検査
一次面接を通過すると、二次面接があります。
二次面接はオンラインまたは対面で行われます。
また、二次面接の前後にSPIを受験する必要があります。
面接だけでなくSPI対策も万全にしておきましょう。
SPIについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご一読ください。
【徹底解説】就活のSPI試験対策マニュアル~おすすめの参考書も紹介~
④最終(役員)面接
最終面接は、役員面接です。
通常、最終面接ではエントリーシートやこれまでの面接内容を踏まえて、いっそう深掘りした内容を聞かれることが多いです。
そのため、これまでの内容を振り返り、今一度伝えたいことを整理して望むとよいでしょう。
入社意欲をアピールするためには、入社後になにをしたいのかという展望をしっかりと伝えることが大切です。
また、企業や業界への知見の深さも重要なので、企業研究と業界研究も深めておきましょう。
⑤内定
最終面接を通過すると内定をもらえます。
採用大学
BIG DAISHOWAグループの採用大学は次のとおりです。
最難関~標準レベルまで幅広い大学からの採用実績があり、いわゆる学歴フィルターと呼ばれるものはあまりないのではないかと考えられます。
愛知大学、追手門学院大学、大阪工業大学、大阪電気通信大学、大谷大学、岡山商科大学、岡山理科大学、香川大学、関西大学、関西外国語大学、北九州市立大学、岐阜女子大学、京都大学、工学院大学、甲南大学、神戸学院大学、駒澤大学、作新学院大学、島根大学、職業能力開発総合大学校、帝塚山大学、同志社大学、東洋大学、奈良大学、日本大学、兵庫県立大学、広島工業大学、桃山学院大学、立命館大学、流通科学大学、タスマニア大学、ユタ州立大学など |
BIG DAISHOWAグループの採用大学を概観すると、工業系や語学系の大学からの採用がほかの企業と比べて多いことがわかります。
学歴フィルターはほとんどないと考えられますが、工業系や語学系の大学へ通っている方は、面接の際に業務内容に関わるエピソードを数多く話せるため、多少有利なのかもしれません。
しかし、営業職の方はほとんど文系出身だと公表されているため、理系大学の出身でなくともまったく問題ありません。
また、語学力が求められるのは海外営業のみのため、語学系大学の出身でないこともまったく問題にはなりません。
ものづくりへの興味関心や入社意欲をきちんと伝えることができれば、だれにでもチャンスがある企業だと言えるでしょう。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえて、BIG DAISHOWAグループの就職偏差値・難易度について確認します。
BIG DAISHOWAグループの就職偏差値・難易度は、標準レベルだと考えられます。
その理由としては、以下の3つが挙げられます。
- 採用フローに特殊な内容が見受けられず、一般的なフローだと言えるから
- 学歴フィルターと呼ばれるものがほとんどないと考えられるから
- 業界最大手と言える企業ではなく、いわゆるニッチトップメーカーだから
上記の理由により、BIG DAISHOWAグループの就職偏差値・難易度は標準レベルだと言えそうです。
自分の強みや志望動機、入社後の展望など基本的な質問項目に対して、しっかりと対策しておけば、難しすぎるということはないでしょう。
面接では、明るくはきはきと話し、素直で謙虚な態度を心がけてください。
ここまで、BIG DAISHOWAグループの企業研究に役立つ知識をご紹介してきました。
BIG DAISHOWAグループは、機械加工に必須の「ツーリング」と呼ばれる工具について、国内トップシェアを誇るニッチトップメーカーです。
主力商品のツーリング以外にもさまざまな工具や精密機器を開発・製造・販売しているうえ、国外とも取引があるため、今後ますます業績拡大していくことが期待されます。
BIG DAISHOWAグループでは、素直さと謙虚さ、そしてものづくりへの意欲を重視しています。
そのため、自己分析や企業研究を深め、自分の人柄や入社熱意をしっかりと伝えられるよう準備しておくことが大切です。
ぜひ、この記事を参考にして企業分析を進めていってくださいね。
この記事が内定獲得への第一歩となることを祈っています。