【企業研究】株式会社ウェザーニューズの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年1月30日更新
はじめに
株式会社ウェザーニューズは千葉県千葉市に本社を置く気象情報サービスを提供する業界のリーディングカンパニーです。
気象情報の収集・分析に特化した事業を展開しており、天気予報以外にも災害時の緊急情報提供や気象に関する各種データサービスを行っており、幅広い顧客層に支持されています。
この記事では株式会社ウェザーニューズへの就職に関心がある就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- ウェザーニューズの仕事内容が気になる
- ウェザーニューズの就職難易度を知りたい
- ウェザーニューズの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、気象情報サービス以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ウェザーニューズの就職難易度は中程度と考えています。
企業の規模や採用実績から見て特に高いハードルが存在するわけではありませんが、専門性の高い職種が多いため、関連知識や技術に自信のある方には適しています。
また、採用大学も幅広く、しっかりと準備を進めれば内定獲得の可能性は十分にあります。
選考対策として独特なものはありませんが、「リーダー面接(一次面接)」および「最終面接」の面接官が執行役員と社長である点には十分な注意が必要でしょう。
特に「リーダー面接(一次面接)」は学生が一人の面接になるため、十分な企業研究や熱意がなければ魅力を感じてもらえない可能性があります。
募集されている職種は多岐に渡り、応募の段階で希望のキャリアを選択することができるはずです。
ウェザーニューズは新卒採用の段階では特別なスキルを必要としていないため、十分に対策を行えば内定を獲得することは可能だと言えるでしょう。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社ウェザーニューズについて
会社概要
株式会社ウェザーニューズは、気象情報サービスの提供を主な事業内容としている企業です。
最新の気象技術とデータ分析を駆使し、正確な天気予報を提供することで、社会の安全と快適さを支えています。
また、気象データを活用したビジネスソリューションも展開し、企業や地方自治体からの信頼も厚いです。
陸(「道路気象」や「鉄道気象」など)・海(「海上気象」や「航海気象」など)・空(「航空気象」)の気象情報を提供しているだけでなく、「エネルギー気象」や「スポーツ気象」など、あらゆる気象情報をサービスとして提供している点が特徴です。
参照ページ
各事業別の売上規模
事業 | 売上高 |
BtoB事業 | 約110億3,700万円(前年同期比6.5%増) |
BtoS事業 | 約100億7,700万円(前年同期比8.5%増) |
合計 | 約211億円(前期比約107%) |
2023年5月に公表されたウェザーニューズの通期(2022年6月1日 ~ 2023年5月31日)の総売上高は約211億円(前期比約107%)で、経常利益は約32億円(前期比約107%)でした。
この売上は「BtoB事業」(航海気象・航空気象・陸上気象・環境気象・その他)および「BtoS事業」(モバイルインターネット事業・放送気象)からの収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での売上高は以下の通りです。
- BtoB事業:売上高は約110億3700万円で、前年同期比6.5%増。航海気象・航空気象・環境気象事業の売上高は前期を上回っている一方で、陸上気象・その他BtoB事業の売上高は前期を下回っています。特にその他BtoB事業の減少率が顕著で、前期比22.8%減。増加幅が最も大きい事業は航空気象事業で、前期比32.2%増。
- BtoS事業:売上高は100億7700万円で、前年同期比8.5%増。モバイルインターネット事業の売上高が前期比14.8%増で、放送気象事業の売上高が前期比9.0%減。
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各事業セグメントの解説
株式会社ノジマの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
航海気象事業 | 航海気象、洋上エネルギー気象、海上気象、海上物流気象、水産気象の提供。 |
航空気象事業 | 航空気象の提供。 |
陸上気象事業 | 道路気象、鉄道気象、輸送気象、防災気象、イベント気象、施設気象、工場気象の提供。 |
環境気象事業 | 流通気象、エネルギー気象、ダム気象、農業気象の提供。 |
モバイル・インターネット事業 | モバイル・インターネット、トラベル気象、栽培気象、植物気象、童理気象、減災、星空気象の提供。 |
放送気象事業 | 放送気象の提供。 |
私たちが普段利用している気象情報サービスは、ウェザーニューズの「モバイル・インターネット事業」の一つに過ぎず、他にも企業向けにあらゆる気象情報サービスを事業として展開していました。
ウェザーニューズで働いている社員は?
平均勤続年数は?
ウェザーニューズの平均勤続年数は約11年です。
気象情報業界の動きが活発で、新しい技術やサービスの開発が求められるため、絶えず変化に対応する柔軟性が求められます。
このため、業界全体としては比較的勤続年数が短くなる傾向があります。
平均年収は?
2023年5月31日時点でのウェザーニューズの平均年収は、約629万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりもかなり高い水準となっています。
平均残業時間は?
口コミによると、ウェザーニューズの従業員の平均残業時間は20時間 / 月でした。
特別長くもなく、短くもない残業時間と言えます。
平均ボーナス額は?
詳細な平均ボーナス額はインターネット上の情報だけでは確定することはできません。
しかし、ウェザーニューズの平均年収から概算すると、ウェザーニューズの平均ボーナス額は100万円程度です(国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%)。
概算数値であるため、あくまで参考程度に留めておいてください。
参考までに、ウェザーニューズの新卒採用サイトには、賞与は「個人の成果や会社の業績による」と記載されています。
どんな文化なの?
ウェザーニューズは「サポーター価値創造」を経営理念に掲げています。
特定の事業に注力しているわけではなく、サポーターとしてステークホルダーの生活やビジネスを豊かにしていくことを目標としています。
そのために、業界のリーディングカンパニーとして革新的なサービスを開発したり、各従業員が目的意識を持つことが重視されているため、成長性を求める人には向いていると考えられます。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
気象情報サービス業界の中でのウェザーニューズの立ち位置をご紹介します。
会社名 | 純利益(2024年1月現在の最新版) |
ウェザーニューズ | 23億9,800万円 |
ウェザーマップ | 2972万7,000円 |
ハレックス | 3365万4,000円 |
売上高で同業他社と比較を行うと、ウェザーニューズは業界トップクラスの企業だということが一目瞭然です。
理由としては以下の要因が考えられます。
- 非常に多角的な事業:ここまで紹介してきたように、ウェザーニューズが展開している事業は一般消費者に馴染みのある天気予報サービスだけではなく、陸(「道路気象」や「鉄道気象」など)・海(「海上気象」や「航海気象」など)・空(「航空気象」)の気象情報に加えてその他の気象情報も提供するなど、非常に多角的な事業を行っています。これにより、同業他社と比べて高い成果を達成しています。
- 革新的なサービスの提供:ウェザーニューズは常に革新的なサービスへの挑戦を忘れず、日々新たなサービスを提供しています。具体的な例だと、2023年12月に「雨・風邪による野外イベント等の中止リスクの確立」を提供開始しました。これは従来の気象情報サービスでは提供されていなかった情報で、革新的なサービスと言えるでしょう。
また、ウェザーニューズの就職偏差値は52程度です。
平均値が偏差値50であるため、平均よりやや難しい難易度と言えます。
参考までに競合3社の情報をご紹介します。
会社名 | 純利益 | 経営理念・メッセージ |
ウェザーニューズ | 23億9,800万円 | サポーター価値創造 |
ウェザーマップ | 2972万7,000円 | 「人」がつくる天気予報を大切にした 「老舗」を目指す。 |
ハレックス | 3365万4,000円 | 「IT(情報)」×「気象」のエキスパート集団として、お客様から信頼される会社を目指す。 |
参照ページ
ウェザーニューズの新卒募集要項について
以下にウェザーニューズの新卒募集要項をまとめました。
給与体系が年俸制で、しかも初任給から400万円以上である点は非常に魅力的です。年俸制の給与体系は最近のベンチャー企業などで散見されます。
募集されている業務内容は多岐に渡り、就活生の方は自分の興味のある業務内容にアサインされることが目指せます。
専門的な業務内容が多いですが、研修制度もしっかりと整備されているため、入社後の努力次第では十分戦力になることができるでしょう。
賞与は「個人の成果や会社の業績」で変動するとのことで、現在はウェザーニューズの業績が上がり調子なので良いですが、今後業績が停滞した場合の賞与は少し懸念点になり得ます。
詳細は実際に説明会の参加やOB・OG訪問をして確認しましょう。
各項目 | 詳細 |
---|---|
業務内容 |
|
給与 | 年俸432万円、月額36万円(月30時間分の固定残業代を含む。超過時は別途支給) |
賞与 | 個人の成果や会社の業績に応じる。 |
研修制度 | 新入社員研修、入社2年〜4年目のフォローアップ研修、リーダー研修、技術研修・英語研修、外部研修など。 |
福利厚生 | 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)、社員持株会、関東ITソフトウェア健康保険組合を通じての施設利用、インフルエンザ予防接種・健康診断費用補助 |
求める人材
株式会社ウェザーニューズは求める人材として下記のものを公表しています。
- 気象市場に新たな価値を創り出すアントレプレナーシップマインドを持っている人材
- 失敗を恐れずに新たなサービスをお客様と一緒に構築する情熱を持っている人材
- 新しい技術や製品を積極的に取り入れながら革新的なサービスを作ることに情熱を持っているエンジニア
- 予測モデルの精度向上への情熱を持っている人材
- 自国の気象市場の発展を望むグローバル人財(欧米歓迎)
以上の「求める人材像」には、常に革新を求めているウェザーニューズの風土が如実に表れていると言えます。
新卒採用のフロー
ウェザーニューズ の選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
①マッチングセミナー(会社見学会)
まずはマッチングセミナー(会社説明会)に参加して、ウェザーニューズの事業や展望、社員の雰囲気などを学びましょう。
ここで得た知識を活かして選考を進めていくと良いはずです。
②書類選考(WEB適正テスト・エントリーシート提出)
エントリーシートの質問事項は
- ウェザーニューズを知った経緯
- 強みと仕事での活かし方
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- 長所と短所
- 経験した困難な出来事
といったように、基本的なことを聞かれるようです。
内容はどれも基本的なものばかりですが、下調べやマッチングセミナーで得た情報を基に、ウェザーニューズで評価されると感じる内容を記入しましょう。
③リーダー面接
「求める人材」でも紹介しましたが、ウェザーニューズは
- 気象市場に新たな価値を創り出すアントレプレナーシップマインドを持っている人材
- 失敗を恐れずに新たなサービスをお客様と一緒に構築する情熱を持っている人材
- 新しい技術や製品を積極的に取り入れながら革新的なサービスを作ることに情熱を持っているエンジニア
- 予測モデルの精度向上への情熱を持っている人材
- 自国の気象市場の発展を望むグローバル人財(欧米歓迎)
といった、自社にあった人材を求めています。
どれも他社と被らない独自の人材像であるため、面接にはウェザーニューズの企業研究を万全に行った上で臨むのが良いでしょう。
「リーダー面接」の名の通り、面接官は1次面接の段階から執行役員の方のようです。オンラインで行われ、面接時間は40分程度です。
口コミを確認したところ、質問内容は学生によって異なるようなので、面接の進行に臨機応変に対応すると良いでしょう。
④最終面接
最終面接は複数名と学生と社長によって行われるようです。
1次面接の面接官が執行役員であるため当然なのでしょうが、社長との面接は比較的珍しいパターンと言えるでしょう。
いかにウェザーニューズに入社したいかという熱意を込められるかが鍵となるでしょう。
⑤内定
執行役員・社長との面接を通過した学生は内定が決まります。
採用大学
ウェザーニューズの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。
東京大学、京都大学、北海道大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東北大学、東京工業大学、東京理科大学、慶應義塾大学、早稲田大学、大阪府立大学、広島大学、上智大学、同志社大学、明治大学、インド工科大学、オクラホマ大学、奈良先端科学技術大学院大学、首都大学東京、電気通信大学、東京農工大学、東京海洋大学、はこだて未来大学、神戸大学、芝浦工業大学、日本大学、法政大学、立命館大学、東京農業大学など。 |
上記の通り、ウェザーニューズは最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用しているため、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
ただし、最難関・難関レベルの大学が多い点と、専門的な事業内容を運営しているため専門的な内容を学ぶことができる大学が多い点には注意が必要です。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、ウェザーニューズの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度はやや高めではあるが標準的といえるでしょう。その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローに特別なステップはないが、面接官が執行役員と社長。
- 学歴フィルターはなさそうだが、学歴の高い大学や専門的な大学からの採用が多い。
- 給与や福利厚生が特筆して良いという訳ではない。
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策し、その上でウェザーニューズの企業研究も十分行っていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
ウェザーニューズは、気象情報サービス業界において革新的な事業を展開している企業です。
新技術の開発やデータ分析を通じて、社会に貢献するサービスを提供しています
企業文化は革新と貢献に重点を置いており、社員は自主性と協調性を持って働いています。
ウェザーニューズの就職難易度はやや高めではありますが標準の範囲内ですが、専門性を求められる職種が多いため、関連分野に対する深い知識や熱意が求められます。
幅広い大学からの採用実績があり、学歴よりも実力や専門知識を重視する採用方針です。
これからウェザーニューズに就職を目指す方は、専門性を高め、独自の視点やアイデアを持つことが重要です。
ぜひこの記事を参考にして、ウェザーニューズの新卒採用に励んでください。