【学力検査】Webテスト版「arorua(SPI)」の概要・対策ポイント・使用企業を徹底解説!

【学力検査】Webテスト版「arorua(SPI)」の概要・対策ポイント・使用企業を徹底解説!

2023年12月30日更新

はじめに

本記事では、就職活動の学力検査に用いられるWebテスト版arorua(SPI)」について解説していきます。

  • aroruaって何?
  • aroruaの対策方法を知りたい!
  • aroruaを学力検査に利用している企業って具体的にどこ?

上記のような様々な悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでいってください!

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arorua(http://arorua.net)とは

arorua」は、SPIと呼ばれる就職活動の学力検査URLに含まれている単語で、就活界隈では「SPIのWebテスト形式」を表現する言葉として用いられています。

実際のSPIのWebテスト版のURLは「http://arorua.net」です。

SPIとはリクルートマネジメントソリューションズが開発した学力検査で、現在でいうと年間約15,000もの企業が新卒採用の選考でSPIを用いていて、200万人を超える学生がSPIを受験していると言われている、就活市場でもっとも有名な学力検査の1つです。

そんなSPIですが、形式は3種類あります。

  • テストセンター形式
  • Webテスト形式
  • ペーパーテスト形式

従来であれば企業の大半が「テストセンター形式」のSPIを利用し、その率はSPI全体の約65%ほどと言われていました。

(Webテスト形式が20%、ペーパーテスト形式が15%)

しかし新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年の就職活動市場(2021年卒)では多くの企業テストセンター形式から臨時で「Webテスト形式」に変更し、緊急事態宣言下でのSPIの実施に着手しました。

以降、従来はテストセンター形式を利用していた企業がWebテスト形式に流れ、現在はテストセンター形式とWebテスト形式の割合が約「1対1」と表すことができるくらいにはWebテスト形式のSPIも主流になりつつあります。

またテストセンター形式の場合とWebテスト形式の場合で、企業から送られるURLが異なるため、URLでどちらか判断したい学生は以下を参考にしてみてください。

形式URL
SPI(Webテスト形式)http://arorua.net
SPI(テストセンター形式)https://arorua.net/viva/docs/ae_s0141.jsp

SPI試験の場合は、URLに「arorua」という単語が含まれているという点で共通しているため、SPIに関する情報収集を行う際には「arorua」という検索キーワードも交えて検索するのもオススメです。

参考・引用

arorua.net/viva/docsの適性検査:Webテストの種類は? | 理系days (shukatsu2017.com)

SPIテストセンター・Webテストの違い|ペーパーテスト? | 理系days (shukatsu2017.com)

 

コロナ禍によって、Webテストの形式も、面接でさえもオンラインで行うのが主流になってきました。オンライン面接の注意点については以下の記事なども参考にしてみてくだい。

地方就活生の味方【オンライン面接】とは?初心者が気を付けるべきポイント

Webテスト形式のSPI(arorua)の概要

Webテスト形式のSPI(arorua)の概要は以下になります。

説明内容詳細
出題内容①言語 ②非言語 
制限時間

(試験全体)

①35分(能力検査のみ)

②65分(能力検査35分+性格診断30分)

のどちらか

制限時間(言語)12分
制限時間(非言語)20分

Webテスト形式のSPIの場合、出題内容は言語・非言語で構成されます。

またテスト全体の制限時間は35分または65分のどちらかで、性格診断があるかないかで制限時間に差が生じます。

一方、性格診断の有無に関わらず、能力検査の時間は一律で35分で、言語は12分・非言語が20分で構成されます。

参考・引用

arorua適性検査:Webテスト65分の答え,SPI例題は難しい? | 理系days (shukatsu2017.com)

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SPI(arorua)のWebテスト形式とテストセンター形式の違い

先ほどはSPIのWebテスト形式の概要について紹介しましたが、次にテストセンターで実施するSPIとどのような違いがあるのかを5点紹介していきます。

①Webテストの場合は点数換算・テストセンターの場合は偏差値換算

WebテストのSPIの場合は問題の正解・不正解に関わらず決まった問題を出題していくため、偏差値ではなく、正答率などを踏まえた「点数換算」によって試験結果を出しています。

一方テストセンター受験のSPIは、問題に正解すると次に出題される問題が難しくなり、逆に不正解だと出題される問題のレベルが下がり、簡単になります。

このように難しい問題に正解していくことがより良い試験結果を獲得することに繋がり、また「低い難易度の問いをしっかり正解する」ことで難しい問題が出題されていく仕組みで、結果も偏差値で換算されます。

またテストセンター形式のSPIは「難しい問題の特徴」があるため、以下に述べる特徴の問題が出題されれば「高い偏差値の可能性がある」と捉えることができ、試験結果の偏差値の開示はないものの、ある程度の結果の推測が可能です。

【テストセンターSPIの高得点指標(言語)】

  • 長文の内容一致問題がチェックボックス
  • 長文が2 or 3題
  • 非言語の表の読み取り問題が4タブ

【テストセンターSPIの高得点指標(非言語)】

  • 推論の問題でチェックボックス
  • 推論ばかりで全体の6割以上

②WebテストのSPIは試験結果の使いまわし不可

Webテストの場合は、企業ごとで毎回SPIを受験をしていく必要があります。

一方、テストセンターのSPIの場合は試験結果の使いまわしが可能です。

そのため、例えばSPIのボーダーラインが高いとされる企業の選考でSPIをテストセンターで受け、その後面接に呼ばれた場合はその「高いボーダーラインを突破するほどに偏差値が良かったSPIの結果」を他企業の選考で流用することが可能です。

そのため、WebテストのSPIは企業ごとに毎度高得点を狙っていく必要があるのに対して、テストセンターは一度高得点を獲得すれば良い、ということになります。

③電卓の使用可否

WebテストのSPIの場合は電卓使用が可能ですが、テストセンターのSPIの場合は電卓の使用が不可です。

④能力検査における言語・非言語以外の分野の有無

WebテストのSPIの場合は、能力検査においてはどの企業の場合でも「言語と非言語のみ」が出題分野となります。

一方でテストセンターのSPIの場合は企業によりますが、能力検査時に言語と非言語に加え、「英語」と「構造把握問題」も追加で受けなければいけない場合があります。

⑤制限時間の違い

WebテストのSPIの場合は、いかなる場合でも言語が12分・非言語が20分と固定されています。

一方、テストセンターのSPIの場合は言語・非言語合わせて制限時間が35分という違いがあります。

そのため例えば言語を5分で完了させることができた場合に、WebテストのSPIの場合は時間が固定されているため非言語は20分ですが、テストセンターの場合は試験時間の「合計が35分」であるため、残りの30分をすべて非言語に費やすことが可能です。

参考・引用

【 2タブばかり?】SPIテストセンターの高得点目安/指標一覧 | 推論,長文,チェックボックス,4タブを解説 | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)

【実体験】SPIテストセンターとWEBテストの違い7選【就活生が解説】 (tyoppiri.com)

 

SPI(arorua)はWebテストとテストセンターで出題範囲に違いあり?

同じSPIではありますが、試験の出題範囲については言語・非言語ともに若干違いがあるようです。

例えば言語の場合は、「文節」の並べ替えはWebテストとテストセンターの両方で出題範囲にあたっていますが、「文」の並べ替えに関してはテストセンターのみの出題範囲となり、Webテストでは出題されない範囲に該当します。

また上記ではテストセンターには該当して、Webテストには該当しない内容を紹介しましたが、逆にWebテストには該当して、テストセンターには該当しない出題範囲もあります。

しかし出題範囲に大きな違いがあるわけではなく、SPIの参考書1冊を用いて基本的な対策を行っていれば、Webテスト・テストセンターともに十分な対応が可能であると考えます。

Webテストとテストセンターの両方を受ける予定がある就活生は、いずれも対策可能な1冊を購入し、演習に取り組むようにしましょう。

(例:これが本当のSPI3だ! 2025年度版 主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応 など)

参考・引用

【2025年卒】30秒で分かる!SPI(テストセンター)の出題範囲は?【Study Pro】(SPI) (saisokuspi.com)

 

SPI(arorua)のWebテスト形式を対策する際のポイント

参考書を購入して解くことも十分な対策になりますが、第一志望企業の学力検査でより高得点をとるために行うべきことを下記に記載します。

他企業の選考で先にSPIのWebテスト形式を受けて「経験」を積む

試験の参考書で演習することに加えて、第一志望の企業を受ける前に他企業の選考で先にSPIのWebテスト形式を受けることをオススメします。

試験特有の緊張感を事前に把握できていれば、メンタル面も踏まえた準備が可能です。

また試験を受けることで

  • どの分野を回答するのに時間がかかってしまったか
  • どの分野でもっと点数を伸ばせそうか

など具体的な課題点や伸びしろを把握できるメリットもあります。

SPIは対策のために時間をかければかけるほど、点数も伸びていく試験であると考えるため、できる限り対策時間を確保できるように工夫していきましょう。

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「何を勉強したらいいのか…」「どんな問題が出るか知りたい」そんな学生のためにまとめたものがSPI頻出問題集です。

SPIの出題範囲である言語/非言語/英語といった問題を完全網羅しています。

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この機会にぜひ、問題集を解いて対策しておきましょう。

SPI頻出問題集

SPI(arorua)のWebテスト形式を実施している企業例

SPIのWebテスト形式を実際に使用している企業はどのような企業なのか、インターネットで紹介されている情報をもとに下記で紹介します。

【SPI(arorua)のWebテスト形式を採用している企業一覧】

アステラス製薬、一条工務店、AGC、エーザイ、NEC、NECネッツエスアイ、ジェーシービー、スクウェア・エニックス、スタッフサービス・ホールディングス、スタンレー電気、SUBARU、住友化学、住友電装、ソニー など

多数の大手企業がSPI(arorua)のWebテスト形式を利用していることが分かりますが、「~の業界がよくWebテスト形式を利用している」など業界による特徴がある訳ではありません。

また年度ごとで学力検査の形式が異なる場合があるため、選考を受ける企業ごとに新卒採用HPに目を通して、自分自身で試験の内容についてしっかりと調べるようにしましょう。

参考・引用

【SPI】URL「arorua」のWEBテストが出題される企業一覧 | 例題・解説や対策法も | キャリアジャーナル | 就職/企業情報の総合サイト (synergy-career.co.jp)

Web3_09_c7_360-366.indd (kodansha.co.jp)

SPI(arorua)のWebテスト形式を受ける際の注意事項

メンテナンス時間に注意

Webテストのメリットの1つに「自分の都合に合わせてテストを実施することが可能」という点があります。

企業から提示されている受験期限までにテストを実施しなければいけないという条件があることは大前提となりますが、一方で受験期限内でも「メンテナンス期間」の場合はWebテストが受けられない点があることに注意が必要です。

【SPI・Webテスト形式(arorua.net)のメンテナンス時間】

  • 月曜日から土曜日の朝5時から8時まで、日曜日の朝4時から8時まで
  • 定時メンテナンス 2時~8時

・PCがフリーズした場合の措置

利用しているWIFIが原因で通信環境が不安定になり、Webテスト中にパソコンがフリーズしてしまうことも可能性として考えられます。

もしパソコンがフリーズして続行が不可能になった場合でも、改めて再ログインすることで「フリーズした時点に解いていた問題から」試験を続行することが可能です。

また中断していた分だけ制限時間が消費されるわけではなく、パソコンが異常を察知した時点で試験が中断する仕組みになっているため、再開後に制限時間が大きく減っているということも通常はありません。

しかし制限時間が明らかに少ないなど、例外的にトラブルが発生する場合も考えられます。

その場合は自身でSPIのヘルプデスクに問い合わせて事情を説明し、再受験などの措置をとってもらいましょう。

 

PCが固まってしまうというトラブルは、web面接でも同様に起こり得ます。web面接時の解消法は以下にございますので、ぜひご確認ください。

web面接が急に固まったらどうする?対処法を紹介

 

【SPI(Webテスト)のヘルプデスク連絡先】

0570-012-921

※SPIテストセンターの連絡先とは異なります。

AIカメラや監視カメラが導入されている!?

不正を防止する目的で、Webテスト形式の中には「AI監視型」や「遠隔監視型」の2種類のスペックを導入している企業があります。

そしてSPIのWebテスト形式(arorua)の場合も上記で述べた監視型のシステムが導入されている場合がある、というネット上の情報があるため注意が必要です。

【AI監視型】

AIによって「マウススクロール」と「目の動き」を監視されるもので、以下の内容に該当するWebテスト形式だった場合はAI監視型に当てはまる可能性があります。

(AI監視型の場合でよくある事例)

  • 動作確認でカメラチェックがある
  • 事前の予約不要で受験できる
  • 24時間いつでも受験できる

【遠隔監視型】

パソコンのカメラを使って、実際に試験監督が監視しながら実施されるWebテストを指します。

Webテストなのに実施時間を指定してくる場合などは遠隔監視型の試験に当てはまっている可能性があります。

参考・引用

arorua適性検査:Webテスト65分の答え,SPI例題は難しい? | 理系days (shukatsu2017.com)

arorua解答集,arorua.netのWebテスト対策を完璧にする | 人気企業の内定獲得術 (northyorkshirebirdsofprey.com)

arorua適性検査のカメラ監視は?SPIWebテストは難しい? | 理系days (shukatsu2017.com)

Webテストがフリーズで中断:途中で切れたらバレる? | 理系days (shukatsu2017.com)

【SPIのWebテスト】どんな問題が出る?例題・受検前にできることを紹介 – リクナビ就活準備ガイド (rikunabi.com)

webテストで問題が起きたときに頼るべきヘルプデスクの連絡先|問い合わせできる内容と対応策【SPI】 | キャリアパーク[就活] (careerpark.jp)

まとめ

本記事では、【学力検査】Webテスト版arorua(SPI)」の概要・対策ポイント・使用企業を徹底解説!というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。

学力検査含め、就職活動は「情報戦」でいかに必要な情報を把握できているかで、内定獲得の可能性が上下します。

それだけに、arorua」について、またSPIのテストセンター形式とWebテスト形式の違いなど細かい内容を知っていることが就活で有利な状況を生み出す可能性は大いにあります。

また第一志望企業の学力検査で落選してしまって、面接に進めない学生が毎年一定数いるのも事実です。

しっかり対策すれば突破できる内容であるため、時間をかけて学力検査の対策をしていくことをオススメします。

この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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