【合否を左右する】意気込みを回答するコツは?例文付きで解説

【合否を左右する】意気込みを回答するコツは?例文付きで解説

2024/9/30更新

はじめに

就活において、企業に向けて「意気込み」をアピールする場面はエントリーシートや面談などで幾度となくあります。

企業は意気込みの質問を通して「学生の志望度」を把握するケースも少なくないため、「意気込み」を上手に伝えることができれば、選考を有利に進めることができるでしょう。

そこでこの記事では、「意気込み」を上手に伝えるために取るべきステップと、例文をご紹介します。

この記事でわかること
  • 意気込みを聞かれる場面
  • 企業が意気込みを聞く理由
  • 意気込みを考える前にすべき対策
  • パターン別・意気込みの具体例

また結論として、意気込みの回答内容で志望度の高さが判別されることがあるため、企業分析・自己分析を徹底したうえで回答を練るべきです。

就活生にとって、就活の入り口にもなり得る重要なポイントである「意気込み」の書き方をおさえましょう。

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意気込みをアピールする場面

意気込みをアピールする場面

就活生が企業に「意気込み」をアピールできる場面をご紹介します。

ポイントを掴んで、求められる場面を把握していつでも「意気込み」をアピールできるように準備をしておきましょう。

「意気込み」をアピールできる場面
  • エントリーシート
  • インターンシップ選考
  • 面接

エントリーシート

エントリーシートに記載する志望動機、自己PRで企業や仕事に対する「意気込み」を伝えましょう。

エントリーシートが自分を知ってもらうための企業とのファーストコンタクトである場合が多いです。

就活をするうえでエントリーシート作成をしっかり行うことはとても大切です。

エントリーシート作成に時間とエネルギーを掛け、他人に添削してもらうなど、内容を精査していきましょう。

大学の就職センターや友人に見てもらい、何が足りないのか、また回りくどい文章になっていないかなどを確認しましょう。

複数人に見てもらうと、エントリーシートの精度も上がります。

下記にエントリーシート添削サービスをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

インターンシップ選考

インターンシップ選考でも「意気込み」をアピールすることが必要なケースもあり得ます。

人気の企業のインターンシップに参加しようとすると、選考があり、倍率が高い場合があります。

また、企業によってはインターンシップが本選考につながっている場合も。

インターンシップに参加し、選考を有利に進めるためにも、インターンシップ選考前に提出する履歴書、エントリーシートなどでしっかり「意気込み」をアピールできるように準備していきましょう。 

面接

面接官に志望動機や自己PRを聞かれた時に、しっかりと「意気込み」を盛り込んでアピールしましょう。

面接官に仕事に対する情熱や、企業に対する熱い気持ちをアピールできれば、印象に残る就活生になることができるでしょう。

なぜ企業側は「意気込み」を質問する?

上記では、就活で意気込みを聞かれる場面について紹介しましたが、そもそもなぜ企業はエントリーシート・面接などで意気込みについて質問するのでしょうか。

なんとなく把握しているつもりでも、具体的に言語化できていない学生が少なくないため、ここで解説していきます。

企業が「意気込み」を質問する理由
  • 志望度の確認
  • 入社後のキャリアを具体的に想像できているかを確かめるため

志望度の確認

第一志望かそうでないかで、意気込みを聞いた時の返答の質で差が出ることが多々あります。

内容が具体的な意気込みなら、企業に「高い志望度がある」という認識を持ってもらえるでしょう。

また面接の場合は、最後の質問として意気込みを質問されるケースも少なくありません。

そのため「意気込みが今までの面接で話した内容と一貫性があるか」という点もクリアしていることが重要。

具体的でまっとうな内容でも、もし過去の発言と矛盾しているようでは説得力に欠けてしまいます。

特に面接の場合は、過去の発言と照らし合わせながら、気を抜かずに回答していくことが重要ですね。

入社後のキャリアを具体的に想像できているかを確かめるため

もし意気込みを聞かれた際に、具体的なキャリアを踏まえて回答できた場合は、高い評価に繋がるはずです。

かつ単純にキャリアを語るだけではなく、そのキャリアを歩みたい理由を「学生自身の強みを根拠として」語ることが重要です。

志望度が高く、かつ時間をかけて対策した学生ほど理論的な回答ができるでしょう。

 

意気込みを書く前にやるべきこと

意気込みを書く前にやるべきこと

「意気込み」を分かりやすく、的確に伝えるようにするためには入念な準備が必要です。

とくに大切なことは以下の2つです。

意気込みを書く前にやるべきこと
  • 業界・企業研究
  • 自己分析

業界・企業研究

「意気込み」を盛り込んだ自己PRや志望動機を書く前にやるべきことは、まず業界・企業研究です。

その業界・企業のどんなところに興味があって、なぜ志望するのかを具体的に述べることができると、より「意気込み」を上手に伝えることができるでしょう。

また企業分析を通して競合他社にはない、志望企業独自の「強み」を見つけ、それを交えて意気込みを述べられればさらに良いです。

企業の面接官は何百人もの就活生を見てきた就活のプロなので、うわべで研究しただけでは、すぐに見破られてしまうでしょう。

「意気込み」をアピールするためには、徹底した業界・企業研究が欠かせません。

 下記サイトで業界一覧をご紹介しています。

業界研究の参考にしてみましょう。

自己分析

自己分析を徹底して行う事も「意気込み」をアピールするうえでとても大事です。

仕事への意気込みはただ単に頑張りたい、やる気がある、という言葉では企業の面接官には伝わりません。

その企業に入社したときにどんな活躍がしたいか、企業にどのような貢献ができるのか、また、成長は見込まれるのか、などを企業が具体的に想像しやすい文章作りを心がけることが重要です。

そのため自分の長所、短所、スキルを徹底的に洗い出しましょう。

自己分析がしっかりできていないと、就活そのものへの意欲が疑われてしまいます。

下記サイトで自己分析を行う方法の一例をご紹介しています。

自己分析を徹底するためにも、さまざまな方法を試してみてくださいね。

意気込みを伝える文章の構成

意気込みを伝える文章構成を志望動機、自己PR別でご紹介します。

意気込みを伝える文章の構成
  • 志望動機
  • 自己PR

志望動機

志望動機に「意気込み」を盛り込む場合は、下記の文章構造を参考にしてみてください。

志望動機に「意気込み」を盛り込む場合におすすめの文章構造
  • 結論 なぜ志望するのか(企業・業界研究が生きてきます)
  • 結論を具体化、裏付ける学生時代のエピソード
  • 入社した後に実現したいこと(ここで意気込みを伝えます)

企業への志望理由を裏付けるエピソードに印象が残るとその人物が入社後に実現したいことを述べると、より現実味を感じることができます。 

自己PR

自己PRに「意気込み」を盛り込む際は、下記の文章構成で結論から述べましょう。

結論私は●●な人間です 私の強みは●●力です

 ▼

●な人間、●●力を裏付ける学生時代のエピソード、得た結果など。

 ▼

●を企業でどのように活かしたいか。(ここで意気込みが伝わり、企業・業界研究が生きてきます)

最後に、企業にどのように意欲をもって貢献するのか、企業にとってのメリットを明記しましょう。

下記サイトにて自己PRをPREP法で書く方法をご紹介しています。

読みやすい文章を書いて好感が持てる「意気込み」を伝えましょう。

パターン別「意気込み」の回答例

パターン別「意気込み」の回答例

上記で紹介した文章構造を参考に、「意気込み」が聞かれるパターン別で具体的な回答例を紹介します。

パターン別「意気込み」の回答例
  • インターンシップ選考のエントリーシート・志望動機編
  • 自己PR編
  • 志望動機編
  • 「意気込み」をそのまま聞かれたとき編
  • 面接編【最後に一言ありますか?】

インターンシップ選考のエントリーシート・志望動機編

インターンへ参加するための選考に出すエントリーシートで、志望動機を聞かれた際に「意気込み」をアピールする例文をご紹介します。

私は、今回のインターンを通じて、貴社での仕事内容を少しでも多く理解したいと考えています。

私は、食が持つ「美味しさ」の価値を自らの手で作り、たくさんの人にそこから生まれる感動を伝えたい、という理由で食品業界を志望しています。

貴社は生産飼育から製造販売まで自社グループですべて行っている、という強みがあることに興味を持ちました。

インターンシップではグループワークが中心なので、多くの人の幅広い考えを自分に取り込み、今後の就活に活かしたいと考えています。

みなさんの意見をきいて、自分の成長にもつなげたいと思います。

 上記の例文ではインターンシップに参加したい理由、業界や企業に興味を持った理由が書かれています。

興味を持ったきっかけや理由を具体的に記載することで、インターンシップ参加への意気込みと直結した文章になります。

なるべく具体的に、自分のエピソードなどを盛り込みましょう。

自己PR編

エントリーシートで自己PRを書くときに「意気込み」をアピールする場合は、自分の強みが企業にどのようなメリットをもたらすのか、そして企業に貢献したいという意欲を盛り込みましょう。

私の強みは自ら目標を設定し、その目標に向けて計画的に行動することができる点です。

私は学生時代にアメリカへ3カ月の短期留学をしたときに、英語力に自信があったにもかかわらず、積極的に現地の友達と会話をすることができませんでした。

なぜなら私の英語力は会話で活かせるものではなく、自信を失ってしまったからです。

とても後悔した私は直後から英語の会話力を磨くために外国人も所属するサークルに参加し、積極的に英会話に触れることで、ネイティブイングリッシュで会話できるまでに成長出来ました。

私は自分の目標に向かって邁進する強みを、御社の海外事業部において現地での仕事の目標達成に発揮し、貴社の戦力となれるように頑張ります。

上の例文は、自分の具体的なエピソードを、企業への貢献につなげています。

具体的なエピソードを盛り込むことでどんな貢献をもたらしてくれるのか、企業側は想像しやすくなります。

具体的にどんな働き方をしてくれるのか、想像ができると企業にとって印象に残る就活生になり得るでしょう。

志望動機編

エントリーシートで志望動機を書く時に「意気込み」を盛り込む際は、業界や企業に興味を持ったきっかけを具体的なエピソードを盛り込むと、入社後、どのような働き方をしてくれる人物なのかをアピールできます。

貴社の「新しい風を取り入れ、チャレンジを応援し、失敗を恐れない」という社風に強く共感し、魅力を感じています。

私は、学生時代、演劇部に所属していました。

その時に実行していたのが、部活における運営、企画、演技のすべてで新しいことにチャレンジしていこう、ということでした。

失敗しても全員でサポートし合い、協力して前進した結果、集客において過去最高を記録することができました。

御社に入社した際も、社員全員で協力し合えるような環境で結果を出したいと考えます。

上記の例文においても、先ほど紹介した構成に則って文章を展開しています。

文章を展開する順序
  • なぜ
  • なぜに対する裏付けエピソード
  • 入社後に実現したいこと(意気込み)

文の最後の締めくくりとして「結果を出したい」という「意気込み」をアピールできると、面接官の印象に残ることになるでしょう。

「意気込み」をそのまま聞かれたとき編

エントリーシートなどで「あなたの仕事に対する意気込みを教えてください」など、「意気込み」そのものを聞かれることも多いでしょう。

しかし、「意気込み」のアピール方法は志望動機や自己PRと同じ要領です。

あなたがその業界、企業に感じる強い思いを優先し、志望動機などで作った「意気込み」に肉付けしてみましょう。

私は貴社のWEBデザイン、WEB構築システムにとても魅力を感じ、志望します。

私は学生時代にWEBデザインを趣味で行っていましたが、親戚の飲食店のホームページを独学で行った際、貴社のWEBデザインや、WEB構築システムを参考にしました。

その結果、親戚にはとても喜んで貰え、この経験がWEB業界への就職を考えるきっかけになりました。

貴社のWEBデザインや、WEB構築システムはチームで運営されているとのことで、いつも斬新で画期的だと感じております。

そんな貴社で、これまでの私の経験を活かし、多くのことを学びたいと考えます。

 上記の意気込みは、業界や企業に興味をもったいきさつが「多くのことを学びたい」という意気込みを強いものへと印象付けます。

「意気込み」を聞かれた際も、志望動機や自己PRと変わりない文章でしっかりとアピールしましょう。

面接編【最後に一言ありますか?】

これまではエントリーシートなどでの文章での「意気込み」のアピール方法をご紹介してきましたが、面接でも「意気込み」をアピールできるチャンスは多くあります。

「最後に一言はありますか?」と聞かれると、何も答えられない学生よりも、ここぞとばかりに入社意欲をアピールする学生では、志望度の印象に差を付けられるでしょう。

先ほどのお話の中で、御社は「社員の自主性を大切にしている」と聞き、御社の社風にとても魅力を感じました。

もし、社員の自主性を引き出す具体的な制度や取り組みがあれば、ぜひ教えて頂きたいと思います。

よろしくお願いします。

上記は最後に一言、を求められた際にとっさに出た質問で、企業のことをもっと知りたい、という「意気込み」のアピールになり得ます。

この質問は企業についてよく調べていないと、できない質問だといえるでしょう。

なぜなら、企業が自主性を大切にしていることへの取り組みがホームページなどで簡単に知ることができると、「こんなことも調べてきていないのか」と、逆にマイナスイメージになってしまうためです。

「意気込み」をアピールする根底には、その業界や企業に興味を持っていること、が大前提になることを覚えておくといいですね。

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さいごに

今回は就活で企業側から聞かれることが多い「意気込み」を例文つきで解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

記事の内容を簡単にまとめます。

記事のまとめ
  • 意気込みはエントリーシートや面接など、あらゆる場面でアピールできる。
  • 企業が意気込みを質問する理由は、主に「志望度を確認する」ため。
  • 意気込みを考える前に、必ず業界・企業研究と自己分析を行うべき。
  • 意気込みを回答する際は結論から述べるべき。

企業は、就活生がどれだけ企業や業界に熱意をもって就職を考えているか、どのような役割を果たしてくれるのか、を知りたいのです。

難しく考えすぎずに素直に自分と向き合ってみましょう。

また、エントリーシートが仕上がったら、大学の就活センターの人や、友人、またはエントリーシート添削サービスなどを利用して推敲を重ねましょう。

より、自分を上手にアピールできると、就活も有利に進みますよ!

なお、エントリーシート添削したい場合にもおすすめの「OB・OG訪問」については下記で徹底解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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