【企業研究】三菱重工の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年8月15日更新
はじめに
三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)は年間売上高約4兆円を誇る国内最大規模の重工メーカーです。主な事業は発電システム、プラント、環境設備、航空、宇宙開発などの開発、製造、販売で、規模の大きなモノづくりで日本と世界の経済基盤を支えています。
就職活動を控えた学生のなかには、重工業界のトップ企業であり日本経済界の超エリート企業である同社を第1志望にしている人も数多くいるはずです。
この記事では、就活生の企業研究の参考になる三菱重工に関する情報を余すところなく提供します。
参考:
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重工業界の特徴
三菱重工は重工業界に所属しています。重工業は金属、機械、化学の生産、製造を行う事業。ちなみに軽工業は繊維、食料品、雑貨などのことなので、単純に、重いものをつくっている企業群を重工業界といい、軽いものをつくっている企業群を軽工業界という、と覚えてもよさそうです。
もっと深く重工業界を理解するには、三菱重工の社是が役に立ちます。それは以下のとおり。
■三菱重工の社是
一、顧客第一の信念に徹し社業を通じて社会の進歩に貢献する
一、誠実を旨とし和を重んじて公私の別を明らかにする
一、世界的視野に立ち、経営の革新と技術の開発に努める
このなかの要素から精神的なものを除き、純粋にビジネスの要素だけを抜き出すと、社会の進歩に貢献する事業や世界的な事業に役立つ技術を開発することが、重工メーカーの使命であることがわかります。
なお、重工業界のより具体的な事業については、後段の「事業内容~何をして稼いでいる会社なのか」の章で紹介します。
参考:
三菱重工の基本データ
三菱重工の基本データとして、会社概要、企業理念、経営状況、給与・福利厚生について紹介します。
会社概要、企業理念
三菱重工の会社概要と企業理念は以下のとおり。データは2023年3月31日現在のもの。
■三菱重工の会社概要
- 社名:三菱重工業株式会社
- 創立年月日:1884年(明治17年)7月7日
- 設立年月日:1950年(昭和25年)1月11日
- 本社所在地:東京都千代田区丸の内三丁目2番3号
- 資本金:2,656億円
- 社員数:連結:77,283名、単独:21,634人
- 三菱重工グループ会社数(連結):254社(国内:67社 海外:187社)
■三菱重工の企業理念(グループステートメント)
At Mitsubishi Heavy Industries Group, we channel big thinking into solutions that move the world forward – advancing the lives of everyone who shares our planet.
By bringing people and ideas together as one, we continue to pave the way to a future of shared success.
Passionately finding new, simpler and sustainable ways to power our cities, improve infrastructure, innovate manufacturing and connect people and businesses around the globe with ever-increasing speed and efficiency.
This is the power of true harmony.
This is what moving the world forward is all about.
This is today’s Mitsubishi Heavy Industries Group.
(和訳:三菱重工グループは、大きな発想で世界を前進させるソリューションを提供し、地球を共有するすべての人々の生活を向上させます。
人とアイデアを1つにすることで、成功をわかち合う未来への道を切り拓いていきます。
都市に電力を供給し、インフラストラクチャーを改善し、製造業を革新し、世界中の人々やビジネスをますます迅速かつ効率的に結びつける、よりシンプルで持続可能な新しい方法を情熱をもって見出していきます。
これこそが真の調和の力です。
これこそが、世界を前進させるということなのです。
それが今日の三菱重工グループです。)
会社概要からもこの会社の歴史の深さと企業規模の大きさが推測できますが、それよりも企業理念のスケール感は見事というよりありません。
「ソリューションを提供する」と宣言する企業は数多(あまた)あれど、なかなか「世界を前進させるソリューション」の提供を約束する企業はありません。「地球を共有するすべての人の生活を向上させる」とまでいってのけています。
自社の使命もこのなかで述べられていて、それは電力供給、インフラの改善、製造業の革新、世界のビジネスの効率化となっています。
経営状況
直近5年間の連結の売上収益、事業利益、当期利益は以下のとおり。
連結、単位:百万円 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 |
売上収益 | 4,085,679 | 4,078,344 | 4,041,376 | 3,699,946 | 3,860,283 |
事業利益(-は事業損失) | 58,176 | 200,570 | -29,538 | 54,081 | 160,240 |
親会社の所有者に帰属する当期利益(-は当期損失) | -7,320 | 110,271 | 87,123 | 40,639 | 113,541 |
もし就活生が「重工業界は経営が安定していそう。特に三菱重工の経営は安定しているに違いない」と感じていたら、上記の表はその印象を裏切る内容になっています。
売上収益は2018年度から2020年度まで3年連続で前年度割れを起こしていて、2021年度は幾分回復したものの4兆円に届いていません。
そして事業利益(または事業損失)と当期利益(または当期損失)はともに大きく乱高下しています。
2018年度の事業利益200,570百万円は2017年度の58,176百万円の3.4倍ですが、翌年の2019年度には赤字に転落しています。そうかと思えば、2021年度の事業利益160,240百万円は、2020年度の54,081百万円の3倍と、また急回復しています。
当期利益は2017年度は赤字ですが、2021年度はこの5年間で最高の113,541百万円を計上しています。
三菱重工自体は自社の経営状況についてどのように分析しているのか。有価証券報告書(2021年度)のなかで次のように述べられています。
当社グループを取り巻く経営環境は、海外を中心にコロナ禍からの市場回復が進む一方で、ロシアによるウクライナ侵攻や、長引く半導体不足、素材・物流費の高騰等、不透明感の強い状況が継続している。 一方で、地球温暖化対策の国際的な取組みの進展や、エネルギー供給の不安定化に伴う世界的なセキュリティ意識の高まりにより、リアリティのあるエナジートランジションのニーズが高まっており、社会の課題に技術でソリューションを提供する当社グループの役割は、より一層大きくなっている。 |
コロナ禍は世界中の企業が影響を受けたので、三菱重工がそこからダメージを受けていたとしてもやむをえないところがあります。
その一方で、ロシアによるウクライナ侵攻、半導体不足、素材・物流費の高騰といった要素の影響を受けているところは、世界中でビジネスを展開している企業の宿命といえそうです。つまり三菱重工の経営は世界状況の影響をもろに受ける体質になっている、と理解してよいでしょう。
ただソリューション企業は、他者のピンチがビジネス・チャンスになります。三菱重工もソリューション企業らしく、地球温暖化対策やエネルギー供給の不安定化といった世界規模のピンチをビジネスにしていくようです。
給与や福利厚生
三菱重工(単体)の平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は18.5歳、平均年間給与(≒年収)は8,638,613円となっています。40歳程度で約900万円は国内有数の企業の社員の年収に相応しい内容といえそうです。
三菱重工が重視している福利厚生は、仕事か出産・育児・介護かの二者択一を迫られることのない働き方の実現です。育児休業取得後の復職率99.8%は、ライフイベントでキャリアを中断させない支援策が機能している証拠といえるでしょう。
具体的に施策には、不妊治療のための休業制度、産前産後各8週間の休業(女性のみ)、5日以内の出産休暇(男性のみ)、そして子供が3歳になるまで取得できる育児休業もあります。
また、キャリア・リターン制度は、出産、育児、配偶者の転勤を理由に退職した人に再入者の道を開くものです。
年間休日は126日で、1年間は約52週なので126日を毎週均等に取ると週休2.4休となります。「かなり休むことができる」という印象を持つ人は少なくないでしょう。
事業内容~何をして稼いでいる会社なのか
三菱重工は何をしている会社なのか、という質問に答えることは簡単ではありません。それでも最もシンプルに答えようとするならば、1)エナジー、2)プラント・インフラ、3)物流・冷熱・ドライブシステム、4)航空・防衛・宇宙の4つのセグメントを持つ会社、となります。
そして三菱重工はモノづくり企業なので、1)~4)の製品を開発して製造して販売する会社です。1)~4)の具体的な製品は以下のとおり。
■三菱重工の4つのセグメントの製品
1)エナジー、 | 火力発電システム、原子力発電システム、風力発電システム、航空機用エンジン、コンプレッサ、排煙処理システム、舶用機械 |
2)プラント・インフラ | 製鉄機械、商船、エンジニアリング、環境設備、機械システム |
3)物流・冷熱・ドライブシステム | 物流機器、ターボチャージャ、エンジン、冷熱製品、カーエアコン |
4)航空・防衛・宇宙 | 民間航空機、防衛航空機、飛しょう体、艦艇、特殊車両、宇宙機器 |
「普通の会社ではないな」と感じさせる製品がいくつか並んでいます。例えば原子力発電システム、商船、防衛航空機、宇宙機器がそれに該当します。国のエネルギー政策や防衛政策、安全保障政策に深く関わる会社であることがわかります。
社風~どのような雰囲気の会社なのか
三菱重工の社風についてはインターネット上にさまざまな声が載っています。
就職支援のエン・ジャパンは三菱重工の社員の声をサイトで公開していて、それには次のような内容になっています。
■三菱重工の社風に関する社員の声(エン・ジャパン調べ)
- 若いうちから業務を任され、挑戦する機会は多い
- 主体性を持っていればさまざまなことに挑戦させてくれる環境がある
- 部門間の風通しはよいとはいいづらい
- 上司との関係性はよく、風通しはよい
- 典型的な大企業で事業スピードは遅い
- 挑戦する機会はあるが仕事量が多いからなかなかそれだけに集中できない
- 古い体質で現状のままを好む
- よくも悪くも大企業で、物事がきっちりしている
これらの声をまとめると三菱重工の社風は、挑戦できる、風通しはよい、大企業病的な弊害もある、といったところになりそうです。
三菱重工の公式サイトにも社員の声が載っているので、そこからも引用してみます。
発電用設備の営業を担当している入社7年目の女性社員は、「営業としてお客様の課題を一緒に解決できる人材になりたいという目標を持っていますし、お客様と向き合う姿勢は受け継がれ、社内にとても浸透している」と述べたうえで「入社前は、かっちりしたイメージを持っていました。確かにそれはイメージ通りなのですが、少しずつ変わってきていると感じています。会社が置かれている環境や社会課題が変化するなか、多くの新たなことにチャレンジする雰囲気が醸成されていると感じます」と話しています。
ここからみえてくる社風は、顧客に向き合う姿勢、かっちりしている、チャレンジできる雰囲気、となるでしょう。これは先ほど紹介した、エン・ジャパンが集めた社員の声と通じるものがあります。
参考:
三菱重工業株式会社の社風・企業カルチャー・組織体制(エン・ジャパン)
求人情報、募集職種
三菱重工の新卒採用は原則、大卒以上です。新卒者の月給は、大卒者は216,500円、修士了は241,000円(2022年4月実績)となっています。
新卒者の選考方法は次の章で紹介します。
中途採用の募集職種はバラエティに富んでいて、例えば次のような求人を出しています。
■三菱重工の中途採用の募集職種
- メカトロシステム高度化のための研究開発
仕事内容:自動化・無人化に関連した最新技術を把握し、最善な技術の組み合わせにより、アプリケーションニーズに対応できるイノベーションを創出・提案・実現していくことを目指した研究開発業務を担当
- 原子力発電プラント内の機器詳細設計
仕事内容:原子力発電プラント内の機器詳細設計
- 航空エンジンの品質保証業務
仕事内容:航空機用エンジン業界は航空機需要の高まりにより、今後継続的に成長が見込まれる業界です。その業界においてお客様に安全、安心を届けるための品質保証業務を担っていただける担当者。
このように専門的な仕事に携わってきた人をピンポイントで採用したいと考えているようです。
参考:
新卒者の選考はこのように進む
新卒者の選考方法は技術系と事務系で異なり、以下のとおり。
■技術系の選考フロー
●自由応募または推薦応募 ↓ ●プレエントリー ↓ ●正式エントリー(エントリーシートの提出、適性検査の受検) ↓ ●マッチング面談(2回) 配属分野である各事業部門や研究所などが、入社前にあらかじめ約束される配属予約採用(マッチング方式)を行っている ↓ ●書類審査(推薦応募はここで大学が発行した推薦状を提出する) ↓ ●内々定 |
■事務系の選考フロー
●プレエントリー ↓ ●正式エントリー(エントリーシートの提出、適性検査の受検) ↓ ●書類選考 ↓ ●複数回の面接 ↓ ●内々定 ↓ ●希望を聞いたうえで配属先を決める |
エントリーシートでは志望理由や希望する職場などが聞かれます。過去の設問では、企業を選ぶ際の基準や、携わってみたい事業や職種、これまで力を入れてきたこと、などがありました。
適性検査はSPIテストが行われ、これは性格と能力をみるものです。性格は、行動的側面、意欲的側面、情緒的側面を確認します。設問自体は難しくはなく、考え方や普段の行動について尋ねられます。似た設問が出てくるので、矛盾なく回答できるとよいでしょう。
能力は言語分野と非言語分野を確認します。言語分野では言葉の意味や話の要素をとらえることができるかをみます。非言語分野では数的な処理や論理的思考を測ります。
技術系新卒者の選考のほうが厳格である印象があります。技術系の選考には大学推薦枠があったり、各事業部門が選考に深く関わったりしていますが、事務系の選考にはそれがありません。
インターンシップの概要
三菱重工の2023年のインターンシップの概要は以下のとおりです。
■技術系のインターンシップ
- 期間:8月21日~9月15日
- 形式:対面またはオンライン
- さまざまな事業分野においてテーマ別リサーチ方式で実施
■事務系のインターンシップ
- 期間:8月7~25日のうちの2日間
- 形式:オンラインのみ
- ビジネススケールが体感できるワークショップ
インターンシップの内容でも技術系の充実ぶりが際立っています。事務系が2日間のワークショップなのに対し、技術系は約1カ月間かけてテーマ別リサーチを実施します。
また技術系のインターンシップには対面方式もありますが、事務系にはオンラインしかありません。
三菱重工が求める人材
三菱重工が求める人材は、これまでの長い歴史を育んできた伝統の社風を重んじる人、新たな時代を切り開くチャレンジ精神を持つ人です。
また、社会課題の解決に貢献できる人も求めています。特に脱炭素関連では、石炭火力発電で排出される二酸化炭素の削減、液化天然ガス(LNG)の活用、水素の活用、CO2回収装置、新しい燃料の製造とその燃料から生み出したエネルギーの利用、といったテーマに取り組む人材を必要としています。
参考:
これまでの伝統を重んじつつ、新しいやり方や課題への挑戦を行うことは、学生時代を振り返ってみると同様の経験をしたこともいるのではないでしょうか。ぜひ以下の記事も参考に三菱重工の求める人材と照らし合わせて検討してみてください。
同業他社との比較
三菱重工を、ライバル企業である川崎重工業株式会社(以下、川崎重工)と株式会社IHI(以下、IHI)と比較してみました。
会社名 | 売上高 | 平均年収 |
三菱重工 | 3,860,283百万円(2021年度) | 8,638,613円(41.6歳) |
川崎重工 | 1,500,879百万円(2021年度) | 6,838,387円(40.5歳) |
IHI | 1,352,940百万円(2022年度) | 7,929,311円(41.4歳) |
売上高は三菱重工が突出しています。川崎重工とIHIはその半分以下です。
平均年収も同様の傾向がみられます。ただし川崎重工とIHIの比較では、売上高が低いIHIのほうが平均年収が高くなっています。
続いて就職の難易度と社風を比較しました。社風はエン・ジャパン調べです。
会社名 | 就職偏差値 | 社風 |
三菱重工 | 文系63、理系65 | 若いうちから業務を任され、挑戦する機会は多い 挑戦させてくれる環境がある |
川崎重工 | 63 | 若いうちから大きな仕事を任せてくれる。 役職に関係なく「さん」付けで呼ぶ。 基本、上の方針は絶対。 |
IHI | 59 | 昔ながらの会社、変化を嫌う 上司には話しやすい環境 若いうちから主体的に働ける環境 |
社風は3社で似た傾向がみられます。つまり管理職などのベテラン社員には、若い社員に任せようとする機運があるものの、大企業ならではの壁のようなものは存在している様子です。3社とも「お堅い企業だが柔軟性を持ち始めていて、しかしまだまだ堅さが残っている」といったイメージでしょうか。
就職偏差値は三菱重工が文系63、理系65で、川崎重工が63、IHIが59でした。
就職偏差値や難易度を詳しく知りたい方は、【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキングを参考にしてください。
参考:
川崎重工業株式会社の社風・企業カルチャー・組織体制(エン・ジャパン)
株式会社IHIの社風・企業カルチャー・組織体制(エン・ジャパン)
採用大学
人材サービスの株式会社ネオキャリアによると、三菱重工の社員たちの出身大学は以下のとおり。
■文系
東北大学、国際教養大学、東京大学、一橋大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京外国語大学、青山学院大学、上智大学、横浜国立大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、同志社大学、広島大学、九州大学ほか
■理系
北海道大学、東北大学、東京大学、東京工業大学、東京農業工業大学、東京理科大学、早稲田大学、慶應義塾大学、横浜国立大学、名古屋大学、名古屋工業大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、大阪府立大学、立命館大学、広島大学、九州大学ほか
旧七帝大や早慶上智などの名門大学が並びます。
参考:
三菱重工業、採用大学・文理・男女別採用人数まとめ(ネオキャリア)
ホットニュース
三菱重工関連の最近のホットニュースといえば、多くの人が国産ジェット旅客機の開発断念を挙げるのではないでしょうか。
「スペースジェット(当初、MRJ)」は2008年に国産初のジェット旅客機をつくろうという掛け声の元、開発が始まりました。開発に投じたお金は約1兆円で、国費からも500億円が注ぎ込まれました。
マスコミ報道によると、スペースジェットの開発には主翼の強度不足や型式証明の取得の難航、経営陣と現場の関係悪化といったハードルが現れ、三菱重工はそれらのすべてをクリアするというミッションを果たすことができませんでした。そして15年経った2023年に撤退方針を決めました。
「三菱重工が15年かけてもつくることができない大きな機械があるのか」といった印象を持った人もいるのではないでしょうか。その失望の大きさは、国民がこの会社にかける期待の大きさの裏返しといえるでしょう。
参考:
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
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就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
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まとめ~まずは全貌をつかみ、次に事業の詳細を観察する
就活生が三菱重工の全体像をつかむことは簡単なことではないでしょう。原子力発電所と船舶と防衛関連と宇宙関連を1つの企業グループでつくってしまうので、それはやむを得ません。最も企業研究が難しい会社の1社です。
三菱重工に入社したい、と思っている就活生は、まずはその全貌をつかむところから企業研究を始めてみてはいかがでしょうか。全体像をつかんでから、さまざまな事業の細部を観察してみてください。
自分が関心を向けている社会課題を解決する術(すべ)を、三菱重工なら持っているはずです。ただしそれを探すには望遠鏡と顕微鏡の両方が必要になりそうです。
この記事で名前の挙がった他企業の研究記事や、業界研究の記事もありますのでぜひこちらもご確認くださいね。