教育業界ランキング!年収・ホワイト度ランキングをご紹介

教育業界ランキング!年収・ホワイト度ランキングをご紹介

2024年8月15日更新

はじめに

就活を進めていく際、まずは業界研究をおこない、その後に具体的な企業を探していくことが必要です。そして、本記事ではあらゆる業界のなかから教育業界についてご紹介します。

 

概要だけでなく売上高・営業利益額・年収・ホワイト度ランキングについてもご紹介していますので、教育業界を検討中の方はぜひご確認ください。

【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!

「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?

就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。

今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。

各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。

この機会にぜひチェックしてください。
選考通過ES

首都圏の学生ならスタキャリ!

理想のキャリアを実現へと導く第一歩!

あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、

自分にマッチする優良企業をご紹介

首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ

スタキャリに無料で相談する

教育業界とは?仕事内容や職種

そもそも、教育業界とはどのような業界であり、入社後はどのような仕事をしていくのでしょうか。実際の企業を確認する前に教育業界の概要について確認していきましょう。

 

教育業界とは

教育業界は名称からわかるとおり、学びの提供を事業としている業界です。たとえば、小学校や中学校などの教育機関や塾などが教育業界に分類されます。

 

2020年度における教育業界の市場規模は2兆6997億円です。コロナショックの影響で前年度から2.7%減少となっていますが、それでも市場規模は決して小さくはないと言えます。

 

しかし、日本では少子化が進んでいるため、これから市場規模が縮小し続けるとの予測がなされることも多いです。現在、教育業界は少子化の波に対策するため、より手厚いサービスの提供や社会人向けのサービスを展開するなど変化が起こっている業界になります。

 

仕事内容

教育業界の仕事内容は下記のように学生向けと社会人向けに大きく分けられます。

 

学生向けサービス

学生向けサービスでは学習塾や予備校などスクール型の事業が中心となっています。また、企業によっては学習用テキストの作成などをおこなっている場合もあります。

 

以前は教室を設け、対面で授業をおこなうスタイルが一般的でした。しかし、近年ではコロナウイルスの感染拡大やIT技術の発達によってオンラインも増えてきています。

 

また、教育方針も新学習指導要領で規定されているアクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)に変更されつつあり、自ら学ぶ姿勢を身に着けることを重要視しているサービスも多いです。

 

社会人向けサービス

社会人向けサービスでは通信教育やスキルアップのための講座・資料作成が主なサービスとなっています。

 

通信教育はパソコンやDVD、テキストなど提供方法が多種多様です。通信教育は利用者からすると好きな時間に学ぶことができるため、需要は今後も増えると予想されます。例として、通信講座で有名なユーキャンは140以上の講座で年間約40万人もの人が利用しているサービスです。

 

また、個人向けのサービスのみではなく、企業研修など団体に向けたサービスを提供している企業もあります。企業研修サービスは講義型とe-learning型が多いです。

 

代表的な職種

教育業界では講師、チューター、教材企画・制作、営業、マーケティングが主な職種です。それぞれの業務内容や特徴は以下のとおりです。

職種①講師

講師は受講者に講義をおこなう職種です。業務内容は講義が中心ですが、講義に必要な資料作成や受講者へのアドバイスなども業務に含まれることがあります。

 

学習塾や予備校では講師という立場ではありますが、学校の教員と異なり教育免許などは必要ありません。また、学習塾は正社員、予備校は業務委託での契約形態が一般的になっています。

 

講師として活躍するためには分かりやすい講義をおこなえるスキルが必要です。また、生徒から信頼されるためのコミュニケーション能力や人間力といった部分も見られます。

 

職種②事務

事務は生徒や講師が働きやすいような環境作りが主な業務です。たとえば、教室の清掃、資料の印刷など講義の準備、問い合わせへの対応などをおこなっていきます。

 

事務をするために必要な資格はとくにはありませんが、パソコンを使った業務が多いことからMOSや日商PC検定などの資格を持っている方が多いです。また、事務職は女性の比率が高くなっています。

 

職種③教材企画・制作

教材企画・制作は講義で用いるテキストや配信する映像コンテンツの内容を考えたり実際のものを製作する職種です。教材企画・制作は出版社へ依頼することもありますが、近年では差別化を図るために自社でおこなっている企業が増えてきています。

 

教材企画には業界に対する知見や企画構築力が必要です。制作にはソフトウェアを不十分なく使えるスキルが必要です。そのため、教材企画・制作は専門知識が求められるようになるため、教育業界で成果を出した人が主に担っている職種になります。

 

職種④営業

教育業界におけるサービスも利用者がいなければ収益を得ることはできません。そのため、教育業界にも営業職があります。

 

営業先は学校や民間企業が多いです。教育業界における営業職は無形商材を取り扱うため、決して簡単なものではありません。契約をしてもらうためには高いコミュニケーション能力と営業先の課題をしっかりと見つけるヒアリング能力が必須です。

 

職種⑤広報・マーケティング

塾や予備校を運営している企業は生徒を集めることが必要です。そして、自社の魅力などを伝えることで生徒を集めていく職種が広報・マーケティングになります。

 

広報・マーケティングの方法はチラシ配布、インターネット広告など多岐に渡っています。少子化が進んでおり見込み客が少なくなっている現在、教育業界における広報・マーケティングは重要な役割の1つです。

 

教育業界には主に上記の5つの職種があります。しかし、小さな学習塾などでは複数の職種を1人が担っていることも少なくありません。そのため、就職や転職で応募する際はその企業の職種はどこまでを担当しているのかを確認することが必要です。




 

教育業界に向いている人の特徴3選

業界研究をするうえでその業界が自分に向いているのかは非常に大切です。ここでは教育業界に向いている人の特徴をご紹介していますので、ご自身と照らし合わせながらご確認ください。

 

特徴①コミュニケーション能力が高い

教育の現場では常にコミュニケーションが求められます。また、教育業界は生徒、保護者、企業、講師同士、と関わる人が多岐にわたり、それぞれの場面で異なったコミュニケーションが求められることが特徴です。

 

とくに、塾講師や予備校講師は学生の人生を変える業務であるため、正しい知識を伝えることを意識し続けなければなりません。教育業界を目指している場合、自分自身にコミュニケーション能力が付いているのかどうかを確認しておきましょう。

 

特徴②長期的な取り組みがおこなえる

教育はすぐに結果が出るものではなく、長期的なサポートによって結果が得られるものです。そのため、短期的に結果がでるものが好きな方は教育業界に向いていないと言えます。

また、長期的な観点で見ても常に成績が上がり続けるものではなく、たまに成績が下がるなど一進一退なことも特徴です。最終的な目標を捉え、それに向かって長期的に努力し続ける力がある方に教育業界は向いています。

 

特徴③人のために努力ができる

教育業界は他の業界と比べると残業が多いです。しかし、この残業は授業の準備や生徒とのコミュニケーションなど生徒のためになる時間になっています。そのため、自分の時間を使ってでも他の人のためになりたい利他精神がある方に向いています。

 

また、教育業界は少子化やIT化などで変化が激しい業界です。そのため、変化に対しても努力して対応する気持ちがある方に向いています。



教育業界における企業ランキング

ここでは教育業界において、売上高、営業利益額、平均年収、ホワイト企業、と4つのランキングについてご紹介します。就活時にどのような点を重視するのか決め、ご自身の価値観とマッチした企業の選考に進んでいきましょう。

 

就職偏差値について、詳しく知りたい方は以下の記事を読んでください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

売上高ランキング

人材業界における売上高ランキングは以下のとおりです(2021年〜2022年)。ベネッセHDが2位の学研HDの3倍弱の売上高を達成しています。

 

1位:ベネッセHD(4,319億円)

2位:学研HD(1,502億円)

3位:ヒューマンHD(862億円)

4位:ナガセ(494億円)

5位:JPホールディングス(343億円)

6位:リソー教育(300億円)

7位:早稲田アカデミー(285億円)

8位:スプリックス(259億円)

9位:京進(236億円)

10位:東京個別指導学院(224億円)

それぞれの企業情報は以下のとおりです。

 

会社名売上高
(百万円)
平均年収
(万円)
就職偏差値社風
ベネッセHD431,90093461意思決定の透明性があり・風通しが良く、中途社員でも働きやすく、オープンな社風
学研HD150,20090661変化を恐れずに、常に挑戦し続けられる人」を、学研グループは歓迎します。挑戦を歓迎する風土と仕組みを用意
ヒューマンHD86,200559①あらゆる変化を楽しむ②自ら変化を起こしていく③多様性にオープン
ナガセ49,40075155チャレンジ精神旺盛で夢の実現に向けて熱い想いを共有できる
JPホールディングス34,300484本の保育を変えていたきい、という想いを実現するために、社員ひとりひとりが個性や能力を発揮し、切磋琢磨しながら会社と共に成長していく
リソー教育30,00065525公平人事を貫き、高い目標を抱いている人の活躍を支援
早稲田アカデミー28,50051341①本気でやる子を育てる②競争を楽しむ
スプリックス25,900472楽しく通えて成績が上がる塾を目指す
京進23,600473経営品質向上プログラム、アメーバ経営、リーチングの3つより成長環境を支援
東京個別指導学院22,40050141①やればできるという自信②チャレンジする喜び③夢を持つ事の大切さ、の3つを大切に生徒ひとりひとりに寄り添う

営業利益額ランキング

営業利益額は企業が本業で稼いだ利益を表します。そのため、営業利益額の大きさから経営の安定性を図ることが可能です。では、以下のランキングを確認してみましょう(2020年度2月時点での最新決算)。

 

1位:ベネッセHD(162.5億円)

2位:ニチイ学館(100.3億円)

3位:学研HD(45.2億円)

4位:内田洋行(38.1億円)

5位:リソー教育(30.1億円)

6位:東京個別指導学院(27.9億円)

7位:スプリックス(27.4億円)

8位:ステップ(26.9億円)

9位:ナガセ(26.7億円)

10位:ヒューマンHD(21.1億円)

 

各企業の基本情報は以下のとおりです。

 

会社名売上高
(百万円)
平均年収
(万円)
就職偏差値社風
ベネッセHD431,90093461意思決定の透明性があり・風通しが良く、中途社員でも働きやすく、オープンな社風
ニチイ学館297,965394社業の発展を通して豊かな人間生活の向上に貢献する
学研HD150,20090661変化を恐れずに、常に挑戦し続けられる人」を、学研グループは歓迎します。挑戦を歓迎する風土と仕組みを用意
内田洋行221,856728お客様の「働く場」「学ぶ場」の革新をご支援するために、お客様の立場からICTと環境の活用を考え、「働く場」「学ぶ場」に必要とされる製品・サービスを提供
リソー教育30,00065525公平人事を貫き、高い目標を抱いている人の活躍を支援
東京個別指導学院22,40050141①やればできるという自信②チャレンジする喜び③夢を持つ事の大切さ、の3つを大切に生徒ひとりひとりに寄り添う
スプリックス25,900472楽しく通えて成績が上がる塾を目指す
ステップ13,000584生徒と水平な目線で、一緒に学ぶ
ナガセ49,40075155チャレンジ精神旺盛で夢の実現に向けて熱い想いを共有できる
ヒューマンHD86,200559①あらゆる変化を楽しむ②自ら変化を起こしていく③多様性にオープン

 

平均年収ランキング

平均年収が高い企業へ就職すると自身の給料も高くなる可能性があります。就職の軸の1つに年収があるのであれば、こちらのランキングをご確認ください。(2021年度)

 

1位:ベネッセHD(934万円)

2位:学研HD(906万円)

3位:edulab(851万円)

4位:ナガセ(751万円)

5位:内田洋行(728万円)

6位:ODK(686万円)

7位:ロゼッタ(679万円)

8位:チエル(670万円)

9位:レアジョブ(662万円)

10位:ウィルソンラーニングワールドワイド(656万円)

 

日本の平均年収は443万円であり、教育業界の平均年収ランキングでは39位ほどに位置しています。そのため、年収が就職の軸であるのであれば教育業界のなかでも39位以上となっている企業からの内定が必要です。

 

各企業の情報は以下のとおりです。

 

会社名売上高
(百万円)
平均年収
(万円)
就職偏差値社風
ベネッセHD431,90093461意思決定の透明性があり・風通しが良く、中途社員でも働きやすく、オープンな社風
学研HD150,20090661変化を恐れずに、常に挑戦し続けられる人」を、学研グループは歓迎します。挑戦を歓迎する風土と仕組みを用意
edulab9,758851能力測定技術の研究開発およびその成果で教育を科学する
ナガセ49,40075155チャレンジ精神旺盛で夢の実現に向けて熱い想いを共有できる
内田洋行291,035728お客様の「働く場」「学ぶ場」の革新をご支援するために、お客様の立場からICTと環境の活用を考え、「働く場」「学ぶ場」に必要とされる製品・サービスを提供
ODK5,566686①定着率100%②しっかり能力主義③若手人材の積極採用④女性も活躍⑤魅力的な福利厚生⑥充実な教育制度⑦文理問わず活躍
ロゼッタ2,90067910年後や20年後、その先の将来を見据えた仕事をそして“いつも優しく人を想い、人に寄り添える”
チエル3,867670世界中の先生を支えるために、新しい技術に挑戦し、変化に対応した製品・サービスをつくり、パートナーと協働して価値を創造する
レアジョブ5,500662学びを得るチャンスや才能を開花させるチャンス、新しいものに出会えるチャンスをインターネットを通して届け、国境や言語を越えて活躍できる社会の創造を目指していく
ウィルソンラーニング ワールドワイド2,492656テクノロジー・ドリブンとグローバリゼーションによって世界中の企業の「人と組織の成長のパートナー」としてお手伝いしていく

 

ホワイト度ランキング

教育業界におけるホワイト度ランキングは以下のとおりです。ホワイトの基準は人によって異なるためあくまでも参考程度にご参照ください。

 

1位:ジェイック(4.05/5.00)

2位:ヒューマレッジ(4.05/5.00)

3位:ステップ(3.87/5.00)

4位:ベネッセHD(3.79/5.00)

5位:さなる(3.70/5.00)

6位:臨海(3.49/5.00)

7位:Z会(3.49/5.00)

8位:湘南ゼミナール(3.38/5.00)

9位:東京アカデミー(3.37/5.00)

10位:学研HD(3.37/5.00)

 

各企業の基本情報は以下のとおりです。

 

会社名売上高
(百万円)
平均年収
(万円)
就職偏差値社風
ジェイック3,206425企業のホームドクター、人材のメンターとなり、人と組織の限りない可能性に貢献し続ける。
ヒューマレッジ2,700566①勉強が苦手・普通な子もしっかりと成績を上げる②人として成長ができる③とにかく明るく、楽しい超アットホームな塾
ステップ13,000584生徒と水平な目線で、一緒に学ぶ
ベネッセHD431,90093461意思決定の透明性があり・風通しが良く、中途社員でも働きやすく、オープンな社風
さなる25,900414熱い想いを胸に、さなるの教師たちは夢を語り、学問のすばらしさを語り、子どもたちを応援
臨海20,40039435生徒たちのこの重要なプロセスに、どれだけ良質な刺激を与え、いかにより良い方向へと導くか、 そしてそのために何が必要かを考え抜く
Z会23,80059361社会にとってかけがえのない存在となるために、教育者としての高い志と誇りを持って、社会の革新と発展に貢献
湘南ゼミナール15,199471すべては生徒さんの笑顔のために~ 人や社会から謙虚に「学び続ける」
東京アカデミー407公益性の高い職業に就く人材を輩出し、地域社会に貢献する
学研HD150,20090661変化を恐れずに、常に挑戦し続けられる人」を、学研グループは歓迎します。挑戦を歓迎する風土と仕組みを用意

 

【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!

「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?

就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。

今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。

各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。

この機会にぜひチェックしてください。
選考通過ES

まとめ

今回は教育業界の概要や4つのランキングをご紹介しました。教育業界は長期的な観点で物事を考えることができ、人のためになりたい想いがある方に向いている業界です。まずは自分の就活軸がどのようなものであるのかを自己分析から発見し、その後にランキングなどから自分に合っている企業を見つけていきましょう。

 

本記事で名前の挙がった教育業界の企業について、それぞれ企業研究の記事がございます。以下も参考に企業選びを行ってみてくださいね。

【企業研究】ベネッセの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】学研ホールディングスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】株式会社ニチイ学館の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

 

【企業分析】早稲田アカデミーの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

首都圏の学生ならスタキャリ!

理想のキャリアを実現へと導く第一歩!

あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、

自分にマッチする優良企業をご紹介

首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ

スタキャリに無料で相談する