内定後のインターンシップへ参加するメリットと探し方
2024/9/25更新
はじめに
みなさんは、内定後にインターンシップを実施している企業があることをご存じですか。
残り少ない学生の時間をインターンシップに使う意義やメリットはあるのか、を解説します。
また、どのように内定後インターンシップを実施している企業を探せばよいのかも、詳しく解説していきますね。
この記事の対象となる人は以下の通りです。
- 内定後インターンシップに参加する意義を知りたい
- 内定後インターンシップに参加するメリット、デメリットが知りたい
- 内定後のインターンシップを実施している企業を探したい
ここの記事を参考にして、充実した社会人生活の一歩を踏み出していきましょう。
インターンシップのすべてを知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
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内定後インターンシップに参加するメリット4つ
内定後インターンシップに参加すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットは以下の通りです。
- 業務内容、経営方針をひと足先に理解できる
- 入社後の姿をイメージしやすい
- 自身のスキルアップにつながる
- どのような社員が働いているのか見ることができる
業務内容、経営方針をひと足先に理解できる
参加のメリットとして挙げられるのは、ほかの内定者よりも早く業務内容などを理解することができるというところです。
「内定先がどのような事業を実際に展開しているのか」「社内の仕事に対する雰囲気は実際にどのようなものなのか」を早い段階で知ることができます。
上記の部分を入社前に知るか入社後に知るかでは、大きな差が生まれるでしょう。
「自分はこの企業でやっていける」と自信をもって入社することにつながります。
入社後の姿をイメージしやすい
実際に業務に携わることでスキルアップにもなりますし、社会人として働いている自分の姿もイメージしやすくなりますね。
社会人としての姿をイメージしにくい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
自身のスキルアップにつながる
内定後インターンシップに参加することで、社会人として能力を上げることが可能です。
実際に参加しないと得られない経験をすることで、社会人としてのイメージができるだけでなく、自身の得意な部分を伸ばすこともできます。
どのような社員が働いているか見ることができる
働く中で見本となる先輩社員に出会い、そのような人たちと他の学生より先にコミュニケーションを取ることができます。
これは内定後インターンシップに参加しないと得られない特権ですので、参加することには大きな意味があるでしょう。
内定後インターンシップに参加するデメリット5つ
次に内定後インターンシップに参加するデメリットです。
デメリットは以下の通りです。
- 参加しないと参加した学生との差が大きくなる
- 学業との両立が難しくなることがある
- 仕事での成果が評価に直結することがある
- トラブルに巻き込まれる可能性がある
- 内定を辞退しにくくなる
参加しないと参加した学生との差が大きくなる
内定後インターンシップに参加をしないと、参加した内定者と入社時に差が大きくなってしまいます。
社会人としての姿、仕事に対する姿勢などに差が生まれてしまうでしょう。
この企業でやっていくという自信を持っているかどうかも大きな差になります。
学業との両立が難しくなることがある
参加すること自体がすべての人にとって良いとは限りません。
まだ学生として研究や実験、卒業論文などの学業が残っている場合、内定後インターンシップに参加することで、単位の取得に影響が出てきます。
参加する前には、学業と両立できるのか考えておきましょう。
就職活動と学業の両立については、以下の記事を参考にしてみてください。
仕事での成果が評価に直結することがある
内定後インターンシップの運用体制によっては、仕事の結果が評価につながってしまうこともあるので注意が必要です。
これは企業側にもフォロー体制を整えるなどの対策は必要ですが、学生側も社会人の1人として責任を持って業務に取り組むように心がけましょう。
トラブルに巻き込まれる可能性がある
業務に取り組む中で、個人情報等を扱うことも少なくありません。
このような場合、思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性があるのです。
内定後インターンシップにおいて書面で契約書を交わすこともありますが、そうしない企業も多くあります。
自分の身を守るためにも、契約書や個人情報についてなどの書類関係は確認しておく必要があります。
内定を辞退しにくくなる
内定後インターンシップに参加するのは、必ずしもすべてが良い方向に転がるとは限りません。
参加してみたけど、この企業は合わなかったと、途中でミスマッチに気が付いてしまうこともあります。
そうなると内定辞退をしづらいのは言うまでもありませんね。
もし、このような場合に内定辞退をするのであれば、「なぜ内定辞退をしたいのか」「内定辞退することに対する謝罪」など、企業側が不快に感じないように考慮する必要があります。
ここで企業側とトラブルになると、ほかの企業からの内定を獲得することが難しくなる可能性がありますので、適切に対応していきましょう。
企業側への連絡の仕方については以下の記事に詳しく記載されていますので、ご覧ください。
内定後インターンシップとは
そもそも、内定後インターンシップとは、すでに内定を獲得し就職活動を終えた学生を対象に実施するものです。
近年、就職活動を終えて、大学卒業に必要な単位も取り、時間に余裕のある学生が卒業までにインターンシップに参加するケースが増えつつあります。
内定後にもインターンシップを実施する目的は、内定辞退防止や新卒者研修の前倒しなどがあります。
そして、内定をもらった企業が必ずしもインターンシップを行っているわけではありませんので、事前に調査をしておきましょう。
インターンシップについて詳しく解説した記事がありますので、気になる就活生は参考にしてみてください。
学生が内定後インターンシップに参加する意義
学生が内定後のインターンシップに参加することの意義は、以下のようなものが挙げられます。
- 入社後の企業に対するギャップが少なくなる
- 自分のキャリアビジョンがはっきりとする
- 社会人としてのスキルを高めることができる
- 周りの同期より早くスタートを切れる
学生にとっては、内定後インターンシップに参加することで、企業や業界に対して選考中では分からなかったことを知ることができます。
そして、入社する前にイメージギャップを少なくすることができ、スムーズに社会人生活に突入できるようになるのです。
実際に学生という立場から社会人としての業務を経験することは、ほかの学生よりも一歩先に進んだことを実践しています。
就職してから、どのようなキャリアを積んでいこうかもイメージすることができますし、実際に業務に携わることで自身のスキルを上げることも可能です。
企業が内定後インターンシップを行う意義
学生が内定後インターンシップに参加することの意義も大切ですが、企業側にも内定後インターンシップを実施する意義があります。
それらを理解しておいたほうが良いでしょう。
企業側が内定後インターンシップを実施する意義は以下のものが挙げられます。
- 内定者の特徴、性格、スキルなどを事前に確認できる
- 内定辞退者を減らす
- 入社後の配属の参考にする
- 広報活動などで企業のアピールができる
- 働く意識の高い人を雇用できる
- 内定者に企業への理解を深めてもらう
企業側が行う理由として、内定者性格やスキルを確認することが大きいでしょう。
選考では見えなかった学生の姿を業務に携わる姿から確認することができ、入社後にどの部署に入ってもらおうかと判断する材料になります。
そして、内定辞退を事前に防ぐことにも大きな意味を持つのです。
実際に働いてもらうことで、企業の雰囲気をつかむことができ、「ここで働きたい」と思ってもらうチャンスにもなります。
企業側は企業の発展のためにも、働くことに対して意識の高い学生を採用したいと考えています。
内定後インターンシップでそのような学生を見極める機会にもしているのです。
内定先や、内定先とは異なる企業で就業体験を積むことには、多くの価値があるといえるでしょう。
内定後インターンシップで行う業務
内定後インターンシップで行う業務は、ベンチャー企業と大手企業で異なります。
ベンチャー企業で多く取り入れられるのは「広報」「ブログ運営」の業務です。
これらの業務が採用される理由は「学生が取り組みやすい」「企業のアピールにつながる」ということが挙げられます。
そして、大手企業での内定後インターンシップでは「サポート業務」が多く採用されています。
具体的には事務作業や営業課の資料作りの補助です。
学生にとっては、社会人らしいことが経験できるため魅力的ですし、職場の雰囲気を知ることができるのも良い点だと考えます。
数年前は、コロナ禍の影響でインターンシップの在り方に変化がありました。
しかし、5類に移行したことでオンライン等で行われていた内定後インターンシップも実際に出社する形で行われています。
企業の考えややり方には違いがありますので、オンラインで行われる場合もあるかもしれません。
どのような業務内容になるのかは、エントリー前に調べておく必要があるでしょう。
内定後インターンシップとアルバイトとの違いとは
内定後インターンシップに参加することと、アルバイトをすることの違いは何なのでしょうか。
ここでは内定後インターンシップとアルバイトの違いについて解説いたします。
以下にまとめましたのでご覧ください。
内定後インターンシップ |
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アルバイト |
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内定後インターンシップには、職場体験として捉えている企業では無給のところが多いですが、実際に業務に携わる場合には給料が発生する場合があります。
アルバイトでは大きな仕事は任せられず、一部のマニュアル通りの仕事を任せられることがほとんどです。
しかし、内定後インターンシップでは学生のスキルに応じて幅広い業務に関わることができるのです。
そして、業務に関わる中で「成果を出すこと」が求められます。
まさに、社会人としてあるべき姿を内定後インターンシップでは求められるのです。
無給の場合もありますが、内定後インターンシップには最低限のお金が発生します。
自分の行動から得た「成果」はきちんと評価されるので、スキルアップにつながります。
学生でありながら、社会人になってからしか経験できないことを早いうちに獲得できるのです。
残りの学生生活をアルバイトに専念するのも良いですが、内定後インターンシップでしか味わえないことを学生のうちに経験するのは得難いものとなるでしょう。
しかし、無休にもかかわらず職業見学や体験以上の業務を任される場合は、注意が必要です。
基本的には労働が発生する場合、有給である必要があるので申し込む前にチェックしましょう。
内定後インターンシップ実施企業の探し方
内定後インターンシップを実施している企業は、慎重に選ばなければなりません。
そこで、事前にどのように実施企業を探せばいいのか解説いたします。
内定後インターンシップを行っている企業の探し方は以下の通りです。
- インターネットで探す
- 大学のキャリアセンターに行く
- 先輩を頼る
- 企業に直接メールする
インターネットで探す
まずは、インターネットで募集サイトから検索をかけてみましょう。
募集サイトから自分の希望の条件を打ち込み、内定後インターンシップを実施している企業を見つけましょう。
大学のキャリアセンターに行く
大学のキャリアセンターに行くと、内定後インターンシップを行っている企業を紹介してくれる可能性があります。
さまざまな企業の情報を持っていますので、一度利用してみてください。
先輩を頼る
自分の知っている先輩が希望する企業に勤めているということもあります。
そのような場合には、その先輩を頼って企業につなげてもらうと良いでしょう。
先輩が勤めている企業以外でも、先輩のつながりでほかの企業を紹介してもらえる可能性があります。
企業に直接メールする
すべての企業が、インターネットに内定後インターンシップの情報を開示しているわけではありません。
企業のホームページをこまめにチェックして、情報がないか確認し、もし内定後インターンシップの実施があるのであれば、直接企業に連絡を取るとスムーズです。
直接連絡をする際には社会人として、企業側が不快にならない対応を取りましょう。
内定後インターンシップの応募前に注目すべきこと
次に、内定後インターンシップに応募する前に、募集要項のどのようなところに注目して探せばよいのかも解説いたします。
事前に以下の内容を詳細に調べておきましょう。
- インターンシップの期間
- 業務内容、業種
- 企業の評判、口コミ
インターンシップの期間
内定後インターンシップの期間は短期もあれば、長期のものもあります。
自分の学業に支障が出ない期間を選択する必要がありますので、応募前にチェックしておきましょう。
業務内容と業種
どのような仕事をするのか、どのような業種での応募なのかもきちんと把握しておく必要があります。
せっかく参加するのであれば、自分の興味のある業務に携わりたいですよね。
また、自分のスキルを磨ける企業なのかも考える材料になりますので、しっかりチェックしておきましょう。
企業の評価と口コミ
内定後インターンシップに参加する前に、評判や口コミは知っておくと安心かと思います。
知り合いに実際に参加した人がいれば、その人の話を聞くと良いでしょう。
貴重な学生としての時間を使って参加するため、その時間を無駄にしないためにも評判や口コミは調べておきましょう。
さいごに
今回は、内定後インターンシップに参加することのメリットとデメリットや実施企業の探し方のポイントについて解説いたしました。
内定後インターンシップに参加することで、スムーズに社会人生活のスタートを切ることができますし、自分のスキルアップにもつながります。
しかし、ただ参加するだけでは参加のメリットを生かすことはできません。
しっかりと準備をした上で参加し、充実した内定後インターンシップの期間を過ごせるようにしていきましょう。
意味のある期間にするためにも、どのような点に気をつけないといけないのかを、いま一度確認してから参加してくださいね。