【就活】二次募集は難しくない!?大手も狙える選考対策!
2024/8/26更新
はじめに
夏から秋頃にかけて行われる就活の二次募集。
二次募集には、ここまで就活がうまくいかなかった学生の他、留学や部活動で就活のスタートが遅れてしまった学生などが応募します。
そんな二次募集に関して、以下のような悩みや疑問を抱えている就活生も多いのではないでしょうか?
- 就活の二次募集ってどんなものなの?内定獲得は難しい?
- 就活の二次募集で内定をもらうにはどうすればいいの?
- 二次募集をする大手企業ってどこなの?
この記事を読めば、こういった悩みや疑問はすべて解決できますよ!
- 二次募集の概要、時期、難易度
- 二次募集で内定をもらうための必須事項
- 二次募集を行った実績のある企業や、通年採用している企業の情報
- 二次募集の特徴や攻略法がわかり、内定を獲得できる可能性が高まる!
一次募集との違いを理解して、二次募集で内定をゲットしてしまいましょう!
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就活の二次募集とは?
そもそも就活の二次募集とはどのようなものなのでしょうか?
一次募集との違いを以下5つの観点から解説していきます。
一次募集と二次募集の違い
- 企業が行う追加募集のこと
- 二次募集が行われる理由
- 二次募集の時期
- 二次募集の難易度
- 一次募集で落ちた企業の二次募集
企業が行う追加募集のこと
就活の二次募集とは、一次募集で採用枠が埋まらなかった企業が行う追加募集のことを意味します。
日本の新卒一括採用システムでは、一次募集だけで計画していた採用枠を満たせないことはめずらしくありません。
その場合に、企業は二次募集を実施して必要な人材を獲得しようとするわけです。
「人気のない企業だけが二次募集をする」というイメージを持っている学生もいるかと思いますが、実際には中小企業から大手企業まで様々な企業が二次募集をかけています。
二次募集が行われる理由
企業が二次募集を行う理由は複数あり、代表的には下記の通りです。
- 内定辞退の補充
- そもそも複数回に分けて募集している
- 留学生や体育会系の学生を採用したい
- 就活生からの人気がないため、二次募集せざるを得ない
人事の負担を軽減するために複数回に分けて募集する企業もあれば、留学や部活動の大会により就活のスタートが遅れた学生のために二次募集する企業もあります。
企業ごとに二次募集を行う理由は多種多様なのです。
二次募集の時期
就活の二次募集は、概ね以下の時期に実施されます。
- 夏(7月頃)から大手企業が二次募集開始
- 秋(9月〜10月頃)から中小企業の二次募集が増えてくる
※通年採用している企業のスケジュールはこの限りではありません。
中小企業が秋から二次募集を行う理由は、大手と同じタイミングで内定を出しても、就活生を大手企業に持っていかれてしまい、結果的に内定辞退者が多く出てしまうからです。
二次募集の場合、企業としても早く内定者を確定したい思いが強く、選考スケジュールが一次募集よりも速いペースで進む傾向にあります。
募集開始から内定までの期間は、1〜2ヶ月が目安です。
二次募集の難易度
二次募集の難易度は、一次募集に比べて難しい、不利と思われがちですが、実は一概にそうとは言えません。
むしろ一次募集よりも競争倍率が低くなり、難易度が下がるケースも少なくないのです。
多くの就活生は、既に内定を獲得して就活を終了していますし、優秀な就活生が二次募集に応募してくることは少ないからです。
したがって、きちんと二次募集への対策をしておけば、内定獲得はそう難しいことではありません。
一次募集で落ちた企業の二次募集
一方で、一次募集で落ちてしまった企業の二次募集で内定を獲得することは非常に難しいといえます。
一次募集の時点で、既にその企業の採用基準には満たないと判断されてしまっているからです。
一回落選した就活生が選考に臨んでも、人事への印象を大きく変えることは困難でしょう。
基本的には「一次募集で落ちた場合は二次募集に応募できない」という規定を設けている企業が多いです。
もしも二次募集に応募できたとしても、内定の見込みは薄いことを覚えておいてください。
二次募集に受けるべき学生の特徴とは?
上記では、就活における「二次募集」の概要・特徴について紹介しました。
二次募集を受けようか検討する学生は、「入社先が決まっていない人」が挙げられますが、具体化するとさらに複数の特徴が考えられます。
そのため、ここでは二次募集に受けるべき学生の特徴について3点紹介します。
- 内定が1つもない学生
- 内定先に不満を感じている人
- 課外活動などに熱中していた人
内定が1つもない学生
内定がある状態と無い状態だと、精神的な焦りや不安は段違いです。
一方で、内定がない状態でもまだ選考上に残っている「持ち駒」の数が多ければ、精神的な不安を緩和できるでしょう。
トイアンナ著「就職活動が面白いほどうまくいく 絶対内定」では、持ち駒について下記の内容が記されています。
- 常に20社ほどの持ち駒がある状態にすべき
- 内定がない学生はそもそも「持ち駒が少なすぎる」可能性がある
精神・就活ノウハウの両側面で「持ち駒を増やす」ことはメリットになるため、もし内定がない状態の学生は積極的に足を動かしてみてください。
内定先に不満を感じている人
内定がない学生だけが二次募集を受けるべき、という訳ではありません。
就職活動はとても辛い気持ちになることが多いことから、気付いたら「企業問わず内定を獲得する」という目先の目標達成で満足する学生は少なくないでしょう。
一方最も重要なのは「入社後」で、入社先の企業が合わずに早期退職した場合は自身のキャリアに傷がついてしまうことも。
そのため、もし内定先に不満がある学生は二次募集期間でも就活を続け、できる限り納得がいく企業から内定をもらえるよう努めるべきといえます。
課外活動などに熱中していた人
先ほども紹介した通り、二次募集を行う目的の1つに「留学や部活動で就活のスタートが遅れてしまった学生の採用」が挙げられます。
二次募集で内定獲得するためには「なぜ二次募集を受けているのか?」という問いに対して明確な回答をする必要がありますが、留学や部活動が理由になる場合は説得力が生まれます。
また内定を持っている学生でも、もう少し長く就活を続けて就活ノウハウを会得することで、もっと志望度の高い企業から内定をもらえるかもしれません。
課外活動を実施する学生は二次募集と比較的相性がいいため、応募を検討してみてもいいでしょう。
二次募集している企業の探し方
二次募集の概要がつかめたところで、今度は二次募集している企業の探し方をお伝えします。
以下2つの方法で効率的に企業を探しましょう。
二次募集している企業の探し方
- 大学のキャリアセンターで探す
- 就活情報サイトで探す
大学のキャリアセンターで探す
まずは大学のキャリアセンターで探してみましょう。
大学のキャリアセンターが持っている求人に関しては、企業が「その大学の学生を採用したい」と考えているケースが多いです。
二次募集の場合、企業は内定を辞退せず確実に入社してくれる学生を採用しようという思いが強いので、キャリアセンターにある二次募集求人は内定を獲得しやすい傾向にあります。
キャリアセンターでは、求人探しだけでなく「エントリーシート添削」「面接対策」など就活を効果的に進めていく上で多様なサポートを行っているため、まずはキャリアセンターで探してみましょう。
就活情報サイトで探す
マイナビやリクナビなどの大手就活情報サイトなら、二次募集求人を簡単に検索することができます。
大学のキャリアセンターが持つ求人の範囲は限定的ですが、就活情報サイトは幅広い業界の二次募集情報を持っているのです。
ただし、就活情報サイトの二次募集求人は、多くの学生が見ることができるという性質上、競争倍率が高い傾向にあることには注意してください。
キャリアセンター、就活情報サイトそれぞれの特徴を踏まえて使い分けることをおすすめします。
就活の二次募集で内定を獲得するためのポイント
二次募集をしている企業が見つかったら、いよいよ応募する段階です。
一次募集と二次募集では、内定を獲得するために考慮しなければならない事項に違いがあります。
二次募集で内定をもらう可能性を高めるために、以下4つのポイントを押さえておきましょう。
就活の二次募集で内定を獲得するためのポイント
- 二次募集に応募した理由を明確にしておく
- ここまで就活がうまくいかなかった理由を分析する
- 企業が採用基準で何を重視しているかを知る
- 重視される項目に合わせてエントリーシートを作成する
それぞれ解説していきます。
二次募集に応募した理由を明確にしておく
一次募集と二次募集の選考における最大の違いは、「なぜこの時期に応募したのか」を聞かれることです。
一次募集ではなく二次募集に応募している理由を明確にしておかなければ、面接官に良い印象を持ってもらうことは困難でしょう。
留学や部活動などポジティブな理由であれば答えやすいのですが、「内定がもらえなかった」、「公務員試験に落ちた」といったネガティブな理由の場合、心情的に素直に答えづらいかもしれません。
とはいえ、嘘をついてその場をやり過ごすことはやめましょう。
嘘がバレてしまえば選考には通らないでしょうし、他の質問への対応も難しくなります。
嘘をつかずに正直に伝えるとともに、今は失敗を前向きに捉えてポジティブに行動できている旨を話すことができれば、面接官からの印象が悪くなることはありません。
ここまで就活がうまくいかなかった理由を分析する
留学生や体育会系の学生のように、就活のスタートが必然的に遅れてしまった場合を除き、ここまで就活がうまくいかなかった学生は、その理由を分析する必要があります。
これまでの失敗の原因がわからなければ、二次募集の選考でも結果が変わらないからです。
- エントリーシートが通らない
- 適性検査で落ちる
- 面接の受け答えがぎこちない
振り返ってみれば失敗の要因は色々あるはず。
失敗した原因を分析、改善していけば、二次募集で内定をもらえる可能性は高まります。
企業が採用基準で何を重視しているかを知る
ただ闇雲に選考に臨んでいては効率が悪いです。
採用される確率を上げるために、企業が採用基準で何を重視しているかを知っておきましょう。
リクルートの調査によれば、企業が採用基準で重視している項目TOP3は以下のとおりです。
- 人柄
- 自社/その企業への熱意
- 今後の可能性
この3項目を意識してこれからの就活の準備をしていきましょう。
重視される項目に合わせてエントリーシートを作成する
企業が採用基準で重視する項目がわかりました。
今度は3つの項目それぞれで高く評価されるような内容のエントリーシートを作成しましょう。
選考のスタート地点となるエントリーシートは、内定を得るために最も重要な要素といっても過言ではありません。
その後に続く面接は、基本的にエントリーシートを元にして行われるからです。
エントリーシートの段階で企業が採用基準で重視するポイントを押さえておけば、面接が楽になります。
また、マイナビの「2022年卒 学生就職モニター調査」によれば、エントリーシートの提出時点で35%の就活生が落ちています。
二次募集で確実に内定を獲得するためにも、エントリーシートにはとにかく力を入れましょう。
以下では、エントリーシート作成時に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した関連ページを確認してください。
就活で大手企業のうち二次募集をしていたのはどこ?(2022卒までの実績)
二次募集で大手企業の内定を得たい就活生もたくさんいるでしょう。
ここでは2022卒の就活市場から過去数年のうち、二次募集をしていた大手企業と、通年で新卒等を採用している企業の例を紹介します。
なお、過去数年に二次募集をしていたからといって、毎年確実に募集をかけるわけではありませんのでご注意ください。
二次募集をしていた実績のある企業
基本的に、企業は一次募集の結果を見て二次募集をかけるかどうか判断するのですが、大手企業のグループ会社は、例年二次募集をかける傾向にあります。
自分が就活をする年度でも二次募集がある可能性が高い企業としてチェックしておきましょう。
ここ数年で二次募集をしていた実績のある企業の例は以下のとおりです。
- 日本ハムグループ
- 近鉄グループ
- TOTOグループ
- パソナグループ
- NTTドコモグループ
- SUBARUグループ
- アシックスグループ
- 新生銀行グループ
- ニトリグループ
- コクヨグループ
- ダイハツグループ
- NTTグループ など
通年採用している企業
通年採用を行っている大手企業もたくさんあり、他の企業の二次募集のタイミングで応募することができます。
通年採用している企業の例は以下のとおりです。
- 楽天
- ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 富士通
- 日立製作所
- ソニー
- KDDI
- ソフトバンク
- TDK
- ファーストリテイリング
- リクルート
ただし、上記のような通年採用の求人には優秀な学生が殺到するため、内定取得の難易度はかなり高いです。
よくある質問
よくある質問をまとめました。
よくある質問(4選)
- 新卒の二次募集(追加募集)を行った企業はどこ?(2022卒)
- 富士通は二次募集をしている?
- 資生堂は二次募集をしている?
- 一次募集に落ちた企業に二次募集でも応募する就活生はどうなの?
新卒の二次募集(追加募集)を行った企業はどこ?
A.大手企業のグループ会社が、多く二次募集を行う傾向があります。
富士通は二次募集をしている?
A.富士通は通年採用を例年実施しています。
資生堂は二次募集をしている?
A.一次募集で採用枠が埋まらなかった場合、二次募集を行う可能性もあります。
一次募集に落ちた企業に二次募集でも応募する就活生はどうなの?
A.内定取得は難しいといえます。一次募集の時点で企業の採用基準には満たないと判断されてしまっているからです。
おわりに
今回は、就活の二次募集について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
記事の内容を簡単にまとめます。
- 就活の二次募集とは、一次募集で採用枠が埋まらなかった企業が行う追加募集のこと。
- 大手企業の二次募集は7月頃から、中小企業は9月頃から始まる。
- 二次募集は一次募集より内定取得が難しいわけではない。
- 二次募集している企業は、「大学のキャリアセンター」と「就活情報サイト」で探す。
- 二次募集で内定を獲得するためには、一次募集のときと同じ対策をするだけではダメ。
- 大手企業のグループ会社は、例年二次募集をかける傾向にある。
- 通年採用している企業には二次募集のタイミングで応募することができるが、内定取得難易度は高い。
この記事を参考に二次募集対策をしていただき、ぜひ内定をゲットしてください!
また本記事は「二次募集」について紹介しましたが、就活に出遅れて二次募集で選考に参加する学生は以下の記事も参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。