「自分を動物に例えると?」の回答例15選!【例文あり】
2024/8/17更新
はじめに
就活におけるイレギュラーな質問の代表格である「自分を動物に例えると何ですか?」という質問。
この質問は、面接対策をしているとよく耳にしますよね。
もしかしたらこの記事を読んでいる就活生の中にも、この質問をされて回答に困った経験がある人はいるのではないでしょうか?
本記事では、以下のような就活生に向けて、面接官がこの質問をする意図や回答の例について解説します。
- 「自分を動物に例えると何ですか?」という質問の攻略法を知りたい
- 自分の性格にマッチした動物について知りたい
- 「自分を動物に例えると何ですか?」の質問に対する具体的な回答例を知りたい
本記事を読めば、上記のような疑問点を解消することができますよ。
実際に使える例文も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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質問の意図を知ろう
この質問をする意図は2つあります。
ひとつはその動物を選んだ理由を論理的に説明できるかどうか、もうひとつは、臨機応変に対応できる柔軟性があるかどうかです。
「自分を動物に例えると何ですか?」という質問に関して、面接官がこの質問をする意図をしっかりと理解していれば、回答の質や内容も変わってくるでしょう。
「自分を動物に例えると何ですか」の質問の意図について解説していきます。
自分の性格を理解し、論理的に説明できるか
面接官は「自分を動物に例えると何ですか?」という質問で、自分の性格をしっかりと理解し、それを論理的に説明できるかをチェックしています。
あわせて、面接官は就活生の素の部分を知りたいと考えています。
ですので、この質問は自分自身の性格を客観的に理解していないと自分にあった動物を選ぶことができません。
回答を考える前に、自己分析を徹底し、自分の性格についてしっかり理解しておきましょう。
また、自分の性格を客観的に理解できていても、なぜその動物を選んだのかを論理的に説明できなければ、面接官を納得させることはできません。
一見、イレギュラーな内容で、「何が知りたいの?」と疑問を抱くかもしれませんが、就活生の論理的な説明力を知るのに適した質問なのです。
臨機応変に対応できる柔軟性があるか
また、就活生の対応力についてもチェックしています。
面接官は特殊な質問を投げかけられたときに、就活生が臨機応変に対応できる柔軟性を持っているのかをチェックしています。
臨機応変な対応力は、入社後さまざまな場面において必要になる重要な要素です。
特に予想していなかったトラブルが発生した際の対応と紐づけることができるでしょう。
とっさの質問で回答に困ってしまったとしても、頭をフル回転させてしっかりと回答できるかどうかが重要になります。本記事では「動物に例えると」を例にしていますが、「文房具に例えると」でも「色に例えると」でもなんだっていいわけです。
これらの質問に対するポイントは、上記で解説した2点を意識しておきましょう。
「動物に例えると?」の質問に正解はない
具体的な回答例について解説する前に、大事な前提についてお話しします。
それは「自分を動物に例えると何ですか?」という質問に対して、選んだ動物に関して正解・不正解はないということです。
つまり、「この企業は猫と言えば大丈夫」や「犬という回答は不向き」という考え方は間違いであるといえます。
上記で解説した2つの意図に沿った回答をしているかという点に加え、自分自身の性格と選んだ動物に関する一般的なイメージが一致しているかどうかが重要です。
これができていなければ、面接官に与える印象が変わってくるので、選ぶ動物に関してはしっかりと考えなければなりません。
10選
ここからは、面接での「回答例」を紹介していきます。
定番として使用でき、面接官にイメージしてもらいやすい動物を紹介していきますので参考にしてください。
この質問に対しては、時間をかけて回答を作り込む必要はありません。
ですが、自分はどのような動物に例えられるかなと少し考えるだけでも、十分効果がありますのでそういった意識で読み進めてくださいね。
① 犬
犬は主人に忠実であり、人懐っこいというイメージがあります。
特に人懐っこいという性格は、営業職のイメージにマッチしているでしょう。
誠実さや堅実さ、会社への忠誠心などをアピールしたい場合は「犬」が適しています。
② 猫
猫は単独でも恐れずに行動できるマイペースさがあり、クールで冷静というイメージがあります。
普段はそっけない態度ですが、気を許すと人懐っこい一面もあります。
また、マイペースであるということは周りに流されない、自分の芯を持っているということでもあるので、行動力や冷静さをアピールしたい場合は「猫」を選ぶと良いでしょう。
③ ゾウ
ゾウは足の裏が非常に繊細で、遠くのちょっとした振動でさえも感知することができます。
また、長い鼻を高く上げればどの動物よりも高い位置で匂いを嗅ぐことができるため、仲間の位置やエサの位置など、全体を把握することができるのです。。
全体を包む包容力や危機察知能力をアピールしたいのであれば、「ゾウ」を選ぶと良いでしょう。
④ ライオン
ライオンは「百獣の王」であり、動物のトップに君臨しているイメージがあるでしょう。
ネコ科の動物の中で集団行動するのはライオンだけであり、群を統率するオスは強いリーダーシップと責任感を持っています。
また、負けず嫌いな一面も持っているのが特徴です。
責任感やリーダーシップ、判断力、負けず嫌いな点などをアピールしたい人は「ライオン」を選ぶようにしましょう。
以下の記事では、負けず嫌いな動物やその動物に関する例文をまとめています。
負けず嫌いというポイントはアピールしやすいポイントですので、ぜひ参考にしてみてください。
⑤ キリン
キリンはご存知のとおり、首が長く、木の葉や実などを食べて生活しています。
ほかの動物よりも高いところから周りの状況を見ることができる点が特徴です。
全体を見渡す力、周りを俯瞰する力をアピールしたい際には、キリンを選ぶようにしましょう。
⑥ 馬
馬は協調性があり、コミュニケーション能力に優れた動物です。
また、俊敏に野原を駆け回るイメージがありますので、信頼関係構築力やコミュニケーション能力、フットワークの軽さをアピールしたい人は「馬」を選ぶと良いでしょう。
⑦ 亀
スピードは遅いものの、一歩一歩着実に歩を進める亀。
その様子は有名な童話である「うさぎと亀」にも描かれています。
亀はコツコツと努力を継続し、確実に成果をあげるといったイメージがあります。
例に亀を用いることにより、誠実さや努力家である点をアピールしてみましょう。
⑧ イノシシ
干支の一つであるイノシシ。
子どものイノシシは、可愛いイメージもありますが、「猪突猛進」という言葉で言い表されるように、目標に向かって脇目も振らずに突っ走っていく印象がありますよね。
逆を言うと、目標に向かって努力を重ねられる、地道な努力ができる、と言い換えることができます。
「自分のことしか考えていない」「周りが見えない」という印象になってしまわないようにフォローする必要はありますが、目標達成意欲をアピールする際には、イノシシを使ってみましょう。
⑨ 鹿
草食動物で大人しく、少々引っ込み思案、または臆病そうな印象を持たれがちな鹿。
内気で消極的な印象を持たれてしまいそうですが、警戒心の強さや慎重さは、時としてリスクヘッジにおいて非常に重要な役割を持ちます。
穏やかな人柄に加え、慎重な判断力をアピールしたい場合は、鹿を用いると良いでしょう。
⑩ ネズミ
街の片隅で、ひっそりとたくましく生息しているネズミ。
不潔そうな印象がありますが、その生存戦略に関しては、尊敬に値するといっても過言ではありません。
俊敏さ、そして諦めない粘り強さ、不屈の精神をアピールするには、ネズミを使ってみるのも良いでしょう。
ユニークな回答例5選
ユニークな回答例について紹介します。
毎度おなじみの回答に聞き飽きている面接官も、下記のような回答であれば、興味を持ってくれ、印象に残すことが可能になるでしょう。
もちろん、ほかにもアイデア次第でさまざまな回答がありますので、ぜひ自分に合ったものを考えてみてくださいね。
① ミーアキャット
ミーアキャットは群れで岩穴の中で暮らしますが、それぞれの役割分担がきっちりしている動物です。
その役割には餌を取ってくる役割、外で外敵がこないか見張る役割などがあります。
そしてその役割は生まれながらに決まっていて、生涯与えられた役割をまっとうするのです。
最後までやり遂げる継続力や責任感をアピールしたいなら「ミーアキャット」がおすすめです。
② アリクイ
アリクイは長い舌を器用に使って、アリ塚に住むアリを食べる動物です。
そんなアリクイは、1つのアリ塚ばかり食べているとアリを食べ尽くしてしまう可能性があるので、計画を立てて、複数のアリ塚を巡回するといわれています。
計画性や堅実性をアピールしたい人は、あえて「アリクイ」を選ぶのも良いかもしれません。
③ ナマケモノ
ナマケモノはじっと木にぶら下がっているだけ、と思う人が多いかもしれませんが実はただ怠けているわけではないのです。
ナマケモノは非常に動きが遅く地上で動き回っていると、天敵に襲われてしまうリスクが高まります。
そうならないために、忍耐強くかぎ爪で木にぶら下がっているのです。
もしどうしても自分のアピールポイントが思いつかず、我慢強さや忍耐力くらいしか思いつかないのであれば、「ナマケモノ」が最適かもしれませんね。
④ チンパンジー
チンパンジーは非常に知能が高い動物です。
さまざまなものを道具とみなし、それを使いこなすことができます。
新たな道具や使い方を常に考えていて、創造力がある動物であるといえます。
発想力や創造力をアピールしたい人は「チンパンジー」を選びましょう。
⑤ ムクドリ
ムクドリは、スズメやカラスほどメジャーではありませんが、100羽近くで群れを成します。
この鳥の特徴は、何と言っても集団行動にあります。
元々、フクロウなどの天敵から身を守るために集団で行動をするようになった背景があります。
天敵が来ると独特の声を出して仲間に知らせたり、飛行する際は周囲の鳥と行動を合わせたりなど、集団行動を得意としているのです。
チームプレイが得意な方や、協調性をアピールしたい場合は、ムクドリを使ってみるのもありでしょう。
ここまでユニークな回答例を紹介してきました。
ユニークな回答例を用いるのは、ほかの就活生と差別化を図るという観点からすると非常に有効だといえます。
しかし、例えに出した動物が面接官に認知されていなければ、動物の説明から始めることになってしまい、本旨から外れてしまいます。
ユニークな動物を例に出す際には冒頭で「〇〇という動物をご存知ですか?」と質問してから回答するようにしましょう。
また、あまりにもスムーズに答えてしまうと準備していた感が満載ですので注意してくださいね。
面接で使える例文3選!
ここからは、上記で例にあげた動物をピックアップして実際に使える例文を作成しました。
例文を参考に、自分の特徴を当て込んでいけば、簡単に選考に備えることができますので活用してくださいね。
例文①犬を用いた場合
私を動物に例えると犬だと思います。なぜなら、人懐っこく、共同で何かを創り上げる作業が好きだからです。私は学園祭の実行委員の一員として、学園祭を企画、実行してきました。孤立している人がいれば声をかけるなどコミュニケーションを充実させ、実行委員全員で力を合わせて学園祭を作り上げました。
その結果、前年度比120%の入場者数を記録したのです。
御社に入社後も、社内外を問わず、多くの人の信頼を勝ち取り、活躍したいと考えています。
例文②キリンを用いた場合
私を動物に例えると、「キリン」だと思います。なぜなら、長い首を活かして、周りや遠くを見ることができるキリンのように、物事を俯瞰する能力があると自負しているからです。私は、飲食店でアルバイトをしており、学生ながらバイトリーダーを務めています。その日のメンバーのスキルや、お客様の入り具合から、最適なオペレーションを構築することが私の役割です。目の前の出来事だけを見るのではなく、全体を見渡して指示を出すことにより、円滑な店舗運営に寄与しています。御社に入社後も、物事を俯瞰し、最適なサービスを提供していきたいと考えております。
例文③亀を用いた場合
私を動物に例えると「亀」だと思います。なぜなら、コツコツと着実に努力を重ねることができるからです。私は、学生時代にサッカー部に所属していました。入部したのはいいものの、全国の強豪校出身者が集まっており、レベルの差に愕然とした経験があります。しかし、絶対にレギュラーを獲得してやるのだという信念のもと、自主トレを継続しました。結果として、3年生からレギュラーを獲得、4年生になるとキャプテンを任されるようになったのです。このように、私は小さな努力をコツコツと重ねられる人間です。
文章を作成する際は、結論を先に述べ、理由を解説していく構成であるPREP法を意識しましょう。
PREP法を用いると、相手に伝わりやすい論理的な文章を作成することができるのでおすすめです。
詳しくPREP法について知りたい就活生は、以下の記事を読んでみてくださいね。
さいごに
本記事では、面接で聞かれる特殊な質問の代表例ともいえる「自分を動物に例えると何ですか?」について解説してきました。
選ぶ動物に関して正解・不正解はないので自分自身の性格を客観的に分析し、当てはまる動物を選ぶようにすれば問題ありません。
また、この質問を切り抜ける攻略法は、質問の意図を理解して回答することです。
この質問をする意図は「論理的に話せるか」「柔軟に対応できるか」をチェックすることにあるので、そのポイントを押さえて落ち着いて回答しましょう。
本記事を参考に選考に備えてくださいね。
本記事がこれから選考に臨まれる就活生の一助となれば幸いです。