【企業分析】クニエの就職難易度・選考対策を徹底解説
2024/8/19更新
はじめに
株式会社クニエは、東京都千代田区大手町に本社を構えるコンサルティング企業です。
外資系企業と日系企業をルーツに持つ「和魂洋才」の会社で独自の強みを発揮します。
今回はそんなクニエを企業研究するための基礎知識や社風、選考対策などを紹介していきます。
- クニエの仕事内容が気になる
- クニエの就職難易度を知りたい
- クニエの選考対策として何をすればいいか分からない
そんな様々な悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
また、コンサルティング業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
この記事の結論
結論として、クニエの偏差値・難易度は「難しい」といえます。
その理由として以下の2点が挙げられます。
- 学歴フィルター「あり」の採用を実施している
- 選考フローで「インターンシップ」が開催される
コンサルティング企業は中途採用も積極的に採用しているため、即戦力として企業の力になれる学生を優先して採用すると考えられます。
以降ではクニエの特徴、その他就活に役立つ情報をぜひ最後まで読んでください。
クニエについて
出典:株式会社クニエ
2009年年設立のビジネスコンサルティング企業で、外資コンサルBig4の一角を担う「EY」と「キャップジェミニ」「NTTデータ」の3社をルーツに持つ企業です。
欧米型のコンサルティング手法、そして日本型経営の知恵と経験を融合した「和魂洋才」の会社を築き上げ、独自のビジネスを展開。
また戦略立案・業務プロセス改善など上流~下流まで総合的にコンサルティングを実施し、金融・ハイテクをはじめ多事業の改革に貢献しています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
コンサルティング業界企業におけるクニエの立ち位置について紹介します。
売上高に関してクニエは非公開ですが、純利益は「約36億円」です。
船井総合研究所が純利益業界6位で「約43億円」のため、クニエの売上高も船井総研に続いて「7~10位」前後になると予想。
また平均年収は3社とも高水準です。
理由として以下の要因があると考えています。
「自由」な社風
転職口コミサイト「エンゲージ」によると、「業務さえすればどこでどれだけ働こうが自由という風潮」という口コミをはじめ、自由な働き方ができる点に言及している社員が複数確認出来ました。
担当するプロジェクトによるものの、勤務時間・休暇などは基本的に自由で、会社側が社員を信頼しているが故の職場環境といえます。
好調な業績
2024年決算の純利益は「約36億円」ですが、ここ数年でみても最もいい数値です。
また近年は年一回の賞与に加えて「臨時ボーナス」が入るなど、売上・利益を給与という形で社員に還元。
まぎれもなく業績が好調な企業の動きをしているため、今後の成長にさらに期待が高まります。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
クニエ | 非公開 | 860万円 | 62 | 挑戦的、自由 |
ベイカレント・コンサルティング | 574億円 | 1,107万円 | 59 | 風通しが良い、体育会系 |
船井総合研究所 | 288億円 | 670万円 | 55 | 若手でも挑戦できる |
クニエの年収は高い?会社概要や働き方を分析して徹底解説! | 転職ゴリラ
クニエの会社の評判・口コミ|転職・就職の採用企業調査はエンゲージ 会社の評判
【独自】船井総研の年収は平均670万円!役職別給与も解説
【2024最新版】ベイカレント・コンサルティングの平均年収は1118万円! | 年収マスター – 転職に役立つ年収データの分析サイト
次に、クニエの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は「難しい」といえます。
その理由として以下の2点が挙げられます。
- 学歴フィルター「あり」の採用を実施している
- 選考フローで「インターンシップ」が開催される
高い実力と明確な志望動機を持つことが重要になるため、優秀な学生たちの中でも一目置いてもらえるようにしっかりと対策して内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
求める人材
クニエの求める人材については、クニエの新卒採用サイトで紹介されているため、下記に記載します。
成長意欲の高い学生
ビジネスに関係なくてもいい。
夢中になっていることがある人、生き生きしている人が魅力的。
また就活サイト「リクナビ」に記載されているクニエの採用実績校はすべて国立大・最難関私立大学だったため、学歴フィルター「あり」で選考を実施していると考えられます。
またコンサルティング企業は「中途採用」も積極的に受け入れていて、「即戦力」としての働き方ができる実力のある人材を重宝する傾向があります。
そのため「志望度の高さ」「高いポテンシャル」に加えて「学生が持つ現在の実力」をアピールできれば、内定獲得の可能性を上げていきましょう。
クニエの新卒募集要項について
クニエは、「コンサルティング職」でのみ新卒採用で募集をかけています。
また具体的な募集要項(26卒向け)は以下の通りです。
応募資格 | 四年制大学・大学院に在籍中の方 |
勤務地 | 東京本社 |
勤務時間 | 09:00 – 18:00 ※フレックスタイム制(コアタイムなし) |
基本給 | 基本年俸 学士 4,576,000円 修士 4,680,000円 博士 4,784,000円 |
昇給・賞与 | 各年1回 |
休日・休暇 | 完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始休暇、各種年次有給休暇 |
福利厚生 | 健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険、NTT企業年金基金、NTTグループ確定拠出年金、総合福祉団体定期保険、長期障害所得補償保険、財形貯蓄制度、社員持ち株会制度、退職積立金 等 |
備考 | 敷地内禁煙あり |
新卒採用のフロー
具体的な選考フローは下記で紹介しますが、結論から言うと選考フローの難易度は「やや難しい」です。
理由は、エントリーシート提出・適性検査後に「インターンシップ」が開催されるためです。
即戦力として働ける実力を見極める意図もあると考えられるため、事前の対策を徹底しましょう。
①新卒エントリー
新卒採用ホームページからマイページ登録のうえ、選考にエントリーします。
②セミナー参加
エントリー後、セミナー参加の案内が届きます。
後の選考フローで「エントリーシート提出」や「個別面接」が控えているため、志望理由になる情報を1つでも多く見つけることをテーマに、説明会に参加しましょう。
③エントリーシート提出
25卒の就活生に対して課されたエントリーシートの出題題目は以下の通りです。
- 志望動機(800文字以内)
- 特技・趣味・得意科目など(100文字以内)
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した関連ページを確認してください。
④適性検査
クニエが使用する適性検査は「玉手箱」です。
また調べる限りだとインターネットやSNS上で「クニエのWebテスト難しかった!」という口コミはなかったため、難易度は「標準」だと考えられます。
⑤インターンシップ
2日間にわたって実施されます。
また就活サイト「ONE CAREER」に具体的な内容が記載されているため、下記で紹介します。
- (1日目)
コンサルティングについての説明→昼食→自己紹介→企業分析・業界分析など→事業提案の骨格をまとめる
- (2日目)
細かい情報を補足しながら資料作成→(昼食)→発表→FB→座談会
⑥1次面接
学生1名に対して面接官は1名、所要時間は60分程度で実施されます。
穏やかな雰囲気で進められ、質問内容もエントリーシートに記載した内容をもとにしたオーソドックスな内容が大半です。
また「クニエでやりたいこと」について質問された学生もいるため、キャリアプランについても言語化しておきましょう。
⑦最終面接
学生1名に対して面接官は2名、所要時間は30~40分程度で実施されます。
志望動機を中心に質問され、かつ中には「将来あるべき日本の像について」突飛な質問をされた学生もいます。
最終面接まで進めているということはインターンシップでの評価も高く、実力を認められているという解釈もできるため、自信を持って臨みましょう!
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
⑧内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
クニエに入社するためにやるべきこと
クニエに入社するための対策を紹介します。
- 自己分析する
- 業界・企業分析を徹底する
- OB・OG訪問や座談会に参加する
- 面接練習を事前に行う
自己分析する
自己分析とは「自身を知ること」を言いますが、具体的には自身の過去を細かく振り返ることで下記の内容などを分析することを指します。
- 自身の価値観が醸成された経験は何か
- 自身のモチベーションが上がる場面はどんなときか
- 集団行動が得意か、単独行動が得意か
- 組織の中でどのポジションが得意だったか
- 他者と比べてどのような「違い」があったか など
私は前田裕二著「メモの魔力」の1000の質問に対してノートに回答を書くことを通して自己分析を実践しましたが、他にも自己分析ツールを用いるなど様々な方法があるため、多くの手法を用いて徹底的に行うことをおすすめします。
業界・企業分析を徹底する
ESの通過率を上げるための対策方法の2つ目は、「業界・企業研究する」です。
業界研究や企業分析をすることで、業界内での志望企業の立ち位置や、競合他社との相違点が見えてきます。
また志望企業が所属する業界以外の気になる業界・企業も調べることは、より知っ防企業を客観的に分析できることに繋がるはずです。
エントリーシートや面接の受け答えをより一段とレベルアップする効果をもたらすため、その他の業界・企業研究も積極的に行いましょう。
- 新卒採用ホームページや、インターネット上の就活サイトの閲覧
- 転職口コミサイト(OpenWork・ライトハウスなど)を確認する
- 企業説明会に参加する など
OB・OG訪問や座談会に参加する
要するに企業に属している社員の方と直接会って話す機会を積極的に作るべき、ということになります。
そしてその中で「自身の作成したガクチカ・志望動機の添削依頼」や、企業で歩めるキャリアなどを確認するようにしましょう。
それにより、下調べをもとに自身で立てた「仮説」と「実際」の企業の働き方のギャップを埋め、面接時により的確な内容を話す準備ができると考えます。
また実際の社員との会話を志望理由にすることもでき、例えば「OB訪問で貴社の~様にお会いし、日本一の企業を目指すための「プロ意識」を持ちながら全力で働いている姿に感銘を受けた」という内容などで話すことが可能です。
OBOG訪問や座談会は就活生に様々なメリットをもたらすため、時間のある学生は積極的に実施してみてください!
面接練習を事前に行う
面接練習するメリットは主に下記の通りです。
- 本番で面接官とスムーズに会話する能力が高くなる
- 話し方や聞き方を改善できる
- 適切な回答に繋がるアウトプットの場になる
面接官は役職についている方が担当するケースも多く、その場合学生は特に緊張を感じて本来のパフォーマンスを発揮できない可能性も考えられるため、いかに本番を想定した対策を実施できるかがカギです。
また効果的な面接練習の方法は「就活エージェントを利用する」「大学のキャリアセンターを活用する」等が挙げられるため、ぜひ利用を検討してみてください!
就活(就職)偏差値とは?
就活(就職)偏差値は、企業の就職難易度や人気度を数値で表したものをいいます。内定者の学歴や保有資格、企業の知名度、社員の定着率、またその年の応募倍率などによって判定されているようです。
ただし、この情報源となっているのはWeb上の就活掲示板によるもので、一般ユーザーの発信した内容がもととなっています。
加えて対象企業は日本国内の中でもほんの一握りでしかなく、ネットユーザーの主観や偏った情報で成り立っていることも否めないでしょう。
企業選びに就活偏差値を活用する際も、公的なデータではないことを念頭に置いて、参考程度に留めておくことをおすすめします。
コンサルティング業界の就職難易度別企業
コンサルティング業界の偏差値別の企業を紹介しますので、参考にしてください。
偏差値60以上の企業
野村総合研究所(偏差値:65)
出典
野村総合研究所 | アフリカビジネス振興サポートネットワーク
1965年設立で、「野村総合研究所」「野村コンピューターシステム」が合併したコンサルティングファームです。
問題点を先取りし、かつ最適な解決策を提示・実施までワンストップでサービスを提供でき、顧客の価値最大化に貢献。
また金融・公共・流通など顧客層も多岐にわたり、コンサル・シンクタンク業界で売上高トップを達成するリーディングカンパニーです。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング(偏差値:64)
出典
「2023年度グッドデザイン賞」を受賞 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
日本最大の金融グループ「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)」のシンクタンクファームとして設立し、野村総合研究所含め国内の5大シンクタンクの一角を担います。
大企業~中小企業、そして海外向け事業など幅広い事業展開を実施。
また社員も専門性の高い人材が多数在籍し、部署を超えて連携をとることで圧倒的な力を発揮します。
偏差値50以上の企業
船井総合研究所(偏差値:55)
出典
業界業種別の経営コンサルティング | 株式会社船井総合研究所(船井総研)
「サステナグロースカンパニーをもっと。」という企業理念を掲げ、変化し続ける社会の中で力強く継続的に成長し続ける中小企業(サステナグロースカンパニー)を1社でも多く増やすことを目標として経営を展開。
また上記の企業理念を実現するべく、「現場実行主義」を徹底しクライアントと密接に関わっている特徴を持ちます。
現に国内のクライアント数は5.500社を超え、近年は中国や上海などの「アジア地域」にも積極的に進出しています。
タナベコンサルティング(偏差値:56)
出典
1957年に創業し、「企業を救う医師(Business Doctors)」として企業を救うための様々な事業を展開しています。
自社を「First Call Company」と称して、60年以上の歴史・10,000を超える企業に対する経営コンサルティングで培った実績とノウハウを生かして、顧客を「100年先も選ばれる会社」にするべく奮闘。
またタナベコンサルティングの「働く環境」に対する評価も高く、経済産業省から4年連続で「ホワイト500」に認定、2021年には「健康経営銘柄」に選定されるなど、健康経営のための取り組みも積極的です。
野村総合研究所 – Wikipedia
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の新卒採用・企業情報|リクナビ2025
株式会社船井総合研究所の新卒採用・企業情報|リクナビ2025
(株)船井総合研究所の新卒採用・会社概要 | マイナビ2025
数字で知る船井総研 | 船井総研 採用サイト
タナベ経営はタナベコンサルティンググループ・タナベコンサルティングへ。ホールディングス経営体制へ移行し、中期経営計画で掲げる「世界で唯一無二の経営コンサルティンググループ」の実現を目指す。 | 株式会社タナベコンサルティンググループのプレスリリース
タナベコンサルティング採用サイト
株式会社タナベコンサルティングの新卒採用・企業情報|リクナビ2025
まとめ
本記事では、【企業研究】クニエの就職難易度・選考対策を徹底解説というテーマで就活生に役立つ情報を紹介しました。
学歴フィルターがあり、かつインターンシップを選考に含めるなど就職難易度が高いですが、もしクニエに入社できれば優秀な社員と切磋琢磨して充実した仕事ができるでしょう。
そのため、もしクニエの選考を受ける学生は本記事を読んで対策を進めてみてください!