【企業分析】旭情報サービスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業分析】旭情報サービスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/7/30更新

はじめに

旭情報サービス株式会社(以下、旭情報サービス)は、東京都千代田区に本社があるITサービス企業です。

本記事では、以下のような対象者に向けた内容となっています。

対象
  • 旭情報サービスの沿革や事業内容を通じて企業研究や業界研究をしたい
  • 旭情報サービスの就職難易度や新卒採用フローを知りたい

ぜひ、最後までご覧ください。

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この記事の結論

この記事の結論から先に言うと、旭情報サービスはネットワーク構築・管理を主幹事業とするITサービス事業者で、東京・横浜・名古屋・大阪に拠点があり、従業員数1700名を超える、業界としても比較的規模の大きな会社です。

会社の公式ページには非常に具体的な行動指針・経営理念が掲げられており、社会人として必要なほとんどの素養が明記されているので、ぜひ就職活動をする前に旭情報サービスの企業理念についてじっくりと読むことをおすすめします。

就職難易度としては比較的容易で、学歴フィルターがなく、募集人数も多いことで倍率もそこまで高くなく、採用プロセスも一般的な内容となっているようです。

次の章より、旭情報サービスの会社の歴史や事業領域、会社の特色など、企業・業界研究に役立つ情報を紹介していきます。

旭情報サービスについて

旭情報サービス株式会社とは

出典元:

旭情報サービス株式会社

会社概要

旭情報サービスは1962年、宛名印刷・ダイレクトメール代行業務の「旭事務機株式会社」として事業をスタートしました。

もともと本社機能は大阪府に存在し、大阪を拠点に「旭事務センター」「アサヒデータプロセス」「旭コンピュータサービス」といった関連企業を次々と設立していきました。

1987年に「旭事務機」から「旭情報サービス」に商号を変更し、1989年にグループ9社の統合合併をした後、上場企業となり、1999年に本社機能を大阪から東京へと移転しています。

東京都千代田区の本社は2007年から現在に至っていますが、元々本社のあった大阪には支社があるほか、横浜・名古屋にも支社があり、4拠点で事業を展開しています。

東証スタンダード市場に上場している企業であり、堅調に成長しているITサービス業のひとつといえます。

主力事業はネットワークサービスで、オープン系サーバやネットワークシステムの構築、セキュリティ関連業務、ヘルプデスク対応や障害復旧対応などのサポート業務があり、それ以外にも一般のシステム開発やシステム運用業務も行っている業態となります。

ちなみに、旭情報サービスには「ふくーたん博士」というマスコットキャラクターがいて、2024年2月に商標登録もされています。

旭情報サービスの「ふくーたん博士」

出典元

旭情報サービス株式会社 | マスコットキャラクター紹介

 

各事業セグメントの解説

旭情報サービスにおける事業セグメントは以下の通りです。

事業部門活動内容
ネットワークサービス旭情報サービスの主力事業。ネットワーク構築・運用・管理、Windowsサーバや各種オープン系サーバの構築、システム導入支援、ヘルプデスク対応
システム開発WBアプリケーション(Java・.Net)、組込系や画像処理などの制御系開発、ERPシステムカスタマイズ、ホスト系システムからオープン系システムへの移行支援業務
システム運用ホスト系コンピュータシステム保守・運用、運用構築支援、システムの運用改善提案など

 

旭情報サービスで働いている社員は?(2024年現在)

旭情報サービスで働いている社員は?

旭情報サービスの従業員数は1,790名となります(2024年3月31日)。

1社としての従業員数であれば、ITサービス業の中では比較的規模の大きな会社と言えます。

平均勤続年数は?

旭情報サービスの平均勤続年数は12.1年です。

雇用統計調査による日本の全企業の平均勤続年数は約12.7年で、上場企業に限れば平均勤続年数は約15年といわれているので、勤続年数の面で言えば平均より少し短いですが、従業員の平均年齢は35.3歳と、上場企業の多くは40歳前半であることを見れば、比較的若い人たちが活躍している職場と言えそうです。

以下では、旭情報サービスと競合事業をもつ他の上場企業3社を比較してみます。

旭情報サービス従業員数1,732名、平均勤続年数12.1年、平均年齢35.3歳
キューブシステム従業員数640名、平均勤続年数8.5年、平均年齢33.3歳
システムリサーチ従業員数1,421名、平均勤続年数12.5年、平均年齢40.3歳
NCS&A従業員数936名、平均勤続年数17.1年、平均年齢41.3歳

平均年収は?

旭情報サービスの平均年収は485万円です。

旭情報サービスの上場市場である東証スタンダード企業の平均年収は約523万円と言われているので、平均よりは少し低い値となります。

ITサービス業といっても事業内容や規模によって年収に大きく差が出ますが、今回比較した旭情報サービスと類似の事業領域を持つ会社同士では平均年収は大体似たような傾向にあります。

年収上限が他会社よりも低いのは、平均年齢が若いこともあり、今後リーダークラスが育つことで平均年収や年収幅も広がっていくことが予想されます。

旭情報サービス平均年収485万円、年収幅250~650万円
キューブシステム平均年収509万円、年収幅300~830万円
システムリサーチ平均年収500万円、年収幅240~850万円
NCS&A平均年収486万円、年収幅360~900万円

平均残業時間は?

旭情報サービスではほぼ残業が発生せず、繁忙時期には多少の残業時間が発生するものの、毎日何時間という残業が発生することはほとんどないことが、中途採用市場の口コミでも共通していました。

業種の関係上、突発のトラブルやこなすべき業務量の多さから、世間的に残業が多いという認識も多く、実際にまだ恒常的な残業の削減が実現できていないところもあります。

一方で、「働き方改革」やコロナによる働き方の変化によって、残業時間の削減に成功しつつ、会社公表値として残業時間を示し、ワークライフバランスを重視する応募者に向けたアピールをする会社も増えてきています。

ただし残業時間が少ないということは、自分自身や組織の成長を、限られた時間の中で成果を出さなければいけないという難しさもあります。

旭情報サービス平均10時間/月。繁忙でなければ残業はほぼなし
キューブシステム約30~40時間、恒常的残業続く
システムリサーチ14.21時間/月(会社公表値)
NCS&A12.5時間/月(会社公表値)

平均ボーナス額は?

旭情報サービスでは賞与は年2回支給となっています。

平均年収は競合企業含めてやや低めの数字ですが、一方で賞与は一般企業よりも高い月数支給をしており、年3回の支給や決算賞与が出るケースもあるようです。

短期的な業績の良しあしは出る可能性はありますが、基本的には仕事が途絶えない業種であり、賞与が出ないということはほぼないと考えられるでしょう。

旭情報サービス年2回(6月・12月)支給。約5カ月分。
キューブシステム一般社員は年2回、役職者は年3回。約2~4カ月分
システムリサーチ年2回(6月・12月)、約2~3カ月分。4月に決算賞与が出る場合あり(2カ月分)。
NCS&A年2回(7月・12月)。約7カ月分。

どんな文化なの?

旭情報サービスの競合含む年間売上高グラフ

旭情報サービスは後述の「求める人材」でも説明をしますが、会社が望む方向性や人物像を極めて明確にしています。

採用サイトではなく、一般の事業紹介サイトとしては異例ともいえる具体性が表現されているので、旭情報サービスがどのような企業になろうとしているかは、その説明を深く読み込めば具体像が見えてくるでしょう。

一方、中途採用市場の口コミなどを見ると、旭情報サービスでは顧客常駐型の業務も多く、他のITサービス業に比べて外部の人員と接する機会が多いことが同業と比べると特徴的のようです。

あまり一人一人を鼓舞するような社風ではないものの、黙っていると何も施しをしてくれないため、自分自身で積極的に何をしたいかをアピールすることや、こう変えていきたいと声を上げることで、巻き込んで動いていくという社風のようです。

こうした声に上司もしっかり答えてくれるようなので、そういう意味では風通しや挑戦の機会をしっかり与えてくれるといえるでしょう。

会社名売上高
(2023年)
平均年収就職偏差値・難易度社風
旭情報サービス147億円485万円50(Aランク)外部接する機会多く、積極性が重要
キューブシステム180億円509万円50(Aランク)新しい事に興味あるが多忙
システムリサーチ233億円500万円52(Aランク)大企業の自覚、挑戦
NCS&A189億円486万円50(Aランク)集中、丁寧な仕事ぶり

旭情報サービスの新卒募集要項について

旭情報サービスの新卒募集要項について

この章では、旭情報サービスの新卒採用の募集要項や採用の流れについての紹介をします。

この情報は2024年(2025年新卒採用)をベースとしているため、最新の募集要項には変更が発生している可能性があります。

必ず最新の情報を確認するようにしてください。

各項目詳細
職種ネットワークエンジニア
システムエンジニア
プログラマー
運用管理エンジニア
ヘルプデスク
給与◆大学卒
224,500円

◆高専・短大卒
197.500円
賞与年2回(6月・12月)
勤務地東京、横浜、名古屋、大阪
※常駐の場合各地域の顧客事業所
勤務時間9:00~17:50
(勤務場所や業務内容により異なる場合あり)
休日・休暇週休2日、年末年始、有給休暇(初年度10日)、夏季休暇、年末年始休暇、ほか
福利厚生、資格奨励各種社保、持株会、保養施設、技術研修(社内・社外)、認定資格合格者への奨励金、ほか

 

求める人材

旭情報サービスの求める人材像は、企業理念のページに非常に具体的な内容が記載されています。

約束はきちっと果たす

決して迷惑はかけない

礼儀を重んじ

感謝の心を失わず

謙虚で素直に周囲の言葉を受け止める


旭情報サービス株式会社 | 企業理念・指針

 

社是「誠」に対して5つの行動規範が示され、それに基づく企業理念、5つ

の経営指針、5つの行動指針が示されています。

<経営理念>

旭情報サービスは
生き生きとした人づくりに基づき
創意工夫とたゆまぬサービス改善により
情報社会の健全な発展に貢献します。


旭情報サービス株式会社|ごあいさつ

 

経営指針
  • 人材こそ源泉
  • たゆまに改善
  • 挑戦する企業集団
  • グローバルサポート
  • 健全なる成長
行動指針
  • スピード
  • 自律
  • 進化
  • チームワーク
  • 倫理

それぞれに対するさらに詳しい説明も企業理念のページに詳しく記載されていますので、ぜひ確認してみてください。

ここまで充実した行動指針を打ち出している企業はあまりなく、模範となる社会人として読み応えのある内容ですらあるので、旭情報サービス以外の会社に就職したとしても、この行動規範を守ることができれば、間違いなく立派な社会人となりそうです。

逆に全てをこなした新卒社会人となることはとても難しいので、経営理念から行動指針まで芯となっている点を強いて挙げれば「自律した進化や成長」と言えそうです。

自分自身をどのように高めていくことができるか、それを人に言われるのではなく自律して成長できるかという点に、あなた自身の強みや経験を結び付けてみましょう。

もちろん、経営方針や行動指針で自分が強みに出来そうな項目が1つでもあればそれをアピールしていくだけでも問題ありません。

エントリーシートや履歴書、面接に臨む際は、是非この企業理念を念頭にアピールしてみることをおすすめします。

新卒採用のフロー

旭情報サービスの新卒採用フローについて説明します。

2024年以前の採用実績を踏まえての説明となりますが、最新の採用フローは異なる場合もありますので、最新の情報やその年の会社説明会などで具体的な流れについて必ず確認するようにしましょう。

①リクナビまたはマイナビでエントリー、エントリーシート提出

新卒向け就活サイトであるリクナビまたはマイナビ上の機能を使ってエントリーします。

そのため、まずはリクナビまたはマイナビのユーザ登録を行っておきましょう。

リクナビ・マイナビそれぞれ、毎年4月1日に2年後の新卒採用向けサイトがオープンします(例:2024年4月1日だと、2026年4月入社向けサイトがオープン)。

リクナビ・マイナビどちらからエントリーしても有利不利は特にありません。

エントリーシートまたは履歴書の提出で、どちらを選ぶかは任意のようです。

webのエントリーシートの場合、リクナビであればOpenES、マイナビの場合はMy Career Boxという専用のシステムを使うことが可能です。

どのエントリーシートシステムを使う、もしくは履歴書のほうが通りやすいということはありませんので、自分の使いやすい方法でエントリーしましょう。

②web会社説明会

会社説明会は、東京・横浜・名古屋・大阪それぞれの支社でwebと対面での実施が行われます。

説明会の参加受付は、リクナビまたはマイナビ上から行います。

web説明会は3月以降ほぼ毎週のペースで開催されますが、対面説明会は実施回数に限りがあります。

内容自体に大きな違いはないため、web・対面参加しやすいほうに参加しましょう。

③筆記試験・一次面接

筆記試験は、算術・英語・ITに関する内容などの筆記試験となり、それぞれ約10問の合計30問、試験時間は1時間となります。

難易度はそれほど高くないとされ、高校レベルの内容のようですが、念のため就職試験向けの対策本(SPIなど)で、似たような傾向の問題にあらかじめ慣れておくとよいでしょう。

人によっては、筆記試験の後そのまま一次面接となる場合、別日で一次面接となる場合があるようですが、タイミングや場所の都合によるもので、同日開催・別日開催による採用の有利不利は一切ありません。

面接は人事担当者と1対1の対面またはwebでの面接となり、主に履歴書やエントリーシートに記載した内容の深掘りとなります。

④web適性試験

一次面接通過者には、あらためてweb適性試験の受験案内が行われます。

よりプログラミングやITの適正に特化した試験内容で、かなりの出題数があるとされています。

ある程度の対策は筆記試験の時同様、SPIなどの対策本を基にした対策が可能かもしれませんが、よりITに関する内容とのことで、事前の対策は難しいかもしれません。

問題文をしっかり読んで、落ち着いて回答するなどの、基本的な部分に注意して取り組みましょう。

以下のページもぜひ参考にしてください!

 

⑤最終面接

適性試験完了後、最終面接は対面での実施となります(webの場合もあり)。

最終面接は役員・部長クラスの2名~3名との面接となります。

質問内容は一次面接同様、履歴書やエントリーシートの記載を元に、特に大学時代に取り組んだことや大学で学んだ内容に関することの質問が多いとされています。

役員クラスの方々複数名との対面面接は緊張するかもしれませんが、ゆっくりと落ち着いて受け答えをして、しっかりと自身のPRをしていきましょう。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

 

⑥内々定

約1カ月の採用プロセスを経て、最終面接を通過することで内々定となります。

採用大学

旭情報サービスは非常に幅広い大学からの採用実績があり、学歴フィルターは存在しないと考えられます。

未経験からの採用も多く、学部学科や専攻の制限も一切ないほか、情報系専門学校からの入社実績が多いことも特徴的です。

<大学(大学院含む)>

愛知学院大学、青森大学、亜細亜大学、岡山大学、神奈川大学、近畿大学、神戸大学、甲南大学、神戸大学、駒澤大学、多摩大学、千葉商科大学、中京大学、東海大学、東京工科大学、獨協大学、名古屋大学、日本大学、法政大学、他


<専門学校>

アーツカレッジヨコハマ、ECCコンピュータ専門学校、大阪情報専門学校、近畿コンピュータ電子専門学校、KSC情報専門学校、つくばビジネスカレッジ専門学校、東京IT会計法律専門学校、トライデントコンピュータ専門学校、他

就職偏差値・難易度

旭情報サービスの就活偏差値は、以下のような理由から比較的容易と判断されます。

旭情報サービス 就職偏差値考察
  • 学歴フィルターはなく、応募学科や専攻の制限がなく全学部からの応募が可能、専門学校からの採用実績も豊富
  • 採用人数が毎年100名程度と比較的大規模な募集を行っており、BtoB企業のため一般認知度は高くなく、倍率はそこまで高くないと考えられる

まとめ

旭情報サービスの会社情報や採用プロセスについてご紹介しました。

ネットワークサービスを主軸事業にしたITサービス企業で、業界の中でも1000人を超えるのはかなり規模の大きな会社と言えます。

会社公式サイトに掲載されている「企業理念」のページは非常にボリュームがあり、しかも模範的な社会人としての行動を明確かつ具体的に示しているため、ぜひ就職活動をする前にどの様な人物像が求められているかを確認してみてください。

実際に社会人になったあとでも、旭情報サービスに記載されている行動指針を踏まえて、考えて行動することができるのであれば、どこでも通用する立派な社会人になれると言えそうです。

本記事を通して、より良い就職活動の参考となることを願っています。

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