力仕事に就きたい人におすすめの職種まとめ
2024/7/23更新
はじめに
新卒の皆さん、就職活動を進める中で「力仕事」という職種に興味を持つことはありませんか？
力仕事は体力を使うことが多く、デスクワークとは異なる魅力や挑戦が待っています。
しかしその反面、どのような職種が自分に合っているのか悩むことも多いでしょう。
この記事では、力仕事の特徴やおすすめの職種をご紹介します。
特に、以下のような学生に向けた記事となっています。
- 体を積極的に動かす仕事がしたい
- 力仕事に就くための面接やエントリーシートのアピールポイントが知りたい
就活生の皆さんにとって有益な情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください。
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力仕事の職種が向いている人の特徴
力仕事の職種が向いている人は、以下のような特徴があります。
実際に仕事を探す前に、自分がこれらの特徴に当てはまるかチェックしてみてください。
体を動かすことに充実感を覚える
力仕事にはもちろん、体力を使う場面が多くあります。
体を動かすことが好きで作業に夢中になれる人は、1日中活発的に動く仕事に向いているでしょう。
たとえば趣味でランニングをしていたりアウトドアが好きな人は、力仕事の現場でも楽しみながら働くことができるかもしれません。
体力に自信がある
力仕事では日常的に動き回るため、体力に自信がないとできない仕事が多いです。
ジムに通ってトレーニングをしている人や、体力に自信がある人は、その力を仕事に活かすことができるはずです。
また日々の仕事そのものがトレーニングにもなるため、健康的な生活を送りたい人にもおすすめの職種です。
デスクワークでじっとしているのが苦手
デスクワークに苦手意識を持つ人も、力仕事に向いているかもしれません。
デスクワークでは長時間座り続けることが多く、体を動かす機会が少ないため、逆にストレスを感じる人もいます。
そんな人は、体を動かすことが求められる力仕事に挑戦してみる価値があるでしょう。
初心者OKの力仕事の職種
ここからは「体を動かしたいけどそこまで体力がない」という初心者でも挑戦できる力仕事の職種を解説します。
女性でもはじめられる力仕事なので、ぜひチェックしてみてください。
飲食店スタッフ
飲食店スタッフは、初心者でも始めやすい力仕事のひとつです。
調理補助やホールスタッフとして動き回ることが多く、体力を使います。
忙しい時間帯には迅速な対応が求められるため、体力だけでなく機敏さや柔軟性も必要です。
清掃スタッフ
清掃スタッフも初心者向けの力仕事です。
オフィスビルや商業施設の清掃を担当し、広いエリアを移動しながら作業を行います。
丁寧な仕事が求められるため、細かな気配りができる人に向いています。
アパレル店員
アパレル店員は、店舗内での接客や商品の陳列などを行う仕事です。
商品の整理やディスプレイの変更など、体を動かす作業が多くあります。
ファッションセンスに自信がある人にとっては、楽しくやりがいを感じられる仕事になるでしょう。
販売スタッフ
販売スタッフは、店舗での商品販売を担当します。
商品補充や陳列、接客など多岐にわたる業務をこなし、特に大型店舗では広範囲を移動しなくてはいけません。
接客サービスに携わりお客様と直接やりとりをしたい人は、挑戦する価値があるでしょう。
家事代行サービス
家事代行サービスは、家庭の掃除や料理などを行う仕事です。
依頼者の家を訪れて、日常の家事を代行します。
体を動かすだけでなく、依頼者とのコミュニケーション能力も求められます。
また、迅速かつ丁寧な仕事ができればその後も指名されてリピートにつながる可能性も高いです。
体力に自信がある人向けの力仕事の職種
続いて、体力に自信がある人向けの力仕事の職種を紹介します。
特に男性向きの職種でもあるので、キャリアビジョンとマッチしそうな仕事を探してみましょう。
土木作業員
土木作業員は道路や建物の建設現場で働く仕事です。
重い資材を運んだり、大きな機械を操作したりすることが多く、体力を必要とします。
また悪天候のなかで業務を行わなければならないケースもあり、体力だけでなく忍耐力も求められるでしょう。
引っ越し作業員
引っ越し作業員は、家具や家電を運ぶ仕事です。
重い荷物を持ち運び、新しい場所に配置するため、体力とともに筋力も求められます。
お客様の大切な荷物を扱うため、荷物や新居の床に傷がつかない慎重かつ丁寧な作業が求められます。
警備員
警備員は、施設やイベントの安全を守る仕事です。
施設内外を巡回し、異常がないか確認するため、広範囲を警備するための体力が必要になります。
また緊急時には迅速な対応が求められるため、冷静な判断力も重要です。
人々の生活や安全を守れる、非常にやりがいのある仕事です。
工場の作業員
工場の作業員は、製造ラインでの作業を担当します。
製品の組み立てや検査、梱包など、さまざまな作業を行うため、体力だけでなく持久力も求められるでしょう。
作業内容によっては繰り返しの動作が多く単調になることもあるため、コツコツとした仕事が好きな人にも向いています。
漁師
漁師は、魚介類の捕獲や販売を担う仕事です。
水揚げした魚介類を選別して出荷したり、船の掃除や漁具の手入れなども行います。
早朝から漁に出て重い漁具を扱うため、体力が求められます。
さらに、数ヵ月間船の上で過ごす遠洋漁業では、体力だけでなく忍耐力も問われるでしょう。
さらに海の状況に応じて柔軟に対応しなくてはいけないため、ハードルが高い仕事でもあります。
専門的なスキルや知識が必要な力仕事の職種
続いて、専門的なスキルや知識が必要な力仕事の職種を紹介します。
ヨガインストラクター
ヨガインストラクターはヨガのクラスを担当し、参加者に指導を行う仕事です。
ヨガの知識や技術が求められるだけでなく、参加者とのコミュニケーション能力も重要です。
人気講師となって1日に何回もレッスンが入ると、それだけ体力が必要になります。
さまざまなポーズをこなすために、しなやかな柔軟性も求められます。
スポーツトレーナー
スポーツトレーナーは、アスリートやスポーツチームに対してトレーニングの指導やケアを行う仕事です。
専門的なスポーツ知識とトレーニング技術が求められ、体力だけでなくリハビリやボディケアのための知識も重要です。
また解剖学、生理学、栄養学などの知識もあればさらに活躍の場が広がるでしょう。
営業職
営業職は一見デスクワークのように見えますが、顧客先を訪問することが多いため、体を動かす機会が多い仕事です。
顧客との交渉やプレゼンテーションを行うため、コミュニケーション能力と体力が求められます。
顧客のニーズに合った提案ができる力も必要なので、体力だけでなく頭脳も使う仕事です。
探偵
探偵は主に調査や尾行などを行う仕事です。
調査対象を追跡するために長時間移動することが多く、体力が必要なことが多い仕事でもあります。
撮影、尾行や張り込み、運転など依頼人からの要望に合わせたさまざまな実地調査が必要で、場合によっては数日間にわたり体力を削ることも。
さらに調査のための分析力や判断力も重要なので、論理的思考力がある方にもおすすめです。
CA（キャビンアテンダント）
キャビンアテンダントは、航空機内での接客や安全確保を担当します。
長時間のフライトや重い荷物の取り扱いなどがあるため、体力が求められます。
時間管理能力やマルチタスク能力だけでなく、緊急時には迅速な対応ができる柔軟性も備わっていると良いでしょう。
資格や試験の合格が必要な力仕事の職種
ここでは、資格や試験の合格が必須の力仕事の職種を紹介します。
今までの仕事と比べるとハードルが高い分、安定性の高い職業となっています。
同じ職場で働き続けたい方や転職にも困らない職種が良い方は参考にしてみてください。
保育士・幼稚園教諭
保育士や幼稚園教諭は、子供たちの世話や教育を行う仕事です。
保育士は厚生労働省管轄の保育士資格、幼稚園教諭になるためには幼稚園教諭免許が必要となります。
子供たちと一緒に体を動かす機会が多いため、体力が求められる仕事でもあります。
子供の笑顔や成長が間近で見られることにやりがいを感じる人は、ぜひこれらの資格取得を考えてみましょう。
介護士
介護士は、高齢者や障がい者の介護を行う仕事です。
介護福祉士の資格が必要で、利用者の身体介助や日常生活のサポートを行います。
体力が求められると同時に、利用者に対する思いやりやコミュニケーション能力も重要です。
多職種と連携をとりながらケアをする必要があるので、スタッフ間の連携能力も欠かせません。
看護師
看護師は、医療現場で患者のケアや治療のサポートを行う仕事です。
看護師国家試験に合格する必要があります。
患者の移動や体位変換など体を使う場面が多く、体力が求められます。
看護師は他の職種と比べると量的労働負荷や仕事量の変動が大きいため、体力だけでなくメンタルの強さも必要になるでしょう。
警察官
警察官は、地域の安全を守るための職務を行います。
警察官採用試験に合格する必要があり、試験には教養試験や論作文試験だけでなく体力検査も含まれます。
事件現場での活動やパトロールなどで1日じゅう動き回ることが多く、強い体力と冷静な判断力が求められる仕事です。
体力や精神力が問われる仕事ですが、人々の安全を守れるというほかの職種にはないやりがいも実感できるはずです。
消防士
「人々の安全を守る」というやりがいが欲しい人は、消防士もおすすめです。
消防士は、火災現場での消火活動や救急対応を行う仕事です。
消防士採用試験に合格する必要があり、厳しい体力試験も含まれます。
試験合格後は消防学校に入学し、半年間にわたり厳しい訓練や学習などの初任教育が実施されます。
高い体力レベルと迅速な判断力が求められ、命を守る責任感を問われる仕事です。
自分に合った力仕事の職種の探し方
ここからは自分に合った力仕事の職種の探し方を紹介するので、ぜひ仕事探しの参考にしてください。
新卒者向けの就職サイトを利用する
就職サイトは新卒者向けの求人情報を豊富に提供しています。
力仕事に関する求人も多く掲載されているため、自分に合った職種を見つけるための有力なツールです。
複数のサイトを利用することで、さらに幅広い選択肢が見えてくるでしょう。
コーポレートサイトの採用情報をチェックする
企業のコーポレートサイトには、最新の採用情報が掲載されていることが多いです。
特に興味のある企業がある場合は、企業サイトで採用情報に目を通しておいてください。
企業の特徴や求める人材像も確認できるので、面接対策としてチェックしておきましょう。
大学のキャリアセンターに相談する
大学のキャリアセンターは就職活動のサポートを行っており、求人情報やキャリア相談を受けることができるはずです。
力仕事に関する情報や企業とのコネクションもあるため、積極的に活用すべきでしょう。
さらに経験豊富な職員がエントリーシートの添削や面接練習も実施してくれるので、選考対策がしたい人にもぴったりです。
OB・OG訪問で志望業界の人に聞く
OB・OG訪問は、志望する業界や企業で働いている先輩から直接話を聞くことができる貴重な機会です。
具体的な仕事の内容や求められるスキル、職場の雰囲気など、リアルな情報を得られます。
OB・OG訪問を実施すると企業側から志望度が高いと判断され、場合によっては選考免除となる場合もあります。
少しでも選考を有利に進めたい人にもおすすめの方法です。
OB・OG訪問をする際にどのような質問をすべきか迷っている方は、以下の記事をチェックしてみてください。
自分に合った力仕事の職種を探すための準備
自分にマッチした力仕事の職種を探すための3つの準備をご紹介します。
これらの準備をしておけば、エントリーシートや面接で自信をもって回答できるようになるでしょう。
自己分析
自己分析は、自分に合った力仕事を見つけるための第一歩です。
自分の強みや興味、価値観を明確にすることで、適性に合った職種を見つけやすくなります。
過去の経験や趣味、好きなことを振り返りながら、自分の特性を整理しましょう。
自己分析の詳しいやり方に関しては、以下の記事もぜひ参考にしてください。
業界・企業研究
力仕事にもさまざまな業界があるため、それぞれの業界の特徴や仕事内容を調べて自分に合った業界を見つけることが重要です。
企業ごとの強みや求める人物像を理解することで、応募先の選択肢も広がります。
業界研究に関する記事はこちらにまとめられているので、チェックしてみましょう。
力仕事のアルバイトを経験する
実際に力仕事を経験することで、自分に合うかどうかを確かめることができるはずです。
アルバイトとして短期間だけでも働いてみれば、仕事の現場を知り、適性を判断する材料になるでしょう。
力仕事の職種に就くためにやっておきたい対策
ここからは力仕事の職種の選考で有利になる対策を2つ紹介するので、必ず内定を獲得したい方はぜひ実践してみてください。
「力仕事がしたい」以外の志望理由を考える
力仕事がしたいという志望理由だけでは、内定獲得には不十分です。
企業は志望理由を通じて、学生がその職種や企業にどれだけマッチしているかを判断します。
力仕事を通じて達成したい目標や、企業に貢献できる具体的なポイントを考えましょう。
その企業でなければいけない理由など、企業分析や競合比較を通じて企業の魅力も洗い出しておくのがおすすめです。
入社後のキャリアビジョンを明確にする
力仕事に就くことで、自分がどのように成長してキャリアを築いていきたいかを明確にすることも重要です。
入社後の具体的なキャリアビジョンを面接で伝えることで、企業に対する本気度を示せます。
キャリアビジョンの作り方としては、自己分析で強みを洗い出してその強みを土台にして将来どのようなキャリアを構築していくのがおすすめです。
力仕事の職種に就くメリット
ここでは、そんな力仕事の職種ならではのメリットをいくつかご紹介します。
仕事そのものが健康につながる
力仕事は体を動かす機会が多く、自然と運動量が増えます。
日常的に体を使うことで健康を維持しやすくなるだけでなく、心身ともにリフレッシュ効果も期待できるでしょう。
充実感や達成感がある
力仕事は目に見える形で成果が現れることが多いため、充実感や達成感を感じやすいです。
引っ越し作業でお客様の荷物を無事に運び終えたときや、建設現場で一つのプロジェクトが完成したときなど、努力が結果として現れる場面が多いです。
資格取得につながる仕事もある
力仕事の中には、資格を取得することでスキルアップやキャリアの幅を広げられる職種もあります。
例えば介護士や看護師、警察官、消防士などは、資格取得によって専門知識や技術を身につけられるため、将来的なキャリアのステップアップにつながります。
力仕事の職種に就くデメリット
最後に力仕事のデメリットもご紹介するので、メリットと照らし合わせて本当に自分にマッチした仕事かどうかを確認しましょう。
身体に負担がかかる
力仕事は体を使うため、身体に負担がかかることがあります。
特に重い物を持ち運ぶ仕事や長時間の立ち仕事などでは、筋肉や関節に負担がかかりやすくなります。
適切な休息や体のケアを徹底して、体調管理に気をつけましょう。
体調不良や加齢で働けなくなる可能性がある
力仕事は体力が求められるため、体調不良や加齢によって働くことが難しくなる可能性があります。
無理をしない範囲で働き、将来的に体力が衰えたときに備えて別のキャリアプランを考えておかなくてはいけないでしょう。
仕事がルーティン化するとスキルアップしづらい
力仕事は同じ作業を繰り返すことが多いため、仕事がルーティン化しやすいです。
その結果新しいスキルや知識を習得する機会が少なくなり、スキルアップが難しくなることがあります。
定期的に新しい仕事に挑戦するなど、勉強する姿勢を忘れないようにしましょう。
まとめ
力仕事は体力を使うため、体を動かすことが好きで体力に自信がある人には向いている職種です。
この仕事は初心者でも始めやすい職種から、専門的なスキルや資格が必要な職種まで、多様な選択肢があります。
自分に合った力仕事を見つけるためには、自己分析や業界・企業研究、アルバイト経験などを通じて適性を判断しましょう。
また単に「力仕事がしたい」だけでなく、具体的な志望理由やキャリアビジョンを明確にすることも重要です。
適切な準備と対策で自分に合った力仕事の職種を見つけ、理想のキャリアを築いていきましょう。
