志望業界がわからない時はどうすればいい？
2024/7/23更新
はじめに
就活において、始めに立ちはだかるのが志望業界を絞る作業です。
志望業界がわからない人は多いでしょう。
そもそも、志望業界は絞った方が良いのでしょうか。
また、どれくらい絞るべきなのでしょうか。
ここでは、志望業界が分からない人に向けて、志望業界の絞り方、業界研究の方法、自己分析の方法などを解説しています。
この記事は以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。
- 志望業界がわからないのは当たり前？
- 志望業界がわからない時どうすべき？
- 志望業界の絞り方は？
志望業界がわからない時どうすべきかに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
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志望業界がわからないのは当たり前
自分の志望業界がわからない人は、意外に多いです。
その理由や、志望業界を絞らないとどうなるのかを解説していきます。
志望業界がわからない人は多い
志望業界がわからない人は多いと言えます。
なぜなら、選択肢の幅が広いからです。
たくさんの企業の中から、どの業界を目指すべきかわからないまま就活を進めていく人もいます。
志望業界を決めるには、業界に関する知識を深めなければ決まりません。
しかし、中にはその業界研究の方法がわからない方もいます。
このように、業界研究をする時間を割かなければならないため、志望業界がわからない人は多いのです。
実際に働いたことがないため、最初は誰しもが志望業界が定まっていません。
そのため、志望業界がわからないからといって極端に心配する必要はありません。
ただし、自分に向いていない業界を目指すと後悔してしまうでしょう。
ですから、正しい志望業界の絞り方を学んで実践してください。
志望業界がわからない人は多いため、いかに早い段階で志望業界を決めるかが勝負のカギです。
志望業界の選定をしなければどうなるのか
志望業界の選定をしなければ、どうなってしまうのでしょうか。
結論、自分にマッチしていない業界を選んでしまうことになります。
なぜなら、自分に合っている業界がわからないまま就活を進めることになるからです。
志望業界の選定をしないまま就活を進めることは可能ですが、おすすめはできません。
就活を始めるなるべく早い段階から業界研究などを行い、志望業界を選定しておくことがおすすめです。
そうすれば、自分に合った企業を見つけやすくなるでしょう。
自分に合った企業を見つけることで、ミスマッチを防ぐことができます。
志望業界がわからない原因
志望業界がわからない原因は何でしょうか。
把握しておくことで、志望業界を絞る効率的な方法がわかります。
以下に、3つの原因を挙げて解説していきます。
自己分析が足りていない
自己分析が足りていないと、志望業界がわからなくなります。
なぜなら、自分に合った業界がわからないからです。
自己分析が足りていないと、やりたいことが見つからないでしょう。
自分のやりたいことがわかっていないと、軸が定まりません。
自分軸がなければ、いくら業界研究を行っても、増えた知識と照らし合わせる対象がありません。
自分軸があれば、業界研究で深まった知識と照らし合わせ、自分にマッチした業界を選定することができるでしょう。
そのためにも、まずは徹底した自己分析が必要です。
業界についての知識が足りていない
業界についての知識が足りていない場合、志望業界を絞ることが難しくなります。
なぜなら、業界について深く知ることができていないからです。
どの業界がどんな仕組みで何をしているのかを知ることができないと、志望業界がわかりません。
また、その業界の魅力や課題、トレンドや将来性に関する知識も薄くなってしまいます。
例えば、IT業界と製造業では必要とされるスキルや働き方が大きく異なります。
しかし、それぞれの業界についての理解がないと、自分に適した業界を見つけるのは難しいでしょう。
選択肢が多くて絞れないのです。
そのため、業界研究は必要不可欠です。
1社だけで判断している
1社だけで判断していては、志望業界を決めるのは難しいです。
志望企業が決まっていることは喜ばしいことですが、それだけでは視野が狭まってしまいます。
視野を広げ、まずは業界全体を俯瞰することから始めましょう。
そうすることで、志望企業が増えていく可能性があります。
1社だけで判断している場合は、説明会に多く出席することをおすすめします。
説明会では、業界全体のことも述べられることが多いからです。
説明会に参加するだけで、その企業のことだけでなく、企業が属する業界についての知識も深めることができます。
このように、1社だけではなく必ず複数社見るようにしてください。
その結果、志望企業を増やすことができるでしょう。
広い視野を持って就活を進めることが、成功に到達する大きな一歩です。
志望業界の決め方
ここからは、より具体的にどのように志望業界を決めるべきかその流れを説明していきます。
把握することで、より効率的な志望業界を定めることが可能です。
自己分析をする
まずは自己分析をしてください。
なぜなら、自己分析の結果と業界研究の結果を照らし合わせることで、自分に合った業界を絞り込むことが可能だからです。
自己分析はできる限り深く行うようにしてください。
まずは、自分の人生を幼い頃から辿っていきましょう。
経験した出来事の詳細、きっかけや動機、プロセス、結果をまとめ、心がどのように動いたのかを書き出します。
それらの経験から、自分の軸や好きなこと、向いていること、強みや弱み、譲れない物、価値観、興味、スキルが見えてくるでしょう。
例えば、創造的な仕事に興味があり、問題解決能力が高いと認識している場合、広告業界やデザイン業界が適している可能性があります。
一方、論理的思考や分析能力があれば、IT業界やコンサルティング業界が合っている可能性があります。
また、自己分析を通じて、どのような環境で働くのが自分にとって最適かを知ることも可能です。
例えば、チームでの行動が好きな人は、大企業やプロジェクトベースの仕事に向いている可能性が高いです。
一方で、独立して働くことが好きな人は、フリーランスやスタートアップ企業が合っている可能性があります。
さらに、自己分析を行うことは長期的なキャリアプランを立てることにも役立つのです。
例えば、将来的に海外に関係する仕事につきたいなら、海外関係の事業を行っている業界を目指すべきでしょう。
自己分析は、自己PRや志望動機を作る際にも求められる基本の行動です。
まずは自己分析を深く行う時間を確保して、徹底的に行うことをおすすめします。
自己分析については以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の後半でも触れているので、ぜひ参考にしてください。
業界分析をする
続きまして、業界分析を行いましょう。
業界分析とは、業界に関する知識を深めることです。
ここでいかに知識を深めるかが、今後の就活の結果を左右してきます。
業界研究では、仕事内容、現状、将来性、求められる人物像などを押さえておきましょう。
さらに、短期インターンシップに参加することもおすすめです。
短期インターンシップでは、その企業のことだけでなく、業界全体についても知ることができます。
就活が本格的に始まる前に行われることが多いため、業界について知識を広める良いきっかけになるでしょう。
以上のように、業界分析は奥が深く、長い時間をかけて行うものです。
ぜひ本格的な就活が始まる前から、少しずつ進めていくようにしてください。
また、一度やったからといって終わりにするのではなく、就活を進めていくうえでアップデートを重ねましょう。
そうすれば、変化する自分の価値観と照らし合わせることができます。
業界分析については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
やりたいこと・やりたくないことを決める
自己分析や業界研究がひととおりできたら、やりたいこととやりたくないことを決めましょう。
そうすることで軸が定まるからです。
例えば、転勤をしたくない、ものづくりに携わりたい、形のない商品を売りたい、などが挙げられます。
やりたいことやりたくないことを決めておくと、業界を絞る際に役立つでしょう。
将来のキャリアプランを決める
次に、将来のキャリアプランを決めましょう。
自分の将来像を決めておくことで、逆算してキャリアを決められるからです。
例えば、何かを極めたい、色々な職を経験したい、海外に関わる仕事がしたい、まずは営業経験を積みたいなどのビジョンを描きましょう。
何歳までに何をやりたいのかを具体的に決めておくことで、どの業界に入るべきかがおのずと見えてきます。
待遇や条件の優先度を定める
待遇や条件の優先度を定めることもおすすめです。
なぜなら、業界によって働き方が異なるためです。
また、企業を絞り込むことにも役立ちます。
- 土日休みの仕事が良い
- 給料よりも休みが充実している仕事が良い
- 残業が少ないほうが良い
- 福利厚生が充実している会社が良い
- 給料が良い仕事が良い
待遇や条件の優先度を決めておくことで、迷った時にどちらの業界や企業に進むべきかが見えてくるでしょう。
業界研究のやり方
業界研究のやり方について、以下に4つを挙げて解説していきます。
把握することで、より効率的な業界研究を進めることができるでしょう。
書籍を活用する
業界地図などの書籍を活用することをおすすめします。
なぜなら、網羅的に業界についての知識を広めることができるからです。
まずは1冊でも良いので、業界研究に関わる本を購入してみましょう。
読み込むことで、基本的な情報を得ることが可能です。
友人などと情報交換をする
知人や友人と情報交換をしてみるといいです。
業界について知らなかった情報や、見落としていた知識を知ることができるでしょう。
自分の知っている知識や情報をアウトプットすることで、より理解度を深めることが可能です。
理解度は、インプットだけでは足りないことが多々あります。
アウトプットを試みることが重要です。
OBOG訪問をしてみる
OBOG訪問を活用しましょう。
OBOG訪問では、業界全体について質問をすることも可能だからです。
より具体的で、実際の仕事にそくした答えが返ってくることでしょう。
また、OBOG訪問では、得た知識のアウトプットもできます。
アウトプットをすることで、インプットした知識を定着させることができるのです。
説明会に参加する
説明会に参加しましょう。
説明会では企業のことはもちろん、業界についても説明を行うことが多いからです。
よりマクロ的な視点で企業について知ることができるでしょう。
また、業界についてだけでなく、その企業についても深く知ることが可能です。
説明会に参加することで、業界研究だけでなく企業研究も同時にできるのです。
説明会には積極的に参加し、知識を深めるようにしてください。
志望業界を決める時に気をつけるべき点
志望業界を決める時に気をつけるべき点を2つまとめました。
知っておくことで、落とし穴に陥りにくくなるでしょう。
絞りすぎない
業界は絞りすぎないようにしてください。
業界を絞りすぎると、志望する企業が少なくなりがちです。
また、視野が狭くなる心配もあります。
業界は1つではなく、2つや3つに絞ってから就活を進めましょう。
そうすることで、視野を広く持ったまま面接に挑むことができます。
広い視野を持つことで、より幅広い観点から自分の意見を述べることが可能です。
また、近年では業界の垣根がなくなりつつもあります。
例えば、複数の事業を展開している企業が挙げられます。
こうした企業は、どの業界に属するのかが曖昧です。
そのため、志望業界は絞りすぎないほうが良いでしょう。
業界を絞りすぎないことで、幅広い視野を持ったまま色々な企業を見ることができます。
業界研究は続けて行う
業界研究は一度やって終わりではなく、続けて行っていくことが重要です。
なぜなら、自分の考え方や価値観は変化するからです。
就活を進めていくことで、新しい自分を発見することは多いです。
また、業界は幅広く、知るべきことも増えるでしょう。
新しい知識を見つけることもあります。
業界研究を続けて行うことで、自分にマッチした企業を見つける度合いが増えるのです。
自己分析の行い方
自己分析の行い方について、以下にまとめました。
把握することで、より効率的な自己分析を行うことができます。
自己分析ツールを活用する
まずは自己分析ツールを活用することをおすすめします。
なぜなら、自分の知らなかった新たな一面を発見することに繋がるからです。
注意すべきは、自己分析ツールはあくまでも補助として利用することです。
自己分析ツールだけで自己を判断するのは危険です。
自分史を作るなど、他の自己分析方法を併用してください。
そうすることで、より深く自分を知ることにつながるでしょう。
自己分析ツールは便利な反面、視野を狭めがちです。
他の方法と併用するように心がけましょう。
友人などに聞いてみる
知人や友人などに、自分について聞いてみましょう。
なぜなら、自分でも気付けなかった強みや弱みを知ることができるからです。
自分で自分のことをよくわかっているつもりでも、案外知らない部分もあるものです。
自分では見えていない部分は、他人のほうがよく見えていることがあるので、友人などに協力してもらうといいのです。
第三者目線から見た客観的な自分の特徴を知ることで、より多角的に自分を見ることが可能です。
これは、面接でも聞かれることが多いことなので、必ず誰かに聞くようにしてください。
友人や知人などに自分について聞くことで、より深く自己分析ができるでしょう。
OBOG訪問をしてみる
OBOG訪問をしてみることもおすすめです。
OBOG訪問では、自己分析のアウトプットができるからです。
アウトプットをすることで、インプットした知識を深めることが可能です。
また、フィードバックをもらうことで、インプットした知識を改善することも可能です。
OBOG訪問は、実際に会社で働いている方々の意見を聞く貴重な機会となります。
フィードバックも、より具体的になるでしょう。
フィードバックをもとに、さらに自己分析を進めていってください。
OBOG訪問をすることで自己分析を深め、志望業界を定めることが可能となるでしょう。
まとめ
ここまで、志望業界がわからないことについて、原因、志望業界の定め方、業界研究のやり方、気をつけるべき点、自己分析の方法を解説してきました。
業界に関する知識が幅広いため、志望業界がわからない就活生は多いです。
志望業界を定めるためには、自己分析、業界研究をすることが基本です。
その上で、やりたいことやりたくないことを決める作業、将来のビジョンを決めること、優先すべき待遇について考えることが必要です。
業界研究は、書籍を購入するところから始めましょう。
友人との情報交換、OBOG訪問、説明会への参加もおすすめです。
気をつけるべき点は、業界を絞りすぎないようにすること、業界研究は続けて行うことです。
自己分析をする時は、自己分析ツールを活用したり、OBOG訪問や友人との情報交換したりすると良いでしょう。
志望業界がわからないことは、恥ずべきことではありません。
なぜなら、多くの就活生が早い段階でぶつかる壁だからです。
より初期の段階で志望業界を定めておくことは重要です。
そうすることで、他の就活生に差をつけられます。
また、より効率的に就活を進めていくことが可能になります。
ぜひこの記事を参考に、自分の志望業界を定めていきましょう。
この記事が、志望業界がわからない学生の助けになることを願っています。
