面接前に絶対にやるべきこととは?面接時のマナーやよく聞かれる質問について紹介
2024/7/7更新
はじめに
就職活動の中で避けて通ることのできない選考である「面接試験」。
就職活動で志望する企業から内定を獲得するためには、面接対策が必須です。
面接の事前準備については、どこまで念入りに準備できるかが重要で、対策や確認を怠ると、面接で失敗してしまう可能性が高まります。
できる限り事前準備を充実させ、選考に臨みましょう。
しかし、事前準備を充実させたからといって、確実に内定を獲得できるわけではありません。
当日の体調や独特の緊張感、面接官との相性など、さまざまな懸念材料が存在します。
ただし、これから解説するポイントを押さえておけば、「やるべきことはやったぞ!」と自信を持って面接試験に臨めるはずです。
本記事では、面接試験を控える以下のような就活生を対象に「面接前に絶対やるべきこと」について紹介しています。
- 面接前にどのような対策をしたらいいかわからない
- 基本的な面接のマナーやルールについて詳しく知りたい
- 面接の前日や当日にするべきことが知りたい
本記事を読めば、面接試験の事前準備について、理解することができますよ。
面接前にやるべきことを「事前準備編」「前日編」「当日編」とセクションに分けて解説していますので、面接試験の準備に役立てていただければ幸いです。
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面接で企業がチェックしているポイントは?選考内での面接試験の位置づけについて
面接試験では、以下のような項目に基づき、就活生をチェックしています。
- 服装やマナー
- 表情
- 話し方や言葉遣い
- 志望度の高さ・志望理由
- 論理的思考能力
- 質問に対する回答能力や説得力
特に、就活生の第一印象や論理的思考能力については、重点的にチェックされます。
人の第一印象は「3秒」で決まるといわれており、面接会場に入室する際のマナーや服装については合否を左右するといっても過言ではありません。
本記事をチェックして、しっかりと準備を行ってください。
また、文章で表現するエントリーシートとは異なり、面接試験では、頭の中で瞬時にどのような回答をするかの判断が求められます。
「志望理由を教えてください」や「自己PRをしてください」といったオーソドックスな質問であれば事前に準備しておくことは可能です。
それ以外の質問については「PREP法」を活用し、結論ファーストで回答することを心掛けましょう。
さらに、面接試験では、想定している質問ばかりされるとは限りませんので、志望している企業の情報を少しでも多く集めることが重要です。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
- 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力、将来のビジョン)
- 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップ、課題解決能力など)
- 未来目標系(見られている点:未来志向、社会貢献性、将来のビジョン)
- 価値観系(見られている点:個性的か、業務適性があるか)
- その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、面接試験の対策を行いましょう。
また、面接試験対策をする上で必要な情報が下記記事にまとまっていますので、あわせてご覧ください。
【事前準備編】面接前に絶対にやるべき6つのこと
まずは、面接前に絶対にやるべきこと【事前準備編】です。
面接試験に関する準備の基本を押さえていきます。
①正しいマナーについて確認する
正しいマナーを知っているのと知らないのとでは、面接官に与える影響が大きく異なります。
本格的にマナーについて学ぶ必要はありませんが、就活生として恥ずかしくない程度のマナーは身につけておきましょう。
本章では、「入室時」「試験会場に入ってから」「退室時」の3つのパートに分けて、確認しておくポイントを紹介します。
- 入室時のノックは3回を徹底すること
- 「どうぞ」と面接官から案内されてから入室すること
- ドアをゆっくり閉めること
- ドアを閉めたら、正面を向いてあいさつすること
入室時の確認ポイントは以上の4点です。
入室時のノックの回数について疑問を持っている就活生は多いのではないでしょうか。
「プロトコールマナー(国際基準のマナー)」によると、ビジネスシーンでは、入室時のノックは4回が正しいとされています。
しかし、日本のビジネスシーンでは3回のノックが浸透しているので、3回にしておくのが無難といえるでしょう。
ちなみに、2回のノックはトイレの在室確認ですので注意してください。
試験会場に入ってから気を付けること
入室して椅子の横まで移動し、椅子の真横に立ちます。
「氏名」や「大学名」など自己紹介します。
このあと、面接官に案内されてから着席しますが、「浅く腰掛ける」ことがマナーですので意識してください。
さらに面接中は言葉遣いに注意することに加えて「姿勢」や「所作」を意識しましょう。
以下に注意点をまとめていますので、自分はできているか確認してください。
- 背もたれは使わず背筋を伸ばすこと
- 足は揃えるか、広げるとしても肩幅程度に留めること
(だらしなく広げすぎないこと)
- 手は軽く握りこぶしをつくり、膝の上に置く。もしくは、両手を重ねて膝の上に置くこと
姿勢がだらしないと悪い印象を与えますし、身振り手振りが多すぎると落ち着きのない人に見られてしまいます。
身振り手振りは強調したい部分でのみ活用するなど、メリハリをつけるようにしましょう。
面接のときに出る自分のクセは気づかないことが多いため、模擬面接を行い、クセを矯正できるよう繰り返し練習するのをおすすめします。
退室時に気を付けること
面接の終了を告げられたら、次は「退室」です。
面接会場から出るまで面接試験は続いているので、気を抜かないようにしてください。
【面接会場からの退出時の動き】
- 椅子に座ったままあいさつを交わし、立ち上がる
- 椅子の横に立ち、「ありがとうございました」と一礼する
- 出口まで向かい、面接官の方向を向き、「失礼いたします」と一礼する
- ドアを静かに開閉する
以上が面接時の基本的なマナーと動きです。
入室から退室までの流れについて、自然と実践できるようにしっかりと身に着けてから面接試験に臨みましょう。
以下の記事で面接時のマナーについて触れていますので、あわせてチェックしてみてください。
②自己分析を行う
面接に臨む前に、自己分析を行い、自分の性格について、いま一度把握しておきましょう。
自己分析を行う際は「マインドマップ」を使用してみましょう。
マインドマップとは、思考やアイデアなどの情報の流れを表現する方法です。
マインドマップを作成すると、自らの考えを見える化できるので非常におすすめです。
マインドマップを作成する際は、「なぜ?」を繰り返し、各項目を深掘りしてみてください。
とことん各項目について深掘りすることで、自分の本質にたどり着けるはずです。
自己分析について詳しく知りたい方は、以下の記事に記載しておりますので参考にしてください。
③業界研究・企業研究を行う
面接試験に備えて、業界研究と企業研究を行いましょう。
業界や企業の旬な情報について回答できないと、志望度が低いとみなされてしまう可能性があるので、しっかりと準備をしておいてください。
- 業界のトレンド・動向についてチェックする
- 業界のビジネスモデルを把握する
- 業界を代表する企業について把握する
- 業界の未来について分析する
- 企業の概要、ビジネスモデルについてと把握する
- 売上規模・業績について把握する
- 経営理念・求める人材像について把握する
- 働いている社員の状況について可能な限り調査する
上記のポイントを中心に分析を行うと良いでしょう。
企業のホームページをみるだけでも一定の情報を得ることは可能です。
ですが、それだけではほかの就活生と差別化を図ることはできません。
企業説明会やOB訪問を活用し、働いている方の生の声を聞いてみましょう。
「百聞は一見にしかず」という言葉のとおり、非常に有益な情報を得ることができるはずです。
④頻出される質問について確認する
面接試験でよく聞かれる質問に対する回答内容をまとめておきましょう。
オーソドックスな質問は、多くの企業で質問が予想されることから事前の対策が可能です。
「PREP法」の構成どおり、論理的に回答できるよう対策を講じましょう。
よく聞かれる質問は以下のとおりです。
- 「自己PRをしてください」
- 「志望理由を教えてください」
- 「学生時代に力を入れたことを教えてください」
- 「あなたの長所と短所は何ですか?」
これらの質問以外にも、志望企業でよく聞かれる質問をリサーチし、事前に準備するようにしましょう。
⑤逆質問を準備する
面接試験の事前準備として、「逆質問」に対する準備をしておきましょう。
逆質問とは、面接の最後に面接官から「聞いておきたいことはありますか?」と問われることを指します。
逆質問の際は、調べてわかること・待遇面や労働条件に関する質問は控え、入社後を想定した質問をすることを心掛けましょう。
以下に、おすすめの質問を記載していますので参考にしてください。
- 「内定をいただけた場合、入社までに準備しておくことはありますか?」
- 「御社で活躍されている方に共通していることはありますか?」
- 「御社がこれから採用する新人に期待することはなんですか?」
逆質問は基本的にどの企業でも使えるので、自分のものにしておきましょう。
上記のように、ポジティブな質問をすると面接官の印象も良くなりますよ。
せっかく質問の機会をもらっているので「特にありません」と回答するより、何か質問してみてはいかがでしょうか。
以下の記事で逆質問について詳しくまとめていますので、あわせてご覧ください。
⑥模擬面接を行う
面接試験に臨む前に、就職支援課やゼミの先生、友人などにお願いし、模擬面接を行いましょう。
面接時のマナーや話し方、言葉遣い、話すスピードなどを知ることができ、面接のテクニックを磨くことが可能です。
また、模擬面接の際は、動画で自分の姿を撮影し、あとから見直すようにするとより効果的なので試してみてください。
【前日編】面接前に絶対やるべき5つのこと
面接試験の前日になると緊張感も高まってきますよね。
試験当日、リラックスして面接に臨めるように準備を整えましょう。
①面接会場・面接スケジュールについて確認する
面接試験当日の面接会場の場所や、面接スケジュールについて再確認しておきましょう。
あわせて、当日の公共交通機関を使用したアクセス方法についても確認しておいてください。
万が一、公共交通機関が遅延した場合に備えて、代替ルートも調べておきましょう。
また、面接予定企業の緊急連絡先を手帳にメモしておき、有事の際には電話連絡できるようにしておくのがおすすめです。
理由はどうあれ、連絡できないとなると信用問題に関わりますのでしっかり準備しておきましょう。
②持ち物や服装について確認する
当日の持ち物や服装について確認しておきましょう。
企業からの指示について確認し、提出を求められているものがあれば、事前に準備するようにしてください。
また、必ず面接試験当日にも確認を行い、不備がないように心がけましょう。
服装や靴についても、前日までに確認し、メンテナンスしておいてください。
繰り返しになりますが、第一印象が非常に重要ですので抜かりなく準備しておきましょう。
③提出した履歴書やエントリーシートを再確認する
事前に提出している履歴書やエントリーシートの内容について再確認しておきましょう。
特にエントリーシートの内容は、企業が知りたがっている内容ですので、しっかり押さえておいてください。
面接が解禁になると、一斉に選考がスタートします。
1日に複数社の面接が行われる場合もあるでしょう。
面接前に混乱しないためにも前日からチェックし、面接をイメージしておくことをおすすめします。
④最近のニュースを確認する
面接試験の前日には、最新のニュースをチェックするようにしてください。
なぜなら、「気になるニュース」について質問をされる場合があるからです。
こればかりは知らないと答えられないので準備が必要です。
話題になっているニュースについて確認し、概要の説明や、自分の意見について述べられるようにしておきましょう。
ニュースのジャンル別に2~3個用意しておくと安心です。
⑤志望する企業のホームページをチェックする
面接試験の前日には、志望する企業のホームページをチェックするようにしましょう。
プレスリリースのページを確認し、志望する企業の最新の動向について確認しておいてください。
自分が得意としている分野なら、志望動機や入社後の目標として組み込むことも可能です。
最新の会社の動きについて質問されることは少ないかもしれませんが、面接の中で話題になれば、志望度の高さをアピールすることにもつながるので、予備知識として把握しておきましょう。
【当日編】面接前に絶対やるべき3つのこと
いよいよ、面接当日です。
いままでやってきた練習や準備の成果を存分に発揮できるよう、最終確認を行いましょう。
①忘れ物はないか確認
面接試験に臨む前に、必要な持ち物に不備がないか確認してください。
特に企業から指示されているものについては、勝手な判断をせずに確実に準備しましょう。
忘れ物や不備があると、悪い印象を与えてしまいますので注意が必要です。
以下、面接当日の持ち物リストを記載していますので参考にしてください。
- ビジネスバック
- 企業から指示があったもの
- 筆記用具
- エントリーシートや履歴書の写し
- スケジュール帳やメモ帳
- 腕時計
- その他(現金、ハンカチ、ティシュなど)
必須の持ち物リストに加えて、モバイルバッテリー・折り畳み傘・コンパクトミラーなどがあれば便利です。
忘れ物をしてしまうと、気持ちが乱れてしまいます。
面接に集中するためにも、しっかりと準備を行いましょう。
②身だしなみを整える
面接試験の当日は、必ず身だしなみの最終確認を行ってください。
面接官にさわやかな印象を与えられるように準備しましょう。
頭髪・ひげ・メイクなど
ヘアスタイルについて、爽やかな印象を与えられるようセットしましょう。
髪色は黒が無難ですので、面接前には整えるようにしてください。
また、全体的に「清潔」な印象を与えられるよう意識しましょう。
ひげのチェック、メイクやネイルなどは派手にならないように、細部までチェックして面接に臨むようにしてください。
スーツ・靴
服装に関しては、リクルートスーツと黒色の革靴であれば問題ないでしょう。
就活のピーク時には、面接や企業説明会などで多忙ですので、定期的なクリーニングや靴磨きなど服装のメンテナンスも行っておいてください。
服装が整っていれば、清潔でまじめな印象を与えられるでしょう。
③前日までに確認したマナーや志望動機などについて再確認する
ここまでさまざまなチェック項目について紹介してきました。
面接当日には、これらの項目について簡単に再確認を行うようにしましょう。
特に、当日や前日に行っておかなければならない点について、漏れがないか確認してください。
本記事を読者のみなさんの「TODOリスト」にしていただければ幸いです。
さいごに
この記事では、面接を控えている就活生に対し、面接前に必ずやるべきことを【事前準備編】【面接前日編】【面接当日編】と各セクションに分けて解説してきました。
面接試験の準備を進める際は、本記事で解説している内容をしっかりと押さえましょう。
準備できることや想定できることについては、体が覚えるまで徹底的に練習しておくようにしてください。
本記事が、志望企業の内定に近づくための参考になることを願っています。