SCREENホールディングスのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/7/7更新
はじめに
この記事では、SCREENホールディングス(以下SCREEN)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にSCREENならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、SCREENが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、SCREENの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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SCREENの概要
初めにSCREENとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
SCREENとは
SCREENは、写真製版用ガラススクリーンの国産化からスタートした会社です。
そこから半導体製造装置・グラフィックアーツ機器・ディスプレー製造装置・プリント基板関連機器など関連する事業へと発展しました。
その中でもコア技術である「表面処理技術」「直接描画技術」「画像処理技術」を活かし、半導体製造装置・ディスプレー製造装置・産業用印刷機器では、世界シェアNo.1製品を保有しています。
また、本社がある京都以外にも、東京・滋賀・冨山にもグループ各社の拠点があり、20233月末時点の従業員数はグループ会社も含めて約6,000名です。
製造業界に関心を持ち、世界No.1の技術力のあるグローバルな企業に関わりたいと考える就活生にとって、魅力的な企業の一つと言えるでしょう。
SCREENの採用難易度
SCREENの採用難易度は高いです。
東京大学や京都大学のような一流大学から多くの応募があるため、ライバルのレベルも高く採用への道は険しいでしょう。
選考対策として必要なものとして、「英語力」と「海外への興味」が挙げられます。
SREENは海外の売上比率が高いため、業種問わず英語を使用する機会が多いです。
しっかりと事前準備を進めたうえで選考に参加するようにしましょう。
職種としては、機械系、電気・電子系、科学・材料・機械系があり、文系は各グループ会社に配属されます。
SCREENの採用大学
SCREENの採用大学の実績は以下の通りです。
難関大学以上の採用実績となっており、いわゆる学歴フィルターは存在しているでしょう。
<大学院> 九州大学、京都大学、神戸大学、東京大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、広島大学、北海道大学、早稲田大学 <大学> 大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、同志社大学、一橋大学、北海道大学、明治大学、立命館大学 |
採用実績のある大学を見ると、最難関大学と呼ばれる偏差値の高い大学の出身者が多いです。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
SCREENが求める人材とは?
SCREENが掲げる”求める人材像”に合うかどうかを確認してみましょう。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かはよく確認されるため、意識しておくことが重要です。
SCREENが実際に掲載している”求める人物像”は、以下の通りです。
“Innovate”~変革~
向上心と成長意欲を持ち続け、失敗を恐れず変革や創造にチャレンジすることで、現在価値を高め続けられる人材。
“Initiative”~主体的な取り組み~
自らの判断で機敏かつ柔軟に対応するとともに、協力者を自ら獲得することで道を切り拓ける人材。
“Professional”~プロフェッショナル~
組織における役割を自覚し、自らの専門性を高め続けるとともに、その専門性を展開し、新たな付加価値を生み出すことにより会社の価値向上に貢献できる人材。
“Global”~グローバル~
性別や年齢・国籍に関わらず様々な考え方や価値観を受け入れ、人脈を広げ協働できる人材。
“Vision Making”~ビジョン設定~
組織として目指すべきビジョンについて、その背景や意図を認識し、自己の仕事に取り組むことができる人材。
特に、管理者はグループ全体と自組織の両視点を軸に、目指す組織ビジョンを設定し、部下へ浸透させ、実現をリードしていくことが求められる。
“Organize”~会社と個人を繋ぐ~
組織における自己の役割を認識し、周囲と連携し、組織の総合力を高めることができる人材。
特に、管理者はマネジメントを通して、グループと会社と個人を有機的に繋ぐことが責任だと強く認識できることが必要。
SCREENホールディングスと各グループ会社の採用方向性の違いは?
SCREENでは、ホールディングスとグループ会社で同じ方向性で採用活動を行なっています。
実際、採用サイトも1つに統一され、インターンシップなどの情報もまとまっているのです。
SCREEN全体で、「最先端がある、やりたい事はぜんぶやればいい。」というビジョンを掲げ、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
高い専門性と社会変革への強い意志が重視され、多様な興味や専門性を持つ人は歓迎されるでしょう。
入社時の高度な知識やスキルは必須ではなく、トレーニングとサポートを通じて知識やスキルを身につけることが可能です。
各社において、2025年4月以降に大学または大学院を卒業予定の方が対象です。
学部や学科は問わず、フレックスタイム制(コアタイム10:30~14:30)の勤務が可能であり、京都の本社以外にも、各グループ会社の拠点である滋賀・冨山・東京への勤務もあるでしょう。
また、各種社会保険、退職金制度、出産・育児支援制度、資格取得支援制度などの福利厚生が充実しています。
昇給は年1回、賞与は年2回です。
具体的な選考ステップやスケジュールに関する詳細は、SCREENの新卒採用サイトで案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業はエントリーシートから、就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が製造業界を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、周囲を巻き込みながら問題解決できる私の強みは製造業界で最大限に発揮されると考えるからです。
具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っています。運営においては、問題共有する場を設けたり、生徒との個人面談を担当することで諸問題を解決してきました。
結び:チームでモノづくりを進めていく製造業界において、この強みを発揮できると考えています。
理由:2点目は、幅広い業界に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えているからです。
具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化しています。その変化に適応し、活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。製造業界ではグローバルな企業をお客様とし、課題解決のための様々な戦略提案や、ニーズを満たすため日々インプットできる環境にあるため、志望理由にマッチしています。
結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点から製造業界を志望しています。
SCREENの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
SCREENであれば、採用サイトで掲げている「最先端がある、やりたい事はぜんぶやればいい。」や、その他のバリューやビジョンを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えばSCREENは特にコア技術である「表面処理技術」「直接描画技術」「画像処理技術」を活かし、半導体製造装置・ディスプレー製造装置・産業用印刷機器では、世界シェアNo.1製品を保有しています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数ある製造メーカーや代替可能業界がある中で、「なぜSCREENを選ぶのか」を論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
もちろん、文章の内容も評価の対象になっているものの、一番注目されるのは文章の構造や論理展開に問題がないかです。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをしておきましょう。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
(e) その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
SCREENの選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
総合職のエントリーシート
志望動機
・入社後最初にやりたいことは何ですか?(400字以内)
【記載例】
私は入社後、半導体製造装置の事業に関わりたいと考えています。これから、IoTや5Gの到来を迎え、エレクトロニクス産業におけるモノづくりが果たすべき役割は大きくなるはずです。その中で貴社は、電子機器の進化を担い、産業の未来をリードするだけの技術力があると共にイノベーションを起こし、新たな価値を創造しています。そして、このような時代を先導する貴社の技術力を国内に留まらず、世界中に提供できるように営業職として貴社に貢献したいと考えています。私は、サークル活動とアルバイトを通して「お客様の視点で物事を捉える力」を培ってきました。この強みを活かしてお客様のニーズに答え続けられるように貴社の技術をサポートしていきたいです。そのためにはまず、貴社の研修に加えて自分で自主的に自社製品について勉強し、工場にも積極的に足を運んで製品が作られるプロセスについて学びたいと考えています。
ポイント:結論ファーストで展開している点が評価できます。
また、自分の過去の経験から現在・未来軸へ論理構造を作ることで、SCREENで何をしたいのかが分かりやすくなっています。
【記載例】
知的財産職に就き、新規事業分野の特許取得に関わりたいです。そこでは、学部や研究科時代に得た電子電気工学などの基礎知識や、研究において身に着けたスキルや専門性が活かせると考えています。スキルとして学内外の発表では、初めて私の研究内容を知る専門分野の異なる人々が多いため、専門用語を用いずに研究内容の新規性、優位性を伝える文章と発表を構成する力が得られました。また、他者の専門分野の異なる研究に対しても順を追って基本となる部分から質問をするなど、理解しようと努める力を培ってきました。これらのスキルは知的財産職において技術者との対話、明細書の作成などの面で必要であると考えています。さらに、私のもつ専門性は、光学と情報処理を組み合わせた新規事業分野である検査・計測、スキャニング技術の理解に役立つと考えられるため、新規事業の発展に私は知的財産の保護という側面から貢献できると考えています。
ポイント:自身の経験と合わせて「SCREENで何ができるか」「なぜ自分が必要なのか」を明確に述べている点が評価できます。
自己PR
・将来、成し遂げたいことは何ですか?そのために何が必要であると考えますか?(400字以内)
【記載例】
私の将来、成し遂げたい事は二つ挙げられます。一つ目は、貴社の売上の数字に貢献し、今以上に存在価値のある企業として、成長させていくことです。そして、二つ目は「モノづくりの高い技術力を通して一人でも多くの人々の生活を豊かにしたい」という就職活動の軸を生涯、その規模を拡大し続け、達成していくことです。これらの夢を成し遂げる為に私は、営業職を通してお客様の抱えているニーズや課題をつかみ取り、解決策を提供できるような「提案型営業」を行いたいと考えています。そして、お客様との対話を通して、納得を積み重ねながら進めていく事でお客様の潜在的なニーズに気付くことができると共に、より強い信頼関係を築き上げる事ができると考えています。その結果として、長期的なビジネスの関係の構築に繋がり、貴社の売上や私の就職活動の軸を達成できると考えています。
ポイント:ポイントが2点あると明確に述べており、1つ目は・2つ目はと順序立てて記載している点が読みやすく、評価ポイントです。
ただし、「なぜSCREENでなければならないのか」という情報が少ないため、より深ぼって記載ができるとより良いでしょう。
・当社の求める人物像と自分の強みがどのようにマッチしているか教えてください。(200字以内)
【記載例】
「変革」という部分が「挑戦し、物事を変える力」とマッチしていると考えます。この強みをサークルの解体の危機から存続まで立て直した時に発揮しました。後輩の怪我で大学から責任を問われ、解体宣告を受けてしまいました。しかし、私は、サークル員に働きかけ、技の難易度の設定や集中力の持続の為の方法を話し合い、大学と交渉を何度も行い、活動の再開に繋げることができました。貴社でもこの経験を活かし貢献したいです。
ポイント:時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は、評価ポイントに該当します。
しかし、上記の文章では「サークル活動」の成果が必ずしもSCREENに応募する根拠とはならないので、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、SCREENの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
SCREENでは、「最先端がある、やりたい事はぜんぶやればいい。」をビジョンとして掲げており、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、プロフェッショナルとして主体的に取り組み、社会を変革していきたいという姿勢を重視しているのです。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、SCREENの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。