東レが行っているインターン内容とは?参加メリットや新卒向け選考対策も紹介
2024/6/23更新
はじめに
本記事では東レのインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論からいうと、東レはインターンシップの選考であっても本選考で内定がでるレベルまで対策を進める必要があります。
もちろん、インターンシップのほうが合格者数の枠も多いですが、非常に人気が高く、エントリーする就活生もレベルが高い傾向です。
確実にインターンに参加したいと考えているのであれば、対策は必須でしょう。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 東レの選考に参加したいけど、なにからはじめていいかわからない
- 東レの選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
また東レの企業研究は以下の記事から飛べるので、ぜひ併せて読んでみてください。
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東レ株式会社の基本情報
出典元
東レ株式会社公式ホームページ
社名 | 東レ株式会社 |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋室町 |
主な事業内容 | 繊維事業、樹脂事業、ケミカル事業、フィルム事業 炭素繊維複合材料事業、電子情報材料事業、医薬・医療事業 |
主要取引先 | 原材料メーカー、石油化学会社、化学メーカー、素材メーカー、繊維加工業者、プラスチック加工業者、電子部品メーカー、商社、自動車メーカー、電機メーカー、建設会社など |
東レ株式会社は、日本国内において多くの製造拠点や研究開発拠点を持ち、グローバルに展開する企業です。
国内外合わせて300以上の拠点を展開し、その中には製造拠点、営業拠点、研究開発拠点などが含まれています。
これにより、東レは世界中で高品質な製品とサービスを提供しています。
2024年時点で国内外を合わせた総従業員数は、約48,000人。
多岐にわたる事業分野で活躍する専門家が多数在籍しています。
東レは、さまざまな産業において基盤となる素材を提供し、技術革新を支えている企業です。
自動車、航空宇宙、エレクトロニクス、医療、生活関連製品など、幅広い分野で使用される素材を開発・供給することで、社会全体の発展と技術の進歩に寄与しています。
東レの長い歴史とともに培われた高度な化学技術は、他社には真似できない独自性と競争力を持っています。
東レに必要とされる人材像
東レの採用情報では、求める人材像として複数の項目を挙げています。
それらの内容から「好奇心」「行動力」「新しい価値」など、変化や成長への意思が強い人材を求めてることがわかるでしょう。
東レは、社員が「こんな素材があれば面白いかも」「これからはこんな事業が求められるんじゃないか」といった好奇心や新しい価値を追求する姿勢を重視しています。
このため、創造性や革新的な考えを持ち、それを実行に移す意欲を示すことが重要です。
東レが今後力を入れていくであろう分野などから考えると、キーワードとなりそうな言葉は以下のようになります。
- 持続可能性
- グローバル展開
- イノベーション
- デジタルトランスフォーメーション
- エネルギーソリューション
- 社会貢献
ほかにも調べればもっと出てくるはずですので、ぜひ読み込んで自分なりに箇条書きにしてください。
最終面接では役員や社長が面接官になる場合が増えますが、彼らは一緒に働くわけではなく、未来のために企業の方針を決めていく人たちです。
そういった方々に自身をアピールする際には、自分がこの会社に入ることで未来に変化を与えることができるとイメージさせることが大事です。
終盤の面接では、この学生と一緒に働きたいかではなく、「この学生は未来の企業にとって必要か」で判断されることがあると思っておいたほうがいいでしょう。
東レインターンのスケジュール
東レインターンのスケジュールやカリキュラムは事業ごとに異なります。
以下の表を参考にスケジュールを確認してください。
職種 | インターンの流れ | 例年の開催時期 | 開催場所 | カリキュラム |
化学系WEBインターンシップ | ①会社概要説明・採用選考フロー説明 ②社員との座談会 | 11月頃 | 東京本社/大阪本社/オンライン(開催日によって場所が異なります) | ・会社説明会 ・採用担当者へのフリーQ&A ・東レの業務体感グループワーク ・東レ社員との少人数制座談会 |
化学工学系WEBインターンシップ | ①仕事紹介 ②質疑応答 | 12月頃 | WEB開催 | 参加前に、事前に送付する会社説明動画を視聴 |
機械・電気系WEBインターンシップ | ①東レの事業の紹介 ②仕事紹介 | 11月頃 | WEB開催 | 参加前に、事前に送付する会社説明動画を視聴 |
情報システム系WEBインターンシップ | ①東レの事業の紹介 ②仕事紹介 | 12月頃 | WEB開催 | 参加前に、事前に送付する会社説明動画を視聴 ・情報システム職の仕事紹介 ・質疑応答 |
東レのインターンに参加するメリット
東レのインターンに参加するメリットをご紹介します。
内定獲得のチャンスが高まる
東レのインターンシップは、内定獲得につながりやすいといわれています。
インターンシップ参加者の中で特に優秀だと評価された場合、最終面談に呼ばれ、内定を得る可能性があるからです。
さらに、インターンシップに参加することで、会社や業務内容への理解を深めることができ、それが採用担当者への強いアピールになります。
インターンシップ未参加の学生と比べて、業界や企業に対する理解が深まり、志望動機や自己PRの質が向上することで、内定を得る確率が大幅に増加します。
本選考への準備になる
東レの本選考では、グループディスカッションや一次面接のケーススタディ面接が行われますが、これらの内容はインターンシップで実施されることが多いとされています。
そのため、インターンシップに参加することで、本選考で課される課題を事前に経験することができ、選考に対する準備を万全に整えることができるでしょう。
世界有数の素材メーカーで学ぶ機会が提供される
東レは航空機や自動車、医療機器など、さまざまな分野で世界有数の素材を開発・製造しています。
そのため、東レのインターンシップに参加することで、最先端の素材技術に触れることが可能です。
興味のある分野での経験や専門知識の習得を通じて、業界の最前線での学びと成長をより実感できるでしょう。
東レの社員と交流できる
インターンシップの期間中は、東レの社員と直接交流し、先輩社員の仕事内容やキャリアについて質問する機会があるでしょう。
これによって、業界内でのネットワークを構築し、将来のキャリアプランを立てる上で貴重なアドバイスが得られます。
問題解決能力を鍛えられる
実際のプロジェクトに取り組むことで、さまざまな課題や問題に直面し、それらを解決するための能力を鍛えられます。
自ら考え、チームメンバーや上司と協力して解決策を見いだすことで、問題解決能力やリーダーシップスキルを磨くことができるでしょう。
国際的な視野を養える
インターンシップ期間中に、海外からの参加者と交流したり、海外事業に関する知識を深める機会があります。
これにより、異文化間でのコミュニケーション能力や国際的な視野を養うことができるはずです。
グローバルな環境での経験は、将来のキャリアにおいても他者と比べて有利になるでしょう。
企業文化の理解が深まる
インターンを通して実際に東レで働くことで、企業文化や職場の雰囲気を肌で感じ、将来的に自分が働きたい環境かどうかを見極めることができます。
キャリアの視野が広がる
東レのインターンシップを通じて、自分のキャリアの選択肢を広げ、将来の進路について具体的に考える機会が得られます。
東レが行っているインターン内容
東レで過去に実施されていた、もしくは今後実施予定の5つのインターンについて、概要を紹介します。
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
①1day 『体験しよう!IMAできるシゴト』
チームで模擬商品を作成し、クライアントに対する提案を練り、WEB商談形式で企画提案営業を体験するインターンです。
その際、東レの取り扱い商品をベースにして、どのような商材を提案するかについて積極的に議論します。
プログラム | 仕事体験/オープン・カンパニー |
募集対象 | 大学・大学院に在学中の方、各回8~10名 |
実施場所 | WEB開催 |
実施時期 | 2023年8月開催、2024年1月開催 (複数回実施予定) |
②CHORI STRATEGIC WORKSHOP
蝶理社員が実施したプロジェクトをもとに、蝶理の業務を体験します。
繊維や化学品などのテーマを用意しており、若手の人たちに裁量と挑戦の機会を提供しています。
プログラム | 仕事体験/オープン・カンパニー |
募集対象 | 2026年3月に大学/大学院を卒業・修了見込みの方。既卒。(2023~2025年3月卒業) |
実施場所 | 対面・WEB開催 |
実施時期 | 2024年7月予定 |
③業界・職種研究会
業界や職種に関する有益な情報を提供します。
当日は、化学業界や職種についての解説や、先輩社員との座談会が予定されています。
プログラム | オープン・カンパニー |
募集対象 | 2026年卒以上(大学3年生・修士1年生以上など)の方 10~30名程度 |
実施場所 | 本社(東京) |
実施時期 | 2024年11月~2025年2月 |
④「香りテクノロジー」を体験できる5日間の選べる専門コース
各コースごとに、簡単な調香や試作、香気成分の分析、そしてプロセスエンジニアとしての製造プロセス開発などを体験できます。
プログラム | インターンシップ |
募集対象 | 学部3年・4年・修士1年・2年 |
実施場所 | 東京、千葉 |
実施時期 | 2024年8月~11月の予定 |
⑤フィルムの「未来」を考える!1dayワークショップ
営業職や技術職の新製品企画・開発業務を体験していただけます。
当社のフィルム製品をテーマに、グループで新しい形を考えるワークショップを行います。
さらに、社員からのフィードバックも受けられます!
プログラム | オープン・カンパニー |
募集対象 | 大学・大学院に在学中の方 |
実施場所 | 本社(東京)、WEB |
実施時期 | 2024年8~9月夏季休暇中に開催予定 ※冬季の開催も予定 |
東レのインターン選考対策
概要
東レはインターンが内定に直結する可能性があるため、夏のインターンまでにある程度準備を進めておく必要があります。
通常のインターンシップは興味本位で体験しにきたという学生も多いですが、東レのインターンでは早期選考ルートに乗ろうとバッチリ対策してくる学生も多いです。
業界理解・企業理解を入念に行った上で、当日に早期選考ルートに乗れるようアピールしてください。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕をみて大学2年の冬には就活対策を始めておきましょう。
また、東レの選考では化学業界特有のケース面接という選考が行われます。
ケース面接を初見で解くのはほぼ困難であり、事前に入念な対策をしておかないと突破できません。
東レのインターン選考の流れ
東レのインターン選考の流れは以下の通りです。
選考する事業によって、内容が若干異なる可能性もあるため、参加したいコースの選考フローは事前に確認しておきましょう。
- エントリーシート
- WEBテスト
- 1次面接
- 2次面接
- インターンシップ合否通知
- インターン参加
選考フローごとの選考対策
エントリーシート
エントリーシートの設問はその年によって違いますが、「学生時代に頑張ったこと」という設問は出題頻度が高いです。
このような設問があった場合、以下の順序で書くのが好ましいでしょう。
- 結論(何に取り組んだのか)
- 動機(なぜ取り組んだのか)
- 自分の目標→取り組み
- それから得た学び
「学生時代に頑張ったこと」では、目標や課題に対してどのように取り組んだかが評価のポイントになりますので、論理的な構成を心がけましょう。
また、自分の価値観を明確にするために、人生を時系列で自己分析することをおすすめします。
特に、ターニングポイントとなった出来事がどのように価値観の形成につながったのかを振り返りましょう。
自分の強みや特徴を理解していない場合は、適性検査を利用して自己理解を深めることも有効です。
WEBテスト
WEBテストの形式はSPI(テストセンター)で行われるケースが多いです。
SPIは、日本で広く使われている適性検査の一種で、言語能力や非言語能力(数的処理など)、性格診断も含みます。
まずはSPIの参考書を購入し、基本的な問題に取り組みましょう。
問題のパターンに慣れることが重要です。
特に、時間制限のある問題に慣れるため、時間を測って解く練習をすると良いでしょう。
また模擬試験を受けて、自分の弱点を把握することも効果的です。
模試は実際の試験と同じ形式で行われるため、本番の雰囲気に慣れることがdけいます。
以下のページもぜひ参考にしてください!
1次面接
1次面接では、基本的に自己紹介と学生時代に頑張ったことについての深掘りが中心です。
自己紹介では、自分の強みや経験を簡潔にまとめて伝えることが求められます。
学生時代に頑張ったことについては、「なぜその活動に取り組んだのか」「具体的にどのような課題を克服したのか」「その経験から何を学んだのか」を明確に説明できるように準備しておきましょう。
また、志望する部署について具体的にいえるように、事前に東レの各部署の業務内容を調べ、自分の興味やキャリアプランと照らし合わせておくことが大切です。
2次面接
2次面接では、主に志望動機の深掘りが行われます。
具体的なエピソードを交えながら、東レのどのような点に魅力を感じ、なぜ東レで働きたいと思うのかを明確に説明することが重要です。
例えば、東レの「炭素繊維世界シェア1位」や「三大合成繊維(ナイロン、ポリエステル、アクリル)を日本で唯一生産している」といった特徴に基づき、これらが自分のキャリア目標や興味とどのように一致しているかを説明しましょう。
また、東レが展開する「世界29カ国における海外事業」についても、自分が国際的な環境で働きたい理由を含めて説明すると良いでしょう。
また、東レの特徴として、過去の採用実績から見ると高学歴層が多く、選考の倍率は非常に高いことが挙げられます。
したがって、企業研究を十分に行い、自分の志望動機を具体的に説明できるように準備を整えることが求められます。
自分の強みや経験を東レのビジョンやミッションとどのように結びつけられるかを考え、しっかりとした準備を行いましょう。
面接・グループディスカッション対策
選考において、面接だけでなくグループディスカッションが行なわれる可能性もあるため、その対策も入念に行いましょう。
ここではエントリーシートで記載したことと一貫性をもたせつつ、具体的なエピソードをもとに志望動機や自己PRを伝えます。
グループディスカッションではほかの参加者と協力しながら、どんな立ち位置で振る舞うべきかを意識しながら取り組みます。
いずれも1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習しましょう。
以下の記事も参考にしてください。
さいごに
この記事では、東レが行なっているインターンの内容や対策について詳しく解説しました。
近年、早期から就活情報を取りに行く学生が増えており、その中でインターンの重要性は高まってきています。
また、インターンを学生の適性把握や優秀層の早期取り込みの手段として活用する会社が増えており、本来のインターンの目的とは少し趣が変わってきています。
従来にも増して、企業側は採用選考のためのツールとして利用することが当たり前の世界になってくると思われます。