マーケティングが学べるインターンシップとは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/4/21更新
はじめに
本記事では、マーケティングが学べるインターンシップの内容や選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、マーケティング職のインターンシップへ参加することは、さまざまな業界での就職活動に有利であると考えられます。
マーケティングは、特定の業界や企業だけでなく、どの企業でも活かすことのできるマルチなスキルです。
マーケティング職として専門的に行うスタッフもいれば、業務の一つとしてマーケティングも行っているスタッフもいるなど、活かし方は企業によって大きく異なってきますので、インターンシップで学び、スキルを身につけることは、就職活動の選択肢を広げることにも繋がってきます。
少しでも興味のある方は、インターンシップへの参加を検討してみても良いかもしれません。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- マーケティングが学べるインターンシップに参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- インターンシップの選考対策を知りたい
また、マーケティングの職種研究は以下の記事から飛べるので、ぜひ併せて読んでみてください。
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マーケティング業界の基本情報
業界名 | マーケティング |
主な企業 | 電通、博報堂、トランスコスモス、サイバーエージェントなど |
主な事業内容 | デジタル、広告、WEB、SNSマーケティングなど |
主要取引先 | 商社、メーカー、小売、金融、官公庁、学校など |
マーケティング職は、WEBマーケター、デジタルマーケター、SNSマーケターなど、近年ではよく耳にするようになり、その職務内容は多岐に渡りますが、その目的は、企業の商品やサービスの利益を最大化できるよう調査や分析を行うことです。
マーケティング業界として一括りにするというよりは、さまざまな業界の中にマーケティング企業やマーケティング職は存在します。
業界に特化してマーケティングを事業として行う企業もあれば、企業の中にマーケティング部を設置し、企業戦略や販売戦略に活かしている企業もありますので、全体像を捉えにくい部分もあるかもしれません。
そのため、インターンシップを通じて、マーケティングの基礎や位置付けなどを学ぶことは、就職活動に役立つと考えられます。
独立してフリーランスで請け負ったり、企業によっては在宅勤務が可能であったりと、選択肢や活躍のフィールドは広がってきている職種の一つです。
マーケティングは、対象や時代が変わればアプローチ方法も変わってきますので、将来的に他の業界や企業へ転職してからも学び続けることができ、経験値も上がりますので、常に新しく飽きの来ない仕事と言えるかもしれません。
マーケティングに向いている人材像
マーケティングは、企業によってその対象者や内容は異なるものの、消費者やユーザーの行動や心理を調査・分析しています。
そのため、数値やグラフなどを含むデータに触れる機会が多く、そういったデータを読むことに抵抗がない人であることが前提です。
特に数字は多いため、数字に強い人は向いていると言えます。
アンケート調査などであれば、数値に加えて、意見や感想などを読むこともありますが、最終的にそれらをまとめてデータとして社内や社外へ提供していくことになりますので、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力などもあると活かしやすいでしょう。
指示通りに動くだけでなく、マーケターとして自立を目指すのであれば、きちんとゴール設定をした上で、ターゲットや内容、結果の想定など、計画を立てて、着実に進めていけることが求められます。
入社後に身に付くことも多いですが、常に目標設定を行い、逆算して行動ができる人であれば、面接でもアピールポイントとなるでしょう。
向いている人材や求められる人材像として、キーワードとなりそうな言葉は以下のようになります。
- 分析力
- データを読み解く力
- 客観的視点
- 課題解決力
- トレンドに敏感
- SNSが好き
- 目標設定ができる
- PDCAができる
- 計画性
- 想像力
- 持続性
- 探究心
- 向上心
- コミュニケーション能力
マーケティングを行う分野によって求められるものは異なってきますので、志望企業のサイトなどを読み込んで自分なりに箇条書きにしてみてください。
近年ではデジタル分野でのマーケティング職も目立ちますので、そういった方はITやデジタルへの興味関心が求められるでしょう。
インターンシップに参加するメリット
マーケティングスキルが身に付く
マーケティング業務は、数日で完結するものではなく、計画立案や調査、結果分析、戦略立案など、実際にマーケティング業務の成果が見えるまでには時間を要します。
また、独学で学ぶことは難しく、実務をこなすことでしか成果は得られにくい職種ですので、この一連の流れを実際に経験できるだけでもマーケティング職への理解が深められることに加え、マーケティングスキルを身につけることができますので、就職活動にも有利になるでしょう。
世の中のニーズを知ることができる
マーケティングは、市場の動向や顧客のニーズを調査するため、世の中の流れや今のニーズを知ることができるはずです。
また、トレンドにも敏感に反応し、取り入れていくことが求められるため、より一層、世の中の今を知る機会になります。
ものの見方や手法を知ることで、企業の販売や広告戦略の意図が見えるようにもなり、何気なく見ていた広告や受けていたサービスに対しても、見え方が変わり、マーケター以外の仕事や就職活動にも活かしていけるようになるはずです。
情報は常にアップデートされますので、自分で情報を得る手段を持っているということが大きな強みになるでしょう。
就職活動の選択肢が広がる
マーケティングは、特定の業界や企業に限らず、多くの企業で活躍できるフィールドがあります。
入社前からマーケティングスキルを持つ社員は少なく、実務経験を積める環境も多くはありませんので、インターンシップでの経験は、自身のスキルや強みとして活かすことができるでしょう。
企画やセールス、エンジニアなど、どの職種でもマーケティング知識は、プラスαのスキルとして活かすことができ、それぞれの利益や効果を高めることにも繋がります。
マーケティングが学べるインターンシップ内容
マーケティングが学べる企業のインターンシップについて、いくつか概要を紹介します。
インターンシップ情報サイトや求人サイトに掲載されていることも多いので、気になる方はいくつかのサイトに登録してみてください。
求人サイトの掲載情報は随時更新される他、定員になり次第、募集締め切りとなりますので、下記参考までにご覧ください。
募集要項や詳細はサイトにて確認を行うようにしてください。
- GMO NIKKO株式会社
- ポップコーン株式会社
- 株式会社博報堂
- 日清食品株式会社
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
GMO NIKKO株式会社
GMO NIKKO株式会社は、インターネット広告事業やメディア事業、アプリマーケティング事業など、デジタルマーケティングを強みとする総合マーケティング支援企業になります。
インターンシップ概要は、以下の通りです。
就業日数 | 週15時間以上 |
就業時間 | 9:00〜20:00内 |
場所 | 本社(東京都渋谷区) |
人数 | 未定 |
報酬 | 時給1,500円(試用期間中:時給1,200円) |
交通費・宿泊費 | 交通費支給あり |
内定直結型のインターンシップとなります。
デジタルマーケティングを中心に、手広くマーケティング事業を行っている中で、こちらのインターンシップでは、学生の方にも非常に身近なTik Tokに関わるマーケティング業務を経験することができるようです。
企画立案や撮影・編集、アカウントの運用や成果報告まで携わることができ、企業のSNS運用に興味がある方にもおすすめします。
引用ページ
株式会社キュービック
株式会社キュービックは、デジタルメディアやデジタル支援事業を行っている企業の一つであり、長期インターンシップに参加できるだけでなく、100名以上のインターンシップ生が在籍していることが特徴的です。
主要取引先として、LINEヤフー株式会社やグーグル合同会社などの大手企業があります。
インターンシップ概要は、以下の通りです。
就業日数 | 月60時間以上 |
就業時間 | 10:00〜20:00内 |
場所 | 本社(東京都新宿区) |
人数 | 未定 |
報酬 | 時給1,120〜1,600円 |
交通費・宿泊費 | 交通費支給あり(上限:月3万まで) |
しっかりと業務を任せたいという観点から、月60時間以上が就業条件となります。
選考フローもカジュアル面談後に面接選考を行い、参加することができるはずです。
多数の大学生が在籍するため、インターンシップを始めやすい環境があります。
また、業務内容も多岐に渡ることから選択肢も多く、幅広い視点でマーケティング関連職をみることができるでしょう。
実際に、マーケティング業務を行っている学生のインタビューも掲載されていますので、チェックしてみてください。
引用ページ
株式会社博報堂
株式会社博報堂は大手広告代理店の一つであり、広告事業を行う上で、必要不可欠なマーケティング力を活かし、広告を通じて、パートナー企業の課題解決を行っています。
今年度のインターンシップ概要は、以下の通りです。
開催期間 | 2024年8月19日〜29日(5日間) |
開催時間 | 9:30〜19:00 |
場所 | オンライン |
人数 | 約20人 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | オンラインのため支給なし |
早期内定直結型インターンシップです。
データサイエンスを用いたマーケティングにつき、プログラミング言語などを習得している必要があるため、理系向きとなっています。
マーケティングにもさまざまな種類がありますので、「IT×マーケティング」に興味がある方は、参加を検討してみてください。
この期間中にマーケティングを身につけるという内容ではありませんが、大手マーケティング企業を目指す方や理系の方にはおすすめです。
引用ページ
データサイエンス篇/マーケティングサイエンスコース | HAKUHODO & HAKUHODO DY MEDIA PARTNERS RECRUIT
NISSIN Program
日清食品株式会社は、代表的な商品である「チキンラーメン」や「カップヌードル」などのインスタント食品やチルド商品などを製造・販売している企業になります。
短い期間の実施につき、マーケティングスキルを身につけることは難しいかもしれませんが、職種理解を深めることができるため、企業のマーケティング職を経験してみたい方には導入としておすすめのインターンシップです。
2023年に行われた「”Work as a Creator!”マーケティング編-秋」の概要は、以下の通りになります。
今年度も同様の内容で検討されていますが、詳細はサイトを確認してください。
開催時期 | 秋〜冬 |
開催期間 | 5日間 |
場所 | 東京本社またはオンライン |
人数 | 30名程度 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | 交通費支給あり |
秋と冬にそれぞれ開催され、マーケティングやセールス職を体験できる内容となっており、商品企画・立案体験を行うようです。
日清食品は、印象的なCMや広告戦略も多く、マーケティングに基づいた戦略も含まれていますので、この機会を利用してどのような背景でそのような戦略をとったのかなど質問してみると良いでしょう。
引用ページ
インターンシップ選考対策
マーケティングを学べるインターンシップを導入している企業は、マーケティング会社をはじめ、IT企業や広告代理店、一般企業など多岐にわたります。
大手企業からベンチャーまで規模もさまざまですので、選考対策も異なってきますが、企業や職種研究を特に入念に行って臨むようにしてください。
選考までにマーケティングの知識やスキルは特別必要とされていないため、マーケティングへの興味関心や学ぶ動機などをしっかりとアピールできるよう、深掘りしておきましょう。
また、日頃から自分自身がサービスや商品に対して感じていることがあれば、メモしておくこともポイントの一つです。
ユーザーや消費者には、自分自身も含まれますので、面接で率直な意見や感想を求められることもあります。
入社後にもそういった日々感じていることがヒントとなることもありますので、普段から意識してみてください。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析をすることで、自身の強みや弱み、価値観などを客観的に把握できるはずです。
自身の特徴を理解した上で、企業の求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識しましょう。
特に、マーケティング業務は、立案から成果のフィードバックを終えるまでに期間を要するため、忍耐力や物事をやり遂げる力が求められます。
目標や計画に対して、困難な状況でもトライし続けた経験などあればエピソードを準備しておきましょう。
業界研究・企業分析
自己分析の後は、業界研究や企業分析を行っていきましょう。
マーケティングといっても、活躍のフィールドは広いため、志望の業界について特に調べておいてください。
その中で、「なぜマーケティングなのか」や「マーケティングを活かしてどのようなことを成し遂げたいか」を明確にできるよう、職種理解も深めておきましょう。
エントリーシート作成
エントリーシートの作成にあたっては、自己分析や企業分析を基に志望理由を明確にすると良いでしょう。
また、一般的な質問に加えて、就活サイトなどの口コミより、過去の質問を確認し、参考に対策を行ってみてください。
面接
ほとんどのインターンシップで面接が行なわれるため対策も入念に行いましょう。
ここではエントリーシートで記載したことを基に、さらに深堀して質問されることが多いため、エントリーシートとの一貫性をもたせ、相違のないようにしておいてください。
マーケティングに興味を持ったきっかけや理由なども回答できるようにしておくのがおすすめです。
また、「なぜこの会社なのか」ということは、企業が気に掛けているポイントでもありますので、企業の特徴や強みと自身のやりたいことをマッチさせ、将来的に活躍できる印象を企業に持ってもらえるようアピールしましょう。
インターンシップ選考の流れ
マーケティングが学べるインターンシップ選考の流れの一つとして下記のようなものがありますので、参考にしてみてください。
企業によって異なるため、志望する企業の選考フローは事前に確認しておきましょう。
業務を通じてマーケティングを学ぶことが多いため、インターンシップの参加までにグループディスカッションが発生することは少ないですが、数日間のインターンシップであれば、その際にプログラムの一つとして含まれる場合があります。
- プレエントリー
- エントリーシート提出
- 面接
- インターンシップ合否通知
さいごに
いかがでしたでしょうか。
近年、マーケターの需要が増加傾向にあるものの、入社前からスキルのある人や入社後も専門的にスキルを学んでいる人は、決して多くはありません。
マーケティング職として独立している場合もあれば、他の職種の業務の一つとしてマーケティングが含まれ、行っている企業も多くあります。
マーケティングは、一人で学ぶことは難しく、企業で実務を通して経験し学ぶことが一番の近道と考えられます。
インターンシップを通じてマーケティングを学び、ガクチカや自分の武器として就職活動やその後の業務に活かすことも一つの選択肢ですので、興味関心のある人は、まずは数日間の実施でマーケティングの概要を学ぶことのできるインターンシップの参加からはじめてみても良いかもしれません。