大学生が就職で上京する意味は?メリット・デメリットを解説!
はじめに
地方の大学生が就職をしようと思うと、基本的には下記のような3つの選択肢がありますよね。
1.大学のある都道府県で就職する
2.地元に帰って、他の地方で就職する
3.東京に就職する
筆者も地方大学生として就職活動をしておりましたが、
周りの大学生の友人のほとんどは1もしくは2の選択肢をしていました。
筆者の場合は、3の「東京で就職する」ことを選んだのですが、
そこにはたくさんの悩みや問題がありました。
ただ、今となっては、上京して就職してよかったなと心から思っています。
では、地方大学生が就職で上京する意味とは、一体なんなのでしょうか?
地方にいると、なかなか東京での就職の情報が入ってこず、見えづらい部分があると思いますので、
本記事では
“就職で上京をしようか悩んでいる”地方大学の就活生に向け、メリット・デメリットを解説していきたいと思います。
1.大学生が就職で上京するメリットは?
筆者を含め、地方大学生は上京して就職することに関して、結構不安を覚えることがありますよね。
「東京でも通用するのかな?」
「東京でも友人ができるかな?」
自分も同様のことですごく悩んだので、わかります。
しかし、上京して就職することにはそれ相応の意味があるので、
不安な気持ちでメリットを見失ってしまうと、その後の人生を左右する可能性が非常に大きく、もったいないです。
“上京して就職すること”について、冷静に、自分の意見を固めるためにも、判断材料としてぜひ本記事を参考にしてみてください。
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筆者は大学生が就職で上京するメリット・意味は下記の5つだと感じています。
1.仕事の幅が広い
2.給料が高い
3.たくさんの人に会える
4.いつでも地方に戻る選択ができる
5.将来の可能性が広がる
では1つずつ詳しくみていきましょう。
1-1.仕事の幅が広い
まず大きなメリットとしては、仕事の幅が広いことでしょう。
東京は日本の経済の中心であり、たくさんの企業が集まっています。
たくさんの企業があるということはすなわち、たくさんの仕事がそこで生まれているということです。
地方だと、人口や企業の数は東京と比べてしまうとかなり少ないので、必然的に仕事の幅も限られてしまいます。
例えば
「私はこんな仕事がしたい!」
と思っても、地方だとなかなかポジションが少なかったり、そもそもそんな仕事がなかったりします。
仕事は人生のほとんどの時間を使いますし、仕事で充実するということはプライベートも充実することと密接に関わってきます。
なので、地方で自分がやりたいことを押し殺し仕事をしてしまうと、精神的な充実感をなかなか得ることができません。
そういう意味では、仕事がたくさんある東京で就職することは、大学生にとってはメリットなのではないでしょうか。
1-2.給料が高い
東京で就職すると、先ほど解説したように仕事の幅も広がりますが、
各仕事での給料も高くなります。
同じ仕事量、仕事時間をしていたとしても東京の方が高いということは、全然あり得るのです。
もらえる給料が多いと、新しい学びに繋げることができたり、趣味を増やすことができたりと、自分の時間を充実させることもできるほか、
その経験がまた仕事に活きてきたりします。
もちろん「お金が全てではない」という意見もすごくわかりますが、
お金はあっても困ることはほとんどないので、仕事を選ぶ上での基準としてはすごく大切なことです。
1-3.たくさんの人に会える
東京には、日本や世界からたくさんの人が集まっています。
自分とは全く違う価値観を持った人、全く違う経験をしてきている人などなど。またそこではたくさんの交流や出会いがあります。
昔から自分の価値観を変えるものは「人、旅、読書」と言われるように、人間にとって人との関わりはなくてはならないもの。
加えて、新しい人との出会いは、より自分の価値観を広げてくれるきっかけになったりします。
一方で、地方はそもそもの人口が限られていますし、ほとんどの地域では若い人が東京などの首都圏に出ていってしまっています。
なので、基本的には閉鎖的で、流動性の低い環境になってしまいがちなのが現状。
特に若い時期には、たくさんの刺激を受け、新しい環境にどんどんど挑戦していくことが良いとされます。
ですが、その機会は残念ながら地方では得られにくいため、東京に就職し刺激劇な環境に身を置くことは、大きなメリットであると言えるでしょう。
1-4.いつでも地方に戻る選択ができる
大学生の時に上京して就職をすることは、地方大学生にとっては一大決心だと思います。
自分もその過程を通ってきているので、すごく気持ちはわかります。
「東京で通用するかな?やっていけるかな?」
という不安に陥りがちですが、大学生レベルではそれほど大差はなく、
自分の努力次第で社会で活躍する人間になることができます。
なので、新卒で地方から上京して就職しても、いつでも地方に戻るという選択もできます。
逆にまず地方で就職してから、東京に出てこようとすると難しいのが現状です。
心理的なハードルとしても、大学生の時よりも
「通用するかな?」
という不安が大きくなってきているでしょうし、
何より地方で求められているスキルと東京で求められているスキルでは、大きなレベルの差があるからです。
なので、大学生の時に頑張って上京し就職すると、次の2つの選択肢が得られるのです。
1つ目は、ある一定期間勤めて、そのあと「東京で残って仕事をする」という選択肢。
2つ目は、「地方に帰って仕事をする」という選択肢です。
大学卒業時に上京せず地方で完結してしまうと、それだけになってしまいますので、
将来の選択肢を広げるという意味でも、上京就職は大きな意味があるといえますね。
1-5.将来の可能性が広がる
上記で解説した以外にも、東京で就職することには他にも様々なメリットがあります。
そしてその殆どは、自分の将来と直結していることが、お分りいただけたのではないでしょうか。
やはり筆者も東京にきて実感していますが、
東京には地方にはないたくさんのイベントなどが開かれていたり、交流の機会があったりと多くの機会や成長の環境がすでに整っています。
もし地方大学生の中で将来
「〜ことをしたい」
「〜になりたい」
というような気持ちが少しでもある方がいるのであれば、東京に来た方が
「それができる、その姿になれる」
可能性が高いです。
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さて、これまでメリットについて見てきましたが、デメリットはどこにあるのでしょうか?
もちろん、物事にはメリット・デメリットの両側面があります。
続いて、東京で就職することのデメリットについて解説していきます。
2.大学生が就職で上京するデメリットは?
地方大学生が上京する意味はすごく大きいのですが、もちろんいくつかのデメリットもあります。下記に一覧をまとめました。
1.心理的なハードル高い
2.引越しの手間がかかる
3.慣れるまでに時間がかかる
4.家賃が高い
では具体的に解説していきます。
2-1.心理的なハードル高い
ご存知の通り、筆者も地方大学から東京に就職したのですが、初めは
「東京怖いな〜」
「大丈夫かな〜」
という風に不安を感じていました。
私の場合は関東出身ということもあり、もともと東京には出やすいということもあったので幸いでしたが、そうでない方も多いと思います。
するとやはり不安が強くなってしまったり、将来のイメージがなかなかしにくかったりします。
2-2.引越しの手間がかかる
地方から東京に引っ越してこようと思うと、それなりに高い費用と時間をかけなければいけません。
特に就職が決まって、卒業旅行などに行ってしまっていると、残っているお金も少なくなっていると思いますし、その時期は多くの人が引っ越しを考えているので費用も高騰しています。
なので、この時間と費用という大きなコストが上京する際のデメリットとなります。
2-3.慣れるまでに時間がかかる
高校の友人や大学の友人などが東京にいなかったり、少なかったりすると東京で孤独を感じてしまいます。
また雰囲気や通勤の仕方、人の態度や顔つきなども結構違うことが多いので、それに慣れるまでに多少なりとも時間を要します。
やはり東京に友人がいないと、休日に孤独を感じてしまったり、ホームシックになってしまうこともあるので大変です。
2-4.家賃が高い
やはり就職して東京で暮らそうと思うと、場合によっては地方の倍くらいの家賃がかかってきてしまいます。
家賃を安く抑えようとすると、都心から離れたところに家を借りなければならず、通勤時間が長くなってしまいます。
会社によっては家賃補助が出る企業もありますが、新卒は平均しても新卒はそれほど給料が高くないので、生活が苦しくなってしまうのが現状です。
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まとめ
大学生が上京して就職する意味は大きい!
本記事では筆者の体験も踏まえ、大学生が上京して就職する意味、メリット、デメリットに関して書いてきました。
これから就職を控えている地方大学生はどのように感じましたでしょうか?
筆者の個人的な意見になってしまうのですが、
もし大きな夢や成長を求めているのであれば、地方よりも上京して就職をした方がいいかなと感じています。
ただ、それにもメリット・デメリットはもちろんありますし、将来どうやっていきて生きたいのかによっても選択肢はこれだけではないです。
もし現時点で迷っている方がいるのであれば、
一度東京で就職活動をしてみて、周りの雰囲気や考え方を吸収してみる機会を作ってみるのもいいかもしれません。
参考記事を用意したので是非併せて読んでみてください!
【不安な上京転職】おすすめの上京就職支援サービス・必要な費用を解説
自分のイメージと実際の雰囲気が違うことはよくあることなので、自分が後悔のないように挑戦してみるといいですね。
ではみなさんが納得のいく就職ができることを心より願っております!