【企業分析】メガチップスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/3/24更新
はじめに
株式会社メガチップスは、大阪府大阪市に本社を置く電子・電子機器・精密機器の業界に属する企業です。
日本初となるシステムLSIのファブレスメーカーとして創業し、主な事業内容として、LSIの設計から製造、販売を行っています。
今回はそんなメガチップスの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
この記事では株式会社メガチップスへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。
- メガチップスの仕事内容が気になる
- メガチップスの就職難易度を知りたい
- メガチップスの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、家電量販店・小売以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、メガチップスの就職難易度は、比較的高めであると考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、難易度は高めといえるでしょう。
また、採用大学も基本は難関大学から比較的難関レベルの大学です。
選考フローは一般的で、エントリーシート・WEB適性検査受験・面接2回という流れです。
頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項の対策と企業研究をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
また職種としては、エンジニア職・品質技術職・文系総合職となっており、エンジニア職の業務内容は、ソフトウェア開発、アナログ・デジタル回路設計、メカトロニクス設計などです。
品質技術職の業務内容は、LSIパッケージデザイン、モジュール設計、テスト技術、品質保証、解析技術など。
文系総合職の業務内容は、経営企画、財務経理、営業、知的財産、法務などです。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
株式会社メガチップスについて
引用元:株式会社メガチップス公式HP
会社概要
株式会社メガチップスは、LSIの設計から製造、販売を主な事業内容としている企業です。
株式会社メガチップスは約30年にわたってシステムLSIの開発に専念し、顧客の開発パートナーとしての地位を確立してきました。
LSIが搭載されるサービス・最終製品などのアプリケーションに関する知識も同時に習得しており、アプリケーションとLSIを融合することで、顧客の競争力や課題解決の向上に貢献しています。
また、幅広いシステムソリューション「ASIC」「ASSP」「モジュール」を提供することで、顧客のビジネス成功に貢献しています。
さらに、メガチップスは台湾、アメリカに拠点を設置し、研究開発・マーケティング・生産管理・顧客サポートを行っています。
日本の技術者を配置することで、世界から信頼される日本のモノづくり品質を目指しています。
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各事業セグメントの解説
株式会社メガチップスの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容 |
ASIC事業 | 事務機器分野、ゲーム機器、デジタルカメラに加え、顧客のサービスアプリケーション・機器に最適なソリューションを提供。 |
ASSP事業 | アナログ事業の設計・開発技術の競争力強化と、国内・海外企業との戦略的な協業を行い、付加価値が高く、差別化ができるソリューションの開発・提供。 |
顧客の課題解決のために、開発パートナーとして、システムLSIの研究開発に専念。
LSI知識とアプリケーション知識を融合させることで、競争力の高いシステムLSIを生み出しています。
日本初のファブレスメーカーとして、LSIの機能・特徴に合わせて国内外の最適な生産技術や設備を選択し、顧客の求める品質基準・高性能に応えてきました。
グローバル展開した現在も、企画・開発から生産管理、品質管理までに関わる幅広い知識と経験を活かして、厳格な品質保証体制を設け、信頼性の高いシステムLSIを供給しています。
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メガチップスで働いている社員は?
平均勤続年数は?
メガチップスの平均勤続年数は9.8年です。
電子・電子機器・精密機器業界の平均勤続年数は12.4年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
平均年収は?
メガチップスの平均年収は、907万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。
また、同じ「電子・電子機器・精密機器」業界の上場企業平均年収は506万円でした。
平均残業時間は?
メガチップスの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり17.3時間でした。
電子・電子機器・精密機器業界で働く従業員の平均残業時間は25.1時間のため、業界内では平均よりも少ない残業時間といえます。
平均ボーナス額は?
メガチップスの平均ボーナス額は145万円でした。
電子・電子機器・精密機器業界の平均ボーナス額は107万円のため、業界内でも高いボーナス額といえます。
また、メガチップスは年に2回ボーナスが支給されます。
どんな文化なの?
メガチップスは「キャリア」と「成長」、「挑戦」をテーマにしており、最前線で活躍できます。
デジタル設計・アナログ回路設計・ソフトウェア開発・営業・人事・MLU駐在(米国)に至るまで、多岐にわたるキャリアパスを実現できます。
メガチップスは、一人一人の個性を大切にし、仲間と切磋琢磨することを推奨しています。
チャレンジ精神を尊重して受け入れる体制が整っており、職種を問わず次世代を担うユニークな仕事に携わることができます。
そのため、意欲的な人には向いている職場環境といえるでしょう。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
電子・電子機器・精密機器業界の中でのメガチップスの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、メガチップスは中堅的な立ち位置の企業だということがわかります。
理由として以下の要因があると考えています。
- ASSPを中心とした新製品開発:ネットワーク・IoT分野を中心に今後の成長が期待できる機器に対してプラットフォームを構成するASSP製品の開発を行っています。これにより、ウェアラブル機器、モバイルを含む IoT分野向けに経営資源を集中させています。
- 有力なグローバル顧客に向けてLSIを提供:独自 のコア技術と顧客のアプリケーションに関する豊富な知識をもとに、アーキテクチャ・アルゴリズムの開発からコスト競争力・性能に優れたシステムLSIの設計・開発・供給まで一貫したサポート体制でLSIを提供しています。これにより、グローバルビジネスに経営資源を集中し、体質強化を加速させています。
以上の要素によりメガチップスは電子・電子機器・精密機器業界の中でも高い能力と差別化を進めてきたことがわかります。
参考までに競合3社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2023年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
富士電機株式会社 | 7597億円 | 759万円 | 59 | 会社の発展と社員の幸せの一致を図る社風 |
新電元工業株式会社 | 760億3800万円 | 731万円 | 53 | 挑戦を歓迎する社風 |
株式会社メガチップス | 707億2200万円 | 907万円 | 56 | 会社の発展と社員の幸せの一致を図る社風 |
トレックス・セミコンダクター株式会社 | 319億5,600万円 | 754万円 | 66.9 | プライベートを大切にする社風 |
メガチップスの新卒募集要項について
以下にメガチップスの新卒募集要項についてまとめました。
2024年度の募集要項では学部卒の初任給が270,000円、修士卒が300,000円となっており、大卒の平均初任給228,000円よりも高い水準にあります。
ファミリーサポート休暇、フレックスホリデー制度、エフ休暇など独自の休暇制度を設けており、ワークライフバランスが取りやすくなっています。
産前産後休暇制度、育児休業制度も導入していることから、子育て世代にも優しい企業といえます。
このように福利厚生はかなり充実しており、社員一人一人が働きやすい環境が整っています。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | エンジニア職 業務内容:ソフトウェア開発/メカトロニクス設計/アナログ・デジタル回路設計/FAE 生産技術 品質技術職 業務内容:LSIパッケージデザイン/モジュール設計/テスト技術/品質保証/解析技術 文系総合職 業務内容:経営企画/財務経理/営業/知的財産/法務など |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 大学卒:270,000円 大学院了:300,000円 博士卒:320,000円 高専・専攻科卒:270,000円 高専・本科卒:245,000円 備考:通勤手当、在宅勤務手当、住宅支援手当(条件による)、時間外勤務手当ほか別途支給 |
賞与 | 年2回 |
研修制度 | 新入社員研修(約2カ月間)、配属先OJT、経営理念や文化の説明、社員としての基礎知識・ビジネスマナーの習得やグループワーク等の研修 |
福利厚生 | 各種社会保険完備、従業員持株会制度、自己啓発支援制度、財形貯蓄制度、前払退職金制度、リロクラブ加入(提携保養所利用 可)、確定拠出年金制度、寮・社宅制度(条件による)、コミュニケーション推進支援制度 |
参照ページ
求める人材
株式会社メガチップスでは、求める人材として下記のような内容があります。
- 設計に役立つ学問を学んでいた方
エンジニア、生産技術、品質技術職では、電子・電気・情報学科をはじめ、数学・物性物理・機械工学・理論物理などを専攻していた方が求められます。特に半導体製造プロセスについて学んでいた方を歓迎しています。 - コミュニケーション能力のある方
社内・社外を問わず、異文化交流ができる方。 - ある程度の英語力を有している方
TOEIC600点以上が望ましいです。 - チャレンジ精神に溢れる方
変化の激しい現代だからこそ、LSIでもっと素敵な未来を創造するという共通認識のもと、その夢の実現に向かって進撃に仕事に取り組める方。
世界を変えていこうと高い志を持つことができる方が必要です。
以上の4つは、メガチップスの新卒採用募集要項と代表取締役社長 肥川 哲士氏がインタビューに答えている内容です。
エントリーシートや面接中にも問われる内容であることから、明確な意識で臨む必要が出てきます。
新卒採用のフロー
メガチップスの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
メガチップス公式サイトの新卒エントリーボタンより「マイナビ2025」のサイトに移り、必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR、長所と短所などの一般的な質問について回答し、WEB上で入力し送信して終了です。
エントリーシートの質問事項は
- ガクチカ
- 志望動機
- 学業・ゼミ・研究室などで取り組んだ内容
- 自己PR
- 一番長期間持ち続けた夢または目標
- 今までの人生で、自分の意思や考えで行動し成し遂げた事柄
といったように具体的なことを聞かれるようです。
以下に参考になる記事を紹介します。
自分史の書き方は下記に記載した参照ページを確認してください。
【就活】自分史とは?書き方・ポイント・3つの作成メリットを解説
②WEB適性検査受験
適性検査も種類が多くなってきました。
一般的にはWebテストを行い、採用の判断材料にしています。
基準は企業ごとに異なるため、確実なラインは不明です。
脳力検査は一般常識のレベルに対して、効率的に回答できるかなどを見ています。
性格検査は、ストレス耐性やコミュニケーション能力などの判断に使われる内容です。
③面接2回
メガチップスの一次面接は、学生が2人か3人に対して、面接官が3人のグループ面接形式で行われます。
質問内容は、志望動機や入社後に携わりたい事業、メガチップスの製品について興味のあるものについて聞かれるようです。
志望動機は企業研究をしっかりと行っておく必要があります。
二次面接では、人事部長、各事業のTOP、人事の4人ほどで行われるようです。
質問内容は、一次とさほど変わりがなく、自己PR、志望動機、研究内容について聞かれます。
自分が実際に現場で働いている姿を想定したり、企業研究や面接のイメージトレーニングを行うなどして想定される質問にはしっかりと答えられるようにしておきましょう。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
④内定
2回の面接を突破して内定が決まります。
内定までは約4週間が目安で、合否どちらであっても連絡があります。
採用大学
メガチップスの採用大学の実績を以下に掲載しますが、基本は難関大学から比較的難関レベルの大学です。
<大学院> 大阪大学、大阪工業大学、関西大学、京都工芸繊維大学、近畿大学、神戸大学、上智大学、千葉大学、筑波大学、東北大学、鳥取大学、長岡技術科学大学、奈良先端科学技術大学院大学、兵庫県立大学、北海道大学、立命館大学、和歌山大学、早稲田大学 <大学> 愛知大学、大阪工業大学、大阪公立大学、関西大学、関西学院大学、京都橘大学、甲南大学、神戸市外国語大学、芝浦工業大学、信州大学、同志社大学、東北学院大学、東北文化学園大学、奈良女子大学、阪南大学、兵庫県立大学、広島工業大学、立命館大学、龍谷大学、早稲田大学 |
学歴は中堅国公立や関関同大レベル以上が求められますが、人柄も見ているため、
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定獲得を目指しましょう。
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、メガチップスの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は高めといえるでしょう。
その理由として以下の2点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがない
- 採用大学を見ると、中堅国公立や関関同大レベル以上
エンジニア、生産技術、品質技術職では、電子・電気・情報学科をはじめ、数学・物性物理・機械工学・理論物理などを専攻していた方が求められます。
面接に関しては、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項の対策と企業研究をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
メガチップスは、電子・電子機器・精密機器の業界に属する企業で、LSIの設計から製造、販売を主事業としており、アプリケーションとLSIを融合することで、顧客の競争力や課題解決の向上に貢献しています。
メガチップスは電子・電子機器・精密機器の業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているかどうかで就活の結果は変わってきます。
「ガクチカ」や「志望動機」などの頻出質問の対策や企業研究をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして就活に励んでくださいね。