【企業分析】ブルームバーグの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月26日更新
はじめに
ブルームバーグは、東京都の丸の内にブルームバーグ・ジャパン（日本法人）のオフィスを構えている、アメリカの総合情報サービス企業です。
金融情報サービス、ニュース、データ分析ツールなどを提供しており、世界中の金融機関や企業にとって不可欠な情報源です。
ブルームバーグ・ジャパンは、高品質な情報サービスを通じて、日本の金融市場の発展に貢献しています。
この記事では、ブルームバーグへの就職に関心がある就活生のために企業分析を行います。
- ブルームバーグの仕事内容が気になる
- ブルームバーグの就職難易度を知りたい
- ブルームバーグの選考対策として何をすれば良いかわからない
ブルームバーグが気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
また、総合情報サービス以外の業界については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
【期間限定公開！】就活のプロが
自己分析のやり方を徹底解説！
今回、期間限定で就活のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーが、エントリーシートや面接に悩んでる学生に向けて、だれでも簡単に自己分析が出来る方法を3つ紹介しました！
すぐに実行に移せるものばかりなので、ぜひ読んでみてください！
この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ブルームバーグの就職難易度は高めの難易度です。
企業の規模や採用実績から見ても高めのハードルが存在しており、また採用人数も比較的少数です。
採用大学の大部分が比較的難関レベルから最難関レベルで構成されており、一定レベル以上の学歴は必要でしょう。
選考対策として特徴的なのは、履歴書を英語で書くことと、録画面接や電話面接など、対面面接以外の面接が複数設けられていることの2点です。
各面接では求められていることが明確に公表されているため、選考通過ではしっかりとした企業研究が求められます。
募集されている職種は多岐に渡り、応募の段階で希望のキャリアを選択できるはずです。
ブルームバーグは、新卒採用の段階では特別なスキルを必要としていません。
そのため高めのハードルがありますが、十分に対策を行えば内定を獲得することは可能です。
次の章から各内容やその他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
ブルームバーグについて
出典元：PlusPNG | Collection Of Bloomberg Logo PNG
会社概要
ブルームバーグは、総合情報サービスの提供を主な事業内容としている企業です。
金融市場のリアルタイムデータ、分析ツール、経済ニュースなどを提供することで十分な情報に基づいた企業の意思決定をサポートしています。
セルサイド（有価証券売買の仲介を行う企業など）やバイサイド（巨額の資産を運用する機関投資家など）向けのソリューションに留まらず、事業法人向け、規制対応向けのソリューションなど、金融全般に関する情報を総合的に提供しています。
参照ページ
ブルームバーグ | ソリューション | バイサイド向けソリューション
ブルームバーグ | ソリューション | セルサイド・トップページ
ブルームバーグ | ソリューション | 事業法人トップページ
ブルームバーグ | ソリューション | 規制対応トップページ
各事業セグメントの解説
ブルームバーグの主な事業セグメントは以下の通りです。
| 事業部門 | 活動内容 |
| バイサイド向けソリューション | 「リサーチ＆アイデア創出」、「ポートフォリオ＆リスク管理」、「注文＆執行管理」、「取引後＆オペレーション」、「コンプライアンス＆リスク監視」、「テクノロジー＆データ管理」向けの情報の提供。 |
| セルサイド向けソリューション | 「アナリスト」、「トレーダー」、「セールス」、「テクノロジー＆データ」、「リスク管理」向けの情報の提供。 |
| 事業法人向けソリューション | 「企業IR」、「経営企画」、「企業財務」、「教育機関」向けの情報の提供。 |
| 規制対応 | 「FRTB」、「MIFID Ⅱ」、「LIBOR移行ソリューション」、「ファンド流動性規制」などの規制に対応するための情報の提供。 |
前述した通り、セルサイドやバイサイドのみならず事業法人や規制対応に向けた情報も提供するなど、金融全般に関する情報を幅広く提供しています。
また、各事業部門の中でも活動内容はさまざまで、非常に多岐に渡るソリューションを提供していることが分かります。
上記に加え、金融に関するニュースの配信などBtoCの事業も手掛けています。
BtoCからBtoBまで、そしてその中でも広範な顧客に向けてソリューションを提供するなど、金融情報の提供に関してはほぼ網羅的です。
ブルームバーグで働いている社員は？
平均勤続年数は？
口コミによると、ブルームバーグの平均勤続年数は3.6年~6年です（新着順で表示された10名の口コミの情報を基に記載）。
ブルームバーグは中途採用に力を入れており、実際10名中7名が中途採用でした。
そのため、平均勤続年数は比較的低い数値となっています。
概算数値であるため、あくまで参考程度に留めておきましょう。
平均年収は？
口コミによると、ブルームバーグの平均年収は819万円です（回答者17名の口コミの情報を基に記載）。
ブルームバーグの平均年収は全国平均の年収（458万円）の約1.8倍となっているため、かなり高い水準となっています。
また、回答者の平均年齢は33.0歳であったため、平均年齢を考慮するとさらに高水準であると言えます。
概算数値であるため、あくまで参考程度に留めておいてください。
平均残業時間は？
詳細な平均残業時間はインターネット上の情報だけでは確定できません。
口コミによると拘束時間は10時間（1時間の休憩と1時間の残業含む）です。
月に20日働くと仮定した場合の平均残業時間は、1か月あたり最低20時間になるでしょう。
拘束時間以外の残業時間が何時間か予測できないため正確な時間は分かりませんが、少し長めの残業時間だと言えます。
概算数値であるため、あくまで参考程度に留めておいてください。
平均ボーナス額は？
詳細な平均ボーナス額はインターネット上の情報だけでは確定できません。
しかしブルームバーグの平均年収から概算すると、ブルームバーグの平均ボーナス額は130万円程度です（国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%）。
概算数値であるため、あくまで参考程度にしておきましょう。
どんな文化なの？
ブルームバーグは「To change the world for the better.」（世界をより良く変えていくこと）を企業理念に掲げています。
ブルームバーグは、利益と持続性、社会貢献は同時に達成可能として、実際に事業を持続させながら提供するサービスや、社会活動を通して社会貢献を続けています。
実際、「ブルームバーグ・フィランソロピーズ」と題した活動を通して、利益の大半を世界各地の生活の質の向上に充てています。
総合的な情報サービスの提供や、ブルームバーグ・フィランソロピーズの活動を通して「世界を変えたい」と心から願う人に向いている企業です。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
総合情報サービス業界の中でのブルームバーグの立ち位置をご紹介します。
| 会社名 | 就職偏差値 | 平均年収 | 理念 |
| ブルームバーグ | 60（仮） | 819万円 （n=17） | To change the world for the better. （企業理念） |
| トムソン ・ロイター | 60（仮） | 1,500万円 （n=1） | Trust Principles （信頼の原則） |
| リンクタイズ （Fobes JAPAN） | 60（仮） | 570万円 （n=16） | 世界から日本に、日本を世界へ （ミッション） |
| LINEヤフー | 60（仮） | 690万円 （n=321） | 「WOW」なライフプラットフォームを創り、日常に「！」を届ける。（ミッション） |
ブルームバーグの競合他社には、グローバルに活躍する名だたる企業が名を連ねています。
どの企業も、総合情報サービス業界の中で確固たる地位を確立していると言えます。
しかし、金融全般に関する情報サービスの提供ではブルームバーグが頭一つ抜けています。
理由としては以下の要因が考えられます。
- 幅広い金融関連情報の提供：前述した通り、ブルームバーグはバイサイド、セルサイド向けのソリューションに留まらず、事業法人や規制対応向けのソリューションも提供しています。自社内で金融関連情報を網羅的に提供し、ここまで幅広く金融関連情報を提供している企業は他に例を見ません。そのため、圧倒的な地位を確立しています。
- 企業理念に基づいたサービスの提供：ブルームバーグは企業理念である「To change the world for the better.」に基づいて、世界をより良く変えていくために情報サービスを提供しています。これにより、業界内での地位確立に繫がっています。
参照ページ
ブルームバーグの新卒募集要項について
以下にブルームバーグの新卒募集要項をまとめました。
給与水準は非常に高く、職種によって異なりますが、大卒・大学院卒の初任給は500万円以上です。
口コミによると3年目から給料が1,000万円を超える社員もいるため、最高水準並と言えるでしょう。
募集している業務内容は多岐に渡り、就活生は興味のある業務内容を追及できます。
専門的な業務内容が多いですが、研修制度もしっかりと整備されているため、入社後の努力次第では十分戦力になれるでしょう。
賞与・昇給はそれぞれ年1回ずつ行われるため、金銭面では着実にキャリアアップしていけます。
詳細は実際に説明会の参加やOB・OG訪問をして確認しましょう。
| 各項目 | 詳細 |
|---|---|
| 業務内容 |
|
| 給与 | 年俸500万円以上（1か月あたり43.55時間の固定残業代115万円を含む。超過時は別途支給） |
| 賞与・昇給 | 各年1回 |
| 休日休暇 | 完全週休2日制 |
| 研修制度 | キャリア・デベロップメント：テーマ別セミナーに加え、一般的なトレーニングセミナーを受講することができる。スタイルもさまざまで、スケジュールに合わせた受講が可能。マネジャーに昇格するとLeadership Fundamentals (リーダーシップの基礎) プログラムによる集中トレーニングを受講して、優れたリーダーになるための基本を身に付けることができる。 |
| 福利厚生 | 交通費支給、社会保険完備、団体生命保険、資格取得支援、退職金制度加入、各種トレーニングコース、芸術文化施設メンバーシップ、朝食・果物・飲み物・お菓子を常時用意、など。 |
参照ページ
求める人材
ブルームバーグが求める人材として、下記のものが公表されています。
- さまざまな角度から物事を捉え、解決策を見いだし、みずから率先して協力し合える人
ブルームバーグが「To change the world for the better.」を実現するためには、意欲的かつ能動的に行動できる人材が必要不可欠です。
また、革新的なサービスを世に提供するためには、物事を多角的に捉えて新たなソリューションを考えることができる人材も必要です。
以上の理由から、ブルームバーグは「さまざまな角度から物事を捉え、解決策を見いだし、みずから率先して協力し合える人」を求めています。
参照ページ
新卒採用のフロー
ブルームバーグ の選考は、下記の通りの選考フローです。
なお、面接で重視されている点は「ありのままの自分で」という観点です。
周囲にもたらしたポジティブな影響を話すことが求められるでしょう。
面接時はブルームバーグや応募するポジションとの適性を把握できるように、あらかじめ質問を考えておくことをおすすめします。
①Webテスト・書類審査
ブルームバーグは外資系の企業ですが、採用の第一ステップとしてWebテストおよび書類審査を設けている点は、日系企業と変わりません。
書類審査で特徴的な点は英文の履歴書が必要なことです。
ブルームバーグの業務内容や応募要件、採用部署、事業内容などをよく理解した上で、英文で読みやすい文章を書きましょう。
言語が英語でも書く内容は日系企業と変わらず、学校で頑張ってきたこと（ガクチカ）やバイト・インターンシップの経験などを書くことになります。
Webテストでは、認知能力などのさまざまな能力が測定されます。
所要時間は約25分です。
②録画面接
Webテストと書類審査を通過した就活生が次に行うのは、録画面接です。
この録画面接では個性や関心事をアピールすることが期待されています。
応募する職種や経験、経歴の他、ブルームバーグに関するいくつかの質問に回答する必要があります。
所要時間は10~15分と短いため、いかに簡潔に魅力をアピールできるかが鍵となるでしょう。
③電話面接
録画面接を通過した後は電話面接です。
この電話面接では、言語スキルなどの必要条件を満たしているかが確認されます。
具体的な質問に回答する録画面接とは異なり、より詳細な情報を得るために行われている面接です。
聞きたい質問があれば、採用担当者に質問することもできるでしょう。
就職活動で質問があるか聞かれた場合は、何かしらの質問をしてください。
録画面接を通過した段階で事前に質問を考えておきましょう。
④複数回の対面面接
録画面接・電話面接とリモートでの面接を通過した後は、対面での面接になります。
リアルタイムで顔を合わせて採用担当者と会話することになるため、発言の内容だけでなく、姿勢や態度にも気を配ってください。
面接時の服装は正式に定められているわけではないですが、採用ページに「社会人としてふさわしい服装で臨むことをお勧めします」と記載があります。
そのため無難にリクルートスーツか、ビジネスカジュアルでの参加が望ましいでしょう。
⑤内定
以上の選考プロセスをすべて通過した学生が内定を獲得します。
参照ページ
採用大学
ブルームバーグの採用大学の実績は以下の通りです。
| 青山学院大学、慶應義塾大学、国際基督教大学、上智大学、創価大学、中央大学、筑波大学、東京外国語大学、東京大学、東京大学大学院、一橋大学、一橋大学大学院、法政大学、北海道大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、立命館大学、立命館APU大学、京都大学、関西学院大学など |
上記の通り、ブルームバーグが採用している大学のほとんどは、比較的難関レベルから最難関レベルに該当しています。
標準レベル以下の大学からの採用をほとんどしていないため、学歴フィルターが存在していると考えられます。
あるいは、真に優秀な学生しか採用プロセスを突破できないでしょう。
採用大学のランクに関しては、以下の記事を参考にしてください。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえてブルームバーグの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は高めと言えます。
その理由としては以下の3点が挙げられます。
- 履歴書を英語で書く必要があるから。
- 採用大学の学歴がほとんど比較的難関レベルから最難関レベルに該当しているから。
- 業界トップクラスの企業であり、給与も高水準だから。
このことからも、一定レベル以上の学歴を持ち、ブルームバーグの企業研究や業務内容の深掘り、求める人材像であることを面接で効果的に示す必要があります。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
ブルームバーグは総合情報サービス業界に属しており、特に金融全般の情報を提供することで業界をリードしています。
「世界をより良く変えていくこと」を理念に掲げており、率先して行動できる優秀な人材を求めています。
ブルームバーグの就職難易度は高めなので、一定レベル以上の学歴や、しっかりとした企業研究と業務内容への理解度が求められます。
採用実績の大部分が比較的難関レベルから最難関レベルに該当しているため、学歴と実力を兼ね備えた人材だと有利でしょう。
これからブルームバーグに就職を目指す方は、ブルームバーグの企業理解を深めましょう。
ぜひこの記事を参考にして、ブルームバーグの新卒採用に励んでください。
【期間限定公開！】就活のプロが
自己分析のやり方を徹底解説！
今回、期間限定で就活のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーが、エントリーシートや面接に悩んでる学生に向けて、だれでも簡単に自己分析が出来る方法を3つ紹介しました！
すぐに実行に移せるものばかりなので、ぜひ読んでみてください！
