【企業分析】ブリティッシュ・アメリカン・タバコの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年2月26日更新
はじめに
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは東京都港区に本社を置く、日本のタバコの営業・販売している会社です。
イギリスのロンドンに本拠地を置き、製造・開発研究を進めています。親会社のブリティッシュ・アメリカン・タバコは120年以上の歴史があり、主力銘柄を生産し、数多くの国に幅広く展開しています。
今回はそんなブリティッシュ・アメリカン・タバコの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
本記事では、ブリティッシュ・アメリカン・タバコへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に企業分析を行っています。ぜひご覧ください。
- ブリティッシュ・アメリカン・タバコの仕事内容が気になる
- ブリティッシュ・アメリカン・タバコの就職難易度を知りたい
- ブリティッシュ・アメリカン・タバコの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、卸小売業(たばこ業界)については、以下の記事で掲載しているので、ぜひご参照ください。
参照ページ
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの就職難易度は、中〜高難易度であると考えています。
以下の参照記事で詳しく解説している就職偏差値を参考にすると、中〜高難易度といえるでしょう。
理由としては、募集職種ごとに英語スキルが必須である場合があります。
また、給与・福利厚生が良く、職場環境も整っているため、人気があり採用倍率が高くなっています。
様々な偏差値帯の採用大学が多く採用されているため、選考対策をしっかり行う事で内定を獲得できる可能性があります。
選考対策として、社風を理解し、自己管理能力がどのくらいあるかが重要視されているので、「ガクチ力・志望動機・入社熱意」を理解しておくようにしましょう。
また選考フローは他企業とあまり変わりませんが、対面面接では、プレゼン・グループディスカッションといった面接がある場合があります。
面接などでは長々と話さず、明瞭なコミュニケーションを意識しましょう。
また職種としては、マーケティング、自社ブランドの販売促進活動が挙げられます。
業務内容は、製品のマーケティング、自社ブランドの紹介・販売、営業、セールスなどがメインとなっています。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコについて
出典元
会社概要
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは、イギリスで製造されている紙たばこや「glo」といった加熱式たばこなどの販売・営業を主な事業内容としている企業です。
企業理念「A better tomorrow より良い明日を築く」のもと、優れた企業戦略や従業員の営業力を活かし、高い品質の製品を幅広く展開しています。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは、全国に約5万人の従業員を擁し、日本の加熱式タバコのシェア率が25.9%を誇る、加熱式タバコ市場を牽引する日本のタバコ会社です。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコのビジネスモデルは、紙たばこに加え、近年では女性や健康志向の顧客に応えた「glo」の営業にも力を入れています。
今までのビジネスモデルを大きく変え、健康リスク低減のため、科学的な根拠のある製品を実現しています。
参照ページ
各事業別の売上規模
2022年12月 | 2023年12月 | 対 前年度 金額 | 対 前年度 増減率 | |
売上高 | 5兆1,294億円 | 5兆2,248億円 | 954億円 | 1.86% |
営業利益 | 1兆9,141億円 | -2兆9,916億円 | -4兆9,057億円 | -256% |
当期純利益 | 1兆2,129億円 | -2兆7,508億円 | -3兆9,637億円 | -326% |
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの2023年12月の決算の総売上高は5兆2,248億円で、営業利益は-2兆9,916億円でした。
米国の可燃性ブランドに関連する315億ドルの非現金調整減損費用を負担したため、減損損失としています。
この売上は紙たばこ製品事業、加熱式たばこ製品事業の収益によって構成されています。
それぞれの事業分野での売上高・売上本数に関する記載はありませんでした。
参照ページ
各事業セグメントの解説
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの主な事業セグメントは以下のとおりです。
事業部門 | 活動内容 |
紙たばこ製品事業 | 製品の輸入・販売、デジタル、インフォメーションサービス、ファイナンス、営業、セールス、販売、人事 |
加熱式たばこ製品事業 | 製品の輸入・販売、デジタル、インフォメーションサービス、ファイナンス、営業、セールス、販売、人事 |
紙たばこ製品事業と加熱式たばこ製品事業の2部門を基本事業としています。
紙タバコ製品では、ケント、クール、ラッキーストライクを主力銘柄とし、加熱式たばこ「glo」を世界に先駆けて発売したほか、オーラルたばこ「VELO」の販売、ベイプブランド「Vuse」のゼロニコチン製品のテスト販売を開始しました。
このようにして近年、従来の紙巻たばこ製品だけでなく、リスク低減の可能性を秘めた代替製品のカテゴリを新たに導入しています。
2つの製品事業は、国内外でシェア率を伸ばしている事業展開を行なっています。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコで働いている社員は?
平均勤続年数は?
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの平均継続年数は14.4年です。
タバコ業界の平均継続年数は14.8年であることから、業界平均よりも少し社員の出入りが多い職場といえるでしょう。
平均年収は?
2022年度のブリティッシュ・アメリカン・タバコの平均年収は、630〜812万円以上でした。
全国平均の年収が458万円であることを考慮すると、全国平均より高い水準となっています。
また「たばこ業界」の上場企業平均年収は667万円でした。
参照ページ
平均残業時間は?
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの従業員の平均残業時間は、1か月あたり1〜10時間でした。
たばこ業界で働く従業員の平均残業時間は15.5時間であるため、業界内での平均より少ないといえます。
平均ボーナス額は?
ブリティッシュ・アメリカン・タバコのボーナス額は年2回支給され、95〜160万円でした。
たばこ業界の平均ボーナス額は98万円であるため、業界内では平均より多いといえます。
どんな文化なの?
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの社風は、「多様性の力でビジネスを強固なものに」を掲げています。
人材育成を徹底的に行っており、一人ひとりに最適なパフォーマンスができるように雇用環境を最適化することで、トップエンプロイヤーに認定されました。
上司やチームメンバーとのコミュニケーションが取りやすく、上下関係もフランクな雰囲気があるようです。
営業職は基本的に直行直帰スタイルが多く取り入れられており、電話とパソコンでのやり取りが主となっています。
ここでは、インターナショナルな環境でキャリアを築きたい方や、チャレンジングな環境に身を置き、キャリアを大きく前進させたい方にはピッタリの企業です。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
大手有力会社の競争が激しい「たばこ業界」の中でのブリティッシュ・アメリカン・タバコの立ち位置をご紹介します。
売上高を参照し他社と比較してみても、ブリティッシュ・アメリカン・タバコはトップクラスの企業だということがわかります。
理由は以下の要因があると考えています。
- 科学的な研究の強化:加熱式たばこ「glo」、オーラルたばこ「VELO」、そのほか各種次世代たばこの開発を推進し、あわせて基礎研究、毒性調査、臨床試験も推進しています。
- 戦略的なポートフォリオ:何らかの利害関係を抱える企業が多いなか、BATでは世界的なたばこブランドを中心に、紙巻たばこなどの燃焼式たばこ製品のほか、さまざまな非燃焼式の次世代代替製品を有しています。
- アジャイル方式の採用:個々の裁量権を高め、それぞれが決断できる環境をつくります。状況の変化に素早く対応していくことで力を発揮します。さらに、各自が自分の仕事だけをこなせばいいという姿勢では成果を出すのは難しく、メンバー全員が目標を共有し、協働していくことを実現しています。
以上の要素によりブリティッシュ・アメリカン・タバコはたばこ業界でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。
参考までに競合3社の情報をまとめてみたので、ご紹介します。
会社名 | 売上高(2022年12月) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ | 5兆1,294億円 | 630〜812万円 | 64 | 多様性の力でビジネスを強固なものに |
日本たばこ産業 | 2兆6,578億円 | 903万円 | 65 | 社員一人ひとりの価値観を大事に |
フィリップモリスジャパン | 4兆7,452億円 | 530〜650万円 | 64 | 個人で自由主義 |
引用ページ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの新卒募集要項について
以下にブリティッシュ・アメリカン・タバコの新卒募集要項についてまとめました。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは給与が高く、家賃補助や通勤手当補助など福利厚生が手厚くなっています。
研修制度にも力を入れており、トップ・エンプロイヤーに認定された企業で、人材戦略、人員計画、オンボーディング、人材開発、リーダーシップ開発、キャリア開発及び後継者育成、報酬・福利厚生、企業文化の9つの評価項目について、厳しく調査を行い、国際的基準において卓越した人事環境と待遇が高く評価されています。
人材開発と教育、給与・福利厚生などで、新入社員に対しても働きやすい職場となっています。
英語スキルが必須な職種があり、経験年数が増えるにつれて、海外の転勤も視野に入ってくる可能性があるため、気になる方は面接や説明会などで確認しましょう。
各項目 | 詳細 |
職種 | デジタル、インフォメーションサービス、ファイナンス、営業、セールス、販売、人事 |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 新卒入社1年目:年俸390万円〜 ※グレード制+業績評価+インフレ率調整 |
賞与 | 年2回(6月、12月)評価に応じ支給 |
研修制度 | 新入社員研修、管理職研修、営業職研修 |
福利厚生 | カフェテリアプラン、財形貯蓄制度、総合福祉団体定期保険、退職金制度、持株会制度、育児休暇、介護休暇、慶弔見舞金、永年勤続表彰 |
引用ページ
求める人材
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの求める人材として下記のものが公表されています。
1.大胆で責任感のある人
失敗を恐れずチャレンジ精神を常にもち、組織をリードしていく責任感があるということです。
2.適応力・回復力を発揮できる人
ネガティブな現状に対して冷静に対処し、回復力を発揮できることです。成果を出し続けることで、周囲からの信頼をより厚くすることができます。
3.多様性を受け入れ、視野を広げて考えることができる人
グローバル企業に必須である多様性、それらを受け入れ、グローバルな視野でパフォーマンスを発揮することです。
4.卓越したリーダーシップを発揮できる人
行動するチャンスを常に待っており、仕事に対する責任感・熱意をもち、自身の成果で周囲を鼓舞することです。
以上の4つはブリティッシュ・アメリカン・タバコの企業理念「A better tomorrow より良い明日を築く」につながっていきます。
オフィス環境やさまざまな福利厚生など、あなたの能力を引き出す環境を整えています。その環境が活用できるかどうかは、その「人」次第です。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材か問われるので、是非意識して選考に挑むと良いでしょう。
新卒採用のフロー
参照ページ
ES面接対策 | 就活ハンドブック | 上京を志す、就活生へ。ジョーカツ
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ブリティッシュ・アメリカン・タバコの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
選考フローは他企業とあまり変わらず、面接では、その人の志望動機や自己PRなどのスタンダードな質問が多い印象です。
選考対策として、入社意欲やその人のスキル・将来性が重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①新卒エントリー
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの新卒採用サイトより必要事項を入力し登録を行います。
エントリーシートでは志望動機や自己PR・自身の英語力など一般的な質問について回答し、WEB上で入力し送信して終了です。
②会社説明会、自分史ワークシート・ES
ブリティッシュ・アメリカン・タバコを具体的に理解するための会社説明会です。
選考希望の方は、志望職種コース別のWEBエントリーシートを提出します。
志望職種別にエントリー方法が異なる為、注意が必要です。
③面接+性格診断(SPI)
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの一次面接はオンライン面接または録画面接で30分〜1時間程度行われます。
録画面接では、日時と場所が自由であり、円滑に面接することができます。
自己紹介や志望動機、業務経験や将来性を重視した質問をされるので自分の答えを綿密に準備しておきましょう。
オンライン面接では、こちらが気になっていることや、不安に思うことなど分かる範囲で丁寧に教えてもらうことができます。
画面越しであるため、圧迫感はさほどないといった印象です。
以下に口コミで確認できた質問事項を紹介します。
- ガクチ力や自身のスキル
- 将来の自分の理想像
- なぜたばこ業界を志望するのか
④複数回面接
最終面接は対面面接で、グループディスカッションやプレゼンをする場合があるようです。
面接官から急に、「対照的な2つの物の内、1つをプレゼンしてみてください」という課題が与えられます。
書面やシナリオの説明をしっかりと理解し、瞬時に売り込む姿勢を整え、事前にプレゼンマニュアルを作っておくことが重要です。
張り詰めた空気感ではなく、圧迫面接ではないようです。
チェックポイントは入社意欲などではなく、その場の対応力や自身のスキルを重点的にチェックしている印象です。
- なぜBATグループを選んだのか
- プレゼンによる瞬時の適応力
面接が進むにつれて深掘りされた質問が増え、対面面接ではグループディスカッションやプレゼンがあるため、難易度が少し上がります。
その場の対応力を見せつけることで大きなアピールポイントになるでしょう。
いかに焦らず、面接官に自身の印象を与えられるかが重要になります。
⑤内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
ブリティッシュ・アメリカン・タバコの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルまで幅広く採用されており、学歴フィルターはないと考えます。
<大学>青山学院大学、大阪大学、関西大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、上智大学、筑波大学、東京大学、電気通信大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学 |
偏差値の高い大学もありますが、中堅大学からの採用も多いようです。よって、学歴が採用に左右されるということは考えにくいです。
採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。
参照ページ
就職偏差値・難易度
それでは、ここまでの内容を踏まえて、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は中〜高難易度といえるでしょう。以下の3点の理由が挙げられます。
- 給与・福利厚生が良く、採用人数が多い
- 英語スキルや営業スキルが優遇されやすい
- 社風や企業戦略について細かく知っておく必要がある
よって、頻出質問である「ガクチ力・自己PR」や「志望動機」など一般的な質問や、対面面接(グループディスカッション・プレゼン方式)などの質問事項は、事前にしっかりと対策を行っておきましょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事を参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは、タバコ業界に属する企業で、紙タバコ製品事業・加熱式タバコを主事業としており、優れた人材育成や顧客のニーズに応えた営業力を展開しています。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコは、タバコ業界の中でレベルが高い企業なので、企業研究を十分行っているか否かで就活での結果は変わってきます。
学歴を重視する企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。
対策をしっかり行って選考に臨んでください。
ぜひこの記事を参考にしてくださいね。