【MBTI診断】日本人に多い割合タイプランキング(就活向け)
2024年8月23日更新
この記事の監修者
奥田恵(キャリアアドバイザー)
新卒から営業職で活躍し、全国1位の成績を収めた。その後、さらなる成長と挑戦を求めて現在はナイモノのキャリアアドバイザーに転身。年間で500人以上の学生の就職支援に携わり、人材・不動産・営業など幅広い業界への支援実績を持つ。一人一人の学生に真摯に向き合い、早期の内定獲得と充実した就職活動の提供に尽力している。
新卒から営業職で活躍し、全国1位の成績を収めた。その後、さらなる成長と挑戦を求めて現在はナイモノのキャリアアドバイザーに転身。年間で500人以上の学生の就職支援に携わり、人材・不動産・営業など幅広い業界への支援実績を持つ。一人一人の学生に真摯に向き合い、早期の内定獲得と充実した就職活動の提供に尽力している。
はじめに
適職がわかるなど、就活の自己分析に役立つMBTI。
- 日本人に多い割合やランキングは?
- MBTIの診断一覧を見たい
このような疑問を持つ就活生も多いでしょう。
本記事では、MBTIの概要や日本人に多いランキング、16の性格タイプを詳細に区分する「T」と「A」の違いのほか、日本と世界の違い、仕事のできるタイプ、性格悪いランキング、MBTIを就活に活かす方法を解説します。
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そもそもMBTIとは?
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、世界でもよく使用される性格診断ツールであり、4つの指標(外向性/内向性、感覚/直観、思考/感情、判断/知覚)と16のタイプで性格診断ができるようになっています。
世界45ヵ国以上で使用されており、日本でもMBTIが2000年から正式に導入されています。
ユングの心理学理論に基づき、自分の心を理解し、特徴を活かす指標として活用するのに使用されます。
MBTIは各個人の性格診断をするものだけでなく、MBTIを通して専門家の支援を受けることで自分自身の理解を深め、自分に合ったタイプを発見することが可能です。
結果のみならず、MBTIを受けることで自らの理解を深めていくことが最大の目的とも言えるでしょう。
MBTIの基本を詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
【MBTI診断】性格タイプ | 4つのグループと16タイプ(パーソナリティ)
MBTI診断では、4つの大きなグループに分類され、それぞれのグループ内に異なる性格タイプが存在します。
ここでは、その4つのグループと16性格タイプを紹介します。
【1】分析家グループ(建築家・論理学者・指揮官・討論者)
分析家グループは、論理的で独創的な思考を持つタイプが集まっています。
このグループに属する人は、分析的かつ計画的であり、問題解決に優れていることが特徴です。
合理的で客観的な判断ができるため、企画や戦略設計など、複雑な課題に取り組む仕事に最適です。
【分析家グループの性格タイプ一覧】
名称 | 概要 |
建築家(INTJ-A/T) | 想像力が豊かで、戦略的な志向の持ち主 |
論理学者(INTP-A/T) | 貪欲な知識欲を持つ革新的な発明家 |
指揮官(ENTJ-A/T) | 大胆で想像力豊か、かつ強い意志を持つ指揮者 |
討論者(ENTP-A/T) | 賢くて好奇心旺盛な思考家 |
【2】外交官グループ(提唱者・仲介者・主人公・運動家)
外交官グループは、感情を大切にし、人との関わりを大切にするタイプが属しています。
共感性が高く、他者の気持ちを理解しようと努めるため、調和を重んじるリーダーシップを発揮します。
理想を追い、自身の価値観に基づいて行動するなど、変革を推進するリーダーに向いています。
名称 | 概要 |
提唱者(INFJ-A/T) | 物静かで神秘的だが、人々を非常に勇気づける飽くなき理想主義者 |
仲介者(INFP-A/T) | 詩人肌で親切な利他主義者 |
主人公(ENFJ-A/T) | カリスマ性があり、人々を励ますリーダー |
運動家(ENFP-A/T) | 情熱的で独創力があり、かつ社交的な自由人 |
【3】番人グループ(管理者・擁護者・幹部・領事)
番人グループは、責任感が強く、現実的で安定志向の強いタイプが集まっています。
このグループに属する人は、組織や社会の秩序を守り、確実に物事を進めることに長けています。
計画性があり、日常的な業務を着実にこなすため、管理職やバックオフィスなど、組織を支える役割が適しているでしょう。
名称 | 概要 |
管理者(ISTJ-A/T) | 実用的で事実に基づいた思考の持ち主。 |
擁護者(ISFJ-A/T) | 非常に献身的で心の温かい擁護者 |
幹部(ESTJ-A/T) | 優秀な管理者で、物事や人々を管理する能力にかけて、右に出るものはいない |
領事(ESFJ-A/T) | 非常に思いやりがあり社交的で、人気がある |
【4】探検家グループ(巨匠・冒険家・起業家・エンターテイナー)
探検家グループは、柔軟で冒険心に溢れたタイプが揃っています。
このグループに属する人は、定型的な枠にとらわれない、新しいことに挑戦することを好みます。
実践的で行動力があり、変化への対応力が強いため、営業職やクリエイティブな仕事など、新しい環境や状況に適応するフィールドに適しています。
名称 | 概要 |
巨匠(ISTP-A/T) | 大胆で実践的な思考を持つ実験者 |
冒険家(ISFP-A/T) | 柔軟性と魅力がある芸術家 |
起業家(ESTP-A/T) | 賢くてエネルギッシュで、非常に鋭い知覚の持ち主 |
エンターテイナー(ESFP-A/T) | 自発性があり、エネルギッシュで熱心なエンターテイナー |
16の性格タイプを細分化すると32!?知っておきたい「A(自己主張型)」と「T(慎重型)」との違い
ここでは、16の性格タイプをさらに細分化した内容を解説します。
次章で紹介するランキングを見るうえで知るべき内容ですので、必ず目を通してください。
【A(自己主張型)とT(慎重型)の比較】
A(自己主張型) | T(慎重型) |
ストレス耐性が高い | ストレス耐性が低い |
ポジティブ思考 | ネガティブ思考 |
決断力がある | 物事に慎重 |
周囲の意見に鈍感 | 周囲の意見に敏感 |
AとTで分類すると性格タイプは「32」
MBTI診断では、16の性格タイプが基本です。
この16の性格タイプを「A(自己主張型)」と「T(慎重型)」の2つに区分させることで、32のタイプに分類できます。
このタイプに分類することにより、同じタイプでも、性格の傾向が異なります。
この分類の表記は、例えば建築家(INTJ)の場合、「INTJ-A」「INTJ-T」のように記します。
A(自己主張型)の特徴
「A(Assertive: 自己主張型)」は、自身の意見をはっきりと持ち、積極的に行動することが特徴です。
このタイプの人は、プレッシャーに強く、失敗を恐れずに前進する力を持ち合わせています。
ポジティブ思考で行動力がある反面、周囲に対して鈍感であり、単純作業が苦手で一つのことが長続きしない傾向があります。
T(慎重型)の特徴
「T(Turbulent: 慎重型)」は、不安を感じやすく、物事を慎重に進める傾向があります。
このタイプの人は、自己評価に対して敏感で、他者の意見や評価を気にしやすいことが特徴です。
神経質で、ネガティブな思考を持つ一方、周囲を注意深く観察しているなど、臨機応変な対応力を持ち、周囲に頼りにされる存在です。
【2024年最新版】MBTI診断一覧 | 日本人に多い割合ランキング
MBTIで就活の自己分析に活用するうえで、性格タイプの日本人に多い割合やランキングが気になる就活生も多いでしょう。
ここでは、MBTIの日本人に多い割合ランキングをグループ別や性格タイプ別に一覧形式で紹介します。
【4つのグループ】日本人に多いランクキング
日本人に多いMBTIの4つのグループを、割合順にランキング形式で紹介します。
【日本人に多いMBTI4つのグループランキング】
ランキング | グループ名 | 割合(%) |
1位 | 外交官グループ | 42.6% |
2位 | 番人グループ | 20.5% |
3位 | 分析家グループ | 18.6% |
4位 | 探検家グループ | 18.2% |
日本人の中で最も多いのは「外交官」グループで、全体の約半数を占めています。
これは、日本の社会では調和を重んじる文化が根強いなどの文化的背景から出る傾向と考えられます。
次いで「番人」グループも多く、この理由は、古くから秩序や規律を重んじる日本の文化が関係しているからでしょう。
「分析家」「探検家」のグループは、「番人」グループを下回る割合で続いています。
これは、日本の文化は安定志向が強く、集団行動における協調性が重んじられてきた傾向が影響しているでしょう。
【32の性格タイプ】日本人に多いランクキング
ここでは、日本人に多いMBTIの16の性格タイプを「T(Turbulent: 慎重型)」と「A(Assertive: 自己主張型)」の分類を付け加え、32の性格タイプをランキング形式で紹介します。
【日本人に多いMBTI32の性格タイプランキング】
ランキング | グループ名 | 割合(%) |
1位 | 仲介者(INFP-T) | 12.91% |
2位 | 運動家(ENFP-T) | 8.48% |
3位 | 運動家(ENFP-A) | 5.30% |
4位 | 提唱者(INFJ-T) | 4.97% |
5位 | 冒険家(ISFP-T) | 4.53% |
6位 | 論理学者(INTP-T) | 4.52% |
7位 | 擁護者(ISFJ-T) | 4.30% |
8位 | 領事(ESFJ-A) | 3.76% |
9位 | 仲介者(INFP-A) | 3.53% |
10位 | エンターテイナー(ESFP-T) | 3.08% |
11位 | 領事(ESFJ-T) | 2.99% |
12位 | 主人公(ENFJ-T) | 2.94% |
13位 | エンターテイナー(ESFP-A) | 2.94% |
14位 | 論理学者(INTP-A) | 2.67% |
15位 | 主人公(ENFJ-A) | 2.65% |
16位 | 討論者(ENTP-A) | 2.64% |
17位 | 討論者(ENTP-T) | 2.55% |
18位 | 擁護者(ISFJ-A) | 2.52% |
19位 | 幹部(ESTJ-A) | 2.30% |
20位 | 冒険家(ISFP-A) | 2.21% |
21位 | 管理者(ISTJ-A) | 1.93% |
22位 | 建築家(INTJ-T) | 1.91% |
23位 | 提唱者(INFJ-A) | 1.82% |
24位 | 建築家(INTJ-A) | 1.79% |
25位 | 管理者(ISTJ-T) | 1.64% |
26位 | 起業家(ESTP-A) | 1.58% |
27位 | 指揮官(ENTJ-A) | 1.56% |
28位 | 巨匠(ISTP-T) | 1.54% |
29位 | 巨匠(ISTP-A) | 1.33% |
30位 | 幹部(ESTJ-T) | 1.09% |
31位 | 起業家(ESTP-T) | 1.04% |
32位 | 指揮官(ENTJ-T) | 1.01% |
日本人に最も多い性格タイプは「仲介者(INFP-T)」で、12.91%を占めています。
これは、日本の社会は調和を重んじる傾向が強く、周囲の人々との調和を大切にする価値観が影響していると考えられます。
次いで、「運動家(ENFP-T)」が8.48%、「運動家(ENFP-A)」が5.30%、「提唱者(INFJ-T)」が4.97%と続き、エネルギッシュで社交的なタイプが上位を占めています。
こうした上位に占めるタイプは、対人関係において重要な役割を果たすことが多いでしょう。
一方、31位は「起業家(ESTP-T)」で1.04%、最下位の32位は「指揮官(ENTJ-T)」で1.01%など、リーダーシップや冒険心が高い性格タイプが下位を占めています。
この理由は、日本社会は、協調性や謙虚さ、秩序を重んじる傾向が強いなどの文化的な背景が関係しているからでしょう。
【MBTI 比較一覧表】日本と世界のMBTI比較
次に、MBTI4つのグループにおける日本と世界の割合比較を見ていきます。
【MBTI4つのグループ日本と世界の割合比較】
グループ名 | 日本(%) | 世界(%) |
外交官グループ | 42.6% | 40.6% |
番人グループ | 20.5% | 23.2% |
分析家グループ | 18.6% | 20.1% |
探検家グループ | 18.2% | 15.1% |
日本と世界のMBTIグループの比較では、外交官グループでは、日本人が42.6%と世界平均の40.6%を上回っています。
これは、日本人が調和や共感を重視する傾向が強いことが数字からも見て取れます。
一方、番人グループや分析家グループは、日本での割合が世界平均より低く、調和と秩序を重んじる文化が影響していると考えられます。
探検家グループは日本で18.2%と高く、新しい挑戦を好む傾向が見られます。
生きづらさを感じる?短所な性格一覧
ここでは、MBTにおける短所な性格一覧を紹介します。
ただし、ここにおけるランキングは、あくまでも一般的な傾向を示すものであり、個々の性格や行動を正確に表しているものではないことにご留意ください。
性格タイプ(日本語) | 理由と対処法概要 |
幹部型(ESTJ) | 頑固さや他者の意見を軽視する傾向 |
指揮官型(ENTJ) | 他者に冷淡で支配的な印象 |
起業家型(ESTP) | 衝動的な行動で無謀に見える |
討論者型(ENTP) | 議論で相手の気持ちを無視しがち |
領事官型(ESFJ) | 助言が過干渉に感じられることも |
このランキングでは、計画性やリーダーシップが強いタイプが上位を占めています。
1位の幹部型(ESTJ)は、頑固さや他者の意見を軽視する傾向から、周囲に冷淡な印象を与えていることが考えられます。
指揮官型(ENTJ)は、目標達成に対する意識の強さから、他者から冷淡に映り、支配的と感じられることがあります。
起業家型(ESTP)は、衝動的な行動が暴走的に見られ、討論者型(ENTP)は議論で自分の意見を押し通す傾向があるでしょう。
こうした傾向が、性格が悪いと誤解される原因になっていると考えられます。
次の記事では、性格悪いランキングを詳しく解説していますので、参考にしてください。
仕事ができる日本人の主なMBTIタイプ
ここでは、仕事ができる日本人の主なMBTIタイプを紹介します。
- 指揮官(ENTJ-A/T)
- 提唱者(INFJ-A/T)
- 幹部(ESTJ-A/T)
- 討論者(ENTP-A/T)
- 主人公(ENFJ-A/T)
仕事ができる日本人のMBTIタイプとして最も評価されやすいのは、「指揮官(ENTJ-A/T)」です。
このタイプは、リーダーシップを発揮し、目標達成に向けてチームを率いる力が強いことが特徴があります。
提唱者(INFJ-A/T)や幹部(ESTJ-A/T)も、高い理想や組織管理能力を持つタイプとして評価されやすいでしょう。
討論者(ENTP-A/T)は、創造的で柔軟な思考を持ち、リーダーシップを発揮して、チームをまとめる能力にも優れています。
主人公(ENFJ-A/T)は、強いカリスマ性とコミュニケーション力で周囲を惹きつけ、チームを一つにまとめる力を持っています。
【MBTI】16のパーソナリティーの特徴と適職を紹介
MBTIには16のタイプが存在しており、それぞれの指標に基づいてタイプが決まっていき、自分の性格・特性が把握できるようになっています。
ここでは16のタイプとそれぞれのタイプにどの職種が合うのかを簡単にご紹介します。
自分がどのタイプなのか確認し、自己分析に活かしていきましょう。
また、それぞれのタイプを詳細に解説した記事も載せていますので合わせて参考にしてください。
建築家(INTJ)
想像力に優れ、戦略的な思考を持っており、知識欲の強い完璧主義者です。
頭の回転も速く、問題解決能力があるため仕事でも問題点にぶつかった時に乗り越えるアイデアを出すことが可能です。
一方でチームワークは苦手で1人で淡々と目標に向けて行動するタイプになります。
知識を深め、黙々と行動する点から技術職や研究職が向いています。
論理学者(INTP)
論理学者は建築家同様、知識欲に貪欲で好奇心も強いタイプです。
感情で動いたりせず、理論を組み立てて物事を考えたり行動したりします。
内向的に見えますが、コミュニケーションに問題はなく、相手の意見に耳を傾けられます。
単調作業は苦手でアイデアや発想力が活かせる仕事に向いていると言えるでしょう。
アイデアを出すことから企画職などが向いています。
斬新なアイデアで会社に貢献できるタイプとなります。
指揮官(ENTJ)
指揮官は大胆かつ想像力豊かで意思の強いタイプです。
リーダーシップを取れる人に多いタイプであり、目標に向けて前進していくタイプと言えるでしょう。
リーダーシップの適性があることから外向的で周囲を巻き込んで物事を進めます。
管理職が向いているため、チームでプロジェクトを進める企業で能力を発揮できるでしょう。
討論者(ENTP)
討論者は賢くて好奇心に溢れた思考タイプを指します。
疑問に思ったことや違うと思ったことには真っ向から意見することもでき、議論も重ねて回答を導き出すタイプです。
議論から新しいアイデアを生み出すなど職場では頭脳役として活躍ができますが、自ら実行するのは苦手なため代わりに行動に移せる人間が必要となります。
討論者もアイデアを生み出す点から、企画の仕事などで活躍が見込めます。
運動家(ENFP)
情熱を持ち独創力があるタイプです。
討論者同様、好奇心が強くチャレンジ精神にも溢れています。
直感で動くタイプでもあり、計画性のある行動は苦手です。
また、新しいことに挑戦する一方、冷めやすい一面もあるためモチベーションの維持を保つのが難しいと言えるでしょう。
挑戦する意欲の強いタイプのため、決まりきったことや毎回同じ業務は適しません。
営業職や企画職など新しいことをしたり、常に体を動かす仕事が向いています。
仲介者(INFP)
仲介者は親切な利他主義者です。
また、理想主義者でもあり、自分の感性を大事にするタイプになります。
優しい心を持つ反面、他人から攻撃されると傷つきやすい性格となっており、周囲の様子を窺いながら行動することが多いです。
会社内では潤滑油として動くこともできるため、秘書やサポート職が適しています。
主人公(ENFJ)
主人公はリーダータイプであり、理想も高いのが特徴です。
周囲に対して思いやりがあり、責任感も強いため上に立つ者として最適と言えるでしょう。
自分の意見を言うだけでなく、相手の意見にも耳を傾けられるのでコミュニケーション能力にも優れています。
周りに気を配れる反面、自分の身の回りのことは二の次になってミスを犯すことがあるのは注意点と言えるでしょう。
主人公タイプは社長や経営者などトップに立つ人に適したタイプとなっています。
社長でなくてもプロジェクトのリーダーや管理職など、上に立って仕事をする人に適したタイプとなっています。
提唱者(INFJ)
提唱者は賢くて好奇心に溢れた思考タイプを指します。
責任感も強く、自分より他人を優先して行動するタイプです。
内向的ですが、自分の考えは持っており、どのような時も自分の価値観を明確にしています。
自分の理想を追い続けることに情熱を捧げていますが、それ故に周りが見えなくなることもあります。
好奇心があり、自分の理想を形にする力を持っているため、研究職や技術職、開発職が適していると言えるでしょう。
管理者(ISTJ)
事実に基づいた考えを持つタイプが管理者です。
理想を追い求めるより現状を捉え、論理的に物事を解決していきます。
自分の考えを持つ芯の強さがありますが、自分の考えに固執することもあり周囲に合わせたり臨機応変に動いたりするのは苦手です。
管理者ということもあり、向いているのは管理職です。
他人に指示を与え、チーム内を上手くまとめるプロジェクトで能力を発揮します。
擁護者(ISFJ)
献身的で他人に優しくできるタイプです。
どんなことでも一生懸命取り組むため周囲からも好感を持たれやすく、チームの間に入って調和をもたらす役割を持ちます。
自分より他人を優先する持ち主が多く、自己犠牲により不利を被ることもあります。
他の人が敬遠する仕事や業務も率先して行えるため、多くの企業で必要なタイプと言えるでしょう。
庶務や秘書など裏から支える事務職も向いています。
幹部(ESTJ)
幹部は管理能力に優れており、物事を俯瞰して捉えて計画性を持った行動をします。
人の上に立つ立場なこともあり、外向的で決断力にも優れています。
秩序やルールには厳格で人から信頼されやすい反面、嫌われ役を担うこともあるでしょう。
管理者や指揮官同様、管理職向きです。
自分にも他人にも厳しくできるタイプのため、幹部としての適性を持つ人は多くありません。
その分、企業側からもその希少性故に求められることも多いです。
領事(ESFJ)
領事は社交的で思いやりのあるタイプです。
周りのサポートを行い、チームプレーでは汚れ役を担ったり誰もやりたがらないことも行います。
そのためチームに1人いると物事が円滑に回り、プロジェクトが進みやすくなるでしょう。
擁護者と似ており、サポートする職種が向いています。
職種なら事務職や現場で働く仕事などが適しています。
巨匠(ISTP)
巨匠は大胆な思考を持っており、現実主義者で常に冷静でいるタイプです。
様々な道具を使いこなし、新しいものや誰も考え付かないものを作り上げるのが得意です。
寛大な心を持つ一方、無神経な発言をすることもあるため軽率な行動には注意していきましょう。
巨匠は技術職や職人に多いタイプです。
手に職があり、道具や知識を用いて新しいものを作ります。
大工や建築業界を想像しますが、作り上げるという点ではプログラマーやSEも該当します。
冒険家(ISFP)
冒険家は柔軟性があり、探求心の持ち主です。
物事に情熱を持ち、好奇心を持ってチャレンジすることに前向きな性格であり、感情も豊かなことが多いです。
感情が豊かな一方、感情的になることもあり、周囲とのやり取りには注意が必要と言えます。
新しいことにチャレンジしたい性格なので単調作業も苦手です。
チャレンジ精神を活かせる職業・職種は多く、新規顧客の開拓をする営業職や新しいものを作る研究職など様々な職種に適しています。
起業家(ESTP)
起業家はエネルギーに溢れていて知覚に優れているタイプです。
困難な道でも恐れることなく、むしろ楽しんでいく姿勢を持っています。
理想を話すよりも実際に行動に起こすことを好み、後先考えず進むことがあります。
行動力のある起業家ですが、突っ走って失敗することもあるので周囲がしっかりと見守る必要があるでしょう。
起業家とあるように自ら会社を立ち上げて運営する人に多いタイプです。
エンターテイナー(ESFP)
自発性があり社交的でエネルギーに満ち溢れたタイプです。
楽しむことも楽しませることもでき、感情表現も豊かと言えます。
周りを見ることもでき、他人に対して思いやりや配慮ができる人に多いタイプです。
場を盛り上げるタイプなので、営業職や販売職でお客様を喜ばせることが得意で適しています。
また、周囲に対する配慮ができ、明るさで引っ張っていく点から管理職の適性もあります。
MBTIを就職活動に活かす方法3選
ここでは、MBTIの就活への活かし方を解説します。
自己分析に役立てる
MBTIは世界指標で使われる性格診断ツールであるため、自分の性格や考え方を詳細に知ることが可能です。
そのため自己分析の対策で自分の性格や内面を知るのに役立ちます。
自分の性格を知ろうとしても思うように性格が判明できないことが多いため、MBTIで明確に性格が分かるのは自己分析に大いに役立つでしょう。
適性検査の対策に繋がる
就職活動の選考では適性検査が実施されることも多く、テスト内容に性格検査が出題されるケースも多々あります。
性格検査は決まった答えはありませんが、短い制限時間の中で素早く回答をしていかなければなりません。
回答をスムーズにしていくために予め自分の性格を把握しておくと適性検査も有利に進められるでしょう。
業界・企業選びの参考にする
自分の性格を知ることで、自分に合った業界や企業を絞り、円滑に就職活動をすることが可能となります。
事務職向けの性格なら事務職を、営業職向けの性格なら営業職を選ぶように自分に合った職種を選ぶことも可能です。
入社したい企業が決まらない場合に、自分の性格や考え方を知り、活かせる企業を選ぶと参考になるでしょう。
MBTIの結果をSPI対策に役立てる
MBTIで自分の性格を把握することはSPIの対策に繋がります。
SPIでも性格検査が実施されるため、自分の性格を知っていることは性格検査を素早く正確に回答できるようになるでしょう。
MBTIの性格診断とSPIの性格診断は一部共通している部分もあります。
自分の性格や考え方をより固めるために、SPIの問題集で性格診断をしてみることをおすすめします。
MBTIとSPIの性格診断で診断結果に違いが出ないか確認することも、適性検査を受けるうえで重要な対策になるでしょう。
まとめ
本記事では、MBTIの概要や日本人に多いランキング、16の性格タイプを詳細に区分する「T」と「A」の違いのほか、日本と世界の違い、仕事のできる/生きづらさを感じるランキング、MBTIを就活に活かす方法を解説しました。
MBTIは、16のタイプで自分の性格を診断することが可能です。
自己分析にも活用できるほか、SPIの性格検査にも役立ちます。
SPIの問題集とともに活用することで自分の性格や考え方を明確にできます。
自分を知り、自己分析を完成させて就職活動を乗り気っていきましょう。