志望動機はどのように書けばいい?文字数の注意点・書き方のコツ・例文など詳しく解説

志望動機はどのように書けばいい?文字数の注意点・書き方のコツ・例文など詳しく解説

2024年1月25日更新

はじめに

面接 志望動機

新卒の選考時に必ず尋ねられる質問のひとつが「志望動機」です。

志望動機は応募者の働く意欲や人となり、仕事に対する考え方など、さまざまなことを引き出すきっかけになる部分です。

企業側でも最も重視し、面接などで深掘りします。志望動機をどのような内容にするかは合否に大きく影響すると言えるでしょう。

そこで今回は、志望動機について書く際の注意点やコツ、面接での話し方、例文などを網羅的に紹介します。

志望動機で押さえるべきポイントを理解した上で作成に取り掛かりましょう。

 

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志望動機の重要性

志望動機とは、その文字の通り、「(その企業を)志望した動機」を意味します。

なぜその企業を選んだかがそこまで重要なのか?と疑問に思う人もいるかもしれませんが、志望動機は企業にとって最大とも言える注目ポイントです。

なぜなら、志望動機から応募者の仕事に対する意欲の程度が判断できるからです。

企業は採用した人材に、できる限り長く自社で働いて欲しいと望んでいます。

せっかく採用活動を経てコストをかけて獲得した人材です。

入社してからも教育のため、さらに手間も時間もかけます。

そのようにコストを費やした人材が早期に離職してしまうと、これまで費やしたものがほとんどすべて無駄になってしまうでしょう。

また、不足する人材を補填するため新たな採用コストも発生します。

そのため、企業は志望動機によって「本当に自社で長く働きたい気持ちがあるのか」「すぐに辞めてしまわないか」という意欲をはかり、真に自社の力となってくれる人を見極めています。

参照:【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説【志望理由書は就職活動において重要】書き方のポイントと例文5選

志望動機を書く際の注意点&ポイント

ここでは、志望動機を書く際に押さえておきたい注意点とポイントを解説します。

志望動機は書き方次第で、企業に好印象とマイナスな印象どちらも与えられます。

ちょっとした工夫で完成度が高まり、自分らしさもプラスできて、印象に残りやすい志望動機になるでしょう。

参照:志望動機に入れてはいけないNGワードとは?理由もわかりやすく解説こんな志望動機はマズい!履歴書のNGワード6選

どの会社にも当てはまるような内容はNG

志望動機を考える際にまず注意したいのが、どの会社でも使えるような内容にしないことです。

志望動機を1つ考えて、就活するすべての企業の選考に同じ志望動機を使い回す人も見られますが、どの企業からも良いイメージは持たれません。

志望動機で重要なのは「なぜその企業でなければいけないのか」です。

「自社でなくても良いのでは?」と面接官に思われるような志望動機では不十分です。

どの企業にも当てはまる汎用性の高い志望動機は、「この企業でなければ」という部分が致命的に薄いため、面接官の印象に残らない可能性が高いでしょう。

また、深掘りされたときにも回答に困りやすく、面接官に「意欲が少ない」とマイナスイメージをもたれてしまいます。

待遇面を動機にするのはNG

志望動機として、待遇面を取り上げるのは避けた方が無難です。

待遇面自体は快適に働くため非常に大切なポイントなので、重視することがNGというわけではありません。

なぜその企業を選んだのかという動機として、待遇面を挙げない方が良いということです。

多くの企業は自社の理念・事業・業務内容等に、強く興味を持つ人材に入社して欲しいと考えています。

仕事に対しての興味や意欲が高ければ、働いている中で課題にぶつかっても辞めずに立ち向かってくれる可能性があります。

しかし、待遇面を第一の動機に掲げ志望している人は、「より待遇の良い職場を見つけた場合そちらに転職してしまうのではないか」と思われるでしょう。

そのようなつもりはなくても、意欲に疑義を持たれる可能性が高いので、待遇面は志望動機においては二の次にしてください。

曖昧な共感はNG

志望動機の中で、企業に曖昧な共感を示すのは良くありません。

例えば、企業理念に対する共感などです。

「御社の企業理念に深く共感しました」というフレーズが志望動機でよく見られますが、このようなふんわりした表現では不十分です。

具体的に企業理念のどのような部分に、どのような気持ちで共感を覚えたのか、ここまで具体的でなければ説得力はないでしょう。

面接時に、さらに詳しい内容を突っ込まれる可能性もあります。

受け身な表現はNG

志望動機では、受け身な表現を使うのもおすすめできません。

例えば、「御社でさまざまな仕事をお教えいただきたい」などです。

応募者としては、業務を通して仕事を幅広く学びたい、吸収したいという意欲を表しているのかもしれません。

しかし、企業側からは「自分で主体的に学ぼうという姿勢はあるのか」「すべて受け身で言われなければ動かないタイプなのではないか」などと、あまり良くないイメージを持たれる可能性があります。

退職を前提とした内容はNG

将来的に企業を退職することを見据えた志望動機は避けましょう。

例えば「将来自分で起業するためその勉強がしたい」などの動機は控えた方が無難です。

先に述べている通り、企業はできる限り長く勤続してくれる人材を求めています。

今すぐでなくても、いずれ離職することを前提に入社を希望する応募者には、企業は良い印象を抱きません。

もしキャリアの先に他の企業への転職や独立などを視野に入れているとしても、それを志望動機の段階で言及するのはおすすめできません。

自分の言葉で書く

志望動機は、自分の言葉を使って書くことも大切です。

志望動機の書き方がわからず、就活向けの本などから例文をそのまま使う人も見られます。

しかし、面接官は面接のプロです。

自分の考えが入っていないテンプレートのような志望動機は高い確率で見抜かれます。

面接の中では志望動機から派生した質問が多くされることもあるので、自分のものでない志望動機は、その時点で対応しきれずちぐはぐになって失敗するでしょう。

きれいで当たり障りのない内容ではなく、自分なりの考えと言葉で書くことが大切です。

自分らしさが詰まった志望動機であれば説得力も増し、きっと面接官に伝わります。

具体的なエピソードを絡める

自分らしい志望動機を書くコツは、具体的なエピソードを絡めることです。

例えば、「小さい頃から御社の商品を家族で使っていた」「お店の人に親切にされて自分もここで働いてみたいと思った」などです。

自分が志望するきっかけになったことを具体的に盛り込めば、志望動機のオリジナリティがグッと増し、面接官の印象にも残りやすくなるでしょう。

ただし、面接官にインパクトを与えたいからといってエピソードを創作するのは厳禁です。実際に経験していないエピソードは、深掘りされたときにバレてしまいます。

面接で尋ねられそうなことも予測しておく

志望動機は面接での質問のベースになる場合も多々あります。

しっかり伝えたい要点が盛り込まれていれば、後は都度質問に対応していく形で良いでしょう。

ただし、どのような質問がされそうかあらかじめ想定しておくことも大切です。

面接で緊張してしまうと、なかなか咄嗟の対応ができないかもしれません。

予想質問をいくつか立てて、回答も用意しておくと安心です。

志望動機の書き方

志望動機 書き方

注意点やコツを押さえた上で、実際に志望動機を書いてみましょう。

ステップを踏みながら形にしていけば、志望動機の作成は決して難しくありません。

志望する理由を明確にする

まずは自分がその企業・業界を志望する理由を明確にしていきます。

働きたい企業があっても、その理由は自分自身でもなんとなくぼんやりとしか見えていない場合もあります。

そこで始めに自己分析をし、自分が志望する理由を具体的につかみましょう。

その企業でなければならない理由を明確にする

志望するきっかけを明確にできたら、さらにその企業でなければならない理由を突き詰めていきます。

その求人に応募したいと考えるからには、その企業でなければならない理由が必ずあるはずです。

自分が興味を持っている部分、仕事として関わりたいと考えている部分などを、とことん掘り下げましょう。

文章として整える

志望する理由やその企業でなければならない理由がはっきりしたら、後は志望動機を文章として整えます。

次のような流れがわかりやすく一般的です。

  • 志望する理由
  • 志望するきっかけとなったエピソード
  • その企業でなければならない理由
  • 入社後に行いたい仕事など

この流れで展開すると、志望動機がしっかりストーリーとしてまとまり、読む人・聴く人にも伝わりやすいでしょう。

志望動機の話し方

志望動機は応募書類などに書くだけでなく、面接時に質問の一つとして尋ねられることがあります。

話す際のポイントは、書類に書いた内容とちぐはぐにしないことです。

書類にある志望動機と面接で話す志望動機が異なっていた場合、面接官はどちらの志望動機が正しいのかだけでなく、本当にこの志望動機のもとに入社を希望しているのかと疑義を持つ可能性があります。

面接で話す前に書類に書いた志望動機をもう1度読み直し、改めて自分の中に落とし込みましょう。

また、書類を先に出しているからといって、面接官が全員事前に志望動機に目を通しているとは限りません。

書類はほとんど読まず、面接で話す内容を重視する人もいるはずです。

このため、面接でも志望動機はできる限り省略せず、書類と同程度の内容を伝えることも大切です。

志望動機を話す時間の目安は大体2分くらいです。短過ぎると内容が薄くなり、面接官にしっかり伝わりません。

また、長過ぎても要点が伝わりにくくなります。

2分を目安とし、ただ志望動機を音読するのではなく、相手への伝わりやすさを意識しながら話してください。

志望動機の例文

それでは、志望動機の具体的な例文を紹介していきます。

業界や職種など、さまざまなパターンを想定しています。

自分が気になっている企業や職種と類似するものがあったら、例文を参考にしながら自分の考えやエピソードを盛り込みつつ、志望動機を作成してみてください。

【例文】金融業界への応募時の志望動機

私が貴行を志望した理由は、顧客としっかり信頼関係を結びながら、人や暮らしに寄り添ったサービスを提供できると考えたからです。

私は元々金融商品を通して多くの人の生活を支える金融業界に興味がありました。

貴行の会社説明会に参加させていただいたとき、社員の方が「顔見知りになったお客様と何気ない会話を一言二言かわすのが楽しみ」と仰っていたのがとても印象的です。

単に銀行と顧客という関係性だけでなく、何でも話せる知り合いのような、温かく力強い結びつきをお客様と築きながら働いていきたいと思い、貴社に応募しました。

【例文】IT業界への応募時の志望動機

私が貴社を志望した理由は、IT業界を担う一旦となり、世の中の人達がより快適に過ごせるITサービスを提供したいという考えからです。

私は小さい頃からパソコンに興味があり、高校ではプログラミング部、大学ではプログラミングサークルに所属しながら、独学でプログラミングスキルを学びました。

培ってきたスキルや経験を活かした仕事に就きたいと考えていたところ、貴社のユニークなITサービスを知りました。

ITサービスを通して多くのユーザーの暮らしを豊かに、かつ楽しくするという貴社の理念の元で、プログラミングを通し、多くのユーザーに喜ばれるシステム開発に取り組みたいと思っています。

【例文】不動産業界への応募時の志望動機

私はお客様が気持ち良く安全に暮らせる住まいと出会うための仕事に携わりたく、貴社を志望しました。

私は大学進学のため上京し、その際に貴社の支店で賃貸物件探しをしました。

店舗のスタッフさんが、初めての1人暮らしを前に不安を抱えている私の気持ちに寄り添い、快適な大学生活を送れるように親身になって相談にのってくれたことを覚えています。

あの時探してもらった部屋は私にとって大切な居場所になり、現在も居住中です。

私と素敵な物件を引き合わせてくれた貴社に入社し、当時の私のようなお客様に、長く住みたいと思えるような住まいを紹介したいと考えています。

【例文】食品業界への応募時の志望動機

商品の企画開発に携わりたく、貴社を志望します。

私の家では小さい頃から食卓に貴社のお菓子がよく並んでいました。

バラエティ豊かなお菓子の中から今日はどれを食べるか、おやつの時間のお菓子選びは私の毎日の楽しみでした。

特に〇〇(商品名)がずっと好きで、今でもいつもカバンの中に入れています。

疲れたときはこのお菓子を食べて一休みするのが私の定番です。

楽しいときもつらいときも、常に自分のそばにありパワーを与えてくれたお菓子を作っている貴社で、今後は誰かに寄り添う商品を自分の手で生み出し届けたいと考えています。

【例文】医療業界への応募時の志望動機

患者様と真摯に向き合った医療サービスを提供する現場で働きたく、貴院を志望します。

私は今でこそ健康ですが、子どもの頃は体が弱く病気がちで、たびたび入院をしていました。

自分の家とは異なる環境で過ごす心細さや、検査・治療を受ける際の不安などがありましたが、看護師さんのあたたかく優しい励ましで入院生活を乗り越えられました。

そのときから、医療に関わる仕事に就くことが私の目標です。

貴院は地域に密着し患者様1人1人に寄り添った対応を大切にしていると知りました。

私も貴院の患者として医療サービスを受けたことがあり、さまざまな角度から行われる丁寧なケアに大きな感銘を覚えました。

自分もこれから地域の医療を担う1人として、多くの患者様の支えとなりながら働きたいと思っています。

【例文】インフラ業界への応募時の志望動機

インフラの維持管理に携わる仕事がしたいと考え、貴社を志望しました。

私の地元は台風などの影響を受けやすい地域で、昔からたびたび停電や断水などのインフラ不通に見舞われています。

ライフラインが止まるたび、いつも当たり前のように使っているもののありがたさ、大切さを感じ、将来は皆が安心して生活を送れるようなインフラ整備の仕事がしたいと考えるようになりました。

貴社は私の住んでいる地域を管轄とするインフラ会社で、インフラ停止時の復旧の速さや、困っている住民への温かい対応など、高クオリティかつ丁寧な対応に憧れを抱いていました。

私も貴社の一員となり、地域のインフラを支える存在になりたいです。

志望動機に関するQ&A

最後に、志望動機に関してよく見られる疑問をQ&Aの形で紹介します。

よくわからない点をそのままにしておくと、志望動機の精度が下がったり、面接で質問されたときうまく対応できなかったりするかもしれません。

志望動機を作成する段階で、疑問はしっかり解決しておきましょう。

地域をベースにした志望動機はあり?

応募者の中には「この地域で働きたい」という希望を元に仕事探しをする人もいるかもしれません。

自分の地元だったり、思い入れの強い土地だったり、さまざまなパターンが考えられます。

結論としては、地域をベースにした志望動機は悪くはありません。

自分がその地域で働きたい理由をしっかり伝えられれば、悪い印象を持つ面接官はいないでしょう。

ただし、この地域で働きたいという理由だけで志望動機を終わらせてしまうのはNGです。

「この地域内の企業ならどこでもいいのでは?」と思われてしまう可能性があります。

さらに踏み込み、その企業を選んだ理由にも言及しましょう。

第一志望でない企業に第一志望か聞かれたらどうする?

志望動機を確認した上で、企業側から自社が第一志望なのか尋ねられることがあります。

本当に第一志望であればそのまま答えられるので問題ありません。

しかし、もし第一希望以外の企業に尋ねられたとしたら、「どう答えたらいいのか」と悩む人もいるでしょう。

対応としては、嘘をつかずかつ前向きな回答が無難です。

例えば第2志望なのに「第1志望です」と答えた場合、もし内定をもらえた時に断ると、「うちが第1志望のはずなのになぜ」と企業側にマイナスイメージです。

しかし、志望の順位が低い場合、それをありのまま伝えてしまうと内定の可能性は限りなく低くなるでしょう。

「御社の他にいくつかの企業と迷っている」など、他の企業も視野に入れていることだけを含んだポジティブな表現をすれば、実際の状況をほど良く伝えられます。

志望動機にはどんな質問がされる?

先述の通り、志望動機にはさらに深掘りをする意味で質問が投げかけられることもあります。

例えば、次のような質問がよく見られます。

  • あなたの長所と短所は?
  • もし入社後に課題にぶつかったときはどうしますか?
  • 希望の部署に配属されなかったらどうしますか?
  • どのようなキャリアプランを描いていますか?
  • 就活での企業選びの軸はどのようなことですか?
  • 今後この業界はどうなっていくと思いますか?

志望動機と同じく、関連する質問にどのように答えるかも重要です。

実際に入社した後を想定した質問も多いので、働いている自分をイメージしながら、できる限り具体的な答えを考えておきましょう。

まとめ

志望動機は就活を成功させるための重要なポイントです。

企業がまず第一に確認することだからこそ、意欲や熱意をしっかりアピールできれば、好印象を残せます。

浅く曖昧な内容ではなく、選考を受ける企業にフォーカスした具体的な文章を意識してください。

また、自分なりの考えやエピソードを盛り込むことも忘れずに。気持ちを込めた志望動機で選考に望みましょう。

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