新卒で顔採用はあるのか!傾向と対策を押さえて面接を突破しよう
2024年10月17日更新
はじめに
就職活動において、「顔採用」という情報を聞いたことはありませんか。
顔は第一印象にもなるため、評価する際の基準になることもあります。
特に表情や振舞いは、その人がどのような人物であるのかという観点で如実に表れるため、外面的な部分も大切になります。
- 顔採用の実態
- 顔採用が多い業界
- 顔採用の対策方法
せっかく素敵な中身があっても、第一印象で損をして選考に進めないのはもったいないです。
そうならないためにも、顔採用について知識を深めていくことが大切になります。
ぜひ、顔採用を実施している企業の面接を突破するためにも本記事を参考にしてみてください。
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顔採用は確かに実在する!
就活を行っていく上で、「顔採用」の話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
結論、就活の場面では顔採用は存在しています。
実際に顔採用したことがあるという企業も少なくないため、見た目の印象は選考での評価ポイントになっていることも理解しておく必要があるでしょう。
ただし、実際の顔採用は就活生がイメージしているような、見た目がいいというものとは異なる場合があります。
そのため、就活を乗り切るためには、企業がどのような考えで採用しているのかは知っておきましょう。
就活における顔採用の実情を知り、どんな観点が評価されているのかなど、企業がみているポイントを把握しておきましょう。
企業が顔採用する5つ理由とは?
なにげなく人気の企業や業種の採用結果を見てみると、イケメンや美が多いと感じたことはないでしょうか?
まずは、企業がどうして顔採用を取り入れているのか、3つの理由をみていきましょう。
コミュニケーション能力に優れている人が多い
表情や振る舞い方が顔採用の判断基準ということを前述しました。
表情が明るいと相手側は好印象を抱くほか、コミュニケーション能力も高い傾向があります。
それらの要素は仕事をしていくうえで重要なことです。
チームと協力すること、社外の人とも関係を円滑にする必要もあります。
人とコミュニケーションする際に、明るい表情で好印象を与えられる人は、コミュニケーション能力高い場合が多いことがあります。
顔を含めて外見を一つの判断基準としていると考えられるほか、社内外以外でも顧客からも好印象を得られる可能性が高いことからも、企業が顔採用を導入している理由と言えます。
顔の良さが仕事をするうえで武器になる
顔の良さが対峙している人に好印象を与えるほか、取引先の担当者にとっても良い印象を与え、仕事の成功に繋がります。
つまり、自社利益に繋がる可能性があります。
もちろん、顔が良いだけでビジネスにおいてすべて事が上手くいくとは限りませんが、好印象を与えることで交渉などが有利に進めやすいということが事実です。
このことから、人から見られる機会が多い仕事や社外の人と関わる機会が多い仕事については、顔の良さは大きな武器になります。
入社後、仕事を覚えていくと、自社の主戦力として活躍できる見込みもあることで、企業にとって中期的・長期的なメリットが生じます。
それらが理由となり、企業が顔採用していると考えられます。
社員のモチベーションが上がる
社内に容姿が良い人がいると、社員のモチベーションが上がることがあります。
というのも、「憧れの人に認めてもらいたい」、「この人に良いように思われたい」という人間の心理的な要因からモチベーションの向上に繋がる可能性があるからです。
モチベーションが上がれば、その分仕事を頑張ろうとする社員も増加し、その相乗効果が結果として業績アップに繋がります。
企業は、そのような人間の心理を突いて業績アップを目的に見た目や印象が良い顔採用の枠を採用していることがあります。
会社を持続させるために、企業は社員のモチベーションの維持・向上にも着目しています。
その他にも、その目的を果たすために採用活動から戦略的に企業体制を構築していると考えられます。
顔が重視される仕事
顔が重視される仕事の場合には、顔採用が導入されている可能性が高いです。
具体的な例を挙げると、キャビアンテンダント、マスコミ業界などであり、綺麗な顔立ちの方は多いことがあります。
さらに、顔そのものの良さだけでなく、テレビ映りや写真映りなどの多面的な要素を意識しているケースもあります。
先ほどから何度も述べていますが、顔のみならず立ち振る舞いや話し方などの外見から総合的に判断されることもしっかりと認識しておくべきです。
顔の良さで就ける仕事はもちろんありますが、それ以外の総合的な判断が良ければ仕事の幅が広がると考えられます。
結果として顔で判断されていることがある
面接官も人間であるため、感情によって合否が決まった場合には、結果として採用していたということもあります。
企業の採用側としては、志望してきている就職活動生と一緒に働きたいかということに着目します。
そこで、就職活動生の印象を顔で判断することもなくはありせん。
人間が主観的な判断にて、好き嫌いを分類してしまうことがあることから、面接官にも個人的な好みや、自社に合うかという客観的な判断にて採用にあたって判断する可能性もあります。
それゆえ、企業側が顔採用しているつもりではなくても、結果的に顔などで判断されてしまうことがあることを覚えておきましょう。
もちろん、それに関しては、総合的な顔採用のことも含まれるということも理解しておく必要があります。
採用できる人数が限られている中で、採用側は人材を選ばなくてはなりません。
その際に、どちらかで迷っているといった場合には、総合的に判断することはあります。
以上のように、企業が顔採用する理由にはいくつかあります。
志望している企業に就職できるためにも、清潔感などを意識してみてください。
顔採用には2パターンある
顔採用は、主に2つのタイプに分けられます。
その2つの違いは、総合的な印象を採用基準とする場合と、顔立ちが整っているかを採用基準とする場合です。
それぞれについて詳しく見ていきます。
総合的な印象を採用基準とする顔採用
ある企業では、顔だけでなく身だしなみや話し方、立ち振る舞いなど、外見から受ける総合的な印象を評価基準としています。
顔立ちだけでなく、さまざまな要素が印象形成に関係し、これが採用の基準となります。
顔立ちが整っているかを採用基準とする顔採用
もう一方の顔採用の場合は、企業が顔立ちを採用基準にしています。
この場合、主に女性に対して「可愛さや綺麗さなどを感じられるか」といった視点が選考基準とされることがあります。
一部の企業では、公に顔採用を導入していると公表している場合もあります。
顔採用を導入している企業がある一方で、全ての企業がこれに該当するわけではありません。
外見の印象に重点を置く企業もあれば、総合的な印象を評価する企業も存在します。
組織に所属しコミュニケーションを取りながら仕事を進めていく際には、清潔感や立ち振る舞いも重要です。
顔採用が公にされていない企業を希望する場合でも、これらの要素は無視できないため、注意が必要です。
これらの側面にも注意を払うことで、就職活動を円滑に進める手助けになります。
顔採用が多い業界とは?
つぎに、顔採用が一般的な傾向がある業界についても理解していきます。
美容業界
美容業界において、特に化粧品販売員などの美容部員は商品を試し、まさに化粧品メーカーを代表する役割を果たします。
そのため、彼らの化粧の仕上がりは非常に重要視されていると考えられます。
企業は、これらの従業員が魅力的な外見であり、消費者が憧れる存在となることで商品の魅力を引き立て、顧客の期待に応えることを企業は求めています。
ファッション・アパレル業界
ファッション、アパレル業界の店舗スタッフや店員は、美容業界と同様に憧れの存在としての要素が重要です。
ビジネスの一環となるこの業界では、外見の美しさが特に強調されます。
各ブランドに適したイメージを持つスタッフが必要とされ、企業はこれを選考の際に重要視しています。
航空業界
航空業界においては、客室乗務員が旅行客に対して心地よいサービスを提供する重要な役割を果たしています。
それゆえ、容姿端麗な外見が重要視されると考えられます。
現在の求人応募要項には詳細な記載はないものの、一部の企業では身長160cm前後やスリムな体型などが希望されることがあります。
同様に、カウンター業務を担当する空港グランドスタッフも初めての接触する立場であり、企業のイメージ形成に寄与するため、志願者には整った容姿が期待されることがあります。
ブライダル業界
ブライダル業界は特別なイベントである結婚式を担当しており、その中でも、特にウェディングプランナーには信頼感と華やかさが求められます。
新郎新婦が「この人なら任せられる」と感じるだけでなく、結婚式の雰囲気にふさわしい外見も必要です。
式場のイメージに直結するため、容姿は選考プロセスにおいて非常に重要な判断基準となる可能性があります。
マスコミ・テレビ業界
マスコミやテレビ業界では、公の場に出る仕事が多く、特にテレビアナウンサーは視聴者に好感を持たれる必要があり、そのためには容姿の良さが選考基準の一環となります。
女性アナウンサーに関しては、大学のミスコン経験者が多いことでも知られています。
広告業界
広告業界は洗練されたイメージが求められるため、営業職においても外見が重要視されています。
外見が顧客の印象や期待に影響を与え、最終的には営業成績にも影響を及ぼすと考えられています。
上記の理由から、企業は採用プロセスで容姿を考慮することがあります。
全業界共通する受付担当
企業の受付担当は、訪れた人々に最初に接する立場にあり、企業全体の印象を左右する重要なポジションです。
美しい振る舞いや正確な言葉遣いはもちろんですが、見た目の良さもポイントになります。
この職種では、外見が商品やブランド、サービスのイメージに大きな影響を与えるため、容姿も重要な採用基準になっています。
これらの業界では、外見や容姿が選考において重要な要素とされ、顔採用の傾向が見受けられます。
顔採用制度を採用している企業4選
顔採用している傾向がある業界について見てきました。
大枠については、理解できたところで実際に顔採用していると言われている企業についても紹介していきます。
サイバーエージェント
サイバーエージェントは急成長を遂げたIT企業であり、主にAmeba関連事業やインターネット広告事業、ゲーム事業を中心に展開しています。
特に近年では、ABEMAといったインターネットを通じたメディア事業が注目を浴び、広く知られる企業へと成長してきています。
同社はその成長率や、人気の高い配信やゲームを提供していることからも、認知度は高いと言えます。
サイバーエージェントでは、顔つき採用が行われている傾向があります。
ただし、単に外見が良いからといって採用されるのではなく、仕事において重要な要素とされる清潔感、コミュニケーション能力、チャレンジ精神などが重視されています。
結果的に、採用された人たちの中には顔つきが良いと感じられる人が多いのかもしれません。
また、サイバーエージェントでは社員全員が美貌である必要はなく、むしろ自己主張が強く、バイタリティに溢れ、仕事に情熱を持って取り組む人々が多く見受けられます。
以下の記事では、サイバーエージェントの選考を突破するためのポイントを解説しています。
本記事と併せて、チェックしてみてください。
伊勢半
伊勢半は、メイクアップ化粧品、基礎化粧品、医薬部外品など、幅広い化粧品にわたる企画、研究、製造、販売までを一貫して手がけている企業です。
同社はプロジェクトにおいて、国内外の広告賞を多く受賞している実績を誇っています。
このような伊勢半では、公式HPにおいて顔採用を始めると公言していますが、安易に顔立ちさえ良ければ採用してもらえるという考えに至らないことが重要です。
同社での顔採用は、全ての判断を容姿だけで行うものではないです。
好きなメイクで面接に臨み、メイクを通じて自分を表現することが採用のポイントとなります。
このアプローチは、伊勢半が自己表現を重視する化粧品企業であるため、就活メイクを通じて応募者が自分を偽ることなく、自分らしい姿勢でアピールできるようにするという趣旨があります。
東急エージェンシー
出典:東急エージェンシー
東急エージェンシーは、東京を拠点にする広告代理店で、2016年の新規採用プロセスにおいて、「これが真の顔採用だ」という方針を発表しました。
ただし、この取り組みは美形を優先するものではなく、むしろ採用活動の一環として、顔がその人の内面を物語る一要素であるとの立場から生まれました。
具体的には、自社開発のシステムを使用し、応募者の顔を「のんびり顔」や「せっかち顔」などの5つのパターンに分類します。
この診断結果に基づいて、応募者にはそれに合わせた就活サービスが提供されています。
以下の記事では、東急エージェンシーの企業分析情報を紹介しています。
選考を受ける際に参考になる情報ばかりなので、参考にしてください。
ANA(全日本空輸)
出典:ANA
ANAは航空機の輸出入・ソース・売却や航空機部品の調達、機内エンターテイメントや機内販売用品の企画調達、空港の店舗運営をはじめとして、食品や半導体に至るまで多様なビジネスを創造、展開しています。
顔採用しているとは公言していませんが、同社にとって美人だと印象が良いのは事実です。
というのも、客室乗務員職を中心として顧客へのサービスを提供している仕事をしていることから、対応する人の印象が良いと一定の顧客満足度に繋がることがあるからです。
特に、飛行機を使う人の割合で考えると、ビジネスマンが多いことから美人の接客はニーズがあると言えます。
ANAへの内定を目指している方にぜひ、チェックして欲しい記事も公開しています。
内定を獲得するためのポイントを網羅しています。
顔採用している企業の選考を突破する方法
印象が大事と言える顔採用ですが、そのような選考を突破しやすくなる方法について解説していきます。
下記のポイントを押さえて就職活動に臨むことをおすすめします。
- 証明写真はプロに撮ってもらう
- 身だしなみを調べて整える
- 明るい表情で臨む
- 姿勢に注意する
- 好印象を与える言葉遣いを心がける
証明写真はプロに撮ってもらう
撮影スタジオで撮ってもらうことで、プロカメラマンによる表情・笑顔・服装の指導があります。
それ以外にも、写真の修整・編集、ヘアスタイリング・メイクをしてもらえることや指導してくれる場合があるというメリットがあります。
身だしなみを調べて整える
面接時には、全身をチェックされ、顔採用をしている企業となると顧客からの印象という観点についても見るため、全身のチェックをしている可能性があります。
よって、企業ごとに求められる身だしなみなどに気を付けるべきです。
明るい表情で臨む
面接では、明るい表情で挑むことも重要です。
緊張しているなどで表情が暗い人より明るい人のほうが印象は良く、面接官にもポジティブに思ってもらいやすくなるでしょう。
実際、明るく元気な人が職場にいると、社内の雰囲気が和み、周りの人も引っ張られるように明るくなります。
とはいえ、普段明るい表情の人でも、面接という緊張する場では表情が固くなってしまう可能性があります。
自分の表情が気になる方は、実際に暗い顔つきになっていないかスマホなどで撮影して客観的に見てみるのもおすすめです。
さらに、家族や友人など周囲の人に模擬面接をして、アドバイスをもらうのもよいでしょう。
姿勢に注意する
面接に臨む際は、姿勢を正して、堂々とした姿で挑みましょう。
猫背など姿勢が悪いと、暗い雰囲気に見え、自信もないように思われてしまいます。
姿勢が良くないと発言する内容が素晴らしくても、
良い評価を得られません。
同じ内容でも自信があるかどうかで、説得力や聞き手からの印象は大きく変わるものです。
自分がどんな姿勢をしているか分からない人は、普段の姿を写真に撮るなどで客観視できるようにしてみましょう。
好印象を与える言葉遣いを心がける
面接のときは特に、面接官に好印象を与えられるように言葉遣いにも注意しましょう。
表情と同じように言葉遣いも面接中に与える影響は大きいためです。
砕け杉田言葉を使うと、馴れ馴れしい印象を与え、マイナスなイメージを与えてしまいます。
他にも「えっと」「あの」といった日常会話の癖が出ないことも大切です。
こういった言葉遣いは、癖で出てしまうことが多いため、
意外と自分では気づけないこともあるでしょう。
そのような時は、第三者の意見を求めるのもおすすめです。
とっさに出てしまわないように日頃から注意しておきましょう。
顔だけで採用されることはまずない
ここまで解説してきたように、確かに顔採用がありますが、顔が良いからといって確実に内定をもらえる保証はありません。
顔が良かったとしても、エントリーシートの内容が不十分だったり、面接対策がしっかりされていなければ不採用となるでしょう。
マスコミ・テレビ業界は見た目重視とされていますが、
顔採用を全く行っていない業界も存在します。
顔採用について、気になる方は選考を受ける前に志望する業界や企業が顔採用があるかどうか調べてみるのもおすすめです。
ジョーカツなら就活に関する悩みもプロのキャリアアドバイザーが丁寧に相談に乗ってくれるので、利用してみるのもありです。
面接対策やエントリシート作成だけでなく、表情や身だしなみ、清潔感を高めることも内定獲得には重要な要素であることも理解しておきましょう。
さいごに
これまで、顔採用の種類、企業が顔採用している目的、顔採用制度を導入している業界と企業、それから顔採用している企業の選考を突破する方法について見てきました。
顔採用にも種類があり、文字通り顔だけを見ているという訳ではないことが理解できました。
顔が美しい場合でも、その他が酷ければ採用される可能性は低くなってしまいます。
求められる人物像は業界や企業によって異なるため、事前にそちらに関しての情報を収集しておくことで周りと差を付けられます。
それが前提となり、企業に適した外見にて、表情や振舞い方を豊かに、正しい言葉遣いで面接などに臨めるようにしてみてください。
本記事を参考にしていただけたら幸いです。