【目指せ内定獲得!】ANAの就活を成功させる秘訣とは?

【目指せ内定獲得!】ANAの就活を成功させる秘訣とは?

2023年3月19日更新

はじめに

航空業界は、業界の中でも特に大きな人気を誇ります。

 

その中でも、やはり就職を狙うなら業界トップクラスのANAという方は多いのではないでしょうか?

 

「興味はあるものの、倍率がとても高そう…」

 

「対策は必須だと思うけど、何をしたらいいの?」

 

「そもそも私の学歴でESが通るのかな…」

 

など、ANAを目指す人の悩みは尽きないのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、ANAの就職難易度や採用事情をご紹介するほか、学歴フィルターの有無や内定獲得のためのポイントをご紹介します。

 

ANAを志望している人はもちろん、航空業界に興味がある人もぜひ最後までお読みくださいね。

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ANAの就職難易度と採用事情

まず、ANAの就職難易度や採用事情をご紹介します。

 

結論からお伝えすると、ANAの就職難易度は「高め」です。

 

業界の中でも非常に狭き門である航空業界だからということだけではなく、業界内でもトップクラスな企業であることがその理由です。

 

では、より詳しくANAの採用事情を見ていきましょう。

 

過去の採用数

まず、2023年度の採用数を見ていきましょう。

 

予定値のため最終着地数は分かりませんが、概ねこの数字通りであることが予想されます。

 

・グローバルスタッフ職(事務):30名

・グローバルスタッフ職(技術):25名

・エキスパートスタッフ職:若干名

・運航乗務職(自社養成パイロット):未定

 

特徴として、自社養成パイロットの数が未定になっていることと、客室乗務員の採用がない点が挙げられます。

 

理由としてANAだけではなく、航空業界全体が新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことにより、新卒採用数が大きく削減されたことが挙げられます。

 

客室乗務員の採用については、新型コロナウイルス感染症の流行拡大以降採用実績がなく、就職を望む人にとっては苦しい時期だったことが分かります。

2024年度の採用予定数

2024年度は、4年ぶりに客室乗務員の募集が再開されるということが大きな話題となりました。また、その他の職種も昨年度よりも人数を増やした募集となります。

 

募集人数は以下です。

 

・グローバルスタッフ職(事務):60名

・グローバルスタッフ職(技術):65名

・客室乗務職:430名

・運航乗務職(自社養成パイロット):未定

・障がい者採用:10人程度

 

技術のグローバルスタッフ職以外は、文系・理系を問わず応募することが可能です。

採用倍率

ANAは公式に採用倍率を発表していないため、概算となりますが以下のように予測することが可能です。

 

今回は、リクナビに掲載されているプレエントリー数を活用して算出します。

 

プレエントリーに登録されているのはグローバルスタッフ職(事務)のため、採用人数60名を元に計算します。

 

①プレエントリー数:2,542名(2023年3月12日現在)

②採用予定数:グローバルスタッフ職(事務)60名

③採用倍率:42倍

 

新卒の有効求人倍率は1.58倍であることから、42倍という数字は非常に高いことが分かります。

(参考:株式会社リクルート リクルートワークス研究所「第39回 ワークス大卒求人倍率調査(2023年卒)、https://www.works-i.com/research/works-report/item/220426_kyujin.pdf?_fsi=ojQL6X4E&_fsi=Eq4P0NY7)

 

もちろんプレエントリー者が必ず本エントリーをするわけではないものの、十分参考にできる数字でしょう。

 

ただし、今年度は客室乗務員の募集が再開されることから、さらに倍率が高くなることが予想されます。

 

したがって選考通過のためには、きちんと対策を行う必要があるでしょう。

ANAの新卒採用に学歴フィルターはある?

ANAの新卒採用に学歴フィルターがあるとは断言できません。

 

しかし、これまでの採用実績校を参照すると、MARCH以上の私立大学もしくは国立大学、さらには海外の大学が強いことが分かります。

 

2020年度の採用実績大学一覧を見てみましょう。

 

・文(院)

オックスフォード大学、浙江大学、東京大学、早稲田大学、山口大学

 

・文系(大)

サンノゼ州立大学、ハインリヒ・ハイネ大学、モナシェ大学、リンデンウッド大学、上海交通大学、台湾大学、台湾師範大学、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、京都大学、大阪大学、広島大学、筑波大学、信州大学、新潟大学、青山学院大学、国際基督教大学、法政大学、明治大学、立教大学、同志社大学、関西学院大学

 

理系(院)

京都大学、九州大学、山口大学、上智大学、青山学院大学、千葉大学、早稲田大学、大阪市立大学、筑波大学、東京工業大学、東京大学、東京理科大学、東北大学、北海道大学、名古屋大学

 

理系(大)

サンノゼ州立大学、台湾大学、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、東京工業大学、東北大学、名古屋大学、京都大学、九州大学、熊本大学、岡山大学、筑波大学、立教大学、青山学院大学、法政大学、明治大学、日本大学、関西大学、同志社大学、関西学院大学、九州工業大学

 

参考:東洋経済新報社「就職四季報」2020年版

 

特徴として、理系の方が採用大学の幅が広いことが分かります。

 

極端に大学フィルターがあるわけではないものの、きちんとした対策を行った上で選考に臨む必要性があることが分かるのではないでしょうか。

ANAの選考フロー

続いて、ANAの選考フローを見ていきましょう。

 

基本的には、以下の流れで実施されます。

 

3月上旬WEBプレエントリー締切
4月上旬エントリーシート締切
随時説明会参加
6月上旬面接
6月上旬内々定

 

職種別に選考フローの特徴を見ていきましょう。

グローバルスタッフ職(事務)

なお、入社後は選択したコースを軸に専門性を深化させていきますが、希望や適性に応じてキャリアの幅を広げていくことも可能です全60名の採用枠の中で、コースごとに採用人数が決まっています。

 

コース別の採用人数は以下です。

 

■セグメント採用コース:計40名予定

・オペレーションコース

・ビジネス・マーケティングコース

・コーポレートコース

 

■専門採用コース

・IT・データコース:15名予定 

・経理・財務・IRコース:若干名

 

どれかひとつのコースに絞って応募ができるだけでなく、両方のコースを併願して応募することも可能です。

 

オペレーションコースでは、ANAグループにおける航空運送事業の中核を担う業務を、ビジネス・マーケティングコースでは、お客様体験価値と事業収益最大化を追求する業務を、コーポレートコースでは経営基盤を安定・充実させる業務に従事します。

 

より専門性が高いとされるIT・データコースでは、ビジネスのデジタル変革を推進する業務を、経理・財務・IRコースではIRなどの経理・会計・財務関連業務に従事します。

 

グローバルスタッフ職(技術)

こちらも全65名の採用枠の中で、コースごとに採用人数が決まっています。

 

コース別の採用人数は以下です。

 

・整備コース:60名

・運航技術コース:若干名

 

整備コースでは、航空機メンテナンスを中心に、安全の根幹となる整備事業の運営全般に関わる業務を、運航技術コースでは、パイロットと航空機を統合した技術・安全基準の企画、設定に関する業務に従事します。

運航乗務職(自社養成パイロット)

運航乗務職は、大学もしくは大学院卒業後3年以内であれば、新卒と同様の内容で選考を受けることが可能です。そのため、就活生にとってはライバルが多い職種と言えます。

 

また、運航乗務職は独自の選考フローが設けられています。

 

①運航乗務職(自社養成パイロット)プレエントリー

②Flight Crew Assessment Test (FCAT) 受験

 

以下、FCAT通過者のみ

③エントリーシート提出

④個人面接、航空適性検査(シミュレーター)

⑤個人面接、英語コミュニケーションテスト

 

FCATはANA独自のパイロット適性テストです。

このテストをクリアしなければその後の選考に進むことはできず、この最初の関門こそが最大の関門だと言うことができるでしょう。

 

対策はもちろん必須ですが、個々のパーソナリティも重視されるため、対策だけでは戦い切れない部分が大きい点は運航乗務職ならではの特徴と言えます。

ANAの内定を獲得するためのポイントとは?

では、ANAの内定を獲得するためにはどのようなポイントを押さえておく必要があるのでしょうか。

就活成功の秘訣となるようなポイントをご紹介します。

 

「ANAに入社したい理由」を明確にする

2024年度は採用人数も大きく回復し、業界としても明るい兆しが見えている航空業界ですが、新型コロナウイルス感染症の影響はまだ完全に無くなってはいません。

今後、万が一新型コロナウイルス感染症が再流行してしまった場合には、ANAだけではなく業界全体が苦境に立たされる可能性が残っています。

 

そんな中でもなぜANAを志望するのかということは、明確に伝えられる必要があります。また、この先いつ苦境に陥るか分からない状況を踏まえ、覚悟感のようなものをきちんと示す必要もあります。

 

自分なりの言葉で、「なぜ今このタイミングでANAに入社したいのか」を説明できるようにしておきましょう。

求める人材を踏まえた内容を話す

ANAは経営の根幹に「安心と信頼」の約束を据えながら、「挑戦し続ける」「強く生まれ変わる」「いつもお客様に寄り添う」気持ちを大切にしています。

 

2022年には創業50周年という大きな節目を迎え、さらなる進化を望むフェーズに差し掛かっているANA。ゆえに航空事業だけではなく、ノンエア事業にも力を注ぎ始めています。

 

このような経営戦略を踏まえ、主体的かつアグレッシブに挑戦する人を求めているANAの状況を深く理解し、自分のエピソードトークなどを洗練させていくのが良いでしょう。

 

また、「全員活躍」を掲げている今だからこそ、存分に自分の個性をアピールする姿勢が望まれます。エントリーシートや面接でも遠慮せず、積極的に自分をアピールできるよう工夫しましょう。

きちんとポイントを押さえてANAの内定を獲得しよう!

いかがでしたか?

本記事では、ANAの就職難易度や採用事情をご紹介するほか、学歴フィルターの有無や内定獲得のためのポイントをご紹介してきました。

 

新型コロナウイルス感染症の流行という逆境を乗り越え、2024年は数年ぶりに新卒採用にも力を入れるANA。「そもそも希望の職種が募集されていない」という状況から抜けだした今だからこそ、例年よりも高い倍率で内定が争われることが予想されます。

 

内定を獲得するためには、ANAの選考フローを正しく理解するだけではなく、企業の状況や今後の戦略、求める人材像などを正しく把握し、自己PRに反映することが大切です。

 

多様な人材が尊重される経営戦略にシフトしている今だからこそ、自分自身の強みを多いに発揮できるように準備をして、選考に臨んでみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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