ソラシドエアのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年1月24日更新
はじめに
本記事では、ソラシドエアへの就職を目指している学生、そして「エントリーシート」の作成に不安を感じている学生を中心に向けて、エントリーシートの書く際のポイント・役立つ情報について徹底解説します。
具体的には、ソラシドエアが過去にエントリーシートで出題した内容に基づいた回答例を紹介し、また企業の特徴や選考の中での重要ポイントについても詳しく紹介しています。
ソラシドエアから内定をもらいたい就活生は、ぜひ最後までお読みください。
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ソラシドエアの概要
出典
はじめに、ソラシドエアの会社概要について紹介していきます。
ソラシドエアとは
ソラシドエアは、1997年に宮崎県宮崎市で創立した航空会社です。
日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)に続く新規参入航空会社として設立し、現在は代表的な格安航空(LCC)の1社です。
ビジネスモデルに特徴があり、本来の航空会社としての業務に「九州・沖縄の地域活性化」を融合させてサービスを展開しています。
具体的には機内食やドリンクサービスを「九州産」の作物を利用したり、自治体のPR活動に協力すべく、航空機内でPRを行う「空恋プロジェクト」などを行います。
ソラシドエアの採用難易度
AIRDOの採用難易度は「標準的」といえます。
後ほど詳しく紹介しますが、採用大学を見る限り採用において「学歴フィルター」がないと予想でき、また選考フローの難易度もとても難しい訳ではないためです。
また新卒就活サイト「リクナビ」では、ソラシドエアの採用人数が全体の合計で「50名程度」と記載されていて、また「就活会議」では選考倍率は「18.2倍」と紹介されています。
航空業界内で採用人数や採用倍率を比較すると、まず採用人数についてはソラシドエアは少ないといえます。
JAL・ANAは400名以上採用していて、またビジネスモデルや事業規模が似ているAIRDOは約100名の採用も視野に入れているためです。
一方採用倍率は航空業界内では「標準」で、売上高業界第3位の「スカイマーク」や売上高業界第4位のAIRDOも選考倍率が10~20倍のためです。
(ソラシドエアは業界第5位です。)
参照ぺージ
(株)ソラシドエアの新卒採用・会社概要 | マイナビ2024
ソラシドエアの採用大学
ソラシドエアの採用大学は下記に記載しましたが、その内容を見る限りソラシドエアは「学歴フィルターを設けていない」企業と言えます。
<大学院> 京都大学、筑波大学、大阪大学 など <大学> 早稲田大学、慶應大学、一橋大学、明治大学、立教大学、横浜国立大学、九州大学、宮崎大学、熊本大学、長崎大学、鹿児島大学、大分大学、宮崎公立大学、九州工業大学、熊本県立大学、同志社大学、京都外国語大学、名古屋外国語大学、近畿大学、神戸大学、広島大学、鳥取大学 など |
早慶・旧帝大などの難関大学から、各地の標準~比較的容易といわれる大学群まで幅広く採用を行っています。
そのため学歴フィルターは「なし」と考えられ、採用においては学生の人物像やポテンシャルをもとに選考を進めていくと考えられます。
また「九州・沖縄の地域活性化」もテーマにサービスを展開していることが影響し、採用大学は中国・四国・九州・関西地方などの「西日本地域」の大学から多く採用している特徴があります。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法
参照・引用ページ
ソラシドエアが求める人材とは?
株式会社ソラシドエアの「求める人材」が新卒採用サイトに載っているため、下記で紹介します。
- 個人・チームを「育む」
- オープンなコミュニケーションを実践する
- 協力と感謝の気持ちを伝える
- チームワークを発揮する
- 常に向上心を持ち、スキルを高める
- 人財を育成し、モチベーションを高める
- 仕事・仕組みを「変える」
- 変化を見極めて柔軟に対応する
- 変革を推進し、積極的に挑戦する
- 理想に向けて情熱や意欲を高める
- 自主性や多様性を尊重する
- 合理的な判断で問題を解決する
- 役割・責任を「果たす」
- 責任を持って最後までやり抜く
- 誠実で一所懸命に約束したことを実行する
- 目標を掲げ、着実に課題を遂行する
- 常に顧客志向で、お客様の満足を追求する
- リーダーシップを発揮する
上記の内容を踏まえると、ソラシドエアはチームワークを重視し、また社員全員でよりよい会社になるよう務めている様子がうかがえるため、求める人材としてのキーワードは
- 協調性
- 社交性
- リーダーシップ
- 挑戦
- 柔軟性
になってくると予想できます。
また社風としては「風通しの良さ」や「当事者意識の高さ」が主に挙げられるため、それらも求める人材のキーワードになると考えられます。
特に若手社員を中心に、ソラシドエアをさらに良い風土にしていく取り組みの企画などを行う「未来プロジェクト」を実施するなど、役職関係なく全員で会社を盛り上げていこうとする点はソラシドエアならではの風土といえます。
参照・引用ページ
ソラシドエアの採用方向性の違いは?
ソラシドエアの選考フローの特徴は、学生のポテンシャルに加えて「実務的なスキルがどれだけあるか」という点も面接時に確認することです。
具体的には「英語面接」で実務的な英語スキルを確認します。
航空業界大手5社(JAL・ANA・スカイマーク・AIRDO・ソラシドエア)でみても、選考フロー時に「英語面接」を採用している企業が大半です。
業界全体で見ると、英語面接を実施する企業は少数派ですが、航空業界内では「標準」の選考フローです。採用の方向性も競合他社と同様です。
また、ソラシドエアは選考フローの1つに「グループディスカッション」もあります。とはいえ、他企業の選考で行うような「チーム内で役割分担して、結論をまとめる」というフローではなく、特徴的なフローです。
「ストレス解消法について」など日常的なテーマを設けて「雑談形式」で進めていきます。初対面の方に対する対応力などを確認する意図があるのでしょう。
参照ページ
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートで企業が確認したいポイントは、主に2点あると考えられます。
- 学生が持つ人物像や強みなどの「特徴」
いわゆる「学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)」は、学生の特徴を把握 するためのエントリーシートになるといえます。
- 企業に入社したい!という「志望度の高さ」
志望動機とキャリアプランが主に「志望度」を確認するエントリーシートに該当すると考えられます。
上記で挙げた2つのチェックポイントについて、いずれも高評価をもらえるような文章作成を意識することが大切になります。
企業は「会社を今後よりよくしてくれそうな学生」を採用したいはずです。
そのため、ガクチカなどで自身の強みをアピールして、会社に貢献できる人材ということをアピールしつつ、志望動機で入社への熱意を示すことで「意欲的に仕事に取り組む姿」を企業側にアピールしましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
通過しやすいエントリーシートに共通する点の1つとして、読み手が読みやすい文章である点が挙げられます。
そして読み手が読みやすく感じる文章の1つとして「結論ファースト」で書き出していくことが挙げられます。
また全体の文章構造としては以下を参考にしてみてください。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
最初に結論を書くことは、読み手がこの先の展開を予想しながら文章を読み進めることにつながります。
文章の書き方については、以下の内容を参考にしてみてください。
結論: 私が貴社を志望する理由は、貴社の「日本一の企業」の達成に貢献したいからです。 理由に至った経緯: 今まで「日本一」を目指し、今後社会人として働く上でも「日本一」を目指すことを念頭においている私の就活軸と、貴社の目標は合致している部分があると考えます。 具体的エピソード: 私は、小学生のころから12年間続けている野球を通して、常に日本一になることを目標に努力を重ねてきました。 しかし最後まで日本一の達成は実現できず、そこに大きな悔しさを感じています。 そのため、社会人として働く際にも日本一を目指すことを決めています。 そんな中OB訪問で貴社の~様にお会いし、日本一の企業を目指すための「プロ意識」を持ちながら全力で働いている姿に憧れを抱きました。 結び: そのため、日本一を目指す貴社に入社して全力を尽くしたいと考えています。 |
ソラシドエアの価値観やカルチャーをエントリーシートにに取り入れる
先ほどはエントリーシートに記載する文章の書き方について紹介しましたが、記載内容については「競合他社ではなく、なぜこの企業を志望するのか」という点がしっかりと伝わる内容であることが重要です。
また志望度の高さをアピールする上では、「その企業にしかない特徴」をもとに志望理由を展開していくとより効果的です。
その企業独自の特徴が出やすい項目としては「経営理念」「ビジョン」「ビジネスモデル」「社風」等が挙げられますが、ソラシドエアについては新卒就活サイト「マイナビ」でブランドプロミスやポリシーについて記載があったため、参考にしてみてください。
【ソラシドエアの約束(ブランドプロミス)】
「空から笑顔の種をまく。」
私たちは、笑顔を届ける航空会社です。
まだ見ぬ人との出会いの笑顔、再会の喜びの笑顔。
人と人が出会い、心がうちとける時、人は自然と笑顔になります。
いつも温かく、明るく、元気な笑顔でご搭乗いただくお客さまを
お迎えし、お客様を笑顔にしたい。
ひとつにつながるこの空のように、九州から日本へ、そして世界へ
どこまでも笑顔の種をひろげ、笑顔の花を咲かせていく。
それが、私たちソラシドエアの約束です。
【ソラシドポリシー】
ブランドプロミスの実現に向けた基本的な方針・考え方です。
「Solaseed(ソラシド)」の1文字ずつに私たちのポリシーを
表現しています。
- Smile〔笑顔〕…笑顔の輪をひろげます
- Originality〔独創性〕…ソラシドらしさを追求します
- Local Color〔地域色〕…地域を愛し、地域を元気にするお手伝いをします
- Affection〔愛情〕…お客様とのふれあい、つながりを大切にします
- Satisfaction〔満足〕 …お客様の満足を追求します
- Expectation〔期待〕…お客様の期待を超えるサービスをお届けします
- Earth-Conscious〔環境配慮〕…人にも環境にも優しいエアラインを目指します
- Dream〔夢〕…夢を与えるエアラインを目指します
参照・引用ページ
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは先ほど述べた通り、学生の「人物像」や「熱意」を把握するために用意されたフローですが、同時に「就活生の論理的思考力を確認する」という位置づけもあります。
企業の人事担当者は数千~数万の学生が作成したエントリーシートを確認し、面接に呼ぶかどうかを判断していくため、結論があいまいで、分かりにくい文章になっていると、そもそも目を通してもらえない可能性があるのです。
そのため企業にエントリーシートを提出する前には、記載内容に加えて論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
論理展開や文章構造を見直す対策としては、
- OB・OG訪問でエントリーシートを持参し、添削してもらう
- 大学のキャリアセンターや就活エージェントを利用し、エントリーシートを添削してもらう
などの方法があるので、ぜひ参考にしてみてください。
過去のエントリーシートの質問内容
ソラシドエアでは、新卒採用時に以下3職種で募集を行っています。
- 総合職
- 客室乗務職
- 運航乗務職
そしてエントリーシートについては「客室乗務職」の内容のみインターネット上で確認できました。
そしてエントリーシートの内容については、
- あなたが思う客室乗務員のあるべき姿とは何ですか。
- 「ソラシドエアの客室乗務員」を志望した理由を教えてください。
など職種ならではの質問があるため、ソラシドエアの場合は職種ごとでエントリーシートの質問内容が変わってくると予想できます。
また下記では、エントリーシートで問われたことがある具体的な質問内容と記載例を紹介します。
質問内容
- あなたが思う客室乗務員のあるべき姿とは何ですか。
- 「ソラシドエアの客室乗務員」を志望した理由を教えてください。
- あなたがここ数年で最も時間を割いたことは何ですか。それによって得たことはありますか。
- 「客室乗務員」に必要なこと
- 自己PR
- 志望動機
- あなたが他者から心ないことを言われた場合、どのように対応しますか。また、どういう感情になりますか。
- <動画>あなた自身を60秒でアピールしてください。
参照・引用ページ
過去のエントリーシートの記載例①
上記で挙げたエントリーシートの質問内容は「2024年度卒」と「2023年度卒」の就活生に対して、エントリーシートで課した題目になります。
大幅ではないものの、年度ごとで質問内容や形式を変更してきている過去もあるため、エントリーシートの記載例については最も質問される可能性が高い「ガクチカ」と「志望動機」について紹介していきます。
- 「ソラシドエアの客室乗務員」を志望した理由を教えてください。(300文字以内)
お客様のご期待を超えるサービスを通し、お客様に笑顔をお届けしている貴社の客室乗務員の方に感銘を受け、志望いたしました。 小さなお子様が搭乗の際に、客室乗務員の方が紙コップに飴を数個入れ、簡易的なガラガラを作ってくれたという話を伺い、感動致しました。 私も成田空港行きのリムジンバスのアルバイトで、コロナ禍で無事にフランスに入国できるか不安そうなお客様に「無事に到着されるのをお祈りしております」と書いたカードをお渡しし、喜んでいただいた経験があります。 私も愛情あふれる先輩方といつも温かく、明るく、元気な笑顔で、お客様との出会いを大切に笑顔の種をまき、日本中に笑顔を広げる客室乗務員を目指します。 参照・引用ページ: |
ポイント:以下の順序で文章を構成できている点がポイントです。
- 結論から記載
- その結論を補足する具体的なエピソードを記載
- 上記の具体的なエピソードの共感できる理由になる自身の経験を記載
- 結び
特に3番の「自身の経験」を書くことで、文章としての完成度を高めることにつながっています。
単純に「貴社の~に共感した」「だから貴社を志望します」とだけ記載すると、読み手は「なんで共感できたの?」と学生側の人となり・事情を知る手段がなく、十分な理解ができなくなってしまいます。
300字という少ない文字数の中で、必要な情報を全て記載できているエントリーシートで、文章構造がとても参考になります。
過去のエントリーシートの記載例②
- あなたがここ数年で最も時間を割いたことは何ですか。それによって得たことはありますか。(300文字以内)
英文学科でのゼミナールの授業です。 ゼミナールでは、米文学『日はまた昇る』についてクラス内で議論やプレゼンテーションをし、最後に論文を執筆するという内容でした。 私は以前より、物事を柔軟に考えることに課題がありました。 そこで私は、ゼミナールにおいて、クラスの仲間の意見に耳を傾け、受け入れることを意識しました。 また、図書館に通い、その小説にまつわる16本の関連文献を読みました。結果として、私はさまざまな視点から物事を考えられるようになりました。 この経験を通して、多くの人とコミュニケーションをとること、それによって新しい経験や意見にふれることで、視野が広くなり発想力も鍛えることができると学びました。 参照・引用ページ |
ポイント:
いわゆる「ガクチカ」にあたる設問です。
ガクチカの場合は、文章の構造としては、
- 結論
- 当時の現状と、課題点
- どのように対策し、克服したか
- 結び・学んだこと
のような形で、結論ファーストの後は時系列で述べていくことで文章のまとまりが増します。
上記で紹介した文章はそのような構造で構成されており、かつ「結び」の部分も客室乗務員として生かしていける学びがあったことを記載できているため、とても参考になるエントリーシートといえます。
まとめ
本記事では、「ソラシドエアのエントリーシートの対策法を徹底解説」というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。
就職難易度は標準だと考えられますが、倍率は20倍近くもあり他の就活生といかに差別化できるか、という点が重要になってきます。
ソラシドエアのどのような点に共感したか、という点は特にエントリーシート提出時から明確に述べていきたい内容になるため、本記事を参考にしながらエントリーシートの作成を進めてみてください!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。