住友林業のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年1月24日更新
はじめに
本記事では、住宅業界で売上高4位の大手企業「住友林業」を目指している学生に向けて、エントリーシート作成におけるポイントや役立つ情報を紹介していきます。
「住友林業ってそもそも学歴フィルターあるの?」
「住友林業のエントリーシートの出題内容と記載例を確認したい!」
「住友林業のエントリーシート突破のポイントは何?」
上記のようなあらゆる悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
住友林業の概要
出典
住友林業ホームページ|会社概要|広告ギャラリー|新着コンテンツ|Treeing「いつでも目が遭う」編30秒
はじめに住友林業がどのような企業なのか、その概要について紹介していきます。
住友林業とは
住友林業は、1961年に東京都千代田区大手町に創業した企業です。
当時は「植林事業」を行う企業で、愛媛県にある「別子銅山」の開発における木材などの調達に携わっていたのが始まりです。
そこから派生する形で、現在は住宅販売や建材など「不動産事業」を展開し、また木材を使用した「脱炭素社会の実現」のために、森林経営などの「資源環境事業」にも力を入れています。
このように「木を軸とした独自の事業展開とバリューチェーン」を実現し、今後も森林・建築・木材に携わる社会貢献性の高い事業を国内外に展開していくことが期待されます。
参照・引用ページ:
住友林業の採用難易度
住友林業の採用難易度は「やや難しい」といえます。
エントリーシートの題目や選考フローはオーソドックスですが、「採用倍率」が高いためです。
住友林業は採用倍率が「約40倍~80倍」と予想されます。
また住友林業は住宅業界内で「売上高3位」のため、競合他社は「大和ハウス工業(業界1位)」「積水ハウス(業界2位)」などが該当します。
「リクナビ」のプレエントリー数から競合他社の採用倍率を算出すると、大和ハウス工業は採用倍率が「約60倍」、積水ハウスが約「60倍~80倍」という計算になります。
そのため競合3社とも採用倍率が高いといえます。
一方、住友林業の場合は採用人数が「約100〜200名」ですが、大和ハウス工業や積水ハウスは「約300名」を採用予定とするため、採用人数には差が出ています。
参照・引用ページ
住友林業株式会社の採用情報(初任給/従業員/福利厚生)|リクナビ2024
住友林業の採用大学
住友林業の採用大学は下記に示した通りですが、その内容を踏まえると住友林業の新卒用では学歴フィルターを「設けていない」と予想できます。
<採用大学> 青山学院大学、大阪大学、大阪工業大学、京都大学、京都産業大学、熊本県立大学、慶應義塾大学、神戸大学、國學院大學、駒澤大学、四天王寺大学、芝浦工業大学、中央大学、東京大学、東京女子体育大学、東京都市大学、東京農業大学、東京理科大学、同志社大学、獨協大学、長崎大学、奈良学園大学、早稲田大学 など |
旧帝大・早慶をはじめとした最難関・難関大学から、全国各地の標準~比較的容易な大学まで幅広く採用を行っています。
住友林業の場合は採用人数が競合他社に比べ少なく、採用倍率も高いですが、しっかり学生の人物像や志望度の高さを評価して採用を行っているといえます。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法
参照・引用ページ:
住友林業が求める人材とは?
住友林業の求める人材について、新卒就活サイト「リクナビ」では「本気で考え、本気で行動する人を募集しています。」と記載があります。
また住友林業の人材育成の内容も求める人材を考えるうえでのヒントになると考えられるため、下記で紹介します。
【住友林業の人材育成】
住友林業は、人財育成の基本方針に「自ら学び、本質を考え、行動する社員の育成」と「ノビノビ、イキイキできる職場風土の実現」を掲げ、高い士気と誇りを持つ社員の成長を支援し、自由闊達な社風を醸成することで、経営理念の実現を目指しています。
【人材育成のテーマ(6点)】
- 住友の事業精神に基づく経営理念の理解と習得
- 業務・マネジメントスキルの習得
- 海外人財の育成
- 経営者の育成
- 自由闊達な職場風土の実現
- グループ会社社員の一体感の醸成、人材育成
上記の内容を見ると、求める人材のキーワードになってくる内容として
- 自発的な行動
- リーダーシップ
- 成長意欲
などが挙げられると考えられます。
参照・引用ページ:
住友林業の採用方向性の違いは?
住友林業と、住友林業の競合他社にあたる「飯田グループホールディングス」とを比較して採用の方向性の特徴を考えます。
住友林業の場合は、親会社である住友林業がそのまま新卒採用活動を行っており、また親会社で「木材」を中心に住宅販売や建材・環境系など幅広く事業を行っているため「ジェネラリスト」の視点を持って採用を行うと考えられます。
また飯田グループホールディングスの場合も住宅販売を軸に社会問題の解決のための事業など複数の事業を行います。
しかし「飯田グループホールディングス」自体では採用活動を行わずに、「一建設」「飯田産業」などグループ会社ごとで採用活動を行っている特徴があり、またグループ企業ごとで事業における立ち位置・役割が明確に分担されていることから「スペシャリスト」の育成を前提として採用活動を行っているのではないか、と予想できます。
そのため、飯田グループホールディングスと比較すると住友林業は「ジェネラリスト」の人材確保を目指して採用の方向性として活動を行うと考えます。
参照・引用ページ
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートに記載した内容について、企業の採用担当者が確認したいポイントは主に2つあり、具体的には以下になります。
- 学生のポテンシャル・人物像
- 志望度の高さ
そして上記2点を確認すべく、エントリーシートの題目に「ガクチカ」「志望動機」「キャリアプラン」などを定めてきますが、エントリーシートを作成する際に意識するポイントは「どの設問も精度の高い文章で回答する」という点です。
例えば、
- 学生のポテンシャルは感じられるけど、志望度の高さが感じられない
- 志望度は高そうだけど、学生の特徴がイマイチ伝わってこない…
というように、ある設問に対する回答について最低限のラインを満たせていない文章があると判断された場合は、無条件に選考落ちになってしまう可能性があります。
そのため、特に「なぜこの企業なのか」という点を明確にしながら、エントリーシートの作成に時間をかけていきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
上記ではエントリーシートの内容についてのポイントを紹介しましたが、選考を通過しやすいエントリーシートには共通する「文章構造」が存在し、具体的には以下になります。
- 結論の提示
- 結論に至った理由の記載
- 理由を裏付けるための具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
特に結論を一番最初に述べてから文章を展開していく点が重要です。
これは「結論ファースト」とも言われますが、結論から述べることで読み手側はその後のおおよその話の展開をイメージしながら読んでいくことができるため、要点がしっかり伝わりやすくなります。
通過しやすいエントリーシートに共通する文章構造を踏まえた記載例については、下記の内容を参考にしてみてください。
結論: 住まいを起点とした街づくりを通して人々の暮らしをより豊かにしたいからです。 理由: 私は◯◯での生活を通して、自然と都市が一体化した街に身を置き、心の安らぎを実感しました。 上記の理由を裏付ける具体的エピソード: ◯◯では、全ての住民が心から住みやすいと思える「幸せな暮らし」を追究した結果として、世界から愛される街となった背景があります。 そこで、私は暮らしを支える根幹である「住まい」を起点として街づくりを行い、人々へ幸せな暮らしを届けたいと考えています。 結論: 貴社では、住み継がれる家づくりに注力し、自然と人が共生できるサステナブルな街づくりに取り組んでいます。 この社会や環境に根差した街づくりを掲げる貴社であれば、長く愛されより豊かな暮らしを実現することができる住まいや街をつくることができると考えています。また、このような国内で培ったノウハウを海外に展開することで、世界中で「わが家」を幸せな場所にしたいです。 参照・引用ページ: |
住友林業の価値観やカルチャーをエントリーシートにに取り入れる
住友林業は業界上位に属する企業のため、競合他社である積水ハウスや飯田グループホールディングスなどではなく「なぜ住友林業を志望する?」という点を、住友林業ならではの特徴を踏まえたうえで明確に記載していく必要があります。
そして他社との差別化については、
- 社風
- OB・OG訪問や座談会での社員印象
- ビジネスモデル
- 経営理念・ビジョン
などの要素で考えていくのが1つの手段です。
そして、住友林業のビジネスモデルやビジョンに関する内容で、差別化になりそうなポイントが就活サイト「リクナビ」で紹介されていたため、下記に記載します。
【住友林業の魅力】
- 木の可能性を引き出すサステナブルなビジネスモデル
当社は、「木」を軸として、資源環境事業、木材建材事業、海外住宅・建築・不動産事業、住宅事業、生事業活サービスなど、事業の川上から川下まで幅広く展開しています。CO2を吸収し炭素を固定する機能を持つ再生可能な自然資本としての森林資源を活用した、独自のバリューチェーンを構築し、既存事業のみならず、木造の中大規模建築や環太平洋地域を中心とする海外住宅・不動産事業、木の資源を活かしたバイオマス発電事業などにも注力しています。
- 地球を、快適な住まいとして受け継いでいくために
「木」を軸とした独自のバリューチェーンを持つ当社ならではの脱炭素社会に向けた社会課題の解決に寄与できる役割があります。森林経営から木材加工・流通、木造建築、バイオマス発電までのバリューチェーンを住友林業のウッドサイクルと称し、このサイクルを回すことで、森林のCO2吸収量を増やし、木材の炭素固定を促し、木造建築で長期間にわたり炭素固定することで脱炭素社会へ貢献できます。<森林><木材><建築>の3つの部門において、当社のさらなる成長と社会全体の吸収・固定に貢献する事業を推進します。
住友林業ならではの特徴の1つとして「木材」にこだわったビジネスモデルが挙げられます。
「木材」に強みがあるからこそ、環境問題をはじめとした「社会問題」の解決のための事業を行うことができます。
また事業の川上から川下まですべて自社で展開するなど「ワンストップ」で事業をしている点や、森林事業や建材・資源環境事業など多岐にわたるサービスを展開するなど、「幅広い事業展開」を行う点も特徴の1つといえます。
参照・引用ページ:
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
上記ではエントリーシートの「内容」と「構造」についての重要なポイントについて紹介しましたが、そこまでエントリーシートを手の込んだ内容にしていかないといけない理由の1つに、エントリーシート自体が就活生の「論理的思考力」を確認するためのフローでもあるためです。
論理的に物事を考えていくことは、どの職種で仕事をする場合でも必要なスキルになります。
そのため、例えば
- 結論が分かりにくい
- 内容が浅い
など論理の部分や熱意の部分が欠けていると判断されてしまうと面接に呼ばれない可能性が高くなってしまいます。
企業の人事担当者は、数千~数万名の学生が作成したエントリーシートを読んでいくため「読みやすい」文章を作成していく必要があり、そのためには必ず提出前に
- OB訪問やOG訪問で作成したエントリーシートを持参して添削してもらう
- 大学のキャリアセンターで添削してもらう
などして自分だけでなく「他人」が読んでも読みやすい文章かを、事前に確認するようにしましょう。
過去のエントリーシートの質問内容
住友林業では、新卒採用時に「総合職・事務企画職」の2職種で選考を行っていますが、職種ごとでエントリーシートの出題題目に違いはないと考えられます。
また過去に出題したエントリーシートの題目は以下です。
- 就活の軸
- 自己PR
- 志望動機
- 学生時代に力を注いだこと
- 長所と、長所が発揮された場面
- 短所が自覚された場面
内容はオーソドックスで、他の企業で質問されるような内容が大半です。
一方、自己PRに加えて「強み・弱み」を聞いてくるなど、徹底した自己理解が必要なエントリーシート題目ともいえるため、時間をかけて対策していく必要があります。
以下では、上記の題目の中で肝となる「自己PR」と「志望動機」のついての記載例を紹介します。
参照・引用ページ
過去のエントリーシートの記載例①
- 自己PR
行動力と関係構築力を以て目標を達成することができます。 この強みは高校時代に培われた性格です。 当時素早い発展を実現している◯◯を深く知るという目的から◯◯の現地校への進学を決意しました。 しかし入学当初は◯◯語が全く喋れず、周囲から孤立してしまいました。 そのために◯◯語を学ぶ以外にもアクションを起こしました。 まず基本となるのが接触機会の増加です。 入寮し24時間現地の学生たちと交流を持ちました。 次に、寮で交流を深めた友人を起点に、現地の◯◯チーム、ボランティア活動、学内の◯◯大会に参加し接触する人数を増やしました。 これらの試行錯誤の結果、◯◯に対する理解を深めただけなく、目標の達成に繋がるのならば何でも挑戦してみる行動力、背景の違う人に信頼してもらう関係構築力を培うことができました。 この2つの力は帰国後にも生かされ、大学時代のインタビュー経験やサークルでの新入生獲得などの場面で発揮され、さらに磨かれていきました。 この行動力と関係構築力を生かして、社会に出てもお客様や企業様と関わっていきたいと考えています。 参照・引用ページ: |
ポイント:
以下の順序で文章を展開できている点がポイントです。
- 結論
- 結論を裏付けるエピソード
- 当時の課題
- 解決策
- 課題がどう改善されたか
- 結び
企業は「結論・結び」を把握したいと同時に、「課題に直面したときにどう分析し、克服に努めたか」という内容もかなり重要視しています。
そのため、ガクチカや自己PRは上記の文章を参考にしながら「課題」や「解決策」の部分を特に深掘りして文章作成していくことをオススメします。
過去のエントリーシートの記載例②
- 志望動機
私が貴社を志望する理由は2つあります。 1つ目は、「木と生きる幸福」を貴社で実現したいと考えているためです。 私は幼少期から祖父と過ごす時間が多く、祖父の家のログハウスで感じた安心感は今でも鮮明に覚えています。 この魅力を伝え、国内外で「木と生きる幸福」を実現できるのは貴社だけだと考えています。 2つ目は、バリューチェーン全体に影響力を持ち、産業の発展に貢献したいと考えているためです。 私は、日本の一次産業の発展に貢献したいと考えており、各企業の取り組みを点だとすると、その点と点を繋ぐ存在がいないことが原因だと考えています。 そのため、山林の管理からハウスメーカーとしての役割など、川上から川下まで事業を展開する貴社だからこそできる林業への貢献があると考えています。 参照・引用ページ: |
ポイント:
結論から話ができているなど「文章構造」も参考になりますが、加えて住友林業ならではの特徴をしっかりと交えながら志望動機を述べられている点もポイントです。
具体的には以下の内容です。
- 「木と生きる幸福」を実現できるのは貴社だけ
- 川上から川下まで事業を展開する
また上記の住友林業の特徴に共感できる「経験」や「価値観」をしっかりと述べることが出来ているため、とても分かりやすい文章といえます。
まとめ
本記事では、「住友林業のエントリーシートの対策法を徹底解説」というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。
採用倍率が高く人気企業ですが、学歴フィルターはないため準備を徹底できた学生ほど内定のチャンスがあるといえます。
また事業内容も住宅関連に加えて、脱炭素社会のための事業など「社会的意義」が感じられる、やりがいのある仕事に携わることもできるため大変魅力的です。
エントリーシートでいかに他の学生と差をつけられるかがポイントになるため、住友林業を目指す学生はぜひ本記事を参考にしながらエントリーシートを作成してみてください!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ