一次面接で落ちるのはやばい?一次面接で見られるポイントや改善点をご紹介
2023年12月30日更新
はじめに
就職活動において一次面接は第一関門とも言える重要なものです。
一次面接で落ちてしまうとその後の選考に進めず、内定を獲得するのが難しくなります。
では、一次面接で落ちるのは本当に「やばい」のでしょうか?
結論から言うと一次面接で落ちたからといって、必ずしも「やばい」わけではありません。
企業との相性や就活生の熱意やポテンシャルが合わなかった場合、落ちてしまうことはあります。
しかし、一次面接で落ちたとしても改善点を見直すことで次の選考に活かすことができます。
そこで本記事では一次面接で見られるポイントや改善点をご紹介します。一次面接で落ちてしまった方は、ぜひ参考にしてみてください。
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面接の合格率
面接の合格率は下記のようになっています。
- 一次面接:20~30%
- 二次面接~最終面接前:企業ごとに異なる
- 最終面接:50%
なお、一次面接と最終面接も企業によっては割合が大きく変わり得ます。
しかし、一般的な大企業では上記のように最初は合格率が低く、最終面接は半分となっている可能性が高いです。
そして、一次面接は合格率が低いことからも落ちてもやばいわけではありません。
一次面接に落ちても落胆しすぎないようにしておきましょう。
一次面接の特徴
一次面接には下記のような特徴があります。
若手社員が面接官であることが多い
一次面接では若手社員が面接官を務めることが多いです。
これは、企業側が応募者の人柄やコミュニケーション能力を直接見極めたいと考えるためです。
若手社員は社会人としての経験が浅いため、難しい質問をしたり突っ込んだ質問をしたりすることができません。
そのため、一次面接では基本的な質問が多くなります。
また、自分と近い世代の応募者と接することで企業の雰囲気や社風をより理解しやすくなります。
実際に教えてもらう相手が面接官であることが多いため、雰囲気はこの時点で知っておきましょう。
基本的な質問が多い
一次面接では以下の質問がよく聞かれます。
- 自己紹介
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- 入社後にやりたいこと
これらの質問は応募者の人柄やコミュニケーション能力、企業への理解度など基本的なことを判断するために聞かれます。
一次面接ではこれらの質問に対して簡潔にわかりやすく答えることが大切です。
また、具体的なエピソードや数字を交えて答えることで自分の強みやスキルをアピールすることができます。
集団面接である事が多い
一次面接は人数の都合上、集団面接であることが多いです。
集団面接では他の応募者と同時に面接を受けるため緊張するかもしれません。
しかし、そのような場でも自分の意見をしっかりと伝えることが大切です。
集団面接では以下の点に注意しましょう。
- 声の大きさや明瞭さに気を付ける
- 話すスピードを適切に調整する
- 他の応募者の話を遮らない
- 積極的に質問する
一次面接でみられるポイント
一次面接は他の面接フェーズとは異なる特徴を持っています。
では、どのような特徴を持っているのか確認してみましょう。
基本的なビジネスマナー
一次面接ではまず第一印象が重視されます。そのため、身だしなみや言葉遣い、挨拶など基本的なビジネスマナーを身につけることが大切です。
具体的には下記のような点が見られます。
- 清潔感のある服装と身だしなみ
- 明るい笑顔と元気な挨拶
- 時間に遅れない
- 言葉遣いや敬語を正しく使う
- 聞き上手であること
基本的なビジネスマナーは就職活動だけでなく社会人になってからも必要なものです。
しっかりと身につけて面接官に好印象を与えましょう。
コミュニケーション能力
一次面接ではコミュニケーション能力も重要なポイントです。
面接官との会話の中で自分の考えや意見を明確に伝えられるかどうかが評価されます。
具体的には下記の点が見られている可能性が高いです。
- 面接官の質問にしっかりと受け答えをする
- 自分の考えや意見を具体的なエピソードや数字などを交えて伝える
- 面接官の質問の意図を理解し的確に答える
コミュニケーション能力はその後の面接や入社後にも必要なものであるため、どのような業界に進むうえでも重視して身に着けていきましょう。
入社意欲
一次面接では入社意欲も重要なポイントです。
入社意欲が低い学生を次の面接に進めても、次の面接で良い評価は受けにくい、内定を出しても辞退される、などデメリットが多く出てきます。
そのため、一次面接であっても入社意欲は伝えていくことが必要です。
ただし、近年のトレンドとして入社意欲を聞かない会社も増えてきているようです。
一次面接で落ちてしまう代表的な原因
一次面接で落ちてしまう原因は大きく分けて以下の4つが挙げられます。
①清潔感がない
清潔感のない服装や身だしなみは第一印象を大きく損なうため、一次面接で落ちてしまう原因の一つです。
清潔感のある服装や身だしなみを身につけることで面接官に好印象を与えることができます。
具体的には以下の点に注意しましょう。
- 清潔感のある服装を着用する
- 髪型や髭などを整える
- メイクを適度に行う
- 身だしなみに気を付ける
また、面接当日は前日までに服装や身だしなみをチェックしておきましょう。
②会話が成立しない
面接官の質問に対して明確に答えられない、話が長すぎる、一方的に話すなど会話が成立しないことも一次面接で落ちてしまう原因となります。
面接官の質問の意図を理解し、簡潔かつ具体的に答えられるように練習しておきましょう。
こちらは自分では把握することが難しいため、第三者の意見も聞くことが重要です。
③入社意欲が感じられない
なぜその企業に入社したいのか、入社後にどのような仕事をしたいのか、などを具体的に伝えることができないと入社意欲が感じられないと思われ、一次面接で落ちてしまう原因となります。
企業研究を十分に行い、企業への理解を深めることで入社意欲をアピールすることが可能です。
なお、企業研究については下記の記事をぜひご確認ください。
④ESと面接で一貫性がない
ESと面接で伝える内容に一貫性がないことも一次面接で落ちてしまう原因となります。
例えば、ESでは社交的なエピソードを書いているのに、面接では人と関わらないような仕事が好きと答えるようにです。
ESに書いた内容を面接でもしっかりと伝えられるように事前に準備しておきましょう。
こちらも自分では意外と気が付かないことが多いです。
一次面接でよく聞かれる質問
一次面接では下記のような質問が聞かれることが多いです。
その他の質問がされることもありますが、下記のものはほとんどの場合で聞かれるため、事前にどのように答えるのかを考えておきましょう。
自己紹介
面接官があなたのことを知るために聞かれる質問です。
氏名、出身大学、学部、志望職種、学生時代に力を入れたことなどを簡潔に伝えましょう。
自己紹介は下記のように答える就活生が多いです。
この際、長くも短くもなりすぎないようにすることが重要です。
以下例文になります。
「〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。学生時代には〇〇サークルに所属し、〇〇の活動に力を入れていました。その経験から〇〇のスキルを身につけることができました。貴社を志望したのは〇〇の事業内容や〇〇の経営理念に共感したためです。入社後は〇〇の仕事をしたいと考えております。よろしくお願いいたします」
この例では氏名、出身大学、学部、志望職種、学生時代に力を入れたことを簡潔に伝えています。
また、学生時代に力を入れたことで身につけたスキルをアピールし、志望動機と結びつけて話しています。
この例をそのまま使う必要はありませんが、ぜひご参考ください。
自己PR
あなたの強みやスキルをアピールする質問です。
具体的なエピソードや数字を交えて自分の強みがどのように活かせるのかをアピールしましょう。
また、ESに自己PRに概要する項目があった場合はそのエピソードと同じもしくはリンクしているものを話すことが好ましいです。
また、自己紹介でIko PRを簡潔にしている場合は面接官からの質問で自己PRNい入ることも少なくありません。
志望動機
なぜその企業に入社したいのかをアピールする重要な質問です。
企業の事業内容や経営理念、社風などを理解した上で、自分の強みやスキルを活かしてどのように貢献していきたいのかを具体的に伝えましょう。
志望動機に深みを持たせるためには入念な企業研究もしくはインターンや会社説明会への参加などが必要です。
インターンについては下記の記事のなかから自分に合っているものをご確認ください。
以下参照サイトになります。
逆質問
面接官に質問をする質問です。
面接官の考えや企業の魅力を理解するために事前に質問をいくつか考えておきましょう。
逆質問の例としては下記のようなものがあります。
「貴社の〇〇事業は、今後どのように展開していくのでしょうか。」
この例では企業の今後の事業内容について質問しています。
つまり、事業に興味があることと将来的な観点も持っていると伝えることが可能です。
また、面接官の考えを引き出すような質問をすることで企業の魅力を理解することができます。
逆質問に関しては個人的に気になっている事でも良いですが、アピールできるようなものであるとなお良い印象を与えることが可能です。
面接後の反省の仕方
面接後の反省の仕方は時期によって異なります。
それぞれの時期でおこなうべき反省方法は下記のとおりです。
面接直後の反省
面接が終わった直後はまだ記憶が鮮明なため、その場で反省をするのがおすすめです。
面接官の表情や言葉遣い、自分の回答内容などを思い出しながら以下のような点に注意して反省しましょう。
- 基本的なビジネスマナーは守れていたか
- コミュニケーション能力は十分に発揮できていたか
- 志望動機や自己PRは企業や業界に合っていたか
- 面接官の質問には的確に答えることができたか
面接直後の反省をすることで、次回の面接に向けて具体的な改善点や対策を立てることができます。
面接後1週間以内の反省
面接後1週間以内は面接の記憶がまだ鮮明なうちに改めて時間をかけて反省しましょう。
その際は、面接官の立場になって自分の回答内容を客観的に評価することが大切です。
面接後1週間以内の反省では以下のような点に注意して反省しましょう。
- 自分の回答内容は面接官の求めていた回答だったか
- 回答内容は具体的で説得力があったか
- 回答内容は自分の強みやスキルをアピールできていたか
- 回答内容は企業や業界の理解度を示すものだったか
面接後1週間以内に反省をすることで自分の回答内容の改善点や次回の面接で意識すべきポイントを明確にすることができます。
面接後1ヶ月以内の反省
面接後1ヶ月以内は面接の全体的な振り返りを行いましょう。
その際は面接の雰囲気や、面接官の反応なども思い出しながら以下のような点に注意して反省しましょう。
- 面接の雰囲気は、自分の志望度や入社意欲をアピールできていたか
- 面接官の反応は、自分の回答内容に対して、好意的なものだったか
- 面接を通して、企業や業界に対する理解が深まったか**
面接後1ヶ月以内の反省をすることで面接全体の印象や自分のアピール方法を改善するヒントを得ることができます。
また、しばらく経った後で振り返ると新たな発見が見つかることも少なくありません。
一次面接の合格率を上げるには
一次面接の合格率を上げるには下記のようなことに注意しておきましょう。
第三者から面接での態度を確認してもらう
面接の練習をする際には第三者から面接での態度を確認してもらうのが効果的です。
第三者から客観的な意見をもらうことで自分の課題や改善点を見つけることができます。
具体的には友人や家族、就活エージェントの担当者などに面接の練習を見てもらいましょう。
友人や家族にお願いする場合には面接官役をしてもらうとより実践的な練習になります。
就活エージェントにお願いする場合には面接官の視点からアドバイスをもらうことができます。
第三者から面接での態度を確認してもらうことで以下の点に気づくことができるでしょう。
- 姿勢や表情など、見た目の印象
- 声の大きさや明瞭さ
- 話すスピードや間の取り方
- 質問への答え方
- 面接官とのコミュニケーション
これらの点を確認し、改善することで面接での印象を良くすることができます。
企業研究を十分に行う
企業研究を十分に行い、企業の事業内容や経営理念、社風などを理解しましょう。
企業への理解を深めることで志望動機や自己PRをより具体的に伝えることができます。
特に、第一志望群である企業に関しては企業研究はこれ以上できないと感じるまでおこなうことがおすすめです。
自分の強みやスキルを明確にする
自分の強みやスキルを明確にし、それをどのように活かして企業に貢献していきたいのかを具体的に考えましょう。
また、具体的なエピソードや数字を交えて自分の強みやスキルをアピールすることも効果的です。
面接の練習を重ねる
面接官の質問に対して明確に答えられるように練習を重ねましょう。
また、面接の流れやマナーなども確認しておくことがおすすめです。
いきなり第一志望の会社の選考に進むと失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。
まずはある程度の志望の企業の選考に進めていきましょう。
数をこなして緊張しすぎないようにする
一次面接を複数受けることで緊張しすぎないようにすることができます。
また、複数の面接を受けて自分の強みや弱み、面接の傾向などを把握することもできます。
失敗してしまう原因が緊張である場合におすすめです。
就活エージェントに登録する
就活エージェントを利用することで面接対策や企業研究のサポートを受けることができます。
また、就活エージェントを通じて一次面接の練習をすることも可能です。
現在ではさまざまな就活エージェントがあるため、それぞれの特徴を知ったうえで自分が利用すべき就活エージェントを利用していきましょう。
逆オファーサイトを利用する
従来の就職活動では企業の情報を収集し、自分に合った企業を選ぶ必要があります。
しかし、逆オファーサイトでは企業側からアプローチを受けるため、企業側から選ばれた企業とマッチ度が高いことが期待できます。
そのため、入社後のミスマッチを防ぐことができ、一次面接の合格率を高めることが可能です。
逆オファーサイトには下記のようなものがあります。
- OfferBox
- キミスカ
- dodaキャンパス
- iroots
まとめ
一次面接は就職活動の第一関門であり、その後の選考に大きく影響します。
もし、すべての企業で一次面接で落ちてしまうと内定を獲得することはできません。
そこで、一次面接で合格を勝ち取るためには企業研究を十分に行い、自分の強みやスキルを明確にし、面接の練習をしっかりと行うことが大切です。
就職活動は、自分を成長させるチャンスです。
しっかりと準備をして、第一関門を突破しましょう。