【企業研究】 株式会社フルアウトの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年11月30日更新
会社概要
株式会社フルアウトは東京都渋谷区に本社を置く、Web広告運用などインターネットに特化したマーケティングコンサルティングをおこなっている企業です。
主な事業としては顧客企業のWeb広告の運用サポートをおこなっており、業種としては広告事業、主に広告代理店のような扱いとなります。
2013年に創立したベンチャー企業で、スピード感があり、全工程を一貫してサポートする対応範囲の広さが特徴として挙げられます。
新規カスタマーをいかに獲得するかを軸に顧客企業のLPOやプロモーション、記事製作、CRMに至るまで全てを一貫して自社でサポートしているため、お問い合わせからおよそ1か月で運用が開始されるスピード感には目を見張るものがあります。
また、これから成長が期待されるベンチャー企業に送られる「ベストベンチャー100」にも5年連続して選出されており、成長の伸びや今後の躍進が期待できる企業です。
今回は株式会社フルアウトの企業研究をおこなうための対策や社風、求める人物像を紹介していきます。
就活をおこなう際は、ぜひこの記事を参考にしてください。
事業内容
フルアウトはアドテクノロジー事業に主軸を置いて展開しています。
アドテクノロジーとは、広告技術の総称で、デジタル広告の効果的な計画、実施、最適化を支援する技術のことを指し、「アドテク」や「アドテック」などとも呼ばれます。
以下に、フルアウトのおこなっているアドテクノロジー事業の主な側面を分かりやすく説明します。
①ターゲティングの設計・構築
広告主が特定のターゲットに広告を配信するために配信先のプラットフォームや配信時間などターゲティング設計をおこなっています。
プラットフォームとは、Webサイト・ソーシャルメディア・アプリなど広告を表示するための場所を指し、フルアウトは、広告主ごとにターゲットに届きやすいプラットフォームを幅広いプラットフォームの中から選定しています。
また、配信時間では何時に配信するのが最もターゲットに届きやすいかを検討し、配信目的と合致する時間を選定しています。
②広告制作代行
フルアウトでは、広告制作を代行しています。
ひとえに広告といっても、バナー広告や記事広告、動画広告などさまざまな種類があるため、各分野のプロフェッショナルによって、広告主ごとに希望の広告、最も効果的に宣伝できる広告を検討し制作しているのが特徴です。
④データ解析と広告クリエイティブの最適化
運用後は、クリック数、変換率、収益などのデータや、ユーザーの行動履歴を分析して、広告主がキャンペーンの成果を理解し、改善できるようにサポートします。
さらに解析したデータをもとに、PDCA サイクルを回して最適な広告配信へと広告主を導いていきます。
フルアウトのアドテクノロジー事業は、Web広告業界において、広告主がより効果的に広告を計画し、配信し、最適化するための技術的な基盤を提供しています。
その他事業
フルアウトはアドテクノロジー事業のほかに、Lemon8 というライフスタイル情報アプリのMCN事業をおこなっています。
Lemon8は、TikTokの姉妹アプリで、ライフスタイル情報に特化したプラットフォームとなっているのが特徴のアプリです。
また、MCN事業とは、活動しているクリエイターと提携を結び、コンテンツ作成などの活動支援をおこなう事業のことを指します。
MCN事業を展開している有名企業は、YouTubeのMCN事業を展開しているUUUMが挙げられます。
フルアウトでは「Lemon8」のクリエイターに特化して、高いクオリティのコンテンツを制作できるよう全面的にサポートをおこなっています。
また、YouTubeや他のSNSで既に活動している著名なインフルエンサーに対して、Lemon8アカウントの開設やLemon8クリエイターとしての活動ができるよう、リクルーティングや支援活動を継続しておこなっており、Lemon8の活性化に貢献しています。
なお、現在確認できる情報では、提携しているクリエイターは5名と少数ですが、5名の総フォロワーは1,000,000万人を超えるなど、MCN事業でも大きな実績を上げていることが伺えます。
新卒選考フロー
インターネット上にて、新卒採用の選考フローが掲載されていなかったため、今回は中途採用のフローをご紹介します。
新卒情報が不足している理由としてはベンチャー企業という点が挙げられます。
新卒採用自体はおこなっている情報が確認できたため、新卒にフォーカスをあてて独立した採用基準を持っているわけではないと想定され、おそらく中途採用と同様の選考フローとなることが予想されます。
▼中途採用者の選考フロー
①応募 |
※カジュアル面談(wantedlyからの応募のみ) |
②個別面接 |
③最終面接 |
④内定 |
①応募
応募は「wantedly」や「Green」「indeed」など掲載している求人媒体からおこないます。
なお、「wantedly」から応募した場合は、面接前にカジュアル面談を実施しているため、インターネット上ではあまり確認できない株式会社フルアウトの生の声を社員を通して聞くことができます。
そのため、入社を検討している方は、「wantedly」から応募して、まずはカジュアル面談の場を利用して情報収集をおこなうのがおすすめです。
②個別面接
個別面接は、複数回実施することもあります。
一次面接はWeb面接が可能ですが、二次面接以降は対面面接が必須となっています。
インターネット上では、二次面接の後に最終面接があったという情報があり、一次面接、二次面接の後に最終面接という流れが主流となっていることが予想されます。
なお、一次面接から代表取締役が対応することもあるそうですので、Web面接だからといって気を抜かないようにしましょう。
インターネット上の情報から確認できた面接で想定される質問は下記のものです。
【面接想定質問】
- 志望動機
- 入社したらやりたい仕事
- 業務のためにプライドを捨てられるか
- 逆質問
面接では、「業務のためにプライドを捨てられるか」など、広告業界に夢を見せることなく、これから身を置く環境を含めた質問を複数聞かれます。
そのため、自分が将来どうなりたいのか、なぜフルアウトを選んだのかなど、なりたい自分から逆算したロードマップを明確にしてから面接を受けるとスムーズに回答できます。
③最終面接
最終面接では役員や代表との面接がおこなわれます。
こちらは対面面接で想定質問は一次面接・二次面接と同様です。
やはりベンチャー企業というだけあり、熱意がある意欲的な社員を求めていることが予想されるため、仕事に対する貪欲な姿勢が評価されるということを意識して質問・回答を想定しておくと良いでしょう。
④内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
(引用:株式会社フルアウト-求人|Green)
社風
フルアウトの社風として、各々が担当している分野のプロフェッショナルとなり、チームで売上実績を上げることを主軸に据えている「成長意欲」と「業務連携」が重要視されてます。
そのため、勤務評価の際はチームでの売上実績も含まれます。
フルアウトでは、Web広告の運用サポートを一貫して請け負っていることもあり「広告運用」「LPO」「制作」など分野ごとに担当作業が分割されます。
社員数が37人と少ないなかで作業が分割されることで、個人に任される裁量権がとても大きいのが特徴です。
そのため、各々が担当を任された分野にて責任感のある業務をおこない、チームの業績として紡いでいくことが求められています。
なお、業務風景としては、オフィスはワンフロアで仕切りがなく、BGMを流しながら業務をおこなっているため、明るくフランクな雰囲気で業務を進行できる環境が整っています。
しかし、各々が担当業務に忙しいため余計な会話は少なく、プライベートな会話などはあまりないようです。
求める人材
フルアウトでは求める人物像として下記のものを公表しています。
どんなバックグラウンドを持つ人材でも活躍可能
フルアウトでは、年齢・国籍・Web広告に関する知識などを問わず、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが、それぞれの個性を活かして業務をおこなっています。
採用活動に際しても、知識、技術の有無は問わず、「妥協なく全力でやり切る」フルアウトの文化に共感できる仲間を求めています。
また、社員の平均年齢は25歳と若手が多いのが特徴です。
本人の意思次第では新卒1年目から多くの業務に挑戦できます。
とにかく早く動き変化に柔軟に対応できる人材
インターネット広告市場はとにかく変化のスピードが早い市場です。
それらの変化にいち早く対応することで継続的に利益を上げてクライアントに貢献できると考えているため、組織としても個人としても、柔軟に変化できる人材に価値を見出しています。
目標に向かって進み続けられるメンバー
メンバーは高い目標を掲げており、目標に向かい日々精進しています。
企業として成長するためには各個人の成長が重要な要素となるため、過去の栄光や失敗に固執せず、常に上を目指し続けられる人材は価値があると考えています。
また目標達成のために、ただ自分の知識や経験を積み重ねるだけでなく、コミュニケーションを大切にし、仲間の強みや挑戦機会などフルアウトだからこそ得られる経験を活かして自分を高めていける人材を求めています。
失敗を恐れないチャレンジ精神
フルアウトでは大小問わず、誰もやったことのないことに挑む姿勢を重要視しています。
最初から「できない」と決めつけるのではなく、できる理由を愚直に探し挑戦し続ける人だけが活躍できると考えており、もし失敗したとしても失敗から学びを得て、改めて新しいことに挑戦する際は同じ轍を踏まないようにできる、そんな失敗を恐れない人材を求めています。
上記をまとめると下記のような人物が求められていることが分かります。
- フルアウトの「妥協なく全力でやり切る」文化に共感できる人材
- フットワークが軽く、変化に柔軟に対応できる人材
- 向上心が高く、常に挑戦できる人材
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
Web広告マーケティング業界のなかでフルアウトの立ち位置をご紹介します。
フルアウトはベンチャー企業ということもあり、業界での立ち位置としては挑戦者という立ち位置となります。
そのため、売上高や就職偏差値・難易度を参照し他社と比較してみると売り上げや年収面では劣る部分があります。
しかし、社員数が37名と他社では考えられないほど少人数のなかで大きな売り上げを出していることから、今後の躍進が期待される企業であることが分かります。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
フルアウト | 1億円 | 437万円 | – | 成長意欲・業務連携を重要視する社風 |
AdOps | 2.1億円 | 600万円 | – | 数字絶対主義な社風 |
電通東日本 | 566億6,000万円 | 809万円 | 61.7 | チャレンジ精神を重視する社風 |
サイバーエージェント | 7202億0700万円 | 817万円 | 58.9 | 仕事と向き合う事を大切にする社風 |
採用実績
株式会社フルアウトの採用大学や採用人数についての情報はインターネット上に確認できませんでした。
確認したところ採用活動自体は継続しておこなっており、求める人物像に該当する人材を新卒・中途問わず、適宜採用しているようです。
株式会社フルアウトの入社を検討している方は、まずは応募を含めて問い合わせてみることをおすすめします。
まとめ
株式会社フルアウトは、Web広告運用などインターネットに特化したマーケティングコンサルティングを一貫しておこなっているWeb広告代理店です。
これからの成長が期待できるベンチャー企業に贈られるベストベンチャー100に5年連続ノミネートされており、今後もさらに飛躍していくことが期待されます。
個人の裁量権の大きいベンチャー企業ということもあり、自身のキャリア構成として大きな成長につながる企業となっているため、自己成長を求めている・新卒から裁量権の大きい仕事をしたいという方は、この記事を参考にして企業研究に励んでみてください。