【企業研究】バリューコマースの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】バリューコマースの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年11月27日更新

はじめに

バリューコマースは、パフォーマンスマーケティング会社と知られており、アフェリエイト事業のパイオニアとして、圧倒的な認知度がある企業です。また、ECソリューションズ事業にも力を入れており、日本で初めてアフィリエイト広告を展開させました。アフィリエイト事業もECソリューションズ事業も並行して注力し、パフォーマンスマーケティング会社として、日本一になることを目標としています。

ソフトバンクグループ傘下でZホールディングスグループの一員であり、Yahoo!ショッピングなど、グループ内のEコマースの販促支援を事業として行っています。何事も「なぜ」を繰り返す姿勢こそが、企業の成長の秘密だといえます。

今回はそんなバリューコマースの企業研究を行うための対策や社風、求める人物像をご紹介していきます。

就活を行う際は、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

また、ネット広告以外の業界については、以下の記事で概観しています。ぜひご覧ください!

【業界研究ガイド】業界一覧

 

事業内容

バリューコマースは、コマース事業者のパフォーマンス最大化のため、集客〜顧客維持までのトータルソリューションを提供しています。

 

一般の広告は効果が不透明であるのに対して、明確に売上貢献に寄与しているその例が、バリューコマースで一番長く展開している成果報酬型広告のアフィリエイトです。

 

パフォーマンスマーケティングを「予算をかけていただいたなら、しっかり売り上げという結果でお返しする」と定義して、お客様の利益を追求していくことを事業を通して約束しています。

 

下記が主な事業内容となります。

 

①マーケティングソリューションズ事業

 

アフィリエイトマーケティングサービスの基幹となるシステムを自社で開発しています。広告主とアフィリエイトサイトが提携ネットワークを構築し、広告の配信から成果の確定、支払いを行うまでの一連の仕組みを提供しています。

 

・アフィリエイト


広告主の商品やサービスを広告掲載メディア上で消費者に紹介して、消費者が実際に購⼊または申し込みをした場合に、広告費⽤が発⽣する成果報酬型の広告商品です。

広告掲載メディアの記事の中で、商品やサービスの良さをアピールします。

費用対効果の高い重要な販売チャネルで、これら一連のシステムの運営や管理、そしてトラッキングを可能にしています。

 

②ECソリューションズ事業

 

・STOREʼs R∞(ストアーズ・アールエイト)


オンラインモールのユーザーに対して、顧客属性に応じた最適なクーポンなどを表⽰して、商品購⼊を促すツールです。顧客の状況に合った情報を配信して、新規顧客の獲得や顧客ロイヤリティの向上を実現している、オンラインモールのストア向けCRMツールです。

また、一度選ぶと自動で繰り返し配信する機能もあり、このサービスを活用することで売上アップを目指すことができます。

・StoreMatch(ストアマッチ)


Yahoo!ショッピングなどのオンラインモール上に掲載されている、運⽤型広告商品です。ユーザーが商品検索をした際に、検索語に関連した商品を表⽰したり、ユーザーの商品探索過程でニーズに合致した商品を提供し、ストアページに集客します。このサービスを活用することでストアは、アクセス数を増やし、さらなる売上アップを目指せます。

また、メーカーはストアを横断して自社商品を探す顧客に効率的にアプローチすることができ、効率よく広告を運用することができます。


・B-Space(ビースペース)


オンラインモールのストアサイトを簡単にリッチ化できるツールで、手間をかけずに⼈気ストアと同様の演出が可能です。

例えば、おすすめ商品やランキング、キャンペーンバナーなどを設置することができます。また、レビューや購入情報をリアルタイムに表示することもできます。さらに、自社サイトを簡単に開設でき、ストアサイトと商品管理、在庫管理や配送管理などを一括管理するツールも提供しています。

新卒選考フロー

バリューコマースの選考は、下記の通りベーシックな選考フローとなっています。

企業研究だけではなく、業界研究も併せて行い設問に的確に答えられるよう、準備しておきましょう。また、選考フローの詳細は変更になる場合があります。それゆえ、事前にメールやマイページから確認してください。

 

①エントリーシート提出

 

エントリーシートは下記の内容を問われます。

自身の学生時代のエピソードや具体例などを、文字数以内に簡潔にまとめましょう。

 

・バリューコマースを志望する理由

・自己PRやガクチカ

・学生時代に学業やゼミ、研究室で取り組んだこと

 

②適性検査

 

適性検査は、SPI方式で行われます。科目は能力検査である言語と非言語、性格検査です。

SPIは、たくさんの応募者の中から面接選考に進む人を絞り込むことが目的として行われます。

 

各科目の内容は下記の通りです。

 

⚫︎言語

 

国語の理解力を問うテストです。

文章を理解して、論理的に考える能力が必要となります。小中学校で習ったものが多く出題されるため、難易度は高くありません。

問題数が非常に多く、時間切れになる人が多いため、スピーディーに回答できるように準備しましょう。能力検査は、30分で30~40問を解いていきます。

 

⚫︎非言語

 

数学の基本的な計算問題が出題されます。

 

・分数の計算

・分割払いの問題

・仕事算

・割合

・速さ、距離、時間の計算

・割引計算

・金銭貸借問題

・集合

・確率問題

・推論

 

⚫︎性格診断

 

行動的側面

・意欲的側面

・情緒的側面

・社会関係的側面

・ライスケール

 

2択形式で出題され、40分で200〜300問を解いていくテストです。性格診断には正解はなく、各々が思う回答を選択します。設問数が多いため、時間内に解くにはスピーディーな回答が求められます。

 

④面接複数回

 

各面接は、オンライン上で行われ、学生1人、面接官1人で行われます。所有時間は約1時間程度です。個人差はありますが、当日中に選考結果が届く場合もあります。

また、イレギュラーでグループディスカッションが行われるパターンもあります。

 

面接は主にエントリーシートに沿った内容で進められます。問われるのは、自己紹介や自己PR、ガクチカや志望動機などスタンダードな設問がメインです。事前に自己分析と企業研究を実施し、明確な回答を用意しておきましょう。

また、以下のような内容も問われる場合があります。

 

・アフィリエイトに興味があるか

・なぜこの業界なのか

・入社後、チャレンジしたいことはあるか

・入社後のキャリアプラン

・外国語は話せるかどうか

・パソコンはどのメーカーを使っているか

 

最終面接は、役員が面接官を務めます。

面接回数を重ねるごとに、エントリーシートや前回の面接で問われた内容を深掘りされるほか、学生時代に頑張ったエピソードや、結果を残したことなど自身の経験やエピソードも具体的に答えられるようにしておきましょう。

 

⑤内々定

 

複数回のプロセスを突破して、無事内定が決まります。エントリーから内々定まではおおよそ1カ月半程度の期間を有します。

内々定が決まった数日後に社員と人事担当者と話をする座談会が開かれます。その際に今後に関して疑問点や不明点などがあれば、遠慮なく質問できます。

 

社風

バリューコマースは、自律を尊重した組織づくりを続けるなかで、人事評価制度にも力を入れている社風です。

入社2~3年目で先輩の成績を追い抜く社員が増えており、新卒入社7年目にして部長格という、最年少記録を更新する抜擢社員もいます。

主体的に意思表示し、自己主張ができる社員ほど成長機会を得られる環境です。年次も性別も国籍も一切関係なく、公正な評価がなされる組織を目指し、日々研磨しています。

さらにバリューコマースでは、出社とテレワークを選択できるブレンドワークを推奨しています。自由な働き方の中にも、責任を持って業務に取り組めるよう、多様な働き方を導入しているのもバリューコマースの独特な社風です。

社員一人ひとりが自らの可能性を広げ、主体的に成長していける社内環境の整備が重要だと捉えています。社員とのパートナーシップは勿論、クライアントやメディアパートナーの方々とのリレーションシップがなければ、力強い企業前進は期待できません。そのため、社員がそれぞれに合った働き方ができ、ワークライフバランスを整えられるよう日々社内制度の見直しを行っています。

 

求める人材

1.追求心:課題に対して最後まで論理的に突き詰めることができる人。

 

 2.挑戦:トライ&エラーを繰り返しチャレンジし続ける持久力や忍耐がある人、既存の枠組みを打ち破るような挑戦をしたい人

 

 3.探究心:自ら継続的に学ぶ探求心を持って

技術を高めたいと思っている人

 

 4.当事者意識:組織の成果に対して当事者意識を持ち前向きに取り組める人

 

バリューコマースの大切にしているカルチャーである、「とりあえずやってみる、完璧じゃなくていい」に倣い、それぞれの探究心や追求心、チャレンジ精神を持つ人を求めています。また、昨年度の求人採用のポイントは「出る杭」でした。これは、大人しく空気を読んでいては変化を起こせず、成果が伴なう必要があるためです。それゆえ常識を破り、覆すような人材が求められていました。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

バリューコマースのネット広告業界の中での立ち位置をご紹介します。売上高や就職偏差値・難易度を参照し競合他社と比較すると、バリューコマースは、日本を代表するトップレベルの企業だということがわかります。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

 

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

会社名売上高(2022年)平均年収就職偏差値社風
バリューコマース357億円596万円55自律を尊重した組織づくりを続けるなかで、人事評価制度にも力を入れている社風
ファンコミュニケーションズ9億4,237万円500万円59年齢や役職関係なくそれぞれが意見やアイデアを積極的に出していける社風
株式会社ネットマーケティング13億1,200万円535万円61チャレンジする機会が多くチャンスを後押しする社風
GMOアドパートナーズ株式会社126億円522万円63働きやすい環境を提供し、やる気と能力がフルに発揮できる社風

 

採用大学

バリューコマースは、国公立大学や有名私立大学だけではなく、中堅大学などを含めた幅広い大学から採用している実績があります。

そのため、学歴フィルターはないと考えられます。

 

<大学院> 

中央大学、日本大学、東京都市大学、東北大学、大阪工業大学、筑波大学、東京工業大学、東京理科大学、大阪大学

 

<大学> 

早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、横浜国立大学、神奈川大学、筑波大学、首都大学東京、埼玉大学、静岡大学、大阪市立大学、岩手県立大学、会津大学、広島大学、広島市立大学、東京学芸大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、近畿大学、京都産業大学、同志社女子大学、フェリス女学院大学、聖心女子大学、日本女子大学、東京女子大学、京都女子大学、桜美林大学、國學院大學、成蹊大学、獨協大学、武蔵大学、武蔵野大学、東京経済大学、東京理科大学、東京電機大学、名古屋学芸大学、九州産業大学、帝京大学、東京未来大学、成城大学、創価大学、工学院大学、東京都市大学、東京農工大学、兵庫県立大学、東北学院大学、長崎大学、神戸女学院大学、桃山学院大学、東北大学、大正大学、産業能率大学、広島修道大学、名古屋大学

 

引用:マイナビ2024

 

まとめ

今回はバリューコマースの企業研究についてご紹介しました。企業研究や業界研究は徹底して行い、バリューコマースの経営理念やビジョン、社風を理解して就活に挑んでください。自己分析も行って、自身が経験したエピソードや経歴を明確に答えられるよう、準備しておきましょう。また各面接時は、自身の魅力や事業や業界に対しての熱い想いを最大限に活かしながら、取り組んでみてください。

 

ぜひこの記事を参考に、頑張ってください。