【企業研究】アイモバイルの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年11月24日更新
はじめに
アイモバイル株式会社は、インターネット広告事業を主軸とする企業であり、本社は東京都渋谷区桜丘町です。
業種はサービス業であり、アフィリエイト、リスティング広告のネットワーク関連事業やふるさと納税推進サイト(有名な「ふるなび」)など幅広く事業展開しています。
サービス業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
事業内容
事業内容は多種に及びます。
インターネット広告事業
・アドネットワーク
広告配信ネットワークを運営しており、メディア(Webサイトやスマホアプリなど)に対して広告枠を配信し、クリック回数に応じた収益を渡すサービスです。
・動画広告、アフィリエイト
アフィリエイトとは「成果報酬型の広告配信サービス」のことで、Webサイトに掲載した広告から商品やサービスが購入された場合に、成果に応じて報酬が発生するシステムです。
ふるさと納税事業
・ふるさと納税支援ポータルサイトである「ふるなび」の運営をおこなっています。
自治体へのふるさと納税を支援するサイトであり、日本全国の自治体を紹介しつつ様々な返礼品(食品や家電など)を探しやすくまとめています。
また「ふるなび」独自のサービスを揃えており、初めての人でもわかりやすく安心して、返礼品を選ぶことができます。
寄付プランの提案から申し込みまでもスムーズに進めることが可能です。
他に独自のサービスとして、ふるなびプレミアム、ふるなびトラベルやふるなびクラウドファンディングなどのサービスがあります。
レストランPR事業「テッパン」
・予約者へのキャッシュバックサービス「テッパン」の運営。
東京都、神奈川県で約600店舗が掲載されているものいるもので、コースメニューを予約すれば最大で20%のキャッシュバックが受けられるものです。
コンテンツ事業
・LINEアプリの開発やキャラクター版権ビジネス
LINEスタンプやアプリ、着せ替えなどキャラクター版権によるデジタルコンテンツを配信しています。
エンターテインメント事業
・オンラインクレーンゲーム「NETCATCHER NETCH」の運営をはじめ「OHTE(オーテ)」と呼ばれるスマートフォンゲームアプリを提供しており、「パズル懸賞シリーズ」を中心としたパズルと懸賞システムで楽しむことができます。
グリーンエネルギー事業
地球に優しいサステナブル(人間、社会、地球環境の持続可能な発展)なグリーンエネルギーで人の未来に貢献する事業です。内容としては
太陽光発電事業・・・太陽光発電は発電時にCO2排出がないのがメリット
EV充電スタンド事業・・・各地へのEV充電スタンドの設置事業 をおこなっています。
新卒選考フロー
アイモバイルでの選考の流れはオーソドックスなものになっています。
まずはエントリーシートの提出、そのあとは複数回の面接がおこなわれて最終選考へと進むものです。
過去の選考時における、それぞれの情報を掲載していきます。
選考時のポイントとしていくつかを挙げておきますが、結論として
- 面接では確実に「なぜネット広告業者なのか」と「なかでもなぜアイモバイル社なのか」を「しつこいくらいに」質問されます。
自分の言葉で聞き手が納得する答えを入念に準備しておきましょう。
選考を通過した先輩方の例で言うならば・・・
複雑なネット広告業界を理解するために、業界研究と企業研究に特に力を入れることが必要です。
説明会(この方は合同説明会に参加しました)だけでの知識でなく、自分の中で知識を消化して図や表をもちいてまとめ上げる、などの準備をしていました。
※面接については1次、2次、最終面接のステップで進行します。
質問の内容が1次、2次と最終で重複している個所もありますが、どの面接でどの質問があるかが決まっていないのであくまで参考程度に留めてください。
またこの記事で記載している形式で毎回選考が実施されるとは限りませんので、こちらも過去の一例として参考にしてください。
①エントリーシート
こちらはグループディスカッションの際に提出していました。
志望理由などを記入して提出します。
②グループディスカッション
グループディスカッションは、学生20人〜30人で、対して面接官が2人の形式でした。
面接時間は1時間です。
この時のテーマは「東京理科オリンピックについて日本が抱える問題」でした。
まずは全体を6つほどのグループに分けて机に座り、人事部の方から概要説明があります。
それからグループディスカッションが始まり、テーマについて30分程話し合います。
その結果を紙にまとめ、各チームの1人が発表して終了です。
終了後に「このような点を見ていました」と面接官から説明されて解散します。
全体的に和やかな雰囲気で進行します。
大人数の中、人事部2人で回りながら見ているので意識せずに進めるのが難しいかもしれません(つい意識してしまう)。
グループメンバーの相性もありますが、全く発言しないなどの態度でなければ選考の通過は大丈夫と思われます。
発表者は多少アピールの対象となりますが、発表内容自体は見られていない様です。
③1次面接
1次面接は学生3人に対して面接官が1人で面接時間は1時間です。
面接官は人事部の若い社員の方でした。
優しい雰囲気で話しにくいことはないですが、その分しっかりと一人一人の話を聞かれます。
笑顔でハキハキと答え、質問をしっかりと聞いて受け答えすることがポイントです。
ちなみに面接の順番は、面接官が決めるようなので、1番目を指名されるとうろたえることがあるかもしれません。
とはいえ後に指名されると「答えが重複する」印象も与えてしまうので、どの順番で指名されても慌てない気持ちで臨みましょう。
面接終了後に感想を記入して提出するのですが、こちらは最終選考まで資料として見られるようなので、適当でなく「しっかりと」記入してください。
質問内容は以下になります。
「ネット広告業界に興味を持ったきっかけ」「学生時代に頑張ったこと」
「アルバイトについて」などオーソドックスなものが質問が多いです。
④2次面接
学生1人に対して面接官が2人(人事部の中堅社員の方)で時間は60分です。
特徴として「答えにかなり突っ込まれる」面接でした。
質問数も多めで、簡潔に答えること(頭の回転の速さが見られる)が求められます。
質問の内容は以下になっています。
「あなたがこの業界、なかでもアイモバイルを志望した理由は何ですか」
「他に選考を受けている企業はありますか(同業他社など)」
「学生時代にもっとも力を入れて取り組んだことは何ですか」
「学生時代に経験したアルバイト、またはそこで学んだことなど」でした。
⑤筆記試験
2次面接通過後に筆記試験があります。
時間は30分で、1人で部屋内で受ける形式です。
ここでは「非言語」と「言語」がおこなわれました。
それぞれ15問ほどあり、試験用紙は両面印刷の紙が1枚でした。
試験対策としては、市販のSPI対策テキストを購入して読んでおけばよいでしょう。
⑥最終面接・社長面接
学生1人に対して面接官が2人で、社長と役員の方で時間は60分です。
社長面接の前に、まず人事部の方と面談があり、それまでのフィードバック(改善点や評価を伝えてもらう)をもらいます。
こちらから質問することも出来るようです。
面談後に社長室へ移動し、社長面接が始まる流れです。質問の内容は
「この業界を志望した理由は何ですか」
「学生時代に頑張ったことは何ですか」
「なぜ他社ではなくアイモバイルを選んだのですか」
「10年後にどんな自分、どんな社会人になりたいですか」
「最近の悩み事はありますか」 などです。
●社風
「人の未来に貢献する事業を創造し続けること」
「新しい技術を創造してマーケティングで価値ある経験を提供し続けること」を経営の基本方針に掲げています。
このために持ち続けなければならない3つの想いがあります。
それは「笑顔」「成長」「チーム」です。
社風は若くて明るい企業であり、誰でも発言しやすい環境です。
先輩や上司と気軽に意見交換が出来て、社内のコミュニケーションは取りやすく活気があり、わからないことは丁寧に教えてもらえます。
そして自分から提案してやりたいことにはどんどん挑戦してゆける社風です。
仲間同士で共に学び、共に高めあえる環境がこの会社にはあります。
この業界には「残業が多くハードワーク」なイメージがありますが、アイモバイル社ではワークライフバランスが取れている方が多い印象です。
求める人材
アイモバイル社は企業理念として
「あらたな文化や価値観を創造し続けるため、お客様が望むサービスをいち早く察知し、スピード感と創造性の強みを活かし、多くの人が満足するサービスを提供し続けます」とあります。
引用:会社概要 | 株式会社アイモバイル 採用情報サイト (i-mobile.co.jp)
求める人材は
「顧客主義」「挑戦」「社会貢献」の3点です。
・顧客主義については
常に顧客のことを想い、最新の技術と創造的なアイデアから成るサービスを提供し続ける人であること。
・挑戦については
常に新たなサービスの開発に挑戦し、良好なチームワークのもとで切磋琢磨しながら共に成長してゆく人であること。
・社会貢献については常に顧客の信頼を得ることに努め、会社の目標達成に貢献し、その結果として世界中の人々に役立つ豊かな社会の創造に寄与できる人であること。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
インターネット広告企業におけるアイモバイル社の立ち位置をご紹介します。
売上高や就職偏差値・難易度を参照し他社と比較すると、業界内では中堅企業だということがわかります。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング
会社名 | 売上高(2022年) | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
アイモバイル | 139億円3300万円 | 556万円 | 50 | 挑戦できる社風 |
サイバーエージェント | 7105億7500万円 | 817万円 | 65 | 安心と挑戦はセット |
GMOアドパートナーズ | 33億3400万円 | 523万円 | 53 | ともにつくろう |
レントラックス | 24億円5500万円 | 428万円 | 49 | 素直さと情熱と |
採用大学
【採用実績(大学)】
東京理科大学、新潟大学院、日本大学、東洋大学、帝京大学、明星大学、昭和女子大学、産業能率大学、公立はこだて未来大学などから内定者が出ています。
まずは大学ランクについての資料を載せていますので、参考にしてください。
引用:【大学ランク】大学をSランクからEランクまで格付け(2019年4月調査) – 大学スクールナビ (school-navi.org)
大学偏差値別応募実績者数の大学ランクについて挙げておきます。
下の%は内定者ではありませんが、ESを通過した大学ランクのデータです。
- アイモバイル社 大学偏差値別応募実績
上段が大学ランクで、下段の数値の%がES通過者数です
大学ランク | S | A | B | C | D | その他 |
ES通過者数 | 3% | 30% | 33% | 17% | 11% | 6% |
まず表からわかることは「序盤での学歴フィルターは無い」可能性が高いです。
仮に学歴フィルターがあったならば、下位ランクの大学であればESの時点で採用されないため「0%」となるためです。
特定のランクに偏りこそ見られますが、全ての大学出身者がES選考を通過しています。
またAランクが30%、Bランクは33%で、AランクとBランクで60%以上を占めていて、ESだけでは判断できないとはいえ、このランクの学生が中心となるでしょう。
まとめ
就活の対策としては「業界研究」を入念にしておくことをおすすめします。
特にインターネット広告業界は情報量が多く、常に新しいものが求められているので、良く調べているかどうかの差が出やすいと言えます。
情報のアンテナを張って研究した上で面接に臨んでゆきましょう。
またどの企業でも確認されるのは「なぜ当社を志望したか」です。
ここだけの、唯一の志望理由を自分の言葉で相手にしっかりと伝えるかがポイントになってきます。
突っ込んで質問されても答えられるように研究し準備をしておくことが重要です。
ぜひこの記事を参考にして就活に励んでください。健闘を祈ります!