【企業研究】株式会社KITENの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年11月18日更新
はじめに
株式会社KITENは、東京都渋谷区に拠点を置くベンチャー企業です。
「D2Cコンサルティング」そしてSNS広告をはじめとした「広告」に強みを持ち、現在はそこで培ってきたノウハウを活かしてBtoB支援に加え、新規事業や投資の分野でも力を発揮しています。
また創業は2020年と間もないですが、2期目には売上高40億円を達成し、2023年には「ベストベンチャー100」に選出。
最も勢いがあるベンチャー企業であること間違いなしですが、現在社員20名ほどで平均年齢も24歳と、とても若い社員で構成された組織です。
本記事では、そんな限りない将来性を持つ株式会社KITENの事業内容や新卒採用について就活生向けに紹介していきます。
株式会社KITEN、そしてD2Cコンサルティング業界のベンチャー企業に興味を持つ学生は、ぜひこの記事を参考にしてください!
また、D2Cコンサルティング業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください!
D2Cとは
「Direct to Consumer」の頭文字をとった言葉で、メーカーなどの製造者が消費者に対して「直接」取引する形式を指します。
(例:メーカーが自社でECサイトを開設し、消費者へ直接販売する など)
似た言葉に「B2B」「B2C」という言葉がありますが、
・B2B:企業が企業に対して取引(Business to Businessの略)
・B2C:企業が個人に対して取引(Business to Consumerの略)
という意味を持ち、B2Cは「仲介業者」を挟んで製造者が生産した商品を消費者へ届ける点が、製造者が「直接」消費者へ商品を提供するD2Cと異なります。
またD2Cの形式を用いる場合は以下のメリット・デメリットが考えられます。
【メリット】
・仲介手数料を省けるため、収益性が高く商品も安く販売できる
・自社の好きなように販売でき、自由度が高い
・顧客データの獲得、また消費者のフィードバックを得やすい など
【デメリット】
・販売するためのプラットフォーム構築に時間と手間がかかる
・自社ブランドの認知度で売上が大きく左右される
・ECサイトを用いた販売が大半になり、消費者が商品を手に取って購入を検討する機会がない など
参考
D2Cとは何か?従来の販売モデルとの違いやメリット・デメリットを解説|決済代行のSBペイメントサービス (sbpayment.jp)
D2C(DtoC)のメリット&デメリット | 日本のD2Cブランドの海外進出成功事例 | 海外進出ノウハウ | Digima〜出島〜 (digima-japan.com)
会社概要
株式会社KITENの会社概要は以下になります。
会社名 | 株式会社KITEN(KITEN Ltd.) |
本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-20-8 寿パークビル5F |
設立 | 2020年9月 |
代表取締役 | 松村 周 |
電話番号 | 03-6427-0906 ※営業のご連絡はフォームよりお願いいたします。 |
事業内容 | D2Cコンサルティング |
事業内容
株式会社KITENは企業の既存事業の成長をサポートすべく主に5つの事業を行っているため、下記で紹介します。
①marketing×X
KITEN独自のマーケティングを活かして、既存産業に付加価値を生み出します。
メンバーの「やりたい×得意×喜ばれる」ことを事業にして、経済活動×起業家育成×社会貢献を達成します。
②広告運用
クライアントの売上最大化を目的に、市場リサーチ・PL設計・マイルストーン作成・広告制作ディレクションにコミットしています。
③ハンズオン
投資会社のマーケティング支援を戦略から実行までワンストップで推進。代理店の枠を超えた本質的な支援を行うことで、異常値なグロース、バイアウトに向けた企業価値向上を可能にしています。
④メーカー
広告事業で培った知見を活かし、商品開発やCRMを行なっています。現在はオーラルケア商材がメインですが、流行に合わせて多様な商品を手がけます。
⑤DRM CONSULTING
KITENはSNS広告のクリエイティブエージェンシーとして、マーケティングをハックしてきました。新規顧客が集客不全となるリスクを限りなく抑えられるからこそ、ブルーオーシャン戦略をメインにコンサルしています。
新卒選考フロー
株式会社KITENの新卒選考フローについて、インターネット上で情報を確認することができませんでした。
一方、新卒採用の募集は行っているため大学生の採用自体は行っています。
急成長中のベンチャー企業では、よくある新卒採用の選考フローである「エントリーシート提出」や「個別面接」に加え、ベンチャー企業特有の選考を設けてくる可能性があるため、今回は他企業で実際に行われた「ベンチャー企業ならでは」の選考フローについて紹介します。
①インターンシップ選考
エントリーシートや個別面接の通過後、選考フローの終盤で数週間のインターンシップを導入する企業があります。
選考の一部にインターンシップ選考を導入する理由は、主に以下3点が考えられます。
・学生の実力を確認したいため
・採用のミスマッチ防止
・学生が「できない」事象に直面した時、どのように考え行動を起こしていくかの確認
特に3点目の「できない場合にどのように考え、行動を起こしていくか」という点については、学生が自身の課題発見と改善にどれだけ向き合えるかを見て、学生の「伸びしろ」を確認する意図もあるはずです。
そのため「粘り強さ」を発揮することはインターンシップ選考で最重要項目になります。
②プレゼン選考
プレゼン選考とは、企業オフィス内で採用担当から出された課題に対して即座に回答していく、という内容の選考です。
ここでいう「回答」とは、具体的に
・課題の具体的にどこが問題点なのか
・解決策の提示
などが挙げられます。
ベンチャー企業は「即戦力」になる人材を採用したい傾向が強いため、戦力になるかを見極めるために導入されるフローです。
選考時は革新的なアイデアを提示できればいいですが、実際には自身が挙げた問題点に対して、論理的に解決策を提示できれば回答としては内容問わず十分であると考えられます。
そのため、プレゼン選考で述べることについては「一貫性」のある内容になるよう意識していきましょう。
社風
株式会社KITENの社風は、以下3点で表すことができます。
①多様性に溢れる
株式会社KITENは「社員ゼロ」の会社で、全員がフリーランス契約として働いています。
そのように正社員採用を実施しない理由は、「将来会社を立ち上げたい」「自身の力で世の中に新たな価値をもたらしたい」など、夢や高い目標を持った個性あふれる社員を多く採用し、そのような社員の「メンバーの人生の起点(KITEN)」になるべく企業が個々人を応援するためです。
高い意識を持った社員同士で切磋琢磨できる環境があり、そして多様性あふれるメンバーで1つのゴールに向かって協力していくことが、会社が大きく成長している1つの要因となっています。
②社員を大切にする
企業としての成長スピードが早い一方で、1人1人の社員をバックアップする体制が整っています。
具体的には「チーム制度」を導入し、リーダーや上席者から手厚いフィードバックを受けられる環境を整え、未経験者でも実力を伸ばせる環境を用意。
とあるKITENの紹介ページには
「新卒3年目がやることを、最短3ヶ月でできるようになります。」
と記載がありますが、十分に達成できる組織といえます。
また社員への投資を惜しまない特徴があり、採用時の歓迎会・月一回の合宿・人材研修や健康診断まですべて会社が費用負担します。
ベンチャー企業の中には給与は高いが福利厚生が不十分の企業もありますが、株式会社KITENの場合は様々な制度が充実しています。
③若手から仕事を任せてもらえる
株式会社KITENは「Web広告」が中心事業の1つですが、数ある業種の中でWeb広告を選んだのは「メンバーが裁量をもってPDCAを回し、圧倒的に成長できる」という点が1つの理由になります。
個々の社員が実際に高い当事者意識を持ちながら裁量をもって仕事をしている結果、平均年齢24歳での企業ですが、2期目にして「年間総売上40億円」を達成するまでに至っています。
参考・引用
あなたのアイデアとマーケティンングで、バズるSNS広告を一緒に作りませんか – 株式会社KITENのWebマーケティングの採用 – Wantedly
求める人物像
株式会社KITENは「6つの文化」というテーマで社員の行動指針を掲げており、下記に記載した行動指針を実現できる人材を求めていると考えられるため、下記で紹介します。
①仲間の起点になる
【定義】
仲間の成長のためになることをしよう
【アクション】
・自分のできる事を人におろす
・言った方が良いと思ったら言う
・成功事例を共有する
②他責にしない
【定義】
他人や環境のせいにするのをやめよう
【アクション】
・君はどうしたいの?
・自分の発言や行動に責任を持つ
・当事者意識を持つ
③熱量
【定義】
モチベと視座を高く、夢中になろう
【アクション】
・君ならできるよ
・夢や目標を意識する
④グッドジョブス
【定義】
意見や新しい発想はどんどん言おう
【アクション】
・いいねで承認、発言しやすい環境づくり
・PREP法(結論→理由→具体例→結論)で話す
・理由や具体例は事実を解釈を分けて伝える
⑤現状に満足しない
【定義】
「まだいける!」とがめつくいこう
【アクション】
・プラス1(ワン)
・今のリソースで考えない
・妥協しない
⑥感謝
【定義】
感謝の気持ちをもとう
【アクション】
・〜してくれてありがとう
・〜まずはありがとう〜
引用
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
株式会社KITENが業界内でどのような立ち位置にいるのか、競合他社と比較しながら明らかにしていきます。
今回は創業間もなく結果を残し、「ベストベンチャー100」に選ばれたベンチャー企業3社を比較しています。
KITENが特に優れているポイントは「売上高」になります。
今回紹介している3社はすべて高い売上を誇っていますが、H&Kは創業3年で2億、FoRは創業5年で10億を達成しているのに対し、KITENは創業2年目で売上高40億を達成。
優良なベンチャー企業の中でも群を抜いて売り上げていることが分かります。
年収に関しては、各ポジションで「300万円~500万円代」の想定で募集しており、また賞与が年3回・高いインセンティブが支給される給与制度のため平均は「約500~600万円」と予想。
就職難易度に関しては、選考フローなど新卒採用に関する内容がネットで公開されていないため「非公開」と記しました。
就職難易度や偏差値について詳しく知りたい方は、【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキングを参考にしてください。
会社名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
KITEN | 約40億円 | 約500~600万円 | 非公開 | 多様性に溢れる、社員を大切にする、若手から裁量権がある |
H&K | 約2億 | 約700~800万円 | 難 | 顧客第一、挑戦、粘り強い |
FoR | 約10億円 | 非公表 | 難 | 個性の尊重、風通しがいい |
参考
RECRUIT – 株式会社KITEN (kit-en.co.jp)
【CEOインタビュー】創業2期目売上40億。ベストベンチャーにも選出されたKITENの次期戦略とは! | 株式会社KITEN (wantedly.com)
採用大学
株式会社KITENの採用大学に関するデータは確認できませんでした。
社長の松村氏は上智大学卒で、また創業時に携わった社員は松村氏の友人であることから、従業員は難関大学出身者が一定数を占めているのではないか、と予想しています。
しかし、創業時3名だった社員は現在42名に増え、さらに新規で2024年度に25名、2025年度には40名の積極採用の目標を公言しているため、採用大学の幅も中堅大学まで大きく広がる可能性があります。
そのため、学歴問わず「ポテンシャル」や「実力」を示すことが内定獲得のポイントになってくると考えます。
まとめ
本記事では、【企業研究】株式会社KITENの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説というテーマで、就活生向けに役立つ情報をまとめました。
創業2年で売上高40億円を達成する実力はさることながら、社員を大切にして「夢」を応援する社風はとても魅力的です。
今後は事業拡大に伴い採用にも積極的に力を入れていく予定のため、それに伴って学生の採用も増えていくことでしょう。
自身の大きな「目標」を社会人生活で実現したい学生にとってはオススメの企業であるため、ぜひ株式会社KITENの新卒採用にエントリーしてみてください!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。