【企業研究】株式会社Fabbi Japanの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】株式会社Fabbi Japanの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年11月18日更新

はじめに

株式会社Fabbi Japanは、ベトナムに本社を置く「株式会社Fabbi」の日本法人で、ソフトウェア開発事業をメインに行う企業です。

日本の卓越したサービスや技術力を学びながら自社の事業に活かしていきたい、という想いを持って2019年に日本法人を設立し、現在は東京・大阪・福岡・愛知などの主要都市に拠点を構えます。

現在ベトナムで最も注目されているIT企業に名を連ね、また日本国内でも「ベストベンチャー100」に選出されるなど、株式会社Fabbi Japanが持つ可能性は計り知れません。

本記事では、そんな株式会社Fabbi Japanの事業内容や新卒採用について就活生向けに紹介していきます。

株式会社Fabbi Japan、そしてIT業界のベンチャー企業に興味を持つ学生は、ぜひこの記事を参考にしてください!

また、IT以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください!

【業界研究ガイド】業界一覧

IT業界とベンチャー企業

ITという言葉は「Information Technology」の各単語の頭文字をとった言葉で、日本語では「情報通信産業」と言われています。

インターネットやコンピューターなどの情報技術を用いたサービスを総称してITと呼び、IT業界はさらに以下5つに分類ができます。

 

・ソフトウェア業界

・ハードウェア業界

・インターネットWeb業界

・通信インフラ業界

・情報処理サービス業界

 

また近年ではITという用語をさらに派生させ、

 

・ICT(デジタル技術で人と人を繋ぐ技術のことで、情報通信技術とも呼ばれます。)

・Iot(様々なモノに通信機能を持たせ、利便性を追求することを指します。)

 

という言葉も生まれてきています。

 

そのように圧倒的な成長を遂げるIT業界ですが、その背景には「ベンチャー企業」の躍進が挙げられます。

IT業界はベンチャー企業が最も多い業界と言われており、ベンチャー企業特有の意思決定の速さや柔軟性は、急速に進化するIT技術と相性が良いとされています。

今となってはメガベンチャーと称され、日本を代表する企業である「楽天」や「ソフトバンク」も、かつては従業員数名のみで誕生した小さな企業でした。

そのような企業がたった数十年で大企業になれるほど、IT技術は高いポテンシャルと影響力を持っています。

そしてIT業界に属する企業の中には高いIT技術を強みに他業界に参入し、顧客に寄り添った革新的なサービスの提供を行うことで、今まで業界を支えてきた既存の上位企業を脅かす存在に。(例:金融業界において、店舗を持たずに「インターネット」で全てのサービスが完結するネット銀行・ネット証券の台頭。SBIホールディングスやPayPay銀行など)

結果的にIT業界は2010年ごろから業績が右肩上がりで上昇し、2022年には過去最高の売上高を達成しています。

特に2020年ごろの新型コロナウイルスの感染拡大により、IT需要が高まりテレワークや5G関連・システム刷新・DXを推進する企業が増加しました。

今後もIT技術はますます発展していくことが予想され、高い成長意欲を持つ学生の中には、日系大手企業からの内定を蹴ってITベンチャーに就職する学生も多く出てきています。

会社概要

株式会社Fabbi Japanの会社概要は以下になります。

 

会社名株式会社 Fabbi Japan
本社所在地〒113-0033

東京都文京区本郷4-16-6 天翔オフィス後楽園 11階

設立2019年2月
取締役代表取締役 グエン ディン トアン
従業員数30名(2021年8月現在)
電話番号03 6806 0790
関連会社株式会社 Fabbi

https://fabbi.com.vn

引用:株式会社 Fabbi Japan (fabbi-japan.jp)

 

事業内容

IT業界に属する株式会社Fabbi Japanは、ソフトウェア開発をはじめとして主に5つの事業を展開しているため、下記で紹介します。

①業務系システム開発

業務管理システム開発:中小企業向け

Fabbiのスタッフはお客様の業務を理解し、最適なITソリューションをご提案します。言葉のギャップ、文化の違い、思想・考えの違いなどにつきましては、日本に長期間滞在していたスタッフ及び日本人スタッフが対応可能です。

(具体例)

販売管理システム:受注・請求までの一連の販売活動を管理

購買管理システム:仕入購買や外注依頼の実績を記録

人事管理システム:従業員情報や給与計算などを管理

生産管理システム:生産する物の品質・コスト・納期を管理

 

②WEBシステム開発

Fabbiの技術者は Java, PHP , Ruby on Rails, HTML5などの経験が豊富でノウハウを多く持つため、お客様のご要望を受け賜ります。

適切なフレームワークやソリューションを提案する段階から導入まで対応可能です。

(具体例)

JavaSpring, Strutsフレームワーク

PHPLaravel, CakePHPフレームワーク

RubyRuby on railsフレームワーク

PythonDjangoフレームワーク

 

③スマートフォンアプリ開発

対応業務:Android, IOS, Unityや React Nativeなど

最適なパフォーマンスを重視した観点から設計・開発に取り組んでいます。

ネイティブアプリケーション、ハイブリッドアプリケーションも対応可能です。

 

④人工知能アプリケーション開発

Google, Facebook, AmazonまたはMicrosoftからの最新AI技術を利用して、実際のアプリケーションで最大効果を提供します。以下のサービスを提供しています

(サービス例)

・Chatbot

・Image Content Analysis

・Natural language processing など

 

⑤CRM & BI

CRMは顧客関係管理として、顧客を中心に考えてビジネスを展開し、利益の最大化を目指します。

弊社ではCRMとBIを連携し、顧客のデータなどを集計・分析し、経営指標とすることで、ビジネス活動を効果的に運用できます。

 

参考・引用

株式会社 Fabbi Japan (fabbi-japan.jp)

新卒選考フロー

株式会社Fabbi Japanの新卒選考フローについて、インターネット上で情報を確認することができませんでした。

そして企業HPなど各種ウェブサイトには新卒採用に関する情報が載っていないため、現在は日本国内で新卒採用を行ってない企業であると考えられます。

 

Fabbi Japanの採用事情について調べたところ、ベトナムから優秀な人材をヘッドハンティングすることに重きを置いているようで、実際に在籍する30名の社員のうちの大半がベトナム人の方々で構成された組織です。

ベトナムに本社を置く他の日本法人にも当てはまる事ですが、IT人材不足の日本の国内で日本人を採用するというより、現在は「オフショア開発」を積極的に取り入れ、ベトナムで見つけた優秀な人材を日本などの海外に派遣し、開発業務をメインに事業を展開する企業が多い傾向があります。

しかしFabbi Japanの場合、今後は「日本法人の従業員を200名に増やす予定」という社長の発言があり、また「日本の技術やサービスを学ぶ」ことが日本法人設立の1つの理由であると企業HPに記載があることから、近い将来には日本国内の優秀な学生の採用も開始するのではないか、と予想しています。

 

参考:Fabbi Japan、ベストベンチャー100に選出|株式会社Fabbi Japanのプレスリリース (prtimes.jp)

社風

株式会社Fabbi Japanは、「挑戦を重視し」「情熱的な」社風です。

「社員は会社の英気である」という、ベトナムにあることわざ「賢者は国の英気である」に倣ったモットーを掲げ、顧客の感動を生み出すために社員1人1人が日々試行錯誤を繰り返し、サービスの向上に努めています。

社員が高い意識をもって仕事に取り組んでいるため、2019年の設立以降、毎年200%以上の収益成長率を達成。

今後は上場やさらなるグローバル展開も画策しているため、これからも情熱を持った社員たちが一丸となって「挑戦」を続けていくでしょう。

求める人物像

人材育成をしていくうえで重要な思考として、株式会社Fabbi JapanはHPで以下の内容を公表しています。

 

良質なサービスを提供する企業となるためには、何が必要なのか? それは次のことと考えています。

 

・トップマネージメントから一般社員まで自ら自分の足りない知識を自覚する

・それを勉強することにより、それぞれが成長する

・それが会社の成長に繋がるという認識を持つ

 

以上のことをお互いに共有していくことにより、会社全体に教育の必要性に対する雰囲気が醸しだされます。

引用:株式会社 Fabbi Japan (fabbi-japan.jp)

 

上記内容は「マインドセット」に関する記述で、株式会社Fabbi Japanは「語学力」「技術力」と共に「マインドセット」を最重要項目として掲げています。

そのため、求める人物像のキーワードとしては

 

・謙虚さ

・自責思考

・失敗しても諦めない

・成功するまで続ける

・自己研鑽できる

・現状に満足せず、常に向上心を持つ

 

などが挙がると考えます。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

株式会社Fabbi Japanが業界内でどのような立ち位置にいるのか、他企業と比較しながら明らかにしていきます。

今回比較した2社はFabbi Japanと同様で、ベトナムに本社を置く日本法人の大手企業になります。

売上高でいうとFabbi Japanが大きく劣っているように見えますが、その理由は設立から数年しか経っていないことにあります。(Fabbi Japanは2019年設立)

数年後には他2社に追随し、そして追い越すポテンシャルをFabbi Japanは秘めているため、今後も注目していくべき企業といえます。

就職難易度や偏差値について詳しく知りたい方は、【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキングを参考にしてください。

 

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
Fabbi Japan3~10億円非公表非公表情熱的、挑戦を惜しまない
FPTジャパンホールディングス約300億円約600万円非公表自由度が高い、ダイバーシティの推進
CMC Japan株式会社約250億円約500万円非公表顧客第一主義(丁寧な顧客対応、低価格でのサービス実現)

 

採用大学

株式会社Fabbi Japanの採用大学に関するデータは確認できませんでした。

現在は日本国内の大学を対象にした新卒採用を行っていない企業ですが、会社の規模拡大に伴い、今後は日本国内でも採用を開始していく可能性が高いです。

また急成長を遂げるベンチャー企業の特徴として「即戦力」として考えられる人材を採用する傾向が強いため、Fabbi Japanが国内の大学生に対して採用活動を行う場合は、学歴よりも「能力重視」で採用を行っていく可能性が高いです。

 

外資系企業の日本法人でいうと、例えば「マイクロソフト日本法人」は旧帝大・早慶上智などの最難関大学に所属する学生を採用している一方で、駒澤大学、創価大学、東洋大学などの中堅大学からも採用を行っています。

そのためFabbi Japanの場合も同様に学歴フィルターを設けず、能力を最優先に採用を行っていくと予想します。

 

参考

【就職難易度は?】日本マイクロソフトの採用大学ランキング | 学歴フィルター,倍率,選考フローも | 就活の教科書 | 新卒大学生向け就職活動サイト (reashu.com)

まとめ

本記事では、【企業研究】株式会社Fabbi Japanの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説というテーマで、就活生向けに役立つ情報をまとめました。

2019年に創業した企業でありながら、早くも「ベストベンチャー100」に選出されるなどすでに結果を残し、かつ将来はさらなる期待が寄せられる企業です。

現在は日本国内での新卒採用活動を行っていませんが、今後は事業の拡大に伴いますます人材が必要となり、近い将来で日本国内での採用も行っていくのではないかと予想しています。

そのためFabbi Japanの採用活動に変化があるか、今後も見守っていこうと思います。

この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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