【企業研究】戸田建設の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】戸田建設の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年11月11日更新

はじめに

戸田建設株式会社は東京都中央区に本社を置く建設業界に属する企業です。

 

主に建築一式工事を行っています。戸田建設は、建設業界において多くの歴史的建造物のリノベーションや修復プロジェクトを手がけ、その分野で高い評価を得ています。特に、官公庁関連や大学関連の建設プロジェクトにおいて多くの実績を積み上げてきました。その実績に裏打ちされた技術力と信頼性は、戸田建設の強みの一つです。

 

また、戸田建設は医療・福祉関連施設の建設においてもその存在感を発揮しています。これらの施設は、地域社会において非常に重要であり、高い品質と技術が求められます。戸田建設はその要求に応え、多くの医療施設や福祉施設の建設を成功裡に手掛け、地域社会に大きな貢献を果たしています。

 

このような実績に裏打ちされた戸田建設の建設プロジェクトは、歴史的建造物の保存や、医療・福祉施設の拡充など、社会にとって重要な使命を担っています。これからもその使命を果たし、多くの建築プロジェクトを通じて社会に貢献し続けることでしょう。

 

また、戸田建設の大きな強みは、その非常に強固な財務体質にあります。自己資本比率は35%以上と、建設業界でも随一の安定性を誇っており、そのため「無借金ゼネコン」という希有な評価を受けています。この高い自己資本比率と財務の健全性により、戸田建設は業界内でも大手ゼネコンと肩を並べるほどの社会的信用を築いています。

 

今回は戸田建設株式会社の企業研究を行うための対策や社風、求める人物像をご紹介していきます。

 

就活を行う際にぜひこの記事を参考にしてください。

 

業界については、以下の記事に詳しく解説があります。ぜひ参考にしてください。【業界研究】建設業界とは?志望動機・ビジネスモデル・職種を徹底解説

 

また、建設以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください!

【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

戸田建設では、最新の設備を利用して建物を効率的に、かつ低コストで建設する方法を模索しています。また、工事の安全性を向上させ、効率を高めるための新たなアイデアを探求し、これまでの経験と最新の情報技術を融合させ、様々な課題に取り組んでいます。主な事業を見ていきましょう。

建築事業

戸田建設の建築部門は、1881年の創業以来、140年以上の歴史と豊かな伝統を誇っています。この長い歴史の中で、戸田建設は国の重要文化財から始まり、街の文化的な価値を高め、時代の象徴となるランドマークを多く手がけてきました。

過去には国内外で数々の建築プロジェクトに携わり、建物としての美しさや機能性だけでなく、文化や歴史への尊重も重要視してきました。そのため、戸田建設の建築プロジェクトは、単なる建物ではなく、地域や社会における重要な存在として評価されています。

戸田建設の建築部門は、建築のプロフェッショナルからなるチームが、熟練の技術と創造力を結集し、建設プロジェクトを推進しています。建物を単なる構造物ではなく、美しさ、歴史的な価値、そして未来への影響を考慮しながら設計し、建設しているのが戸田建設の特徴です。

また、戸田建設は地域社会への貢献にも注力しており、建物だけでなく、文化、教育、福祉など多岐にわたるプロジェクトに取り組んでいます。そのため、戸田建設は単なる建築会社ではなく、地域社会における信頼性と貢献度が高い企業として認識されています。

このように、戸田建設の建築部門は、歴史と伝統に裏打ちされた信頼性と、建築プロジェクトへの情熱を持つプロフェッショナルが集まる場所です。建築において、美しさと機能性、歴史的な価値と未来への展望を融合させたプロジェクトを手がけ、地域社会に貢献しているのが戸田建設の建築部門の特徴です。

土木事業

戸田建設は、都市と地域社会の発展において不可欠な要素であるインフラと交通網の整備に深く関与しています。街や地域の発展と住民の生活、産業に欠かせないインフラや交通網を構築し、地域社会の発展に貢献してきました。

戸田建設のプロジェクトは多岐にわたり、高速道路やリニア中央新幹線といった大規模なインフラプロジェクトから、鉄道、上下水道、空港、港湾施設、橋梁など、都市と地域社会の基盤となるさまざまなプロジェクトを手がけています。これらのプロジェクトを通じて、次世代の社会インフラを構築し、地域社会の繁栄に寄与しています。

高速道路や鉄道などの交通インフラは、国内外を結びつけ、人やモノの流通をスムーズにし、地域の発展に寄与が可能です。また、上下水道は健康で快適な生活を支え、空港や港湾は国際交流や貿易を促進します。さらに、橋梁は地域を結び、移動を可能にし、地域社会の一体感を育む役割を果たします。

戸田建設は、これらのインフラプロジェクトを通じて、地域社会における発展や生活の向上に貢献し、次世代の社会基盤の構築を推進してきました。地域の発展と住民の生活向上を目指し、高品質かつ持続可能なインフラの整備に取り組んでいます。

新規事業

再生可能エネルギーの普及が急務とされるなか、浮体式洋上風力発電は将来の主要な電源として期待されています。戸田建設は、浮体式洋上風力発電について10年以上前から研究と開発に着手し、現在、長崎県五島市沖において日本初となる浮体式洋上ウィンドファーム(風車8基)の建設プロジェクトを進行中です。このプロジェクトは、2024年に運転を開始することを目指しています。これにより、脱炭素社会の実現に向けて、本格的な取り組みを行っています。

海外事業

「その国の視点で物事を見つめ、考え、その国の発展に貢献する」という理念を掲げ、

世界各国において建設プロジェクトに取り組み、国際的に評価される日本企業として、現地での信頼を着実に築いています。

新卒選考フロー

戸田建設の選考は、下記の通りオーソドックスな選考フローとなっています。

面接では志望動機などのスタンダードな質問が多数を占める印象です。

 

選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。

今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。

    プレエントリー

HP、またはリクナビ・マイナビ・キャリタス就活等からプレエントリーを行います。

 

    エントリーシート提出 書類選考

マイページからエントリーシートの提出を行います。項目は、自己PRや志望動機の基本的なことです。自己分析と企業研究を入念に行い、慎重に文章を組み立ててください。書類選考で落とされれば、面接で自分をアピールできる機会がなくなってしまいます。

 

    適性検査

書類選考を通過すれば、適性検査の案内があります。Webでの受験で、玉手箱だと推測されます。科目は、言語、非言語、性格で30問程度です。一般的な玉手箱の対策を怠らないようにしましょう。

 

    複数回面接

面接は、対面もしくはオンラインでの実施です。自己紹介や志望動機から始まり、深堀の質問がされます。また、失敗した経験などやや珍しいことが聞かれる場合があります。面接が進むにつれ、他社の選考情報や海外勤務したいかなど具体的なことを聞かれるでしょう。

 

    内定

内定を得た後も、就職活動は進行します。企業が内定者に向けてポータルサイトを提供し、情報交換やイベントを通じてコミュニケーションを促すのは、内定者と企業の間の信頼関係を築く重要なステップです。また、戸田建設では通信教育プログラムの提供がなされます。これは、内定者が入社前に必要なスキルや知識を習得し、スムーズな職務遂行に備えるためのサポートです。内定者が安心して新しい職場にスタートできるよう、企業は様々な手段を駆使してサポートを行っています。これらの情報は内定者にとって重要で、就職前に有益な情報とスキルを得るチャンスとなるでしょう。

 

引用:戸田建設公式HP 

社風

戸田建設の社風は、保守的で穏やかな雰囲気です。社員の多くは真摯で誠実な性格を持つ方々が多く、この傾向が会社全体の風土となっています。企業文化は慎重であり、信頼性や安定性を重んじる価値観が根付いており、社内でのコミュニケーションも円滑で協力的な雰囲気が感じられます。

求める人材

戸田建設では求める人材として下記のものを公表しています。

 

  1.       ものづくりが好きな人:建設業は物をつくる仕事であり、完成した建物やインフラが社会に貢献することに喜びを感じられる人が求められます。新たな建築物やプロジェクトを創り出すことにやりがいを感じることが重要です。
  2.       主体的な人:建設プロジェクトは多くの課題と困難を伴います。そうした状況に対し、目標達成へ向けて主体的に行動できる達成意欲を持つことが重要です。
  3.       チームワークがある人:建設プロジェクトは多くのステークホルダーや関係者が関与します。異なるバックグラウンドや価値観を受け入れ、協力し、チームとして協力して物事を成し遂げる能力が求められます。
  4.       柔軟性がある人:建設業界は国内外を問わず様々なプロジェクトが行われます。急速に変化するグローバル社会に対応し、柔軟な考え方を持ち、異なる文化や規制に順応できる柔軟性が必要です。

 

引用:戸田建設公式HP

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

戸田建設は建設業界において、その安定性と信頼性から高い評価を受けている企業と言えます。特に、強みは業界内での安定した売上高と平均年収を誇っている点です。この安定感は、戸田建設が大規模な建設プロジェクトを手掛け、そのプロジェクトの成功に貢献してきた結果であり、多くのクライアントや関係者から信頼されていることを示しています。

 

戸田建設の社風も注目に値します。保守的で穏やかな雰囲気が社内に広がり、社員たちは真摯で誠実な姿勢で仕事に取り組んでいます。この文化が、プロジェクトの品質と信頼性の向上に貢献しており、戸田建設の成功の礎となっています。こうした社風により、戸田建設は建設業界内でのリーダーシップを確立し、多くのプロジェクトで要求を満たすことができる優れたプロフェッショナルを育てています。

 

戸田建設は、これまでの実績と強固な基盤をもとに、将来の成長に向けた展望を持っていると言えるでしょう。その将来性と安定性が、多くの求職者にとって魅力的な選択肢となっていることでしょう。戸田建設は建設業界において独自の地位を築き上げ、その実力を証明しています。

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

 

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

 売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
戸田建設5471億5500万円835万4467円62保守的で温厚
長谷工コーポレーション1兆272億7700万円941万8772円63上下関係が厳しい
五洋建設5022億600万円878万0291円62若い人でも発言しやすい自由闊達な社風
熊谷組4035億200万円845万8621円61優しい人が多く風通しが良い

 

採用大学

戸田建設は、大学の選考対象として国公立大学や有名私立大学だけでなく、中堅大学など幅広い大学から採用実績を持っています。この点から、戸田建設は学歴フィルターを持たない企業と言えるでしょう。採用選考では応募者の能力や志向に焦点を当て、学歴だけでなく多様な要因を評価しているようです。自己分析や企業研究を入念に行い、ライバルに差をつけましょう。

【採用実績(大学)】 

北海道大学、早稲田大学、東京理科大学、東京電機大学、芝浦工業大学、工学院大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、明治大学、中央大学、日本大学、法政大学、立教大学、学習院大学、成城大学、成蹊大学、東京経済大学、東洋大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学、近畿大学、大阪工業大学、摂南大学 他多数 

引用:戸田建設公式HP

まとめ

企業研究を行うことは、就職活動において非常に重要です。戸田建設はその特徴を把握し、適切な志望動機や自己PRをまとめる際に活用できます。保守的な社風や真面目な社員が多いという情報を踏まえて、自分の特長と企業の文化を結びつけ、アピールポイントとして伝えることが重要です。就職活動は情報収集と準備が大切ですので、頑張ってください。この記事がお役に立てれば幸いです。

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