【企業研究】マネックスグループの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】マネックスグループの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年11月11日更新

はじめに

マネックスグループ株式会社は東京都港区赤坂に本社を置く金融業界に属する企業です。

 

主に金融商品取引業等を営む会社の株式の保有を行っています。特に、外国株に強い証券会社です。

 

マネックスグループは、日本、米国、および中国向けのオンライン証券事業を中心に展開しています。さらに、事業には暗号資産交換業や教育分野などを含んでいます。

 

グループは、マネックス証券株式会社、マネックス・アセットマネジメント株式会社、マネックスファイナンス株式会社、マネックスクリプトバンク株式会社、マネックスSP信託株式会社、マネックスPB株式会社、カタリスト投資顧問株式会社、ジーネックス株式会社、株式会社クラフター、株式会社ヴィリングなどで構成されています。

 

今回はマネックスグループの企業研究を行うための対策や社風、求める人物像をご紹介していきます。

 

就活を行う際にぜひこの記事を参考にしてください。

 

金融業界については、以下の記事に詳しく解説があります。ぜひ参考にしてください。【業界研究】金融業界とは?業種から仕組み,代表的な職種まで大解剖! 

 

また、金融以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください!

【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

マネックスグループは、グループ会社として多種多様な企業の株を保持しています。ここでは、主な会社である、マネックス証券、マネックス・アセットマネジメント、マネックスファイナンスの3社を挙げて紹介しています。

マネックス証券株式会社

マネックス証券は、マネックスグループの一員として、グローバルなオンライン金融機関としての位置づけを持つ企業です。その特徴的なサービスとアプローチについて詳しく見てみましょう。

 

マネックス証券は、多彩な金融商品を提供しており、これには株式、債券、投資信託、外国為替取引(FX)、CFD(差金決済取引)などが含まれます。これに加えて、マネックス証券は最新のテクノロジーを積極的に活用し、AI(人工知能)やフィンテック(金融テクノロジー)を導入して、顧客に対して高度な金融サービスを提供しています。

 

具体的なサービスの一環として、マネックス証券は投資に関する情報やアドバイスを提供するレポートサービスを展開してきました。また、ロボアドバイザーとして知られるAIを活用した投資アドバイスを提供し、投資家が効果的なポートフォリオを構築できるよう支援しています。さらに、ラップ(投資一任)サービスを通じて、顧客が専門家に資産管理を委任するオプションも揃えています。

 

マネックス証券のアプローチは、単なる取引プラットフォームを提供するだけでなく、顧客の将来の財務状況を総合的に考慮し、個別のニーズに合致した金融サービスを提供することに焦点を当てています。投資教育にも力を入れ、顧客がリスクを理解し、合理的な投資判断を行えるよう支援してきました。マネックス証券は、金融業界において革新的なアプローチを取り入れつつ、顧客の財務的な成功に向けて貢献し続けています。

マネックス・アセットマネジメント株式会社

マネックス・アセットマネジメントは、その主要な事業として「おまかせ資産運用サービス」を提供しています。このサービスは、デジタル技術を駆使した投資一任型資産運用サービスで、顧客の資産を長期的に増やすことを目指すものです。以下に詳細を紹介します。

 

このサービスでは、まず個別の顧客のニーズや目標を詳細に分析し、それに基づいてカスタマイズされた資産運用プランを提案します。顧客のリスク許容度、収益目標、投資期間などを考慮し、最適な資産アロケーションを設計します。そして、資産運用に関する専門家が資産の運用と監視を行い、リアルタイムで市場の変動に対応します。これにより、顧客は資産をプロの手に預け、自身のライフゴールに向けて確実に進むサポートを受けることができるでしょう。

 

また、マネックス・アセットマネジメントは、機関投資家向けにも運用商品やサービスを提供しており、そのコアビジネスとして公募ファンドの運用も行っています。これにより、個人投資家と機関投資家の両方に対応し、多くの顧客に適切な資産運用ソリューションを提供しています。

 

マネックス・アセットマネジメントは、デジタル技術を駆使して効率的な資産運用を実現し、顧客の資産形成に向けて積極的にサポートする一方、機関投資家向けにも高品質なサービスを提供し、幅広いニーズに応えています。

マネックスファイナンス株式会社

マネックスファイナンス株式会社は、マネックスグループの一員として2017年3月に設立された企業です。その主要な役割は、グループ企業の資金調達と資金供給を担うことです。このため、マネックスファイナンスはいくつかの重要な取り組みを行ってきました。以下に詳細を説明します。

 

2017年9月、マネックスファイナンスはシンガポール取引所に上場する「Euro Medium Term Note(EMTN)プログラム」を立ち上げました。このプログラムは、ユーロ市場での社債発行を可能にし、多くの機関投資家と個人投資家に対して新たな投資機会を提供しています。EMTNプログラムで発行された社債には、マネックスグループ株式会社の保証が付与されており、これにより投資家にとって信頼性が高い選択肢となっています。

 

また、マネックスファイナンスは個人の顧客に向けて、マネックス証券株式会社が販売する「マネックス債」などの金融商品を展開してきました。これらの商品は、資産運用の一環として投資家に利用され、多様な選択肢を提供します。

 

さらに、調達した資金は、マネックスグループ内の各企業に事業資金として貸し付けられます。これにより、グループ内の他の企業はビジネス拡大や新しいプロジェクトに必要な資金を効果的に調達できるため、持続的な成長が可能です。

 

マネックスファイナンス株式会社は、マネックスグループ全体における資金調達と供給の中心的なプレイヤーとして、グループの成長と発展に貢献しています。 EMNTプログラムを通じて、グループ内外の投資家に高品質な金融商品を提供し、市場での信用を築いています。

新卒選考フロー

マネックスグループの選考プロセスは、一般的な選考フローに則って行われますが、その独自の特徴も存在します。選考プロセスは、志望者が自己PRや志望動機をしっかりとアピールできるよう、面接官が詳細に掘り下げることを重視しています。また、逆質問の時間も多く取られるため、志望者は面接官からの質問に対して自己分析を深め、的確に答える能力が求められるでしょう。

 

入社意欲や将来のキャリアプランについても重要視されています。志望者がなぜマネックスグループで働きたいのか、どのような価値を提供できるのか、将来のビジョンや目標がどのようにグループの成長と発展に貢献するのか、これらの点について明確に語ることが求められます。選考対策として、自己分析を徹底的に行い、志望動機やキャリアプランに備えて準備しておくことが重要です。

 

マネックスグループは、志望者にとって将来のキャリアを築く場として大きな可能性を秘めています。そのため、志望者は選考プロセスを通じて、自己の熱意やビジョンをしっかりと伝え、自身の成長とグループの成長を共に築いていく覚悟を示すことが肝要です。明確な目標と熱意を持って臨むことで、マネックスグループの選考プロセスを成功させることができるでしょう。

 

また、募集コースは、エンジニアコースと証券ビジネスコースの2つとなっています。

 

新卒エントリー

マネックスグループ公式サイトの新卒エントリーボタンより必要事項を入力し登録を行います。入力は、名前や住所などの基本的な項目となっています。

 

エントリーシート

エントリーシートでは、自己PRと志望動機の基本的なことを問われます。自己PRではたとえば、「あなたが大学時代に最も本気で取り組んだことを一文で教えてください 」「得られた成果と、それに至るために工夫したこと・困難を乗り越えた経験があれば教えてください」などが挙げられます。

志望動機関連では、「あなたが金融業界に興味を持っている理由を3つ教えてください」などの設問が挙げられるでしょう。

 

適性検査

適性検査は、テストセンターのオンライン会場形式です。試験科目は、言語、計数、パーソナリティの3つから構成されています。自宅で受験できるので便利でしょう。基本的なSPI対策を怠らなければ通過できるでしょう。

 

面接(1次~3次)

面接では、自己PRと志望動機の基本的なことを聞かれ、そこから深堀されていく方式となっています。学生時代に力を入れたことは特に聞かれることが多いので対策しておきましょう。また、志望動機では志望の動機だけでなく、入社後にどんな仕事をしていきたいかという将来像も聞かれます。入社後の自分をより具体的に想像しておきましょう。

また、場合によっては逆質問に時間を割かれるケースもあるようです。逆質問のネタは多く持って行きましょう。

 

最終面接

最終面接では、これまで聞かれたことを再度聞かれたり、逆質問の時間を多く取ったり、色々な形式があるようです。他社の選考状況や志望度合いについて聞かれることもあるので注意しましょう。

 

⑥内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

 

引用:マネックスグループ公式HP

社風

マネックスは、社内でどんな発言をしても平気なカルチャーです。立場に関係なく発言ができ、裁量が大きいことが特徴です。風通しも良いと言われています。

求める人材

マネックスグループ株式会社では求める人材として下記のものを公表しています。

  1. “MONEX=未来のMONEY”を創造する力:マネックス証券は、個人投資家に対して世界トップクラスの金融サービスを提供する総合ネット証券としての使命を担っています。社名「MONEX」は、”MONEY”の”Y”を前に出し「未来のお金に対する新しいアプローチを設計し、お客様に提供し続ける」というコンセプトです。また、米国や中国などでのグローバル展開や、信託、仮想通貨、ベンチャーキャピタル、教育など、多岐にわたる金融サービスを提供することで、グループ全体で顧客の多様なニーズに応え続けています。
  2. 挑戦:他者が描いた未来に従うのではなく、自身の望む未来を実現する志を持つ人材を探しています。
  3. 主体性:マネックスは、社内で率直な意見を表明できる文化を大切にしています。皆様のアイデアや信念を率直に共有し、前向きな議論を歓迎します。正当な主張は常に評価され、個人が主導権を握ることも可能です。マネックスは、個人の意志を尊重し、成長を妨げるような障害は存在しません。

 

引用:マネックスグループ公式HP

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

マネックスグループ株式会社の立ち位置をご紹介します。

 

売上高や就職偏差値・難易度を参照し他社と比較してみても、マネックスグループ株式会社はトップクラスの企業だということがわかります。

 

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

 

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

 

 売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
マネックスグループ793億400万円828万7858円56社内でどんな発言をしても平気なカルチャー
トレイダーズHD91億9400万円900万円データなし多種多様な人材が集う
GMOフィナンシャルHD465億3300万円1374万3000円55ベンチャー気質がある
松井証券310億7100万円913万8000円56少数精鋭で穏やかな人が多い

 

採用大学

マネックスグループ株式会社は、国公立大学や有名私立大学だけではなく、中堅大学などを含めた幅広い大学から採用している実績があります。

 

そのため学歴フィルターはないと考えられます。

 

【採用実績(大学)】

 

北海道大学、東北大学、筑波大学、茨城大学、東京大学、一橋大学、東京都立大学、横浜国立大学、 名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、広島大学、山口大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、学習院大学、明治大学、立教大学、中央大学、法政大学、明治学院大学、日本女子大学、大妻女子大学、成蹊大学、立命館大学、同志社大学、同志社女子大学、龍谷大学、海外大学 など (大学院を含む)

 

引用:マネックスグループ公式HP

まとめ

企業を理解することは就活で勝ち残るための必須条件です。企業研究を徹底的に行い、就活に励んでみてください。

 

マネックスグループは金融業界の中のネット証券会社でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。

 

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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監修者情報

岩本美帆

キャリアアドバイザー リーダー

株式会社ネオキャリアに新卒入社。
法人営業や採用コンサルティング業務を中心に、転職支援業務のプロジェクトにアサイン。 2年後に自己成長と新しい挑戦を求めてナイモノに転職。 現在は入社3年目のキャリアアドバイザーのリーダーとして、 「人の挑戦を言葉で支援することで成長し続ける」をモットーに活躍している。