【企業研究】オスカープロモーションの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】オスカープロモーションの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年11月10日更新

はじめに

オスカープロモーション(株式会社オスカープロモーション)は、設立から50年以上の老舗大手芸能プロダクションです。人気俳優・タレントが数多く所属しており、幅広いエンタメ作品・媒体を盛り上げています。

 

今回は、オスカープロモーションの企業研究記事です。事業内容や業界内での立ち位置などのほか、新卒採用に関する選考対策としての情報も紹介します。

エンタメ業界

オスカープロモーションが属するエンタメ業界は、娯楽を通して多くの人々を楽しませることを目的とした業界です。エンタメの種類はアミューズメント・音楽・ゲーム・アニメ・書籍・映画・舞台など幅広く、種類ごとにまた事業内容や企業の特性などが異なります。また、このようなエンタメを発信するタレント・アーティストなどが所属する芸能プロダクションもあり、オスカープロモーションはこれに当たります。

 

エンタメ業界での採用獲得に向け、選考対策に力を入れたい人は次の記事も参考にいかがでしょうか?

【例文付き】エンタメ業界の内定を勝ち取る方法3選!

 

エンタメ業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

オスカープロモーションの主な事業内容は、所属する芸能タレント、音楽家、モデル、文化人等の育成やマネジメントです。特に女性タレントの発掘・育成にも長年力を注いでおり、「全日本国民的美少女コンテスト」を主催していることでも知られています。同コンテストはこれまで数々の有名女優・タレントを輩出しており、芸能界の登竜門のひとつです(2017年の第15回まで開催されています)。

 

オスカープロモーションの社内では、「芸音本部」「モデル本部」「音楽事業本部」「文化事業本部」「映像事業本部」「ビジネスセクション」などの部署が設けられ、それぞれ業務を担当しています。オスカープロモーションが「美の創造」という企業理念のもと、多彩なエンタメを創り出す屋台骨と言えるでしょう。具体的な業務内容は次の通りです。

芸音本部

 

ドラマ部・バラエティ部、国際部、音楽事業部、文化事業部、営業部などの部門で構成されています。所属タレント・アーティスト(モデル以外)のマネジメントや育成業務は、こちらの本部が中心となっているようです。そのほか、テレビ番組・映画等の企画制作、コンサート・演劇・イベント等の制作・興業、楽曲の企画・制作、海外アーティストの招聘・マネジメント、各種宣伝・営業などが主な業務です。

 

モデル本部

 

ヤング部、女性部、男性部、子供部、パーツ部、国際部、SP部、営業部などの部門で構成されます。所属している人材の中でも、モデルに特化してマネジメントや育成、キャスティング業務を行う部署です。

 

音楽事業本部

 

制作部、営業部などの部門で構成されています。

 

文化事業本部

 

営業部、マネージメント本部などの部門で構成されます。

 

映像事業本部

 

さまざまな映像作品の企画制作を担当する部署です。これまで、ドラマ、映画、情報・バラエティ、舞台、DVD・アプリ・配信コンテンツなど、数々の人気作を送り出しています。

 

ビジネスセクション

 

宣伝本部、デジタルコンテンツ事業本部、イベント事業本部、クリエイティブ本部、プランニング本部、CM事業本部、シアター事業本部、宇宙事業開発本部、ファンクラブ事業本部、海外事業本部、開発本部、業務本部、教育事業本部、経営企画本部などの部門によって構成されています。

 

プロダクションの経営も含め、所属人材のマネジメント・育成やコンテンツ制作以外のさまざまな業務を担う部署です。

 

なお、オスカープロモーションが中心となって構成しているオスカーグループにおいては、各社が連携し、映像コンテンツの企画制作、各種公演の請け負い及び興業、音楽・音声・映像等作品の企画・制作・販売・版権管理なども行っています。また、宇宙ビジネスを行うベンチャー企業とタッグを組み、老舗大手のノウハウを活かしたプロモーションを担当するなど、宇宙事業開発にも取り組んでいます。

 

参考:オスカーグループ株式会社オスカープロモーション

新卒選考フロー

オスカープロモーションにおいては、近年新卒採用が実施されていないようです。過去の新卒採用に関しても、体験談などの情報がほとんどありません。新卒選考フローや選考ステップごとの内容がはっきりわからず、選考対策が難しい部分もありますが、今後新卒採用が行われる可能性はゼロではないため、随時公式サイトなどの情報を要チェックです。

 

過去の新卒選考フローについては、次のような内容だったとの情報もありました。新たに新卒採用が行われる際はフローが大きく変わることも考えられますが、参考にできるかもしれません。なお、オスカープロモーションの社員の採用選考は非常にシビアで難しいと言われているようです。

 

応募書類の提出

 

まずは履歴書などの応募書類を作成・提出します。この時点で書類選考が行われ、通過した人のみ次のフローに進めます。

 

テストの実施

 

次のステップとしてテストが実施されます。過去には、筆記テストや適性診断のほか、パソコンの操作能力テストなども行われたようです。

 

面接の実施

 

テストを通過した応募者は面接に進みます。面接は複数回実施されるようです。過去の面接では、志望動機の深掘りのほか、好きなものや最近興味をひかれている芸能人などについて尋ねられたという口コミがありました。また、面接の雰囲気がオーディションのようで非常に緊張感があったという感想も見られます。

 

研修の実施

 

オスカープロモーションの選考では、面接をクリアした後もすぐ採用とはならず、数ヶ月の研修期間・試用期間が設けられているようです。その期間中に一定水準のレベルに達せられれば本採用となります。研修・試用期間中は業務に必要な知識や技術、ビジネスマナーなどの新人教育が細やかに行われるようです。手厚い体制で研修を実施してくれるため、この期間を真摯に取り組めば、本採用獲得の可能性は高いという情報も見られました。

社風

オスカープロモーションの社風の特徴として大きいのは、老舗大手芸能プロダクションならではの安定感です。業界の中でも知名度が高く確固たる立場を築いている芸能事務所であり、エンタメ業界のビジネスに関するノウハウを豊富に有する企業です。新しい挑戦に打って出るよりは、保守的なスタンスの方が強いという口コミも見られますが、これまでオスカーが培ってきた強固な土台を活用しながら、安定感のあるビジネスができるでしょう。また、さまざまな経歴を持つ社員が多く、職場にも多様な人物を受け入れる雰囲気があるようです。

求める人材

音楽・ダンスの専門学校に掲載されている企業へのインタビュー記事内で、オスカープロモーションの社長と社員が求める人材像を語る部分がありました。

 

それによると、まず求められるのはエンタメ業界や人と接することが好きな人です。芸能プロダクションの事業は、さまざまな人と関わり合うことで成り立っています。コミュニケーションの中からビジネスチャンスが生まれることも多いため、とにかく積極的なやり取りが不可欠です。

 

また、現場を実際に経験している社員によると、いち早く仕事に反応できる人、フットワークの軽い人なども求められるようです。芸能事務所の業務はスピーディなレスポンスが必要な場合も多く、迅速な対応ができないと周りに大きな迷惑をかけたり、せっかくのビジネスの機会を逃してしまったりします。

 

エンタメ業界で働く意欲を強く持ち、真摯に仕事に向かう姿勢がある人なら、オスカープロモーションの社員に適しているかもしれません。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

それでは、オスカープロモーションと事業内容が似ている企業を比較しながら、オスカープロモーションの業界内での立ち位置を見ていきます。また、就職の難易度も探ります。

 

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
オスカープロモーション非公開600万円ほど多様な社員が集まっている
エイベックス・マネジメント1,215億円※グループ831万円62挑戦に寛容
アミューズ524億円729万円58誰でもチャレンジできる
スターダストプロモーション非公開400~450万円ほどゆったりしている・女性が多い

 

財務情報の比較(売上)

 

オスカープロモーションは非上場企業であり、売上高の公開をしていません。大手芸能事務所には非上場企業が珍しくなく、売上高で業績の比較をしにくい部分もあります。

 

ただし、今回オスカープロモーション及び比較対象としてピックアップした大手芸能プロダクションは、事業規模などから考えるにいずれも業界のトップクラスの立ち位置にいると考えて良いでしょう。

 

社風の比較

 

ここで取り上げている4社を含め、エンタメ業界の社風の傾向として、社員に主体的な行動やチャレンジする姿勢を求める特徴があります。エンタメ業界は社会の情勢や市場の動向のほか、流行などもあり、いかに変化やニーズをとらえ行動していくかが非常に重要な世界です。そのため、仕事においては言われたことだけをするのではなく、自ら考え新しいことにも積極的に踏み込んでいくスタンスが必要です。

 

就職偏差値

 

エンタメ業界は華やかなイメージが強く、また大手芸能プロダクションは知名度も高いため、就職の難易度はおおむね高いと考えられます。新卒採用を行っている企業でも、採用人数は10~30人ほどと多くはなく、選考突破は至難の業と考えられます。ただし、業界として熱意や人柄、考え方などを重視する傾向もあるので、高学歴でなければ採用を獲得できないわけではないでしょう。

 

なお、オスカープロモーションは先に述べた通り、近年新卒採用を実施していません。今後もし新卒採用が行われた場合、一気に応募者が殺到し就職難易度が高くなることも考えられそうです。また、前の項目で少しふれましたが、オスカープロモーションの社員選考は非常にハードルが高く、業界の中でも特に突破が難しい企業だと言われているようです。本気で入社を目指すなら、かなり入念な研究や対策が必要でしょう。

 

エンタメ業界や他業界の就職偏差値について、さらに幅広く調べたい場合は、次の記事もチェックしてみてはいかがでしょうか。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

採用大学

先述している通り、オスカープロモーションは近年新卒採用を行っておらず、また過去の新卒採用に関しても情報がかなり少ない状況です。採用実績の大学例も現在のところ明確な情報が見つかりませんでした。

 

ただし、芸能プロダクションの傾向として、社員に必ずしも高学歴を求めない事務所が多く見られます。そのため、今後オスカープロモーションで新卒採用が行われた場合も、選考に学歴フィルターが存在しない可能性はあり得るでしょう。

活気を取り戻す業界内で所属俳優・タレントが日々活躍中

オスカープロモーションには芸能界でも特に人気の高い俳優やタレントなどが多数所属しています。一時所属人材の退社が続いた時期もあったものの、映画・ドラマ・テレビ番組・CM・雑誌などさまざまな媒体に出演しており、オスカープロモーションの俳優・タレントを見ない日はないと言えるほどです。出演している作品にヒット作や話題作も多く、オスカープロモーションの人材のエンタメ業界の人気が伺えます。

 

変化の激しい業界ですが、オスカープロモーションは老舗大手として、今後も確かな存在感を放っていくのではないでしょうか。

まとめ

オスカープロモーションはこれまで数多くの人気タレントを輩出してきた芸能プロダクションです。現在も多くのタレントや俳優が日々エンタメの世界を盛り上げています。また、若手の所属人材も豊富です。今後もバラエティ豊かな人材をマネジメントし、エンタメ業界に活気を与える存在であり続けるでしょう。

 

オスカープロモーションへの就職に興味を持っている方は、新卒採用に関する情報を逐次チェックしつつ、より深く企業研究を進めてみてください。

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監修者情報

近藤明弘

キャリアアドバイザー

株式会社ニトリに新卒入社。
個人売率ランキングでは全国で10位に入賞するなど、多くの成果を生み出してきた。 2021年より株式会社ナイモノにジョイン。 リクルーティングアドバイザー(RA)とキャリアアドバイザー(CA)の経験を持ち、現在はCAとして急成長中。