【業界研究】外食 ファーストフード業界とは?|志望動機・職種を徹底解説

【業界研究】外食 ファーストフード業界とは?|志望動機・職種を徹底解説

2023年10月29日更新

はじめに

就職を考えるうえで、外食・ファーストフード業界に興味がある人はいらっしゃいませんか?

この記事では、外食・ファーストフード業界について解説しています。

ファーストフード業界の企業についての情報や、志望動機・職種などを徹底解説しています。

外食・ファーストフード業界に興味があり、就活を考えている人にとって有益な情報をまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

外食・ファーストフード業界以外の業界についても知りたい、という人は下記サイトで

他業界についても確認してみましょう。

【業界研究ガイド】業界一覧 | ジョーカツキャンパス 

 

就活を始めるにあたって、業界を絞り込むことはとても重要なことです。

なぜなら、業界を定めることで就活の目的がはっきりと見え、行動することができるからです。

ご自身がどの業界に興味があって、それはなぜなのか、考えてみましょう。

なぜ興味があるのか、自分の深層心理に気づき、「自分はこう考え、こうなりたいからこの職種に就きたいのだ」と考える事ができると、それは十分に志望動機になり得ます。

下記サイトでは、志望動機について紹介しています。

ご自身の志望動機をまとめるうえで、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【型と例文あり】就活で「将来の夢」を聞かれた場合はこう答えろ‼ | 

外食・ファーストフード業界の特徴

ファーストフードとは、「調理時間が短く、手軽に食べられる食事」として、私たちの生活にとても身近な存在です。

経営業態はフランチャイズ方式が多く、主要企業の70%ほどがフランチャイズで運営されています。

「調理時間が短く、手軽に食べられる食事」そんなファーストフードは、日本食である牛丼、うどん、そばや、アメリカの外食の象徴でもあるハンバーガー、ポテトなど、幅広く提供されています。

 

ファーストフード業界のビジネスモデル

 

注文から短時間で供給でき、比較的安く、手軽に食べられる商品を販売するのがファーストフード業界のビジネスモデルです。

スピード感がある

ファーストフードという名前の通り、素早く調理し提供することが大切です。

価格も含めた手軽さから忙しいビジネスパーソンのランチに選ばれることも多いため、提供が遅いと満足度・リピート率低下につながります。

また、スピードは経営上も重要です。

ファーストフード業界は比較的客単価が低いため、回転率を向上させる必要があります。

 

テイクアウト・デリバリー・ドライブスルー強化で売上アップ

ファーストフードは、イートインだけではなく、内食にもよく利用されるのも大きな特徴です。

これらのサービスを取り入れることで、家でゆっくり食事をしたいファミリー層や運転中の小休憩を挟みたい人々をターゲットに集客でき、売上アップにつながります。

ランチ/ディナーでメニューを変える手法もある

昼と夜で異なるメニューを提供したり、夜だけおつまみやアルコールメニューを展開したりするなど、お客様のニーズに合わせて運用を変えることも戦略のひとつです。

スタッフがスムーズに対応できるようにするためにも、ツールを含め現場の仕事を整えることは大切です。

 

ファーストフード業界の現状のビジネスモデルをご紹介しましたが、今後も世界情勢の変化、人口減少、高齢化により、ファーストフードに求められるニーズは変化していくでしょう。

みなさんも、ファーストフード業界の今後を考えてみて、将来の展望を志望動機などに盛り込んでみましょう。

ESでは、志望動機も求められることが多くあります。

下記サイトで、効率よく自己PRができる手法をご紹介しています。

ES作成に役立ててみてくださいね!

【例文付き】就活に必須のPREP法!ESの自己PRの書き方! |

牛丼

日本食のファーストフードといえば牛丼が有名ですね。

ニュースなどでも、牛丼の値段はサラリーマンが昼食に食べる代表格として、景気の指標にもなっています。

牛丼の値段が日本のサラリーマンの懐事情に大きく影響する、といった雰囲気がありますね。

そんな牛丼業界の中でも、TOP3の企業をご紹介します。

 

ゼンショーHD

ゼンショーは「すき家」と「なか卯」を展開しています。

「すき家」は店舗数が日本1位で、1,941店舗を全国で展開していて、中国、タイ、マレーシア、インドネシアなど、海外進出にも積極的です。

 

吉野家

吉野家は、創業100年を超える老舗牛丼屋で、1,181店舗を運営しています。

また、マレーシア、中国、シンガポールなど、海外進出にも積極的です。

 

松屋フーズ

松屋は、牛丼のほか、定食、カレーなどのメニューも人気で、全国に986店舗を展開しています。

 

出典:吉野家 – Wikipedia

出典:ゼンショーホールディングス ZENSHO

出典:松屋 | 松屋フーズ (matsuyafoods.co.jp)

 

ハンバーガー

ファーストフードといえばハンバーガーが頭に思い浮かぶ人は多いのではないでしょうか。

そんなハンバーガー業界で、人気のTOP3をご紹介します。

 

日本マクドナルド

マクドナルドは、ハンバーガー業界のなかでも売上高、店舗数ともにトップを誇るファーストフード店です。

デリバリーやドライブスルーに力を入れているのもマクドナルドの特徴のひとつです。

 

日本KFCホールディングス

ケンタッキーはフライドチキンを中心に提供していますが、バーガー類も手軽にチキンを食べることができる人気商品です。

 

モスフードサービス

モスバーガーは、日本発祥のファーストフード店で、全国に1,370店舗を展開しています。

1972年設立で、注文を受けてから作るスタイルで、素材の新鮮さと、日本人好みの味には定評があります。

 

出典:mos_csr16_p03_04.pdf

 

ファーストフードの代表といえる牛丼、ハンバーガーを提供する企業を紹介しました。

みなさんの生活にもとても身近で、ひとり暮らしをしている人など、値段も安く、手軽に利用できるので、みなさんの利用頻度は高いのではないでしょうか。

 

ファーストフード業界売上高ランキングTOP5

ファーストフード業界全体での売上高ランキングを紹介します。

 

1位 ゼンショーHD 4,523億円

ゼンショーは、1982年にすき家の第1号店を神奈川県横浜にオープンし、約40年の歴史の中、M&Aを繰り返しながら各ジャンルの外食チェーンを傘下に収めています。

すき家の他には、なか卯、ロッテリア、ココスジャパン、ジョリーパスタ、はま寿司などを運営していて、ゼンショーHD全体の売上高は7,799億円と、業界でもトップクラスの規模を誇る企業です。

ゼンショー全体の売上高における、ファーストフードの割合は24.7%、牛丼の割合は33.6%で、このサイトでの売上高は牛丼・ファーストフードのカテゴリーを合わせた数字を表わしています。

ゼンショーの平均年収は625万円。

ゼンショーの企業理念は「世界から貧困と飢餓を撲滅する」で、世界の食事情を変えることができる企業へ成長することを目標にしています。

海外への進出も積極的で、世界一を目指す人材を求めています。

ゼンショーHDは国内・海外外食事業では独自のMMD(マス・マーチャンダイジング・システム)をグループの根幹に持っています。

 

ゼンショーMMDの仕組

  • 調達
  • 製造
  • 物流
  • サービス

 

ゼンショーでは、上記のMMDの企画・設計・運営する仕組みは、ゼンショーの躍進力となってきました。

 

出典:沿革:2011年-2020年 | 会社概要 | 企業情報 

 

2位 日本マクドナルドHD 3,523億円

日本マクドナルドは1971年に東京・銀座三越に第1号店を開店してから50年の歴史があり、

マクドナルドは売上高、店舗数ともにトップを誇ります。

日本マクドナルドの平均年収は588万円で、新卒採用、中途採用を積極的に行っています。

マクドナルドには「フィールド」と「オフィス」という2つの大きなステージがあり、多種多様な経験ができます。

「フィールド」は店舗運営に直接かかわりながら職位を上げていきます。

「オフィス」は各部署が専門性を発揮しながら連携し、フィールドをサポートしていくことで成長していきます。

マクドナルドではインターンシップも受け入れていますので、マクドナルドでの仕事に興味がある人はぜひ、公式サイトから申し込んでみてください!

 

出典:沿革・歴史|企業情報|McDonald’s

 

3位 トリドールHD 1,883億円

トリドールHDは主に丸亀製麺を展開している会社で、他にもKona’s コーヒー、天ぷら まきのなどを展開しています。

神戸ではじめて開店した炭火焼き鳥、「とりどーる」が第1号店です。

トリドールは行動指針とされる「トリドール3項」を人事評価や採用条件として掲げていて、経営理念は「食の感動でこの星を満たせ」です。

「食の感動」が出発点で、この星を満たすことが目標です。

トリドール3項

  • 「KANDO」の頂へ
  • 「二律両立」の頂へ
  • 「称賛共助」の頂へ

 

創業者の不変の哲学を基礎にして、日々の行動につなげ、新たな感動体験をつくり続けます。

トリドールの平均年収は724万円で、外食業界のなかでもより高い収入が見込めます。

 

4位 吉野家HD 1,127億円

吉野家は「よしぎゅう」と呼ばれる牛丼チェーン店です。

吉野家HDの平均年収は718万円で、コロナウィルスによる影響を受けて、当初は赤字経営に陥りましたが、近年の売上は勢いよく持ち直しています。

 

5位 松屋フーズHD 1,065億円

5位にも牛丼店がランクインしました。

松屋では正確には牛めしを提供していて、他の定食、カレーも人気の商品です。

創業者が吉野屋の牛丼の味に感銘を受けて牛丼の味の研究を重ね、最初の出店に至った、というエピソードも面白いですね。

松屋フーズの平均年収は642万円です。

 

ファーストフード業界の売上高ランキング上位5位を紹介しました。

他にも

  • 6位 日本KFCホールディングス 999億円

      日本KFCの平均年収は724万円

  • 7位 モスフードサービス 850億円

      モスフードサービスの平均年収は659万円

  • 8位 ダスキン 488億円

      ダスキンの平均年収683万円

  • 9位  壱番館 482億円

       壱番館の平均年収は533万円

  • 10位 アークランドサービスHD 471億円

      アークランドサービスの平均年収は546万円

 

下記サイトでは外食産業について、その仕事内容などをまとめています。

ファーストフード業界に共通することがたくさん紹介されています。

より、外食産業について深く知りたい人はぜひ、参考にしてみてください。

【就活生必見】外食産業の就活って? ブラックって本当? | ジョーカツキャンパス 

志望動機

ファーストフード業界の志望動機は、これまで経験してきた接客経験や調理経験を通じて得た経験を具体的に伝えるのが効果的です。

また、自分は接客に向いている、応募先のお店を利用した際に接客が素晴らしかった、料理がおいしい、などがきっかけで働きたいと考えている、など、さまざまな角度から強く志望する理由を述べましょう。

まとめ

この記事では、ファーストフード業界について解説してきました。

利用した店舗で、明るい接客、おいしい料理に心が奪われたことは誰でも経験したことがあるのではないでしょうか。

そんなファーストフード業界は、ご自身にあった業界なのでしょうか。

自己分析をすすめて、なぜ、ファーストフード業界なのか、をしっかり説明できるようにしておきましょう。

下記サイトでは自己分析の方法をご紹介しています。

自己分析がまだしっかりできていない、まだ不安を感じている、という人は下記サイトを参考に、より深い自己分析を進めることをおすすめします。

【自己分析】MBTIを就活に活用する方法とは?

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監修者情報

印出実生

キャリアアドバイザー

株式会社Bboにカスタマーサクセスとして二年所属したのち株式会社ナイモノに入社。
現在キャリアアドバイザーとして勤務。 学生と直接向き合い、心おきなく相談できるアドバイザーとして日々奮闘中。 ただの「エージェント」ではなく、自分でしか出来ないことは何かを見つめなおし、 学生の将来に対して献身的に取り組んでいる。