【企業研究】第一交通産業の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2023年10月26日更新
はじめに
就活において企業研究は必須ですが、企業の情報は1つにまとまっていないことがあります。そして、そのような場合は企業研究自体に時間と手間がかかってしまいますよね。
そこで、ここでは第一交通産業の事業内容や就職難易度について本記事内で徹底解説いたします。第一交通産業が気になっている方、第一交通産業の選考を受けようとお考えの方は、ぜひご確認ください。
タクシー業界
タクシー業界は、乗客を目的地まで運送する業界です。タクシー業界は他の交通機関のように区間ごとの料金でなく、距離によって運賃が変わることが特徴になります。
タクシー以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください！
事業内容
第一交通産業は福岡県北九州市に本社を置いている企業であり、事業内容は大きく分けて4つあります。事業内容を確認することで入社後の働き方がわかるため、ここで事業内容についてしっかりと把握しておきましょう。
事業①交通
交通事業ではタクシー（一般、ハイヤー、介護、福祉、代行運転、乗合など）、バス（観光、路線、乗合)、霊柩車など様々な形態でお客様の運送をおこなっています。現在はバスや乗合・貨物を合わせて約9,000台保有しています。こちらは日本においては全国最大の保有数です。
事業②不動産
不動産事業では賃貸や仲介にくわえ、分譲、再生、管理と非常に幅広い業務をおこなっています。分譲事業では供給実績が20,358戸となっています。分譲事業におけるブランドは下記のとおりです。
- グランドパレスシリーズ
- アーバンパレスシリーズ
- ラコントシリーズ
賃貸事業では総区画数2,007区画を実現しています。不動産関連事業の特徴をまとめると下記の3つになります。
- ソシアルビル事業：九州エリアを中心に全国35棟のソシアルビル（飲食ビル）を展開。50年を超える管理実績とビルオーナーである当社が直接「自社管理」を行うことで、迅速かつ、細やかなサービスを提供します。
- 商業施設開発事業/オフィスビル事業：商業施設の開発やオフィスビル事業を通じて「まちづくり」にも積極的に取り組み、地域と共に発展できる10年後、20年後を見据えた施設開発を進めています。
- 賃貸マンション事業：福岡県を中心に約20棟を所有、自社で管理・運営を行っています。新築マンションの開発や時代のニーズに合わせたリノベーションを施し提供しています。
事業③国際
国際事業ではミャンマー現地にて、水産加工・輸出、自動車車両の部品販売・整備、インドではハイヤー事業、自動車修理事業を展開しています。このように第一交通産業は運送業だけでなく、M&Aによって多角的な事業をおこなっていることが特徴的です。
事業④その他
その他の事業には下記のようなものがあります。
高速船の運航（沖縄）、放射線遮へい製品販売、ファイナンス（不動産担保ローン、不動産再生）、自動車整備、介護・福祉（訪問介護・居宅介護支援、介護老人ホーム、サービス付高齢者住宅）、医療（医療法人湘和会「湘南記念病院」）、ゴルフ練習場、通販（逸品倶楽部）、保険代理店
第一交通産業はM&Aによって事業が多岐に渡っているため、会社説明会などで各事業について知ることは必須です。
新卒選考フロー
内定を獲得するためには新卒選考フローを確認しておき、事前に対策を取ることは非常に重要です。ここで選考フローについて確認し、どのような対策を取れば良いのか知っていきましょう。
募集職種
第一交通産業は総合職採用となっています。入社後の配属職種は下記のとおりです。
- 交通事業統括部門【交通事業統括本部：管理指導業務】：タクシー・バス事業にかかる事業計画の作成、業務指導、労務管理、資材購入、安全対策、営業企画・推進、乗務員採用など
- 不動産部門（企画営業：反響型営業）：集客活動（CM、Web上、チラシ、SNS等）を企画・実施。
- 管理部門（総務・経理・経営企画等）：グループ全体の管理部門である総務、経理、経営企画部門での業務に従事
選考フロー
選考フローは下記のとおりです。
- エントリー
- 会社説明会
- エントリーシート・SPI
- 一次試験（グループ面接）
- 二次試験（個人面接）
適性検査であるSPIはWEBテスト型です。エントリーシートの設問例には下記のようなものがあります。
- 志望動機
- 学業・ゼミ内容
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- 入社5年後の将来像
給与水準
給与水準は下記のとおりです。
- 院・四大卒：216,000円
- 短大、専門卒：196,000円
こちらは一律職能給手当を含みます。昇給は4月の年1回、賞与は7月と12月の年2回です。諸手当には通勤手当や資格手当などがあります。福利厚生は下記のとおりです。
- 社会保険完備
- 退職金制度
- 企業年金制度
- 従業員持株会制度
- 財形貯蓄制度
- ジョブリターン制度
- 社宅
- 企業主導型託児所
- 在宅勤務制度
社風
口コミサイトを確認すると、第一交通産業には下記のようなものが多く見られました。
- 社員同士の仲が良く、アットホームな雰囲気
- 仕事とプライベートのバランスが取りやすい
- 若手社員の活躍の場が多い
- 社員の教育・研修に力を入れている
- 福利厚生が充実している
社風が魅力的かそうでないかは人によって異なります。まずは自己分析などから自分に合っている社風を明確にし、それに合っているかどうかを確認するようにしましょう。
求める人材
第一交通産業の求める人材は下記のとおりです。
今後、更なる可能性を切り開いていく為には、若い力が必要となってきます。第一交通産業グループの全国に広がるネットワークと様々なステージであなたのチャレンジスピリットをお待ちしております。
また、就活ナビサイトのリクナビには求める人材を下記のように掲載しています。これら2つを確認し、自分は求める人材に当てはまっているのか、面接などで伝えることができるのかを考えておきましょう。
当社の選考は、人物重視(面接)。
面接において大切なのは、質問の答えの内容よりも、
自分の言葉で自分の考えを言っているかどうか。
あらかじめ用意された答えではなく、
自分の想いを伝えようとする姿勢が見える方かどうか
ということは選考基準の1つとさせて頂きます。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
業界内でどのような立ち位置になっているのかは、今後の戦略や経営安定性を図ることができます。ここで、第一交通産業は業界内でどのような立ち位置となっているのかを確認してみましょう。業界内での立ち位置は下記のとおりです。
| 会社名 | 売上高 （百万円） | 平均年収 （万円） | 就職偏差値・ 難易度 | 社風 |
| 第一交通産業 | 106,170 | 405 | – | 社員同士の仲が良く、アットホームな雰囲気 |
| サンデン交通 | 9,034 | 400 | – | 地域密着型で、社員同士の結束が強い |
| 東部ネットワーク | 9,874 | 459 | – | 社員の自主性を重んじる、若手社員の活躍を推進する |
| 川スミ | 5,124 | 482 | – | 社員同士のコミュニケーションを大切にする、社員の成長を支援するなど |
第一交通産業は売上高が競合他社と比べると高くなっています。また、社員同士の仲も良いです。ただし、平均年収は中位となっています。就活において何を重要視するのかを明確にしておきましょう。
また、他業界や他の会社の就職偏差値については、下記の記事でご紹介しています。こちらもぜひご確認ください。
採用大学
第一交通産業の採用大学は下記のとおりです。
青山学院大学、愛媛大学、大分大学、鹿児島大学、九州共立大学、九州国際大学、九州産業大学、九州大学、京都大学、近畿大学、熊本学園大学、熊本大学、久留米大学、慶應義塾大学、国学院大学、滋賀大学、下関市立大学、成蹊大学、西南学院大学、西南女学院大学、専修大学、東亜大学、東京大学、徳山大学、同志社大学、長崎県立大学、長崎大学、西日本工業大学、日本大学、福岡教育大学、福岡工業大学、福岡大学、別府大学、法政大学、明治学院大学、明治大学、山口大学、立教大学、琉球大学、早稲田大学
第一交通産業は非常に幅広い大学から採用しており、学歴フィルターはありません。人柄や想いといった部分を伝えていきましょう。
ホットニュース
ホットニュースは企業の動向について知ることができます。ここでホットニュースについて確認しておき、自分にはどのような影響があるのかを考えておきましょう。
ホットニュース①再生可能エネルギーを活用した EV 中心の次世代型タクシー営業所の運用を開始
電気自動車、太陽光発電設備、及びエネルギーマネジメントシステムを導入する、EV 中心の次世代型タクシー営業所の運用を開始致しました。本事業は、地域交通の維持・発展、並びにタクシー事業の低・脱炭素化に向けたものであり、第一交通産業は環境問題にも積極的に取り組んでいます。
ホットニュース②【お墓参りサポートタクシー】対応エリアを拡大
「お墓参りサポートタクシーはご自身でお墓参りに行きたいけど難しい･･･」お客様に代わってタクシー乗務員がサポートする事業です。このように第一交通産業は従来のタクシー事業だけでなく、新たな付加価値も加えたサービスを展開し続けています。
まとめ
今回は第一交通産業の事業内容や就職偏差値についてご紹介しました。就職を成功させるためにはリサーチを徹底的におこない、入社後に後悔する可能性を低くすることが重要です。本記事や企業の説明会などで企業研究を徹底的におこなっていきましょう。
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