【企業研究】アマゾンジャパン合同会社の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】アマゾンジャパン合同会社の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年10月26日更新

はじめに

アマゾンジャパン合同会社といえば、知らない人はいないといっても過言ではないほど、有名な会社です。ネット通販が盛んな今、Amazonを利用して商品を購入している人は多いと思います。

 

そんなアマゾンジャパン合同会社に就職を考えている人は、しっかりと企業研究を深めることが重要です。

 

面接やESなど対策すればするほど、選考突破率は向上します。本記事は、アマゾンジャパン合同会社の企業研究を深めるために、選考フロー、求める人物像など詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

EC業界

EC業界とは、インターネット上でサービスや商品を売買する電子商取引のことです。EC業界の中でも、「店舗管理」、「販売戦略」、「集客・販促」、「顧客対応」の4つに業界を分類することができます。

 

業界以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

アマゾンジャパン合同会社は、主に7つの事業で成り立っています。それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

フルフィルメントセンター

フルフィルメントセンター(FC)は、最先端の技術やシステム、設備が導入されたAmazonの物流拠点です。業務としては、倉庫の管理というよりも製造業に近い工程管理を行っています。入荷から出荷まで、Amazonの独自のノウハウを活かして、効率的かつ的確な管理が実施されています。

 

常に最新の物流ネットワークを導入し、FCメンバーだけでなく、設備の導入や保守保全を担当するメンバー、システムやITインフラを担当するメンバー、FC横断プロジェクトを担当するメンバーなど、様々なメンバーと連携しているのが特徴です。

 

各分野のメンバーが一丸となることで、より良いサービスをお客様へ届けることができます。

 

サプライチェーンマネジメント・ミドルマイル

サプライチェーンマネジメントは、オペレーション全体に関与するシステムの構築や、分析、戦略を行う部門です。さまざまなステークホルダーと連携し、配送車両の手配やルート設計などを行っています。

 

また、「フルフィルメントセンター(FC)建設計画の立案および実行」、「法人様向けビジネスの企画実行」、「更なるリダクションに繋げる施策」など、多岐にわたるプロジェクトを遂行しています。

 

そのため、メーカー、アナリスト、コンサルタントなど多様なバックグラウンドを持つメンバーと、活発にコミュニケーションを深め、チームワークを重視しながらやりがいを感じて働いているのがサプライチェーンマネジメント部門です。

 

ラストマイル

ラストマイルは、高品質な配送サービスを提供するための、配送ネットワークの構築・運用を担う部門です。

 

エンジニア、プロジェクトマネジメント、企画、テクノロジーといったチームが、デリバリーステーションのメンバーや、外部の配送企業と連携を取り合いながら作業を進めています。

 

Amazon独自のテクノロジーと、グローバルメンバーからのサポートを経て、画期的な配送プログラムを企画・推進・実行しています。

 

カスタマイズセンター

Amazonの目標は、「地球上で最もお客様を大切にする企業」になることです。その目標を達成するために、お客様の声を直接聞ける唯一の部門として、重要な役割を担っています。

 

カスタマイズセンターには、リアルタイムでお客様をサポートする部門と、長期的に顧客満足度を向上させていく部門の2つがあります。会社の先頭に立ち、お客様からの意見を聞きながら、改善策を模索するのがカスタマイズセンターの役割です。

 

また、お客様の声は、製品やサービス、プログラムなどの技術開発を行う上で、基礎となっている存在です。

 

人事

人事の役割は、「We build a workplace for amazonians to invent on behalf of customers」というミッションのもと、会社の目標や戦略を達成させるために、人材面からサポートすることです。

 

人材開発やAmazonのDNAの伝承、働きやすい環境づくりなどの実現に貢献しています。

 

経営管理・ファイナンス

財務分析を行い、予算管理や予算編成、キャッシュフロー管理を担う部門です。経営管理部門は、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まっており、豊富なアイデアに溢れ刺激的な環境です。

 

日々変化していくビジネス環境に柔軟に対応できるように、ビジネスモデルやビジネスアイデアなど、日々活発に議論が飛び交っています。

 

オペレーション技術開発

オペレーション技術開発は、オペレーション業務の中心核として、物流プロセスの設計・導入・改善に取り組んでいます。

 

お客様のニーズにあった次世代のフルフィルメント能力を創出することや、「利便性」、「品ぞろえ」、「低価格」を向上させるのがミッションです。

 

専門知識を持つメンバーたちが、議論をし、最良のソリューションを提案、その数か月後にはそれがカタチとなって実現しているため、仕事に対しての面白みや醍醐味を味わうことができます。

新卒選考フロー

アマゾンジャパン合同会社の選考フローやWebテストの種類、ESの質問内容などについて見ていきましょう。

 

選考フロー

アマゾンジャパン合同会社の選考フローは以下の通りです。

応募する

書類選考(ES)

一次面接

最終面接

 

Webテストの種類

アマゾンジャパン合同会社は「独自のオリジナルテスト」と「玉手箱」の2つが採用されています。

 

独自のオリジナルテストでは、「あなたがアマゾンジャパンの社員なら」という設定のもと、業務で起こりうるシチュエーションに、どう対応するかを選択肢から選んでいく問題です。

 

こちらはオリジナルテストなので、対策方法としては、企業研究を深めておくことが重要です。アマゾンジャパンの社員になったつもりで、会社の内容を熟知しておきましょう。

 

玉手箱は、設問数が多く、制限時間が短いテストです。初見だと解くスピードに追い付かず、最後の設問までたどり着けない可能性が高いです。そのため、1つの問題にかける時間や、問題の傾向など、しっかり対策しておきましょう。

 

またアマゾンジャパンでは、英語の問題も出題されるので、覚えておきましょう。玉手箱対策について詳しく知りたい方は【玉手箱 完全攻略】例題から対策法までこれを読めば解決!! | ジョーカツキャンパス (jo-katsu.com)を参考にしてください。

 

ESについて

ESの質問内容について、過去に出題された例を見ていきましょう。

 

<過去に出題されたES>

・志望動機

・学生時代に頑張ったこと

・最近気になるテクノロジーについて

 

社風

アマゾンジャパン合同会社の社風は、仕事も私生活も充実できる働きやすい環境が整っていることです。社員割引、通勤交通費の配布、会員制福利厚制度など、福利厚生が充実しているのが特徴です。

 

会社の成功は、従業員がいてこそ成り立っているという考えを持っているため、従業員を大切に扱っているのがよくわかります。

求める人材

アマゾンジャパン合同会社が求める人材は、「リーダーシップを持っていること」です。Amazonでは、「チームを持つマネージャーであるかどうかにかかわらず、全員がリーダーである」という考えを持っています。

 

「Leadership Principles」という全社員が大切にすべき16項目の行動指針を重要視しているので、このLPに当てはまる人を求めています。16項目あるLPのいくつかを紹介するので見ていきましょう。

 

<Leadership Principles>

・Customer Obsession

リーダーはまずお客様を起点に考え、お客様のニーズに基づき行動します。お客様から信頼を得て、維持していくために全力を尽くします。リーダーは競合にも注意は払いますが、何よりもお客様を中心に考えることにこだわります。

・Ownership

リーダーはオーナーです。リーダーは長期的視点で考え、短期的な結果のために、長期的な価値を犠牲にしません。リーダーは自分のチームだけでなく、会社全体のために行動します。リーダーは「それは私の仕事ではありません」とは決して口にしません。

・Are Right, A Lot

リーダーは多くの場合、正しい判断をくだします。 そして、優れた判断力と直感を備えています。 リーダーは多様な考え方を追求し、自らの考えを反証することもいといません。

・Learn and Be Curious

リーダーは学ぶことに貪欲で、常に自分自身の向上を目指し続けます。新たな可能性に好奇心を持ち、探求します。

・Bias for Action

ビジネスではスピードが重要です。多くの意思決定や行動はやり直すことができるため、過剰な調査や検討に時間をかける必要はありません。計算されたリスクを取ることに価値があります。

引用元:求める人物像 アマゾンジャパンキャリアサイト

 

16項目すべてを見たい方は、求める人物 | アマゾンジャパンキャリアサイト (amazon.co.jp)からチェックしましょう。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

EC業界に位置するアマゾンジャパン合同会社は、同業界の他企業と比べどのような位置にいるのか見ていきましょう。今回比較する企業は、業界の中でもトップクラスの売上を誇る3社と比較してみました。

 

なお、就職偏差値や難易度について詳しく知りたい方は、【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキングを参考にしてください。

 

会社名売上高平均年収就職偏差値社風
アマゾン約3兆1958億円

(2022年度)

73仕事も私生活も充実できる働きやすい環境が整っている
楽天1兆9,208億円

(2022年度)

668万円60グローバルで挑戦的な社風
Zホールディングス1兆6,723億円

(2023年3月)

765万円61年齢や社歴に関係なく「さん」付けで呼べる
MonotaRO2,259億円

(2022年度)

556万円60一緒に仕事をするメンバーに対してもリスペクトを持って接していこうという風土

※アマゾンでは、役割や職種に対応したジョブレベルが設定されており、ジョブレベルの差によって大きく異なるので一概に〇〇円と表せません。例えばL(ジョブレベル)1~3であれば、300〜500万円、L5で700〜1100万円になります。

採用大学

アマゾンジャパン合同会社用大学、学歴フィルターについて説明していきます。

 

・採用大学

東大、京大、東工大、一橋大、阪大、神戸大、名大、東北大、九大、北大、東京理科大、筑波大、横国大、千葉大、横市大、東京外大、電通大、東京農工大、お茶女大、埼玉大、都立大、名工大、京都工芸繊維大、大阪府大、大阪市大、金沢大、岡山大、広島大、

新潟大、信州大、静岡大、滋賀大、熊本大、小樽商科大、室蘭工大、北見工大、弘前大、山形大、岩手大、茨城大、筑波技術大、宇都宮大、群馬大、長岡技科大、豊橋技科大、

三重大、富山大、山口大、香川大、九工大、佐賀大、大分大、宮崎大、鹿児島大、

琉球大、山口大、秋田県大、岩手県大、北九州市大、早大、慶大、上智大、ICU、

明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大、関西大、関西学院大、同志社大、

立命館大、東京女子大、日本女子大、津田塾大、成城大、日大、東洋大、駒澤大、

専修大、芝浦工大、東京電機大、近大、甲南大、龍谷大

 

・学歴フィルター

アマゾンジャパン合同会社は、高学歴からの採用が多く学歴フィルターが存在する可能性があります。産近甲龍からの採用もありますが、それ以下の大学は採用がありません。

ホットニュース

アマゾンジャパン合同会社のホットニュースについて見ていきましょう。

新しいテレビCMキャンペーンをスタート

Amazonは、中小規模の販売事業者様を紹介する新しいテレビCMの放映を全国で開始しました。今回テレビCMに登場する3社は、「有限会社 糀屋本店」、「有限会社玉木新雌」、「サンコー株式会社」です。

 

Amazonでは2020年より、Amazonのサービスを活用し事業を拡大している中小規模の販売事業者を紹介するテレビCMを展開しており、今回のテレビCMはシリーズ7回目です。

まとめ

EC業界では売上トップを維持し続けるAmazonに憧れ、就職したいと思う人は多いと思います。業績を伸ばし続け、安定した企業なので、一度入社してしまえば、定年まで安定して働くことができます。

 

地球上で最もお客様を大切にする企業になることや、地球上で最も豊富な品揃えがあるなど、地球上で1番を目標に活動しているので、常に1番を目指す向上心が大切です。

 

就活生からの人気も多く、競争倍率は高いですが、本記事を参考に企業研究を深め、1番になれるように頑張りましょう。

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