【例題あり】OPQ適性検査の5つの特徴と対策を徹底解説!落ちる人の共通点とは?

2025年9月7日更新

印出実生(キャリアアドバイザー チーフ)

この記事の監修者

印出実生(キャリアアドバイザー チーフ)

現在は株式会社ナイモノのキャリアアドバイザーとして、ショーカツ・スタキャリなどの就活支援サービスを担当。社会人1年目で最年少MVP獲得、新卒採用プロジェクトに抜擢されるなど高い評価を得ている。自身の就活経験を活かし、業界・仕事・企業探しから逆算した年内スケジュールの組み立て方まで、二人三脚で就活生に寄り添ったサポートを心がけている。 

有料職業紹介事業許可番号13-ユ-306414
プライバシーマーク認定番号:17001872(02)

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はじめに

就職活動でSPIや玉手箱と並んで実施されるOPQ適性検査。

しかし「初めて聞いた」「どんな特徴があるの?」と不安に思う就活生も多いでしょう。

この記事では、年間120万人が受験するOPQ適性検査の5つの大きな特徴から、具体的な例題、他のテストとの違い、そして合否を分ける対策方法までを分かりやすく解説します。

検査で落ちてしまう人の特徴も紹介するので、万全の準備で選考を突破しましょう。

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OPQ適性検査とは

OPQ適性検査という名前を初めて聞いた方もいるかもしれません。まずは、OPQ適正検査がどのような検査なのか、基本的な情報を押さえておきましょう。

個人の行動スタイルを測るパーソナリティ検査

OPQ適性検査は、世界的なアセスメント企業であるSHL社が開発したパーソナリティ検査です。能力を測るテストとは異なり、職務場面における「よくとる行動」や「好みの行動スタイル」を明らかにすることを目的としています。

世界150カ国以上、37言語で利用されており、文化的な影響を受けずに個人の普遍的な職務行動を測定できるツールとして、グローバルに活用されています。

OPQ適性検査の試験形式

OPQ適性検査の一般的な形式は、実施時間が約30分、問題数は68問です。性格検査としては標準的なボリュームですが、独特の回答形式に戸惑うと時間が足りなくなる可能性もあるため、不安な方は、事前に出題形式を抑えておきましょう。

幅広い業界・企業規模で活用

導入企業は公表されていませんが、メーカー、金融、インフラといった多様な業界、そして数百人規模から数万人規模の大企業まで、幅広く活用されている実績があります。新卒採用だけでなく、管理職登用や異動・配置の参考に使われることも多い、信頼性の高い検査です。

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【最重要】OPQ適性検査が持つ5つの際立った特徴

ここからは、OPQ適性検査を理解するうえで欠かせない、他の検査とは一線を画す5つの特徴を解説します。

5つの特徴
  • 多角的な視点で人物像を評価
  • 「自分をよく見せる」回答が難しいイプサティブ形式
  • グローバルに利用できる多言語対応
  • 入社後の活躍を予測する高い妥当性
  • 採用から育成まで活用される多様な報告書

検査に臨む前に、検査の特徴を押さえておきましょう。

特徴1:多角的な視点で人物像を評価

OPQ適性検査は「人との関係」「考え方」「感情・エネルギー」という3つの領域から、30項目ものパーソナリティ因子を測定します。パーソナリティ因子の測定により、応募者を多角的かつ深く理解できるため、企業は採用後のミスマッチを防ぎやすくなります。

特徴2:「自分をよく見せる」回答が難しいイプサティブ形式

OPQ適性検査の最大の特徴が「イプサティブ(強制選択)形式」という回答方法です。イプサティブ形式は、複数の選択肢から「自分に最も当てはまるもの」と「最も当てはまらないもの」を1つずつ選ぶ形式を指します。

一般的な「当てはまる/当てはまらない」で答える形式(ノーマティブ形式)では、「良い評価を得たい」という気持ちから回答が偏りやすくなります。

イプサティブ形式では、どちらも魅力的に見える選択肢の中から一つを選ばなければならないため、作為的な回答が難しく、より本質的な性格や価値観が表れやすいと言えるでしょう。

特徴3:グローバルに利用できる多言語対応

OPQ適性検査は多様な言語に対応しており、受験する言語が異なっても国際的に比較可能な評価が得られます。

多言語対応により、外資系企業やグローバルに人材を採用したい企業にとって、非常に有効なツールと言えるでしょう。

特徴4:入社後の活躍を予測する高い妥当性

企業が適性検査を実施する目的の一つに、応募者が入社後に活躍できるかを予測することが挙げられます。

OPQ適性検査は、日本国内の多くの企業で「職務成績とOPQの測定結果に相関がある」と実証されているため、試験結果は妥当性が高いと言えるでしょう。

特徴5:採用から育成まで活用される多様な報告書

OPQ適正検査の結果は単なる採用の合否判断だけでなく「配属先の検討」「育成計画の立案」「昇進・昇格の参考」など、多様な人事データとして活用可能です。企業は長期的な視点で人材を評価する材料として活用できます。

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OPQ適性検査と他のテスト(SPI・玉手箱)との違い

OPQ適性検査は、就活生にとって馴染みのあるSPIや玉手箱と性質が異なります。適性検査同士を混同しないようにポイントを整理しましょう。

検査内容の違い:能力検査vs性格検査

最も大きな違いは、測定する領域です。SPIや玉手箱の主要なパートは、言語(国語)や非言語(数学)といった「能力検査」です。

一方、OPQは個人の性格や行動特性を測る「性格検査」に特化しています。ただし、玉手箱の性格テスト部分にOPQが採用されているケースもあるので理解しておきましょう。

回答形式の違い:択一選択vs強制選択

前述の通り、OPQは「最も当てはまるもの」と「最も当てはまらないもの」を選ぶイプサティブ形式が特徴的です。

一方、多くの性格検査は、一つの質問に対して「はい/いいえ」「当てはまる/当てはまらない」のいずれか一つを選ぶ形式であり、この回答方法の違いがOPQの難しさと言えるでしょう。

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OPQ適性検査の形式に慣れるための例題

OPQ適性検査には大きく分けて2つの出題パターンがあります。例題を見て、回答形式に慣れておきましょう。

パターン1:自分自身を評価する問題(5段階評価)

設問に対し、「強く否定する」「否定する」「わからない」「同意する」「強く同意する」のなかから一つを選びます。

<問題例>
知らない人に会うのは楽しい
人助けは好きだ
時々間違いを犯すことがある

パターン2:最も当てはまる/当てはまらないものを選ぶ問題(イプサティブ形式)

3つの文章のなかから「最も当てはまるもの(M)」と「最も当てはまらないもの(L)」を一つずつ選びます。

<問題例>
A.新しい活動に挑戦している
B.他人の気持ちを考える
C.根本的な理論を理解するのが好きなほうだ

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OPQ適性検査に落ちる人の3つの特徴と注意点

OPQ適性検査に正解はありませんが、評価が低くなり「落ちる」結果につながるケースは存在します。

3つの特徴
  • 回答に一貫性がなく矛盾している
  • 企業の求める人物像と乖離しすぎている
  • 対策不足で時間内に回答できない

ここでは、OPQ適性検査に回答する際の注意点を解説します。

特徴1:回答に一貫性がなく矛盾している

検査のなかには、表現を変えて同じような内容を問う質問が複数含まれています。例えば「計画的に物事を進める」という質問に「はい」と答えたのに、「行き当たりばったりで行動することが多い」という質問にも「はい」と答えると、回答に矛盾が生じます。

一貫性のない回答をしてしまうと、信頼性の低いデータと判断され、評価が下がる原因になります。OPQ適性検査に回答する際は、自分の本心に従って回答しましょう。

特徴2:企業の求める人物像と乖離しすぎている

企業は自社の社風や求める人物像と、応募者の特性がマッチするかをチェックしています。例えば「チームワーク」を重視する企業に対し「個人での作業を好み、他者と協力するのは苦手」という結果が出た場合、マッチしないと判断される可能性が高くなるでしょう。

仮に回答を取り繕って入社したとしても、企業とのミスマッチは早期退職の原因になります。適性検査には、素直に回答してください。

特徴3:対策不足で時間内に回答できない

独特の回答形式に慣れていないと、質問に悩みすぎてしまい、時間切れになる場合があります。

未回答の問題が多いと、正確な評価ができずに不合格となるリスクがあるため注意が必要です。スピーディーに、かつ直感的に答えられるよう、出題形式に慣れておきましょう。

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OPQ適性検査を突破するための3つの対策ステップ

OPQ適性検査を突破するためには、付け焼き刃の知識ではなく、本質的な準備が求められます。

3つの対策ステップ
  • STEP1:自己分析で「自分の軸」を明確にする
  • STEP2:企業研究で「求める人物像」を把握する
  • STEP3:一貫性を保ち、正直かつ迅速に回答する

以下で紹介する3つのステップで対策を進めましょう。

STEP1:自己分析で「自分の軸」を明確にする

回答に一貫性を持たせるための最も重要な対策は、深い自己分析です。自分がどのような価値観を持ち、どのような時にモチベーションが上がり、どんな働き方をしたいのかを事前に言語化しておきましょう。

自分の軸が定まっていれば、質問に対してブレなく、正直に回答できるはずです。自己分析の必要性について再度確認したい方は以下の記事もご覧ください。

就活で自己分析ってなぜ必要なの?自己分析のメリットやオススメの方法を徹底解説!

STEP2:企業研究で「求める人物像」を把握する

受検する企業がどのような人材を求めているのかを理解することは、ミスマッチを防ぐうえで不可欠です。企業のウェブサイトや採用ページにある理念、行動指針、社員インタビューなどを読み込み、人物像を具体的にイメージしましょう。

ただし、自分を偽って人物像に合わせにいくのは危険です。あくまで「自分のどの側面が、この企業にマッチするのか」という視点を持つようにしてください。企業研究の具体的な方法については以下でも紹介しています。

企業分析はどこまで?ゴールの設定方法と情報収集のやり方を紹介 | 就活ハンドブック

STEP3:一貫性を保ち、正直かつ迅速に回答する

対策の総仕上げとして、一貫性を意識しながら正直に、そしてスピーディーに回答する練習をしましょう。例題などを活用し、悩まずに直感で答えるトレーニングを積むことで、本番でも焦らずに対応できます。

自分を偽ると矛盾が生じやすくなるため、正直な回答を心がけることが、結果的に良い評価につながるでしょう。

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OPQ適性検査の対策でよくある質問

ここからは、OPQ適性検査に関するよくある質問をまとめましたので紹介します。ぜひ参考にしてください。

Q1.正解・不正解はありますか?

OPQ適性検査は、性格検査であるため、能力検査のような明確な正解・不正解はありません。しかし、企業との相性という観点での「マッチ/アンマッチ」の評価は存在します。

Q2.「わからない」と回答しても良いですか?

選択は可能ですが、多用は避けるべきです。すべて「わからない」と回答すると、自己分析ができていない、あるいは回答意欲が低いと判断される可能性があります。自分の意見に近い選択肢を選ぶようにしましょう。

Q3.企業に合わせて性格を偽るべきですか?

推奨しません。性格を偽って回答すると、質問の表現が変わった時に矛盾が生じやすくなり、信頼性の低い結果となってしまいます。

また、仮に偽って入社できたとしても、社風が合わずに苦労する可能性が高くなるでしょう。正直な回答が、自分にとっても企業にとっても最良の結果につながります。

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さいごに

OPQ適性検査は、応募者の本質的な行動スタイルや価値観を見る、信頼性の高いパーソナリティ検査です。

その最大の特徴である「イプサティブ形式」に戸惑わないよう、事前に例題で形式に慣れておく必要があるでしょう。

付け焼き刃の対策ではなく、自己分析と企業研究を丁寧に進め、一貫性のある正直な回答を心がけることで、選考突破の道は開けます。

本記事を参考に、自信を持ってOPQ適性検査に臨んでください。

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