【企業研究】日本オラクルの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】日本オラクルの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年9月30日更新

はじめに

就活において企業研究は必須ですが、企業の情報は1つにまとまっていないことがあります。そして、そのような場合は企業研究自体に時間と手間がかかってしまいますよね。

 

そこで、ここでは日本オラクルの事業内容や就職難易度について本記事内で徹底解説いたします。日本オラクルが気になっている方、日本オラクルの選考を受けようとお考えの方は、ぜひご確認ください。

IT業界

ITとはInformation Technologyの略称であり、テクノロジーに関するもの全般を指します。全般を指していることからわかるとおり、IT業界は企業ごとに事業内容が大きく変わるものです。事業分野をわけると、インターネット・Web分野、通信インフラ分野、ソフトウェア分野、ハードウェア分野、情報処理サービス分野の5つにわけられます。

 

各分野については下記の記事でご紹介しているため、こちらもぜひご確認ください。

IT業界とは?分類5つと業界動向、職種、向いている人

 

また、IT以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

日本オラクルの事業内容は大きく分けて3つあります。事業内容を確認することで入社後の働き方がわかるため、ここで事業内容についてしっかりと把握しておきましょう。

ORACLE

事業①Oracle Cloud Infrastructure(OCI)

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)はクラウドサービスを開発・提供している事業です。オラクルのクラウドアプリケーションは導入が簡単であり、高速、セキュリティ性が高いといったことから非常に多くの企業から支持を受けています。

 

OCIでは下記のサービスを提供しています。

 

  • 分析とBI
  • ビッグデータおよびデータレイク
  • コンピュート
  • コンテナとファンクション
  • 原価管理とガバナンス
  • データベース・サービス
  • データベース・ツール
  • 開発者サービス
  • 分散型クラウド
  • 統合
  • 機械学習とAI
  • マルチクラウド
  • ネットワーキング
  • 可観測性と管理
  • セキュリティ
  • ストレージ
  • VMware

 

このようにサービスの種類だけでも多くのものがあるため、選考前にはとくに関わりたい事業について把握しておきましょう。

事業②Oracle Cloudアプリケーション

Oracle Cloudアプリケーションではクラウドアプリケーションの開発・提供をおこなっています。エンタープライズ・リソース・プランニング、サプライチェーン・マネジメントおよび人材管理から広告およびカスタマー・エクスペリエンスとビジネスの全過程におけるアプリケーションがあることが特徴的です。

 

Oracle Cloudアプリケーションのサービス内容は下記のとおりです。

 

エンタープライズ・リソース・プランニング(ERP) 

  • 財務管理
  • 調達
  • プロジェクト・マネジメント
  • リスク・マネジメントとコンプライアンス
  • エンタープライズ・パフォーマンス管理

 

サプライチェーンと製造(SCM) 

  • サプライチェーン・プランニング(SCP)
  • 在庫管理
  • 製造
  • メンテナンス
  • 製品ライフサイクル管理
  • その他のSCMアプリケーション

 

カスタマーエクスペリエンス(CX)

  • マーケティング
  • セールス
  • サービス

 

Human Capital Management(HCM)

  • 人事
  • タレントマネジメント
  • 人材管理
  • 給与計算
  • Fusion Analytics
  • NetSuite

事業③ハードウェアとソフトウェア

本事業ではITの基盤となるOSやオンプレミスサービス、企業に沿ったサーバーおよびストレージの貸出しサービスなどをおこなっています。また、各プログラム言語に適した開発プラットフォームの提供などもおこなっており、他の企業のIT事業の基盤を支えています。

 

サービスの種類は下記のとおりです。

 

  • Java
  • Oracle Database
  • MySQL
  • Linux
  • NoSQL
  • オンプレミス・アプリケーション
  • すべてのソフトウェア
  • サーバーおよびストレージ
  • Exadata

新卒選考フロー

内定を獲得するためには新卒選考フローを確認しておき、事前に対策を取ることは非常に重要です。ここで選考フローについて確認し、どのような対策を取れば良いのか知っていきましょう。

ORACLE Oracle Careers

募集職種
2024年卒時の採用では下記の3つが募集されていました。

コンサルタント
ソリューションエンジニア
セールス

それぞれの募集要項は下記のとおりです。

コンサルタント

2023年4月迄に、国内外の4年制大学又は大学院を卒業見込みの方

ソリューションエンジニア

2023年4月までに国内外の4年生大学または大学院を卒業、もしくは卒業見込みの方
日本語がネイティブレベル、英語が会話レベル以上の方(TOEIC 700点が目安レベル)
過去に日本オラクルを応募されたことがない方

セールス

023年4月までに国内外の4年生大学または大学院を卒業、もしくは卒業見込みの方
日本語がネイティブレベル、英語が会話レベル以上の方(TOEIC 700点が目安レベル)
過去に日本オラクルに応募をされたことがない方
選考フロー
日本オラクルの選考フローは下記のとおりです。

エントリー
書類選考
人事面接
部門面接

ESは下記のように基本的な設問が多くなっています。

志望動機
自己PR
学生時代に力を入れていたこと
給与水準
給与水準は全職種で下記のようになっています。

大卒:4,641,600円
院卒:4,824,000円

月換算すると、大卒で38万6800円、院卒で40万2000円です。日本オラクルは年俸制であり、全職種に別途賞与があります。また、交通費も別途支給されます。

福利厚生は下記のように数多く用意されています。

社会保険完備
確定拠出年金制度
総合福祉団体定期保険
団体長期障害所得補償保険
カフェテリアプラン・健康保険組合保養所
財形貯蓄
社員持株会
各種クラブ活動補助

社風

口コミサイトを確認すると、日本オラクルには下記のようなものが多く見られました。

 

  • 自由な発想を奨励する
  • グローバルな視点が求められる
  • ワークライフバランスを重視
  • 社員の成長をサポートする制度が豊富
  • 社員同士の交流が盛ん
  • 待遇や福利厚生が充実している

 

社風が魅力的かそうでないかは人によって異なります。まずは自己分析などから自分に合っている社風を明確にし、それに合っているかどうかを確認するようにしましょう。

求める人材

日本オラクルは下記のものをOracleのコア・バリューとしています。そして、これらは人材にも求めているものであるため、自分に合っているのかどうか、すでに力はついているのかどうかを確認しておきましょう。

 

  • 誠実さ:私たちは誠実で、責任ある決断をします。そして、正しいことのために声をあげます。

 

  • お互いを尊重:お互いに尊重と尊厳を持って接します。そして、それぞれが自分らしく貢献することを大切にします。

 

  • チームワーク:私たちは互いに協力し、アイデアを共有し、建設的なフィードバックをしあうことで、一丸となって最高のものを作ります

 

  • コミュニケーション:私たちは知識を互いに効果的に共有します。同時に、特定の情報に関する機密保持の必要性を尊重します。

 

  • イノベーション:新しいアイデアを歓迎し、あえて新しいことに挑戦します。創造性と技術力が融合することで問題は解決します。

 

  • お客様満足度:お客様は私たちの最優先事項です。私たちは、お客様のニーズを理解するためにあらゆる努力を行います。

 

  • 品質:最上を目指して努力します。可能な中で最高の基準を掲げ、常に改善に努めます。

 

  • 公平性:私たちは一緒に働くすべての人を公平に扱います。そして、判断に偏りがないように、できる限りの努力をします。

 

  • コンプライアンス:オラクルの業務とオラクル自身の行動を統制するすべての法律、規制、およびポリシーを遵守します。

 

  • 倫理:私たちは、最高水準の道徳的行動を守り、常に倫理的に行動します。

 

ORACLE Life at Oracle

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

業界内でどのような立ち位置になっているのかは、今後の戦略や経営安定性を図ることができます。ここで、日本オラクルは業界内でどのような立ち位置となっているのかを確認してみましょう。業界内での立ち位置は下記のとおりです。

 

会社名売上高

(億円)

平均年収

(万円)

就職偏差値・

難易度

社風
日本オラクル13,8111,30080個々を尊重してチームワークを重視
Microsoft24,0241,20074成果主義
Amazon22,1551,40075自由で裁量権が大きい
IBM11,0621,20067伝統的で堅実

 

競合他社は世界でもトップである企業になっています。そのなかでも、オラクルは就職偏差値が高いです。内定を獲得するためにはしっかりとした対策をしなければなりません。

 

また、他業界や他の会社の就職偏差値については、下記の記事でご紹介しています。こちらもぜひご確認ください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

採用大学

日本オラクルでは下記のような大学から採用されています。

 

  • 早稲田大学
  • 慶應義塾大学
  • 東京大学
  • 京都大学
  • 大阪大学
  • 一橋大学
  • 東北大学
  • 北海道大学
  • 九州大学
  • 上智大学
  • 明治大学
  • 法政大学
  • 早稲田大学政治経済学部
  • 慶應義塾大学経済学部

 

このように難関大学からの採用が多いです。しかし、地方国公立大学からの採用も見られるため、明確な学歴フィルターはないと予想されます。上記大学のような学歴がないと内定獲得は厳しくはなりますが、諦めることなくチャレンジしていきましょう。

ホットニュース

ホットニュースは企業の動向について知ることができます。ここでホットニュースについて確認しておき、自分にはどのような影響があるのかを考えておきましょう。

ホットニュース①新人研修をオンラインからリアルに移行

日本オラクルは2023年4月から新人研修をオンラインからリアルに移行しました。新人研修では、データベースやクラウドコンピューティングなどの基礎知識、ビジネスマナーやプレゼンテーションスキルなどの実践的なスキルまで幅広い内容を学びます。

 

このように教育制度が変わることがあり、その時点で必要なものを取り入れる姿勢が見られます。口コミにもあったように教育プログラムがしっかりとしているため、入社後に成長したい方に向いています。

ホットニュース②クラウド事業の拡大

日本オラクルはクラウド事業を拡大しており、2023年5月期のクラウド事業の売上高は前年同期比16%増の6,300億円となりました。クラウド事業は今後も拡大していく可能性が高く、採用の窓口が広がるかもしれません。

 

また、入社後に人手が必要になることから配属などでクラウド事業に携われるようになる可能性も高いです。企業研究をする際には、その企業が今はどこに力を入れているのかを確認するようにしておきましょう。

まとめ

今回は日本オラクルの事業内容や就職偏差値についてご紹介しました。就職を成功させるためにはリサーチを徹底的におこない、入社後に後悔する可能性を低くすることが重要です。本記事や企業の説明会などで企業研究を徹底的におこなっていきましょう。

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