【企業研究】ファーストリテイリングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

【企業研究】ファーストリテイリングの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2023年9月28日更新

はじめに

就活において企業研究は必須ですが、企業の情報は1つにまとまっていないことがあります。そして、そのような場合は企業研究自体に時間と手間がかかってしまいますよね。

 

そこで、ここではファーストリテイリングの事業内容や就職難易度について本記事内で徹底解説いたします。ファーストリテイリングが気になっている方、ファーストリテイリングの選考を受けようとお考えの方は、ぜひご確認ください。

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アパレル業界

アパレル業界は「衣」にあたる部分であり、生活に必要不可欠な部分に携わっていく業界です。企業によってはデザインから販売まで幅広い業務を担っています。

 

アパレル業界については下記の記事でより詳しく解説していますので、業界研究がまだの方は、こちらもぜひご確認ください。

 

【業界研究】アパレル業界とは?志望動機・ビジネスモデル・職種を徹底解説

 

アパレル以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひ読んでください!

【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

ファーストリテイリングの事業内容は大きく分けて4つあります。事業内容を確認することで入社後の働き方がわかるため、ここで事業内容についてしっかりと把握しておきましょう。

FAST RETAILING セグメント情報

事業①国内ユニクロ事業

国内ユニクロ事業は名称のとおり、国内においてユニクロ店舗を展開し、店舗で服を売り上げていく事業です。2022年8月期における店舗数は809店、売上収益は8,102億円(35.2%)となっています。

 

国内ユニクロ事業は今後の展望として下記の2つを掲げています。これらの展望に共感でき、携わっていきたいのかを確認することも重要です。

 

  • スクラップ&ビルドにより、店舗網の最適化を図ると同時に、地域密着型の「個店経営」を徹底、地域の需要に根ざした品揃えやサービスを展開することで、売上は安定成長を見込む。
  • 「有明プロジェクト」を推進し、サプライチェーン全体の改革を進めることで、営業利益率15%の達成をめざす。商品価値を訴求することで値引き販売を抑制。商品企画や数量計画、在庫コントロールの精緻化を図ることで、売れ筋商品の欠品や過剰在庫の最小化に取り組む。タイムリーな増産や、物流・店舗業務の効率化も図ることで収益性を改善させる。

事業②海外ユニクロ事業

ユニクロは国内だけでなく海外にも店舗を進出させています。2022年8月期における店舗数は1,583店舗となっており、海外の総和では日本よりも大きな数字です。売上は11,187億円(48.6%)となっています。

 

今後の展望は下記のとおりです。海外ユニクロ事業は成長を遂げており、今後も力を入れていくことが予想されます。

 

  • グループの成長ドライバー。強固なブランドポジションを築いているグレーターチャイナ、その他アジア・オセアニア地区は引き続き高い成長が続く見込み。グレーターチャイナは年間100店舗の出店を継続、その他アジア・オセアニア地区は年間60~70店舗の出店と、出店スピードを加速。

 

  • 北米、欧州は、お客様からのLifeWearへの支持が高まり、収益構造も改善したことで、事業拡大のフェーズへ。現地のお客様のニーズに合った商品構成の確立、出店の加速、Eコマースの拡大を図る。北米、欧州でそれぞれ年間30店舗の出店をめざす。

事業③ジーユー事業

ジーユー事業はトレンドを追求することを重要視したブランドであり、ユニクロと同時に展開を進めています。また、低価格も重視しており、機能面を重視した点がユニクロ事業との違いです。

 

ジーユー事業は2022年8月期における店舗数は449店舗、売上は2,460億円(10.7%)となっています。ジーユー事業の今後の展望は下記のとおりです。

 

  • ジーユー事業の強みである「ファッションと低価格」により磨きをかけ、再び高い成長をめざす。マストレンドにフォーカスした商品開発、数量計画の精緻化、リードタイムを短縮する生産体制の構築に注力し、これまで以上に競争力がある低価格商品を開発。

 

  • 2022年10月に米国ニューヨーク・ソーホーにポップアップストアを初出店。グローバルのお客様を意識した商品づくり、マーケティングの強化を図る。日本での出店を加速しながら、海外市場への出店も進める。

事業④グローバルブランド事業

グローバルブランド事業ではセオリー事業、プラステ事業、コントワー・デ・コトニエ事業、プリンセス タム タム事業、J Brand事業に細分化されます。2022年8月期における店舗数は719、売上は1,231億円(売上構成比5.4%)となっています。

 

グローバルブランド事業の今後の展望は下記のとおりです。

 

  • セオリー事業は、コア商品の生産体制やマーケティングを強化させることに加え、店舗とEコマースの在庫一元化により欠品をなくし、売上の拡大を図ることで、ニューヨーク発の米国を代表するブランドをめざす。

 

  • コントワー・デ・コトニエ事業、プリンセス タム・タム事業は、ユニクロ店舗内への出店を行うなど、ファーストリテイリングの経営資源を活用しながら、構造改革を進めることで収益の改善をめざす。

新卒選考フロー

内定を獲得するためには新卒選考フローを確認しておき、事前に対策を取ることは非常に重要です。ここで選考フローについて確認し、どのような対策を取れば良いのか知っていきましょう。

 

FAST RETAILING 採用情報

募集要項

ファーストリテイリングはグローバルリーダー候補と地域正社員の2形態で募集しています。

 

グローバルリーダー候補は「世界に通用する実力を身につけ活躍したい人」を募集している形態です。こちらは全国勤務で海外転勤の可能性があります。ファーストリテイリングの事業のなかでも海外ユニクロ事業、グローバル事業に携わりたい方に向いている採用形態です。

 

地域正社員は「地域に長期的に根差し、ブランドの個店経営を支える主役となる」ことに共感する人を募集している形態です。こちらは転居を伴う異動がなく、自宅から通える店舗への配属になります。

選考フロー

グローバルリーダー候補の選考フローは下記のとおりです。

 

  1. 会社説明会
  2. 適性検査
  3. 面接
  4. キャリアセッション
  5. ブランド選択
  6. 面接(数回)

 

地域正社員の選考フローは下記のとおりです。

 

  1. 会社説明会
  2. 適性検査
  3. ブランド選択
  4. 面接
  5. キャリアセッション
  6. 面接(数回)

 

適性検査はSPIのWebテスト型です。ファーストリテイリングの適性検査は、その結果によって参加できるブランド・職種が異なるため、しっかりと対策しておきましょう。

給与水準

グローバルリーダー候補の初任給は300,000円です。地域正社員の初任給は239,000円となっています。

 

昇給は年2回であり、賞与は年2回となっています。手当としては通勤手当などがあります。福利厚生は、社会保険、社員持株制度、育児・介護休暇制度が用意されています。

社風

口コミサイトを確認すると、ファーストリテイリングには下記のようなものが多く見られました。

 

  • 役職の階層が少なく、フラットな組織
  • 若い人が多い
  • 完全実力主義
  • 意思決定が非常に早い
  • 会長のカリスマ性は強く、トップダウン型

 

社風が魅力的かそうでないかは人によって異なります。まずは自己分析などから自分に合っている社風を明確にし、それに合っているかどうかを確認するようにしましょう。

求める人材

ファーストリテイリングは求める人材として下記のものをHPにて公表しています。

 

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」― これが、私たちファーストリテイリングの企業理念です。世界中のあらゆる人を快適にする究極の普段着(LifeWear)を生み出し、よりよい社会をつくっていきます。ファーストリテイリングは小売業であり、サービス産業であり、情報産業であり、システム産業であり、またイノベーションカンパニーでもあります。「大きなアパレル企業」になるのではなく、世界に類のない全く新しい産業をつくるのが目標です。自らを常にアップデートし、世の中に役立つ仕事がしたい。そんな想いを持つ方に、ぜひ仲間になってほしいと考えています。

 

FAST RETAILING 採用情報

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

業界内でどのような立ち位置になっているのかは、今後の戦略や経営安定性を図ることができます。ここで、ファーストリテイリングは業界内でどのような立ち位置となっているのかを確認してみましょう。業界内での立ち位置は下記のとおりです。

 

会社名売上高

(百万円)

平均年収

(万円)

就職偏差値・

難易度

社風
ファーストリテイリング2,301,12290160階層が少なくフラット
しまむら616,12564543保守的
ベルーナ212,37653354大企業ながらベンチャー気質が求められる
アダストリア242,55240157挑戦をさせてくれる風土

 

このようにファーストリテイリングは業界内で高い売上高、平均年収を誇っています。しかし、その代わりに就職偏差値も高くなっており、入念な準備が必要です。

 

また、他業界や他の会社の就職偏差値については、下記の記事でご紹介しています。こちらもぜひご確認ください。

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

採用大学

2020年におけるファーストリテイリングの採用大学ランキングは下記のとおりです。

 

  1. 慶應義塾大学:19名
  2. 法政大学:18名
  3. 明治大学:14名
  4. 早稲田大学:14名
  5. 上智大学:10名
  6. 青山学院大学:9名
  7. 関西大学:9名
  8. 関西学院大学:9名
  9. 立教大学:8名
  10. 立命館大学:8名

 

その他の大学を見ても、ファーストリテイリングは私立大学からの採用が多くなっています。学歴の幅も広く、ファーストリテイリングには学歴フィルターがない可能性が高いです。

ホットニュース

ホットニュースは企業の動向について知ることができます。ここでホットニュースについて確認しておき、自分にはどのような影響があるのかを考えておきましょう。

ホットニュース①数%~40%の賃上げ

ファーストリテイリングは25万5000円であった新入社員の初任給を30万円に引き上げることを発表しました。また、新人店長は29万円から39万円の賃上げになっています。

 

また、この発表と同時に役職手当を廃止し、報酬は基本給と業績成果によって決まる賞与にすることも公表しています。このようにファーストリテイリングは初任給が高水準ですが、その文より実力主義になっていく可能性が高いです。

ホットニュース②PEACE FOR ALLが総額6億9,000万円を突破

PEACE FOR ALLは平和を願うTシャツチャリティプロジェクトです。本プロジェクトは寄付額が6億9,000万円を突破するほど支持を受けています。

 

このようにユニクロは社会的意義のある活動を定期的におこなっている企業です。また、寄付額の大きさからファーストリテイリングに対する信頼度も伺えます。

まとめ

今回はファーストリテイリングの事業内容や就職偏差値についてご紹介しました。就職を成功させるためにはリサーチを徹底的におこない、入社後に後悔する可能性を低くすることが重要です。本記事や企業の説明会などで企業研究を徹底的におこなっていきましょう。

【期間限定公開!】就活のプロが
自己分析のやり方を徹底解説!

 今回、期間限定で就活のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーが、エントリーシートや面接に悩んでる学生に向けて、だれでも簡単に自己分析が出来る方法を3つ紹介しました!

 すぐに実行に移せるものばかりなので、ぜひ読んでみてください!

キャリアアドバイザーが自己分析する方法を徹底解説

監修者情報

印出実生

キャリアアドバイザー

株式会社Bboにカスタマーサクセスとして二年所属したのち株式会社ナイモノに入社。
現在キャリアアドバイザーとして勤務。 学生と直接向き合い、心おきなく相談できるアドバイザーとして日々奮闘中。 ただの「エージェント」ではなく、自分でしか出来ないことは何かを見つめなおし、 学生の将来に対して献身的に取り組んでいる。